2019年3月9日更新(2019年3月17日ページ移動)
■3月9日(土) 「東京到着は午前0時頃を予定しています」!? ──西村センセイ、自分が乗車した列車のニュースを見る──
昨日都内で開かれたシンポジウムに備えて、センセイは前日の夕方に金沢を発ちました。
ただし午後には重要な大きな会議。議決に参加する義務があるだけでなく、登壇して原案を説明する必要があるので、絶対にサボるわけにはいきません。終了時刻の予想は難しかったので会議が長引いた場合を考えて、金沢発17:07の速達型新幹線「かがやき」を予約しました。
幸いにも会議は順調に進行し、センセイは16時半過ぎに金沢駅に着くことができました。訳あって、昨日は朝からほとんど何も食べていなかった──その時間がなかった──ため、駅ビル2階のスーパーでお弁当を購入します。コンビニには、美味しそうなものはないし、専門店のものは観光客向けなので。
「かがやき532号」は定刻に発車。臨時列車なので乗車率は10%程度。お弁当を食べ終え、暗くなりつつある車窓風景を愛でていると、富山県東部で微かに減速し始めました。この段階ではまだ、他のお客さんは気づいていなかったはず。
列車は本格的に減速し、黒部宇奈月温泉駅のすぐ手前で停車しました。脇を走るのは、センセイがいつも利用している道路。ここで初めてアナウンス。前を走る「はくたか572号」に車両の不具合が発生し、黒部宇奈月駅に停車、点検中とのこと。その時点では点検は短時間で終わる見込みとのことだったのですが、まず、10分延長。
それがどんどん長くなっただけでなく、同列車の乗客は黒部宇奈月駅ですべて下車して、車両を回送することに。黒部宇奈月温泉駅、そして次の糸魚川駅には待避側線がありません。お金を節約した整備新幹線の宿命なのですが、要するに、故障した列車を追い抜くことができない。側線のある上越妙高駅まで前の列車に続かざるをえません。
ただしさすがに時速30km/hで走行するわけにもいかず、「かがやき532号」はまず、黒部宇奈月温泉駅に約1時間停車。運転を打ち切った「はくたか572号」の乗客も、疲れた表情で乗り込んできます。皆さんやはり、大変だったのでしょう。
やや意外だったのが、乗客への対応。ドアを開放し、ホームの自動販売機はもちろん、喫煙コーナーなど駅舎内の施設を活用して欲しいとのこと。発車時刻が近づいたら、車内およびホームで案内するそうです。
車内販売だけでは対応できないという判断なんでしょうね。ここで再びアナウンス。次の糸魚川駅でも1時間程度停車し、故障を起こした列車が上越妙高駅に到着後出発するとのこと。終着東京駅到着は何と、「午前0時頃を見込んでいます」。まず考えたのが、東京駅から最寄り駅までの最終電車はあるんだろうか。
それに、事情は良くわかるんだけど上越妙高から先は問題ないのだから、ざっと計算すると東京到着は11時過ぎのはず。なぜ午前0時なんだろう。糸魚川駅で「はくたか572号」に乗車するはずだったお客さんが乗車して、再び1時間停車。
次の上越妙高駅では、在来線で新潟方面へ向かうお客さんがかなり下車しました。JR東日本からの情報が届いておらず、「駅で確認を」とのことだったのですが、接続する特急「しらゆき7号」はすでに出発しているはず。
それでも最終の「しらゆき9号」に間に合っただけでも僥倖(ぎょうこう)と考えるべきか。本来は通過する飯山駅でも僅かなお客さんが乗り込み、長野駅到着。「指定券を持っているお客さんが乗車しますから...」とアナウンスがあったのですが、そのほとんどは既に長野駅を発った別な列車に乗車しているはず。
この頃になると車内は、完全に諦めモード。「今日中に着けばいいや」という感じ。ご覧のように車内の電光掲示板では、この件に関するニュースが流れています。西村センセイ、自分が乗車した列車に関するニュースを見るのは初めてじゃないだろうか。
