2020年6月27日更新(2020年7月5日ページ移動)
■6月27日(土) あれは一体、何だったんだ... ──自宅書斎のMac miniが何故か、完全に復旧しました──
直ったのだから、本当は言祝(ことほ)ぐべきことなのです。でも西村センセイ、何だか素直に喜ぶことができない...。
お伝えしたように、このところ少しずつ調子が悪くなっていた自宅書斎のMac mini(Mac OS 10.6.8)がインターネットに繋がらなくなしました。しかも同一マシン上のWindows 7は接続できるという不思議な状況。
バージョンのOSが同じ他機でも繋がらない。Macの問題とは考えにくかったのですが、時計を合わせることができなくなっていたこともあり、専門業者にお願いしてバックアップ用の電池を交換していただきました。残念ながら、状況に変化はありません。
ちなみに、お店では問題なくインターネットに接続できていました。となると、ブロードバンドルータのトラブルか、プロバイダー側の問題が疑われます。特に後者は、3月下旬に接続を変更したばかりです。でも、プロバイダーのサポートに電話したところ、こちらも原因とは考えにくいという結論に達しました。
要するに、原因不明。ただし発想を変えれば、原因はともかくちゃんとインターネットに繋がりさえすれば良い、と考えることもできます。そこでお伝えしたように先週末、従来の“DHCP”から“PPPoE”に必要に応じて一時的に変更することに。
使いにくいのが難点ですが、それでもWindowsを含めて無事に接続できるようになりました。原因は不明ですが、使えるようになっていたのだから...と思って自宅書斎で作業していたら、あれっ?!
写真はその時のMac miniの画面をキャプチャーしたもの。Mac OS(10.6.8)で起動──Windowsボリュームは消去済──して“Fusion”を起動し、各マシンを接続して仕事。
一区切りがついたので、“Fusion”を終了し、Mac OS上の“Chrome”を起動しました。無事に目的のサイトが表示されます。「接続できるようにしたんだから、当たり前だけど、ちゃんと繋がるじゃん」...あれっ?!
“Chrome”はほぼ無意識に起動したのですが、良く考えてみると現在、“DHCP”から“PPPoE”に接続していません。たぶん、必要に応じて自動で“PPPoE”で接続したんだろうな、と感じたのです。
でも良く考えてみると、センセイは必要な配線変更をしていない。不思議だったのでコントロールパネル(「システム環境設定」:右下)を起動すると何と、現在は“DHCP”で接続中。下線の“PPPoE”は機能していません。要するに完全に元に戻った、ということなのです。
でも、ナシテ?!ちなみに、“DHCP”接続の状態でネットワーク内から“PPPoE”を起動すると、おぉ、ちゃんと繋がりました。でも、これでいいんだろうか...。そして、あの騒ぎとここまでの苦労は、一体何だったんだ...。
申し訳ありませんが、もう少しだけ愚痴が続きます。悪しからず。
■6月26日(金) 「ちょっと変だなぁ...」と感じながら出勤したら、帰宅時には立派なカーポートが完成していた
...あれっ?
今朝の金沢は、かなり強い雨。気象庁のアメダスによると、午前9時からの1時間に23.5mmの非常に激しい雨を記録しました。今朝早く、梅雨前線上の、日本海にある低気圧の寒冷前線が金沢付近を通過したのです。
同じくアメダスによると日の出直後から気温が急上昇し、前線通過直前の5:26に今日の最高気温30.6℃を記録しました。寒冷前線に伴い、空気が南からの暖かく湿った空気から冷たい空気に入れ替わったので、気温は急降下。現在(21:00)のところ今日の最低気温は、8:05に記録した22.9℃。まぁ、こういう日もあるんですねぇ...。
通勤通学の時間帯になると、断続的に猛烈な雨。いくら傘を差しているとはいえ、通学の小学生は本当に可哀想。でも、まぁ、これも人生。
さて西村センセイ。いつもなら自転車を使うのですが、さすがに今日は自動車にします。こういう日に車は便利ですが、それでも問題がないわけではない。雨が強すぎて、時々前方の安全確認ができなくなるのです。
しかも変な場所で猛烈な渋滞。たぶん想定以上の大雨で、各家庭とも職場や学校へ向かう人の出発が遅れ、出勤する人の車が集中したんだと思います。センセイは余裕を持って行動するし、何より安全運転最優先なので、大きな影響はなかったのですが。
写真は昨日撮影したもの。何とか天気が持ちそうだったので、自転車で出勤しようとして違和感を覚えました。なぜだろうと思って周囲を観察すると、公園前に止められた右側の車。
駐車そのものは割と良くあることなのです。違和感を振り切って自転車を走らせようとした時、この車が写真の隣家のものであることに気づきました。昨年、立派なお宅を解体し、その跡に建てられたものです。
家の前には舗装された、広い駐車場。通常は写真の2台が止められています。それがなぜか、意図的にこの場所に。ひとまず出勤し、いつもより遅い時刻──実際は相当暗い──に戻ったのですが、何と、その間に写真のカーポートが設置されていました。
基礎部分の工事を含めて、1日で完成するものなのですねぇ。老いたご主人が亡くなられた前後から、奥様の姿を見かけなくなりました。新たに設置された車椅子用のスロープは奥様用だと思っていたのですが、ちょっと違うかも。
