2017年4月8日更新(2017年4月16日ページ移動。2019年5月1日写真削除)

──2017年4月第2週のニュース──

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4月8日(土) 何と、大学近くの住宅街に喫茶店がオープンしたらしい

 昔の大学なら、学生街の喫茶店は当たり前すぎて話題にすらならなかったのですが...。

 お伝えしたような事情でセンセイ、昨晩は金沢に留まり、早朝に新潟まで移動しました。自分の病院や実家、従姉妹の家、そして別な病院での用を済ませて帰宅したところ。
 お気づきのことと思いますが、原則として週末は新潟や移動時の様子をお伝えするようにしています。

 でも今日は例外。季節に取り残される前に、と思ったのです。

 先日、朝はご覧のように晴れていたのですが、午後から雨との予報だったので自動車で出勤。最近よく利用する駐車場へ向かっていたところ、“menu”。
 ......道路脇に張り出された茶色の紙に、確かにそう書かれていたのです。

 センセイは写真手前の道路を左から右へ向かっていました。写真奥から流れてくる高橋川に架かる橋を渡ろうとしていたのです。
 写真奥には大学の図書館棟(ライブラリーセンター)。

 不思議だったので遠回りをして現場を訪れてみました。街路灯関係の設備だと思った右側の箱は、実は看板。
 “closed”と手書きされた木札が下がっています。

 その下に「モーニング・セット」など、確かにメニュー。どうやら写真のお宅は、喫茶店らしい。

 右側の窓に張られた黄色い紙には「4月3日(月)朝7:30オープン」と記されています。でも間もなく7時だというに、店内に人の気配はありません。
 未整備の土地と思っていた場所は砂利敷きの駐車場。

 埋め込まれた木の上を歩くと左側の入口に辿り着きます。ドアの左脇には「cafe Y's home」と描かれた看板。
 もう間違いありません。

 それにしても周囲にあるのは普通の民家。そこに喫茶店を新規に出店するだろうか。しかも多大な費用がかかる新築......。

 ご覧のように、駐車場手前にはロープが張られていたので、その場はひとまず撤収し、後から少し調べてみました。
 すると(株)ビイ・エス・エイが運営する薪ストーブ屋さん 「ウッドペッカー」がこの「cafe Y's home」を紹介していました。薪ストーブを納入されたのです。

 もちろん今回のお店は新築ですが、当地とは無縁ではなく、どうやら大学近く、写真の場所で、これまでもお店を運営していたようなのです。
 大学からだと高橋川の対岸にあたります。

 写真は2月に撮影したものなのですが、この時点では「串焼きバル HIBI」。センセイは焼き鳥のお店と理解しています。
 でもちょっと前までは「開夢
(はるむ)ダイニング」 だったはず......良く分からない。

 上の写真を見ると、高橋川の堤防に桜の木が植えられていることがわかります。写真を撮影した時点では、一部が僅かにピンク色を帯びた状態。
 昨日は一分咲きくらいでした。

 明日は金沢へ移動するのですが、気温が高いこともあって開花が急速に進み、写真の状況とかなり相違することが予想されます。

 季節に取り残される前に...とセンセイが焦る、その理由です。



4月7日(金) その仕事から離れた西村センセイ、学友会「イーグル・セーフティ・プロジェクト」の出発式を見学する

 今日は見たまま、そして実はタイトル通りの話題。

 ただし金沢工大関係者であっても、タイトルから内容を完全に理解するのは難しいんじゃないかと思います。あまり知られていない地味な活動だからです。
 金沢工大では今日の夕方、全教員が参加する大きな会議が開かれました。

 事前に知らされた議題から300人以上を前に話すことになるだろうと考えて、背広でご出勤。でもセンセイではなく学長が説明してくださったので、出番はなし。もちろんその方が楽でいいんだけど。
 会議を終えて研究室へ戻り、いつもより少し早く大学を離れようとして......あれっ?!