「かがやき532号」はE7系の能力を発揮して、回復運転──本来より速く走行し、遅れを取り戻すこと──に励みます。正直なところ、かなり飛ばしていたと思う。東京駅には2時間15分遅れの、23時22分到着。
在来線は運行中。ホテル最寄り駅を出ると、駅の外は飲んで帰宅するサラリーマンばかり。遅かったし、疲れていたのでお風呂には入らず、そのまま就寝しました。後で調べてみると、不具合はブレーキの警告表示とのこと。
いろいろ感じるところはありますが、でもまぁ、やっぱり安全が最優先ですよ。
■3月8日(金) 西村センセイ、新橋駅前で働く ――研究ブランディング事業に関するシンポジウムを開催しました――
今日はタイトル通りの話題。
センセイは現在、都内に滞在しています。今日の午後、新橋駅近くの会場を借りて、採択された研究ブランディング事業の一環として、シンポジウムを開いたのです。
内容は異なりますが、年初の催しと同様の趣旨。今回は教育に関する研究――ちょっとややこしい――がテーマ。この課題はセンセイの担当です。写真はプログラム最後の、総合討論の様子。
センセイ、やっぱり猫背だなぁ。それはともかく、今回は島根県松江および京都から関係者をお招きして、教育に関する高校、大学、そして社会の接続について話し合いました。
かなり濃密な内容。終了後、参加者のお一人から「最初から最後まで真面目なセンセイを初めて見ました」とのご講評。う〜ん、西村センセイはいつも真面目なんだけどなぁ。
もちろん疲れましたが、今日は心地よい疲れ方。ただし西村センセイ、昨日のうちに北陸新幹線で上京したのですが、これが本当に大変だったのです。それについてはまた後日。
■3月7日(木) 西金沢駅前にアイドルライブカフェ&「TEATRO西金沢」が出現していた
ある意味、昨日の続き。ただし鉄道ネタではありません。
日曜日の午後に金沢へ到着したい西村センセイ、駅からアパートまで二つの経路を選択することができました。一つは駅前から路線バスに乗車すること。
アパート近くにバス停があるのですが、料金はちょっと高め。もう一つは、僅かな乗換時間で金沢発の北陸本線の列車に乗車し、隣の西金沢駅で下車すること。アパートから少し離れていますが、料金はバスの2/3程度。
その時点ではまだ天気が崩れていなかったので、隣のホームに入線してた各駅停車に乗り込みました。料金を精算して駅前に出ると、何だか様子が変。割と大きな空き店舗が改装されており、その前で男性ばかり20人くらいが列を作っているのです。(一部画像加工)
最初は特売か何かだろうと思ってのですが、2階部分には“IDOL LIVE & CAFE TEARO NISHIKANAZAWA”という看板。ここでやっと状況を理解しました。“TEARO”はロマンス語(イタリア語など)で、「劇場」という意味。
帰ってから確認してみると、これは一般社団法人「ニシカネプロジェクト」が運営する「西金沢少女団」の専用劇場なんだそうです。イベントがない日はカフェになるそうな。昨年12月に初めて公演し、昨年の工大祭にも登場したそうです。
知らなかった...。この行列は、16:30開始の「るなのラストライブ」を観るために集まったファンのようです。
「ニシカネプロジェクト」は西金沢駅前地域を活性化しようという取り組みのようです。センセイ個人は劇場に入ることはありませんが、プロジェクトがどう展開されるのか、しばらく見守りたいと考えています。
■3月6日(水) 人間はやはり、他人に影響される存在らしい... ──県境の市振駅に残る「ランプ小屋」──
「週末に在来線を乗り継いだ」シリーズ最終回。
お伝えしたように、センセイがえちごトキめき鉄道の列車に座っている、同じホームの反対側に同社の「妙高はねうまライン」の列車が到着しました。高田、上越妙高、そして長野方面からの乗客が乗り込んできました。
一番多いのは、地元の利用者。隣の海側の席をボックス席にして座ったのは、模擬試験帰りと思われる女子高生4人組。答合わせや勉強をしつつ、気になる男子生徒についてヒソヒソ話をしたり、という感じ。画に描いたような年頃のお嬢さんだ。