連絡を貰っていないので、奥様がご健在であることはほぼ確か。だからスロープは本来、奥様のためのもの。でもそれだけではなく、お嬢さんと思われる若奥様──こちらはよく見かける──の老後に備えたものなんじゃないかしら。そして奥様は老人用の施設に入院中。
そして、もう一つ。設置工事を含めると、カーポートの設置費用は数十万円。何よりご自宅新築を含めて、それだけの資力をお持ちだということになります。そしてこれは、具体的な時期は未定ですが、そう遠くない将来に迫ったセンセイ自身の問題。
我が身に詰まされます。ただし、大きく相違する点も。センセイはかような経済的余裕がない...。トホホ。
■6月25日(木) 閉店したキリン堂元店舗で、何らかの工事が行われています
今日は見たままのお話を手短に。
先日のお昼、用があってキャンパス近く、しかしふだんはあまり行かない場所へ出かけました。裏道を通ってから大きな交差点へ出ます。学生諸君にはここがどこか、すぐにわかるはず。
ちょうど目の前の歩行者用の信号が青になったので、横断歩道を渡ります。渡りきって、改めて周囲を見渡すと...あ"。
交差点の向かいで、工事が行われています。ここは2ヶ月前に閉店が告知されていた「キリン堂」だった建物。内部はすっかり空になっています。
やはり閉店したようです。周囲には工事用の仮設足場が組まれています。建物の周囲にはいかにもドラッグストアらしい掲示物や看板が存在したのですが、それらは完璧に撤去済。
ただし店内の照明は灯っています。個人的な印象としては、建物を壊して更地にするのではなく、建物をそのまま別の用途に転用する──「居抜き」という──のではないかと思うのですが...。どうでしょう。
繰り返しになりますが、ここは良く来る場所ではありません。受講生の皆さんで、その後の変化に気づいた方は、ぜひ教えてください。
■6月24日(水) 大山鳴動して鼠一匹 ──Mac miniに、久しぶりにWindows
7をインストールしました──
正確に言うと、その前の週末にも、金沢から自宅に持ち帰ったMac miniにWindows 7をインストールしたのです。
お伝えしたように、もともと自宅書斎で使っていたMac mini(Mac OS)も、“PPPoE”を使えばインターネットに接続できるようになりました。でもふだんはWindows 7──正確にはVirtual PCを使った仮想マシン──で使用することが多い。
というわけで、ひとまずWindowsパーティションを消去していたMac miniに、“Boot Camp”を使って再度Windows 7をインストールすることにしました。右の写真はその途中で撮影したもの。
Mac用のドライバをインストールする前なので、アスペクト比がおかしく、横に長くなっています。慣れた作業なので、時間はかかりますが、あっさりと終了。
この状態ではイーサーネットすら認識しないので、Appleが提供している各種ドライバをインストールします。最低限使えるようになったところで、本来の目的を果たすべく、コントロールパネルから“PPPoE”を設定してインターネットへの接続を試みます。2枚目の写真は、無事に繋がった時の様子。
中央部の上段が本来のネットワーク接続で、その下が“PPPoE”接続。今度はWindows 7をアップデートします。インストールしたOSはサービスパック適用後の比較的新しいものですが、その後も各種アップデータが配信されています。
こういう機会を捉えて、まとめてアップデートした方が、効率は良いのです。でも...できない。なぜか、できない。ちゃんとWindows Updateに繋がっているですが、しばらくすると「原因不明のエラーで...」。
それなら最低限、Windowが提供するウイルス対策ソフトを...と思ったのですが、ソフトそのものはインストールできたのに、肝心なウイルスのデータをダウンロードできません。
ナシテ?!実は、多少症状は違うものの、1週間前にインストールした別なMac mini(アパートから持ち帰ったもの)も、正常には動作していなかったのです。
接続するキーボードが限られることを思い出して、アパート用に新規購入したものを持ってきたのですが、全然ダメ。(金沢ではちゃんと動作した)
そいうわけで自宅書斎用、金沢のアパート用ともにMac miniからWindowsパーティションを消去しました。結局、ほとんど元に戻ってしまいました。「大山(たいざん)鳴動(めいどう)して鼠(ねずみ)一匹」。「大山」は「泰山」とも書きます。散々大騒ぎしたんだけど、実際の結果は大したことがなかったいう喩(たと)え。
「...結局、あれは何だったの?」という感じ。今回、唯一捕まえたネズミがいるとしたらそれは、古いMac OSでも、接続をそのたびに変えることで、かろうじてインターネットに繋がるようになった、ということだけ。
...トホホ。
■6月23日(火) 【訂正】自宅書斎のMac miniのトラブルは、ルーターが原因だったようです
お詫びと訂正です。
約1ヶ月前、自宅書斎で使っているMac mini(Mac OS 10.6.8)がインターネットに接続できなくなったことをお伝えしました。ここ数ヶ月、状況が徐々に悪化していたのですが、ついに繋がらなくなってしまったのです。
でも、他のマシンはMac/Windowsともに接続可能。そして何と、Mac側がインターネットに繋がらないっていないMac miniも、Mac OSの上で起動したVirtual PCなら繋がるのです。ナシテ?!