 正面玄関に何人かの学生がいたのです。その中に見知った顔が。学友会長です。周囲に置かれたものから状況を理解しました。
 「何時に始まるの?」とセンセイ。「(18時)45分からです」と、会長。

 これだけでわかる人は、関係者以外誰もいないと思う。

 実は、金沢工大の学生組織「学友会」に所属する学生約60名が「イーグル・セーフティ・プロジェクト・チーム」として、月に一度、野々市市防犯協会などと合同して防犯パトロールをしているのです。
 今日は、その出発式が行われるんですね。

 センセイは昨年度まで学生部の業務に従事していたので、本当は守備範囲だったのです。

 でもセンセイは主に困った学生に対応していたので、こちらはボスである学生部長が担当。分担しないと身体が持たないのです。
 結局、センセイはこの取り組みに1回も参加せずに終わってしまいました。

 実はこのプロジェクト、全国(警察庁)あるいは地元野々市市(こちらこちら)ではそれなりに知られた活動。センセイはどこかで、ちょっと申し訳ないと思っていたのです。
 そこでこの機会に、せめて出発式の様子を見せていただくことにしました。

 駐車場には白山署のパトカー。署長以下、制服姿の警官がすでに数名待機しています。他には赤い腕章をし、大きなカメラを構えた野々市市役所の方が2名。
 緑色のベストを着用した市防犯協会の方が集まってきました。

 黄色のジャンパー姿で並んでいるのが学友会諸君。その左隣、青いジャンパーは本学職員。写真は19時ちょうどに始まった出発式で防犯協会長さんがご挨拶をしているところです。
 続いて署長さんがご挨拶。

 最後は4チームに分かれて合同パトロールに出発していきました。さすがにそこまでお付き合いはしませんでしたが。地味な仕事ですが、偉いなぁーというのがセンセイの正直な感想。
 期限に遅れてしまったものの、ずっと気になっていた宿題をひとまず片づけた......。

 個人的にはそんな感じです。



4月6日(木) キャンパスツアー中の新入生と一緒に、リニューアルされた売店「アクア」に入ってみました

 ことの起こりは昨晩。

 新潟からの移動の途中、お魚と野菜を買ったのですが、1/4個のキャベツが昨日まで残ってしまいました。仕事で夜が遅くなり、お刺身を買って帰ったためです。
 もったいないので、どうにかせねば。

 そこで帰路、一番小さなパックのお肉と、玉葱など別な野菜を少々買い、肉野菜炒めを作ることにしました。このところちょっと食物繊維が不足気味なのです。
 野菜をサクサクッと切って、強火で炒めますが......何か変。

 野菜をお皿に移そうとした時、何と、お肉を入れていないことに気づきました。冷蔵庫に収めたままだったのです。(実話)
 何だか、相当疲れていたらしい。

 西村センセイはそんなにお肉を食べませんが、肉の入っていない肉野菜炒めはかなり厳しい。
 美味しいのですが、明らかに物足りない。

 肉だけを炒めるわけにも行かないので、そのままにして今朝を迎えました。いつもよりお腹が空いたので、少し早めに何か食べることに。
 ふと、この4月にリニューアルオープンした大学売店のことを思い出しました。

 お店の入り口付近に、ノートを手にした学生グループがいますが、これは新入生。各施設や担任の研究室を尋ねる「キャンパスツアー」の最中なのです。

 この売店「アクア」、今回からコンビニを展開する株式会社ポプラの「生活彩家」に変わっています。だから正式名称は「生活彩家 アクア店」。(News Release
 さて、どこが違うのか。あるいは違わないのか。

 品揃えだけに限ると、これまでの「餓えた男子大学生の胃袋を満たす...」だけではなく、女子学生やセンセイら老人にも対応した、豊富な品揃えとなっています。
 個人的にはとてもうれしい。

 う〜ん、これならセンセイの利用頻度が高くなるかも。



4月5日(水) お別れ運転を終えた485系特急電車が、廃車のため、新潟から首都圏経由で長野まで回送されました

 センセイは今日も早朝から出勤してあちこちへのメールとヘビーな会議、そして学生との個人面談。

 疲れ果てていたところに、先日お別れ運転をしたばかりの国鉄型485系特急電車(R28編成)が廃車回送されたというニュースが飛び込んできました。
 センセイは地元紙の報道で知ったのですが、夜には「鉄道ニュース」でも報じられました。
((c)新潟日報社)

 新潟支社の車両は秋田の通称「土崎工場」(こちらこちら)か、長野駅の北にある長野総合車両センターで解体されます。
 新潟に残っていた485系3000番台2編成のうち、R26編成は先月半ば、すでに長野へ回送済。