他にはクラブ活動からの帰宅途中と思われる生徒。疲れているのでしょう、彼ら彼女らはたいてい、眠っています。買い物帰りの中高年女性もいるのですが、それ以外の乗客の大半は旅行客。センセイより10歳くらい上の方々が中心。いわゆる団塊の世代ですね。男性1人が多いのですが、アベックもそれなり。
彼ら彼女らは海側の席に陣取ります。谷浜駅の手前から有間川駅付近まで、右側の車窓には日本海が広がります。初めての方は皆びっくりして、スマートフォンあるいは大型のカメラで海を撮影し始めます。
面白いのは、誰かが何かを撮影すると、皆がそれに影響されること。漠然と海を撮影しても、良くて砂浜と海、そして空が入るだけ。実は、全然絵にならない。それでも旅行を満喫していらっしゃるのですから、こちらから何も言うことはありませんが。
でセンセイはというと、他の人の邪魔にならないように左側の座席から、あるいは車両前後のドアの窓からパチリ。列車は親不知駅(おやしらず)を過ぎ、新潟県、そしてえちごトキめき鉄道最後の市振(いちぶり)駅に接近しました。このタイミングでセンセイは席を立ち、車両前部へ移動します。
市振駅(駅舎の西側)には稲荷駅同様、ランプ小屋が存在するのです。場所を移ったのは光線の関係。座っている場所や後部ドアからも撮影できるのですが、完全な逆光となり、上手く撮影できないからです。写真中央部、左右に走っているのは国道8号線。
毎週この場所を通過しながら、センセイはランプ小屋を確かめています。直江津からだと、市振駅は長いトンネルを抜けた後。
日本海も多少見えているのですが、旅行客はもうあまり関心を示しません。要するに飽きたのでしょう。でも、センセイが構える姿を見て、高齢の奥さんが席を移動して、逆光のランプ小屋を撮影し始めました。
彼女の理解はたぶん、(古そうな)煉瓦造りの小屋。人間の定義にはいろいろありますが、「簡単に影響される存在」を付け加えるべきかもしれません。
■3月5日(火) 上越新幹線と北陸新幹線、これが「音」の差をもたらします ──糸魚川市木浦のスノーシェッド──
直江津駅前で「大メギス天うどん」を頂いたセンセイは予定通り、入線してきたえちごトキめき鉄道の列車に乗車。
列車といっても1両編成。今日は標準型車両です。イベント列車兼用型は2人掛けのボックスシート席なのですが、標準型は山側(南側)が1人掛け、海側(北側)が2人掛けの転換クロスシート席。お伝えしたように、南側の1人掛け席に座りました。
これから、南側でしか見られないものが続くのです。その一つが写真。何が見えるでしょうか...。
ここは能生(のう)駅と浦本駅の間。糸魚川市木浦(このうら)地区です。木浦トンネルを抜けた列車は、短い鉄橋を渡り、間もなく浦本トンネルに入るところ。まず大きく、立派な橋が目に入ってきます。
これは北陸自動車道。左奥には雪に覆われた火打山(2,462m)が見えます。高校生の時、反対側にある笹ヶ峰牧場およびキャンプ場を訪れたことがあります。
よく見ると、写真中央奥に横に伸びた構造物があり、三角屋根のようなものも確認できます。これは北陸新幹線。一種のトンネルなのですが、地上区間なので「スノーシェッド」と呼びます。左側に新木浦トンネル(2,614m)の出口が見えています。
写真には入っていませんが、右側に高峰トンネル(3,951m)入口が存在します。北陸新幹線の開業後、上越・北陸新幹線の「音」の違いについてご紹介したことがあります。いずれもトンネルを繋ぎ合わせているのですが、前者は地上部分を簡単に覆っているだけ。
音がかなり変化します。でも北陸新幹線はこのように、かなり厳重にコンクリート製の構造物で覆っています。車内の気圧があまり変化しないため、いつトンネルを抜けたのかが良く分かりませんでした。
