2019年6月1日更新(2019年6月9日ページ移動)

──2019年5月第5週〜6月第1週のニュース──

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6月1日(土) これからは、セグウェイが構内での学生スタッフの「足」になるかもしれない...

 週末なので、センセイは新潟の自宅に戻っています。で、昨日の続き。

 西村センセイ、お伝えしたように今学期は担当授業が多い。その関係で、週末に仕事がなければ金曜日の仕事を終えてから、夜、自宅へ戻ることにしています。でも今日、6月1日は金沢工大学園の創立記念日。
 午前中に式典が開かれたため、それを終えてから帰宅。つまり昨晩は金沢に留まりました。

 仕事が溜まっているので夜まで研究室にいたのですが、アパートにある食材の関係で、スーパーの値引きが始まる時刻に合わせてひとまず帰宅。
 雨が降ったし、ビールを買う必要があったので、昨日だけ自動車で出勤していました。

 暗がりの中、いつもの駐車場へ向かって歩いていると、背後から迫る鈍く、低い音。最初は中型トラックがゆっくりと走行しているのかと思ったのです。でもちょっと違う。
 振り返ると、おぉ、学内で時々見かけるセグウェイ!!

 3台に男子学生が乗車しています。予想外に走行音は低音成分が多いんですね。やり過ごしてから撮影したのが写真。照明でわかりますが、実際は相当暗い。
 どうなるのかと思っていたら、写真の奥で3人とも下車。

 リーダーと思(おぼ)しき学生が、付近にある学園施設全体を管理する部署に入っていきました。残りの二人は熟練者と初心者らしく、乗りこなしのテクニックを教授していました。
 どうやら学生スタッフ(「スチューデント・スタッフ」)としての活動の一環らしい。

 ちなみにセグウェイ、ゆっくり走行しているように見えますが、実際はかなりのスピード。大学構内は公道ではないので、セグウェイ利用に道路交通法上の制約はないはず。

 だから今後、学生スタッフがセグウェイの能力を活用して、業務を効率的にこなす場面が増えるかもしれません。



5月31日(金) 階段を登り切ると突然、目の前に黒ずくめの「シメキリ」が出現した...

 予定を変更して、今日と明日(たぶん)は見たままのお話を。

 当地では今日、お昼頃から弱い雨が降りました。予想よりも早く止んだので、午後、校舎の外へ出て所用を片づけました。すぐに研究室のある建物へ戻ります。ただし、いつもとは違う経路を選びます。
 何度かお伝えしているようにセンセイは3ヶ月前、椎間板ヘルニアを患いました。良いお医者さんに恵まれたこともあり、初期は順調に回復。

 しかしここ1ヶ月ほどは足踏み状態が続いており、なかなか完治しません。お医者さんと相談すると、予想よりも状況は悪く、手術をした方が良いかもとのこと。

 ただしセンセイは古い人間なので、親からもらったこの身体にあまり傷をつけたくない。不調の部分の筋力をつけることで、もう1ヶ月ほど様子を見ることにしてもらいました。このところ3階にあるセンセイの研究室へは、意識してエレベータを利用して移動していたのです。
 まだ階段の登り降りはちょっと心配なので。

 でも今日こそ階段を、と頑張って登り切ると、なぜか目の前の空間にポッカリと黒い穴が空いており、「シメキリ」の文字が空中に浮かんでいます。ナシテ?!
 その瞬間は、何が起きているのか、わかりませんでした。

 少し高い場所から現場を撮影したのが写真。まず学生が数名。右下隅に、全身黒タイツの衣装を着用した学生──たぶん──が歩いています。「空間に空いた黒い穴」は彼の身体。
 そして彼はなぜか、「シメキリ」と書かれた紙を身体の前面に貼り付けています。

 他の学生は彼が歩く様子を見ている...だけではありません。中央奥、側面に“KIRIN”と書かれた自動販売機の左に、ビデオカメラ(?)を構えた学生。
 動画を制作しているところなんですね。

 「黒タイツ」に気づく前、学生の声だけを認識していたセンセイは、学生が実験をしているのだろうと思っていました。

 で、撮影はどうなったかというと、残念ながら撮り直し。撤去し忘れた「黒タイツ」の左側にある三脚が映像の中に入ってしまったのです。それでもしかし、アイディアを出しながら楽しそうに活動しています。
 金沢工大の前期(「前学期」)は今週が折り返し地点。中間テストやレポートが集中します。

 いわば、「シメキリ」。

 しかし言祝(ことほ)ぐべきことに、彼らはそれを乗り越え、新しいものに挑戦する余裕を持っています。ちょっと猫背ではありますが...。



5月30日(木) 先週は丼物、今週は冷たい麺類が値引き。最近のガクショクは気合の入れ方が違う...