「たぶんホントは違う理由だろうなぁ...」と思いつつ、専門店で電池を交換していただきました。しかし残念ながら、そして予想通り、Mac miniはインターネットに繋がらない。まぁ、時計が狂わなくなっただけでも良かったのですが。
金沢のアパートで使用しているMac miniなら繋がるので、マシンやキーボードを移動させるだけでなく、かなり時間をかけて必要な作業を行いました。DAコンバータとの接続など、いろいろなことを考える必要があるのです。
でも、センセイはへそ曲がり。ここでそのまま引き下がってしまったら面白くない。まず楽天ブロードバンドのサポート先を探します。かなり苦労した末、電話でのサポート先を見つけました。電話をかけると、あっさりと繋がります。
受付は女性だったのですが、当然、技術的なことは詳しくない。でも楽天は可能な限りのことをしてくださりました。同社の名誉のために記します。彼女は技術担当者──おそらく外部委託──と連絡を取り、数分後にお返事が届きました。状況からして、たぶん楽天側の問題じゃないんじゃないか、とのこと。
センセイも、実は、そう思う。(楽天の皆様、ゴメンなさい)。お礼を言って電話を切り、次善策を練ります。複数のMac OS 10.6.8マシンを繋いで同じ症状が再現されるので、ハードウェア、ソフトウェアともにMac側の問題とは考えにくい。同時に、プロバイダーの問題でもない。
となると可能性があるのは、光ファイバーの情報を電気信号に変換している終端装置か、それに繋がるブロードバンド・ルーター。調べてみると、実は、ルーターを介さなくてもインターネットに繋げる方法があることを知りました。それが“PPPoE”(Point-to-Point Protocol over Ethernet)という接続方法。
アナログモデム、そしてISDN──学生諸君は知らないと思う──時代に散々お世話になった接続方法“PPP”の拡張板です。しかも何と、必要なソフトはMac OSに備わっているとのこと。知らなかった...。(ただし、確かに見た覚えはある)。
というわけでルーターを外してMac miniを終端装置に直結し、設定を終えると...ご覧のように、あっさりと繋がりました。つまり、問題はルーターらしい。
でも、手放しでは喜べません。センセイは複数のマシンをルーターを介して接続しています。単独でインターネットに繋げることは可能でも、システム全体を活用しての協調作業は不可能。
そして何より、遅い。異常なまでに遅い...。(実話)夕方から夜にかけて接続したのですが、転送速度はISDN並。信じられない。
原因を探すと、“PPPoE”(特にIPv4)の場合、“NTE”(Network Termination Equipment)という認証のための機器を経由する必要があり、アクセス数が多くなるとそこがボトルネックになるとのこと。
アナログモデム時代そのままだ...。実際、遅い時間になると、速度数倍は向上しました。もっと速いIPv6に乗り換えるという方法もあるらしいし、プロバイダーからその情報が届いていたように記憶します。でもMac OS 10.6.8でなければできない作業はともかく、ふだんは通常のDHCP接続で問題ありません。
というわけで、問題はほとんど振り出しに戻ってしまいました。2台のMac miniを本来の場所へ戻すことにします。
この間の苦労は一体何だったんだ...と思っているうちに、「この機会に“Boot Camp”を使って、Windows 7実機を整備した方が良いのでは」と考えるようになりました。そもそも自宅書斎、金沢のアパートともに、その体制で始まったのです。
でもトラブルが続き、現在はパーティション全体を削除済。何度も行ったシステムインストールですから、今回も楽勝のはず。ところが...。
■6月22日(月) BMWのカーナビは知っていた... ──「サンレパス」に関して、徐々にわかってきたこと(2)──
シリーズ続編。これで完結です。