写真中央の「三角屋根」は、スノーシェッドからの雪が交差する道路に落ちないようにするためのもの。でも点検のためでしょう、その付近には人が線路に立ち入るための施設が存在します。つまり、どうしてもドアその他の隙間から空気が少し漏れてしまう。上越妙高駅─糸魚川駅間には、スノーシェッドが数カ所あります。
そのすべてにこのような設備があるのかどうかは分かりません。北陸新幹線に乗り慣れてくると、トンネル区間とスノーシェッド区間の僅かな音の差を概ね聞き分けることができるようになりました。「あぁ、木浦を通過中なんだな」という感じ。親不知のスノーシェッドも分かりやすい方です。
それだけといえば、それだけ。でも鉄道ファンは、何にでも興味を持ち、自分で鉄分を補給してしまう生き物なのです。
■3月4日(月) 駅前に降り立つと、まるで磁石で引き寄せられるかのように... ──「そば処
直江津庵」──
というわけで、昨日の在来線ネタの続き。
自宅最寄り駅の柏崎駅から金沢駅へ移動するためには、信越本線と旧北陸本線を利用します。ただし北陸新幹線の開業に伴い、後者が第三セクター化されたため、どうしても何本かの列車を乗り継ぐ必要があります。
典型的なケースだと、直江津駅、泊駅(富山県東部)、富山駅で乗り換え。ただし県庁所在地の富山駅では乗客の大半が入れ替わるため、できるだけ乗り換えを避けて、泊から金沢へ直行する電車を利用するようにしています。今回もこのパターン。泊駅での接続は良くできているし、そもそも始発なので、ほとんど問題ありません。
注意しなければならないのは、信越本線から「トキ鉄」に乗り換える直江津駅。僅かな時間で乗り換えられる列車もあるのです。でもこの場合、良い座席は確保できない。それに泊から先の列車は富山止まり。
というわけでいつも、わざと30分ほど待つ列車に乗ります。お伝えしたように昨日は良い席に座ったのですが、その後高田・長野方面からの列車が到着し、多くの人が乗車してきたのでかなり混雑しました。
待ち時間に加えて考えなければならないのは食事。最初に乗車する列車は11:49に柏崎駅を発ち、12:31に直江津に到着します。そこから先は、金沢までお弁当の類を買い求めることはできません。乗車前にお昼を済ませるか、直江津駅付近で食べる/弁当を買うか。
近日中にご報告しますが、昨日の午前中は知力と体力を使う仕事をしていました。発車時刻までに何かを食べられる状況にはなく、珍しくお腹が空いています。そこで今回は、直江津駅近辺で簡単にお昼を済ませることにしました。直江津駅の南側には何もないので、北側のエスカレーターを降ります。出口の先にあるのが写真の「そば処 直江津庵」。まるで磁石で引き寄せ吸い寄せられるかのように、足が向かいます。
閉店した「新潟庵」に似て、確かに美味しい。しかも最近は、地元筒石か能生で水揚げされた「メギス」を使った「大メギス天そば/うどん」が評判です。前回入った時は、別な品の食券を買ってから大メギス天うどんに気づいたのです。
磁力の原因は案外、これが理由かも。このお店、カウンターと椅子は必要な分だけ用意されていますが、基本的には立ち食い店。センセイが入店した時、先客は男性2名だけだったのですが、お昼時だからか、センセイに続いて10名くらいが入ってきました。
買い求めた食券はもちろん「大メギス天うどん」。センセイはどちらかというと蕎麦よりうどんなのです。メギスは小型、細身の魚です。全国的にはあまり知られていないようですが、金沢を含めた北陸地方および新潟西部では食卓にごく普通に並びます。
白身魚なのですが、意外と脂が乗っています。1分ほどで「大メギス天うどん」が届きました。空腹も影響しているのでしょう、昆布と鰹の匂いが食欲をそそります。まず出汁をほんの一口頂き...しょっぱい!!(≒塩分濃度が高い)
とても飲めたものではありません。メギスの天麩羅──衣が多かったけど、美味しかった──とうどんだけを頂くことにします。でも、衣に出汁が染み込んでいます。これだけで1日の塩分摂取量の上限を超えてしまいました。確かに美味しいんだけど...。