 さて最後のR28編成はどちらへ行くんだろうと思ったら、新津に立ち寄ったとのこと。間違いありません、長野へ向かったのです。

 以前だったら長岡(正確には宮内)から信越本線に入り、そのまま県境の峠を越えて長野入りしていました。でも今回は首都圏経由。
 ずいぶん遠回りになります。

 実は費用がその理由。北陸新幹線の開業に伴って、直江津から長野までが第三セクター化されたため、他社線を走行するために料金を支払わなければならないのです。
 首都圏経由なら全線自社線なので線路使用料は不要。

 ただし一つだけ問題があって、途中経路の中央線(通称「中央東線」)には、古いために背が低く狭いトンネルが残されています。
 通常の電車は中央線を走行することができません。

 そこで廃車回送する時はパンタグラフ類を撤去するのですが、記事の写真を拡大してよく観察すると、上部の構造体がなくなっていることがわかります。

 ちなみにこれらの廃車車両は即座に解体処分されるわけではありません。特に485系は断熱材に有害なアスベストを使用しているので、丁寧に解体されます。
 しばらくの間は、北陸新幹線の北・東側の席(A席など)から留置されている姿を見ることができるはずです。



4月4日(火) キャンパス内、1本の桜が満開になっていました ──西村センセイ、働く──

 今日はタイトル通り、そして見たままの話題。

 センセイの教師──というよりクラス担任──の仕事が、今日から始まりました。まず1限に、留年してしまった学生へのオリエンテーションを行います。
 朝早くに出勤し、講義棟のロックが解除される時刻に入館して教室へ。

 機器や書類をセッティングしたのですが、忘れ物があったりして、研究室のある建物と講義棟を行ったり来たり。校舎の外へ出ると続々と登校してくる学生、特に新入生の一群とぶつかります。
 まだ建物の配置に慣れていないようで、構内見取り図を手にした新入生も多い。

 昨日はこちらから積極的に声をかけましたが、今日は少々困っている学生がいても放っておきます。ある時点から自分で調べ、自立するしかないのです。
 もちろん大きな問題になりそうだったらすぐに手助けしますが。

 予定通りオリエンテーション開始。それが終わると直ちに個人面談。その記録の入力、飛び込みの保護者との面談、書類の整理などを夜までかけて行いました。
 でもさすがにお昼を食べないわけにはいかない。

 午後2時頃になってやっと仕事に一区切りついたのですが、食堂にはもう何もないはず。
 お弁当店へ行こうかと思い、キャンパスの外へ出ます。

 扇が丘キャンパスは高橋川という川に面しているのですが、その対岸の一部も金沢工大の校地。写真左右の校舎などがあります。
 敷地内に桜の木が1本あるのですが、それがご覧のように満開。

 桜の木といえば、一般的に枝は横方向に広がると印象をもっています。でもこの木は違います。
 品種のせいか、とても若い木だからなのか、このは枝々を上の方に向けて広げています。

 周囲の桜がまだ蕾のままということもあって、ボリュームのあるピンクが存在感を放っています。この木だけが際立っているのです。
 研究室へ戻り、仕事を再開。

 センセイの研究室は南向き。日当たりは良いのですが、本が焼けてしまうので常にブラインドを降ろしています。今日の行事を終えたのでしょう、いかにも新入生という楽しそうな声が聞こえてきます。
 でもセンセイは仕事。

 働く時は働かなくてはならないのです。



4月3日(月) 金沢工業大学、始動 ──キャンパスの枝垂れ桜が咲き始めました──

 ......といっても、新年度が始まったという意味ですが。

 それでもやはり物事は最初が肝心。入学式は式典という要素が強いので、特に新入生にとっては今日が初日のようなもの。意外に感じられるかもしれませんが、それは、1年生の担任にとっても同様。
 最初の出逢い方で、この後が大きく左右されてしまうのです。

 昨日は移動の関係でちょっと夜更かししてしまいました。だから今日はいつもより30分程度遅く出勤。それでも職員の出勤時刻より1時間近く早い。
 ところがいつもならゆっくりと出てくる1年生の担任の先生方、その大半が出勤済なのです。

 もちろん今日の対面とそれに続くオリエンテーションの準備をするためです。でもセンセイは例外。センセイは留年生その他の担当なので、直接の出番は明日からです。
 そこで例によって、後者の前で
立哨(りっしょう)指導