 結果的に2日連続で食べ物ネタになってしまいましたが、悪しからず。

 週前半の信じられない忙しさもようやく峠を越えました。しかし今日も、通常の講義に加えて立場上の会議。忙しい関係者が一同に会するため、お弁当を頂きながら、お昼休みに開催します。正直なところ、こういう状況下でのお弁当は、あまり美味しくない。
 もちろん、お弁当そのものは丁寧に、そして美味しく製造されているのですが...。

 会議を終えるとそのまま教室へ。木曜日は午後イチに講義があります。まだ足の障害が残っているので今日は、会議会場に講義キット一式を持参していたのです。
 いつも通りの時刻に、問題なく準備完了。

 木曜日の教室は、大学食堂(通称「ガクショク」)の隣。食堂で空席を見つけることができなかった学生が、トレーに乗ったごちそうをこの教室を食べている場所です。
 で、今学期のセンセイは木曜日、準備を終えるとガクショクをフラフラすることになる。

 入り口付近、そして券売機前の掲示板はとても賑やか。これは先週木曜日に撮影したもの──今日は月末なので枚数が減っていた──ですが、ボードをはみ出しそうなほど。
 お伝えしたようにガクショクは先月、週替わりで大胆なキャンペーンを打ったのですが、今月も負けていません。

 右上の青地の告知は、夕食限定ながらカツ丼などの丼物が70円値引きされることをアピールしています。その右下には、今週から「ラテラの冷やし麺 いよいよスタート」。
 書き入れ時の昼食を含めて、全品20円引きとのこと。

 大丈夫なのかなぁ、採算面は...。

 それにしても何があったのか、最近のガクショクは気合の入れ方が違います。



5月29日(水) 「もう、やめたんです」はどうなった?! ──ほっともっとの「チャーハン」が保温棚に並んでいました──

 予定を変更して見たまま、そしてタイトル通りの話題を。

 今日は水曜日。二つの講義と会議が連続する、センセイにとって1週間の中で最も忙しい日です。幸いなことに、今日の会議は一つだけ(隔週で、会議がもう一つ加わる)。講義についても、昨日のうちに準備完了。
 でもアパートに戻ってから、講義のための資料を印刷し忘れたことに気づきました。

 授業中にではなく、予習に使用する教材だったため、失念していました。枚数が多い上に、大きな両面印刷。作業にはかなりの時間を要します。しかも万一トラブルが発生すると、その対応も大変。
 そこで今日は、とても早起きをして自転車で出勤しました。

 幸いにも、危惧していた印刷機のトラブルは発生しなかったので、比較的順調に作業を進めることができました。刷りたての教材を抱えて、朝イチの講義に臨みます。続いて少数の大学幹部だけの会議。
 気を遣い、かなり消耗しながらも、何とか終了。

 とにかくお昼を頂いてから、午後の大学院の講義を乗り切る必要があります。

 実は、今日も朝ご飯を食べ損ねてしまったのです。でも、なぜか大学食堂へ行く気分ではなかったため、食堂脇を通過して「ほっともっと」へ。
 「キンエン生活」中なので、あらかじめオーダーを決めて...あれっ?!

 たまたま先客は一人だけ。そして現在は、餓えた工大生が押し寄せる直前の時間帯。

 保温棚には売れ筋の「のり弁当」(300円)などが並んでいたのですが、何と、その下に「チャーハン」(390円)が3個。メニューから消えたので、半年ぶりくらいに視認しました。
 ちなみに、ずっと続いていた「数量限定」の記載はありませんでした。

 なぜか消滅復活を繰り返している「チャーハン」。「もう、やめたんです」はどうなった?!