ふと、他の人はどうなんだろう?後続のお客さんが注文したのはラバラ。やはり地元特産の「もずく」──当地では「もぞく」と呼ぶ──蕎麦を頼む人もいれば、当地の偉人上杉謙信にちなんだ蕎麦を注文する人もいれば、という感じ。
でも皆が異口同音(いくどうおん)に、「美味しい、美味しい」と感想を述べています。(実話)お客さんの大半はセンセイより年輩の夫婦連れ。彼ら彼女らにとって、そしてかつてのセンセイにとって、この塩加減が美味しさの大きな理由らしい。
このお店、以前は別な名前だったのですが、数年前から駅前のホテルが運営しています。ただし厨房に入っているスタッフの中には、何十年も勤務されている方がいらっしゃいます。何を言いたいのかというと、要するに、たぶん味は変わっていない。
今回、センセイはそれを初めて「しょっぱい」と感じたのですから、たぶん、センセイが塩分濃度の低い食事に慣れたということなのだと思います。来週もたぶん同じ列車を利用するのですが、直江津庵に入ることはあるんだろうか...。
なお、以上はすべてセンセイの個人的な感想ですので、念のため。
■3月3日(日) 富山駅では今晩、すべての在来線の列車を止めて、下り線を高架ホームへ移設します
お伝えしたようにセンセイは今週、来週と、在来線の鉄道で新潟の自宅から金沢へ移動します。
いくら鉄道ファンのセンセイとはいえ、前回の乗車からまだ4ヶ月しか経っていないので、列車での移動にはあまり期待していませんでした。でもこれが、結果的には大外れ。いくつもの新しい発見や再確認がありました。
その理由の一つは、座席の選択。いつもなら直射日光が当たらず──富山県東部を除く──に、日本海を愛でることができる北側(右側)に座るのですが、今回は敢えて左側に座りました。
新潟県内は晴れていたのですが、それほど陽射しが強くなかったことと、最近の車両は熱線吸収ガラスを使用しているので、昔ほど日光が苦ではなくなっているのです。本来ならば概ね発生順にお伝えするのでしょうが、今回はまず、最後の出来事から。タイトルにある富山駅付近の在来線付け替え工事の話題です。
もちろんこれからご説明する工事の内容は知っていたのです。ちゃんと確認していなかったので、移設工事はもう終わったか、2週間後のダイヤ改正に合わせるんだろうと勝手に思い込んでいました。
でも、今日乗車した「あいの風とやま鉄道」車内の中吊りによると、付け替え工事とそれに伴う運休は今晩!!富山駅はもともと地上駅でした。正確なタイミングは覚えていませんが、北陸新幹線開業に合わせて、まず新幹線に近い側の上り線(金沢、大阪方向)を高架化。下り線は後回しになっていました。
新潟駅もそうですが、狭い空間をやりくりして作業するので、どうしてもこうなってしまうのです。この間、富山駅は本当に使いづらい状態が続きました。以前は駅の南北に改札があって都合の良い場所を使えたのですが、工事中は迷路を歩くような感じ。それがようやく解消されることになります。
ただし、工事完了までにはもう数年かかりますが。1枚目の写真は、富山駅北東にある車両基地を通過し、富山駅に進入する直前に車両最前部で撮影したもの。右カーブの奥に富山駅があります。現在走行しているのは上り線(左側)。
この先で高架になります。何か白い袋のようなものに包まれた枕木の部分は下り線。現在のところ、こちらは地上のまま。お気づきのように、両者の間に途切れた線路があります。
これが、新しい下り線。もちろんこちらも高架になっています。程なく富山駅到着。乗客の大半が下車して、替わりに多くの方が乗車してきます。高齢の利用者が目立ちます。車内が落ち着いたところで、ホームに降りて撮影したのが右の写真。
手前は1面2線の上りホーム。奥が同じく1面2線の、明日から供用が開始される新しい下りホームです。写真の奥で業者の方が清掃していらっしゃいました。滅多に利用しなくなった旧北陸本線、その節目の日にたまたま乗車するなんて、これも運命、あるいは必然。
...本当に大切な人や事柄と、同じだ。