 言い訳をするとしたら、入試部長として新入生の様子をちゃんと見ておく必要がある、というわけです。
 ここ数年感じていることですが、迷子は少なくなり、遅刻者は皆無。

 オリエンテーションが問題なく始まったことを確かめ、センセイは大学院の入学式会場へ移動。

 センセイは大学院の必修科目を教えていますが、学部4年生の後半で受講する学生が大半。だからあちこちに見知った顔。
 心做
(な)しか、半月前の卒業式より若返ったかのような印象を受ける場面も。

 入学式会場を出たところにある中庭に、枝垂れ桜が植樹されています。先日までは薄いピンク色をだったのです。
 それがまるで新入生の入学を祝うかのように咲き始めました。昨年より1週間くらい遅れてですが。

 キャンパス内外の桜はまだまだですが、この木だけは早い。センセイが金沢工大へ移籍して16年目に入りました。いつの間にか「この枝垂れ桜は入学式の日に咲く」という短絡的な回路が頭の中に出来上がっています。
 その妥当性はともかく、他のたくさんの桜がこの木に続きます。

 もしかしたら親元を離れて少し寂しい思いをしているかもしれない新入生を迎え入れ、慰めるために。



4月2日(日) 新潟と富山の名峰をいつもとは違った角度から愛でつつ、金沢へ移動しました

 今日はタイトル通り、そして見たままの話題。

 北陸新幹線開業後、ほぼ完全に自動車で移動するようになった西村センセイ。いろいろな移動経路や時間を試みましたが、電車の時と同様、程なく一番安定したパターンに落ち着きました。
 利用経路は結局、変わらず。

 というか、現在では高速道路をほとんど使用しなくなっています。高速に乗るのは夕方まで仕事をして、帰宅時刻まで余裕がない時などに限られます。
 時間はほぼ定着。

 自宅に戻る日時は仕事の関係で不安定ですが、金沢への移動は日曜日の朝。金沢では洗車できないので、まず車を洗います。たいていは、拭き上げたらそのまま9時前に出発。
 でも先週末などは自宅や実家、伯母宅での所用──センセイは次期ご当主様なので──があって、ずいぶん出発が遅れました。

 今日はもっと酷く、自宅で荷物を積み込み、市内の病院経由で柏崎を離れたのは午後1時過ぎ。まだお昼を食べていないので、それを考えると到着は午後7時前になります。
 高速道路を利用しても良かったのですが、やはり居眠り運転による事故が怖い。

 結論から申しますと、全区間一般道を走行しました。いつも走る場所ですが、いつもとは違う時間帯です。今日は年度はじめの日曜日なので交通量が格段に多いことに脅かされました。でもそれは人間が為すこと。
 センセイが一番驚かされたのは、山々の美しさです。

 ダイヤ通り運行される鉄道が典型ですが、行動パターンが決まると、太陽との位置関係も決まってしまいます。
 つまり光の当たり方がいつもと違うのです。

 片道の移動で240kmも走行するので、センセイは途中の一番価格の安いガソリンスタンドで給油します。
 最近は再び、上越市(旧柿崎町)のスタンドが一番安い。

 で、このお店のあたりからから見たのが、新潟県中越・上越境界付近のシンボル、「米山」(993m)。
 下部の白いガードレールは農道。その奥を北陸自動車が走っています。

 センセイは米山の東側に住んでいるので、いつもはこのような米山を見ています。センセイらにとっては当たり前の姿。
 でも客観的にはこの写真のようにこのように西側から見た方が形が整っていると思います。

 東側からだと、手前にある割と高い峯々が邪魔をしてしまうんですね。でも西側からだと確かに、それが少ない。

 買い物客(?)の車で混雑する上越市内でお昼を食べ、名立、能生(のう)、糸魚川、そして親不知子不知を走行して富山県内に入ります。
 本当は途中から高速道路に乗ろうかと思ったのですが、やはりその気にはなれず。

 朝日町町内で左折し、富山が誇る「スーパー農道」を走ります。途中、上市町の「里山の駅 つるぎの味蔵」駐車場から撮影したのが、写真。
 北アルプス立山連峰、剣岳です。

 昨日は風が強く、向かい風の中を走行しました。今日の平地は比較的穏やか。ただし高地では違うらしい。
 ちょっとわかりづらいのですが、剣岳付近は、右から左(=南から北)の強い風で気流が乱れています。

 列車で移動していた時は、帰宅時にこの様子を遠くから見ていたのです。

 車で移動するようになるとタイミングが変わって、なかなか見ることができませんでしたが今日は、久しく愛でることができないものを見せていただきました。
 明日は、大学院の入学式です。

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