 推測するに、他のお弁当と相違してチャーハンは比較的作り置きが効くので、混雑のピーク前に製造して保温、販売しようという判断なんじゃないかと思います。久しぶりのチャーハンに運命(?)を感じた西村センセイ。
 ここで「キンエン生活」中であることを思い出したので、今回は断念しました。ここのチャーハンは、かなり濃い(≒塩分が多い)味付けなのです。

 でもそう遠くない将来、「たまたまこの時間帯に出くわしたので、つい、チャーハンに手が伸びてしまい...」などという、バレバレの言い訳をここでしそうなな予感もします。



5月28日(火) 道路工事が長引いていると思ったら、交差点が富山県初の「ラウンドアバウト」になっていた

 センセイは今日も早めにご出勤。

 ただし明け方に寒冷前線が通過して降雨があったため自動車で、です。昨日に引き続き、午前中は外国からのお客様とのミーティングがあったのですが、今回、センセイの直接のお役目はそこまで。関係者にご挨拶をしてお別れします。
 というわけで今日は、先週末に自宅まで往復した際の話題を。

 何度もお伝えしていますが、センセイは高速道路の運転をあまり好みません。何より単調で眠ってしまいそうになるので、本当に怖い。ドイツのアウトバーンのような高速走行だったら違うのかもしれませんが...。
 また加齢に伴い、気力も視力も体力も落ちている。

 というわけで現在は、特別な理由がなければ、自宅─アパート間約240kmを一般道だけで走行します。BMWは、「走る、曲がる、止まる」(“Freude am Fahren”)が楽しい。極論するとBMWには、それしかできない。
 それでも、北陸新幹線の開業に伴って移動手段を自動車に切り替えた直後は、交通量の多い上越市(直江津市)および富山市内については北陸自動車道を利用することが多かったのです。

 後者は、立山IC─富山/富山西IC間を走行。立山ICで乗り降りする際に、センセイが利用する「スーパー農道」とインターを繋ぐ、写真の交差点──だった場所──を通過します。
 ここは上市
(かみいち)町内。立山の写真を撮影した場所の近くです。

 ここ1年ほど、この付近ではずっと工事をしていました。北陸自動車道に乗る機会が激減しているので直接の影響はなかったのですが...。さらに先月から今月にかけて、もう少し広い区間が通行止めに。
 ナシテ?!

 先週末、新潟に戻る時には通行止めが解除されていました。少し離れた場所を運転しながら一瞥(いちべつ)すると、え"っ?!

 何と、交差点がヨーロッパでよく見られる「ラウンドアバウト」になっているではありませんか。予想外の展開だったので、本当にびっくり。
 報道(こちらこちらこちら)によると、富山県内では初めてだそうです。

 ラウンドアバウト、新潟にも存在しますが、なかなか慣れない。怖いもの見たさ(?)で一昨日、金沢へ移動する際に立ち寄ってみました。通過する自動車は、どうしてもかなり減速しなければなりません。
 その意味では確かに、交通事故発生の可能性や、万一の際のダメージが軽減されます。

 それはわかるし、交通量その他の条件を考えると、設置に適した場所だと思うのです。

 でも正直なところ、センセイのような高齢者が馴染むことができるのかなぁ、と、ちょっと心配になる部分もあります。



5月27日(月) そういえば、朝ご飯を食べていなかった... ──西村センセイ、働く──

 昨晩は、少々夜更かし。

 最近、日出の時刻がどんどん早くなっており、4時頃にはもう、ぼんやりと明るくなっています。だから今日を含めてセンセイは睡眠不足気味。こういう時の血圧は高め。後述する理由で早起きして、血圧を測定します。
 ...意外にも低い。

 今日は午前中に、採択された研究ブランディング事業の会議が、海外を含む外部からのお客様をお招きして開催されます。3月の会合に続くもの。
 準備が必ずしも整っていないので、早朝にご出勤。

 あれこれ片づけ、関係部署に連絡を取っているうちに、開催時刻まで1時間を切りました。早めに会場へ向かったのですが、何と、一組だけですがお客様の方が先に到着していました。
 申し訳ない。

 お詫びとご挨拶をしているうちに関係者が集合し、所定時刻に会議を開催。今日のセンセイは説明しつつ、会を取り仕切る立場。予定していた2時間はあっと言う間に経過。
 ホントに疲れた。

 午後には講義があるので、1時過ぎにお昼を頂いたのですが、そもそも今日は朝食を取っていなかったことを思い出しました。それほど忙しかったのです。疲れが抜けない状態で、講義終了。
 センセイのことですからもちろん、講義内容に影響はありません。

 夜は金沢市内で、お招きしたお客様と打合せを兼ねた食事会が予定されています。各自、公共交通機関を用いて移動するので、センセイは自転車でひとまず帰宅。疲労困憊(こんぱい)した状態で血圧を測定すると...再び低め。う〜ん、喜ぶべきことではある。
 身体は疲弊
(ひへい)していても、精神的なストレスはそれほど高くない状態ではあるのですが...。

 路線バスに乗り込んで、金沢旧市街地の会場へ。イスラム圏からのお客様もいらっしゃるので、今晩はアルコール抜きでの仕事です。現在はその有意義な会を終えてアパートに戻ったところ。
 関連行事は明日も続きます。

 今度こそ、何らかの方法で朝ご飯を食べることにします。



5月26日(日) 金沢への移動中に、上越市内の日本海沿岸で不思議な形状の「波」を目撃しました

 今日は見たまま、そしてタイトル通りのお話。

 昨日お伝えしたように、仕事が溜まっているのでセンセイは、朝食を済ませると金沢へ向けて自動車で出発。日曜の朝なので交通量はそんなに多くはありません。しかし上越市内(直江津)は交通の要衝。
 行き交う車の台数も増えるし、中には変な車もいます。

 気を遣いながら運転し、無事に直江津地区を通過。ここから先は富山県境までほぼ一本道。左手に雪の残る山々を、右手に美しい日本海を見ながら車を走らせます。脇見をしながら運転をしているわけではないので、念のため。
 幸いなことに、今日の日本海は凪
(なぎ)

 なぜ海の様子に注意するかというと、走行中の国道8号線は海に面しており、それが荒れるとすぐに波飛沫(しぶき)を浴びるから。海水は鉄製の車体を錆びさせるので、洗車などの対策を取る必要があります。

 先週往復した際も凪だったので、今回は洗車していません。洗車することで車を綺麗に保つことができる反面、どうしても塗装を傷つけてしまうから...あれっ?!
 「波」が、どう考えても普通じゃない。

 ドライブレコーダーの映像を原寸で切り抜いた右の写真、上から1/5くらいに見える線が、水平線。周囲に舟の類はまったく存在しません。
 で、海岸線から100〜150m位のところに写真のような波(白線の下)が見えるのですが、何と、ほぼ完全な直線。この場所だけでなく、見える範囲全体で、です。

 さらによく見ると、さらに後方100mくらいの場所に、平行した次の「波」が存在します(写真でもかろうじて確認できます)。その2本の線が、ゆっくりと陸地に迫ってくる(ように見える)。
 あり得ない!!

 よく観察すると、波の先端部(最上部)が崩れません。というか、波ではなく海水面の段差が押し寄せているらしい。高さの差は10cm程度と推測されます。これらの「波」、何だと思いますか?
 考えられるのは、日本海海底で発生した小さな地震が引き起こした津波。

 津波は普通の「波」(波浪)ではなく、海水の塊がそのまま押し寄せる現象。深い場所では、大きい速度を保ちつつ海水面の変動は小さい。海岸線が迫って浅くなると速度が低下し、目に見えるような海水面の変動となります。
 金沢に到着してから気象庁の記録を確認したのですが、公開されている限り、該当する地震情報はありませんでした。

 ただし「地震がなかった」のではなく、「小さかったので公表されていない」可能性も高い。本当のところはどうだったのでしょう。各地の検潮計は、海水面の変動を記録しているはずなのです。
 センセイは運転しながら、津波の可能性を以上のように考えていました。

 でもそれだったら然るべき場所に車を止めて、ちゃんと観察、観測すべき。鞄の中にカメラを2台も収めていたのに...。

 加齢に伴って興味関心、ひいては研究意欲が減退しているということなのでしょう。センセイの研究者としての引退は、そんなに遠くないんだろうなぁ。なお、ドライブレコーダーのデータは保存してあります。
 たぶん貴重な映像記録。

 何かの役に立つ機会があれば良いのですが...。


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