お伝えしたように、センセイは先週末に帰宅する際、糸魚川市(旧能生(のう)町)鬼伏(おにぶし)にある「サンレパス ルート8」で「鶏唐揚げ定食」を頂きました。ホントに美味しい料理を頂き、幸福感に包まれながら車を走らせます。
...え"っ!?センセイのBMWはシステムを起動するとカーナビが表示される設定になっています。
基本的には知っている場所しか移動しないし、国産車のものと違って、細かい情報は表示されないので、リアルタイムの渋滞情報を除けば、センセイはカーナビをほとんど使っていません。でもその時はたまたま、直前に確認したい情報が。
そのため、かなり倍率を上げた状態で駐車したのです。BMWのカーナビは、エンジンをかけると駐車時の設定が再現されるようになっています。
左右の安全を確かめてから、国道8号線に出ます。いつものようにカーナビ画面をオフにしようとしたセンセイの目に飛び込んできたのは、「味千汐路調理センター」という文字。通常の倍率では表示されないのです。
...し、知らなかった。一般の地図には載っていない情報です。「味千汐路(あじせんしおじ)」というのは、当地の東側にある能生(のう)地区中心部にある食品を扱う株式会社。ネット上の情報で、同社がこの「サンレパス」を経営していることを知りました。
センセイがこの場所を行き来するようになった頃から「サンレパス」は存在していました。でもそれ以上に目立ったのが、西側に存在したコンビニ。大型トラックが余裕で入ることができる広い駐車場を囲むように、いくつかの建物が存在してます。
環境に恵まれているので、コンビニはかなり流行っていました。個人的にはご縁がありませんでしたが。でも10年くらい前に、道路の反対側にセブンイレブンが進出。1年くらいは併存していたのですが、やがてこちらは撤退してしまいました。建物はそのまま。何かに使われているかもしれませんが。
もしかすると、コンビニも汐路の経営だったのかしら。その奥に、目立たない平屋が存在すること、そしてトラックがかなり頻繁に出入りすることは知っていたのです。でもとにかく、印象が薄い。
「味千汐路」の業務内容は、「有機JAS認定食品加工、食品加工および飲食店」。有機JAS認定食品の製造と、通信販売(公式オンラインショップ)がメインのようです。実態がよくわからなかった「おふく楼」というのは、通信販売時のブランドらしい。
で、業務の最後に、しっかりと「飲食店」。確認できただけで、能生駅前にある「汐路駅前店 酔虎傳」、「道の駅 マリンドリーム能生」2階の「味千汐路 番屋」、そしてこの「サンレパス」を運営しています。「道の駅 マリンドリーム能生」内のお店は団体客も取り扱います。
ただし調理スペース、特に「仕込み」こと事前準備の場所は限られています。そこでここ(写真左奥)に調理センターを置いているようです。もしかすると、ここは汐路の所有地で、廃業したコンビニも同社が経営していたのかも。
食品を加工すると必ず、とても美味しいんだけどメイン料理には使えない部材が出ます。以前から不思議に思っていたのですが、「おまかせ定食」その他で、しばしば高級魚のカマの部分が出てきます。ホントに美味しい。でも、これって、他のお店で使えなかった部分を有効利用しているんじゃないだろうか。
不平不満を述べているわけではありません。能生駅前のお店は基本的に居酒屋なので、海産物以外の素材も多く扱います。こちらは特に事前の加工が必要...。つまり「サンレパス」で扱う材料がすべて揃います。
そして何より、有機農法によるものかどうかは別として、「サンレパス」で野菜の美味しさが際立つ理由も理解できます。店内に掲げられた画ですが、右側には「鬼伏の 鬼も かなわじ 汐路の茶屋の 今日の料理の うまさよ」と書かれています(ネット上の情報によるものではありません)。描いた/書いた方に関する詳細な情報を持ちあわせていません。
でも、地元能生でそれなりに定着し、評価されているんだろうなぁ...と強く推測されます。美味しく、そして低価格なわけだ。
■6月21日(日) 西村センセイ、北アルプスを愛でながら、今週末の社会の変化について考える
今日は金沢への移動日。いつものように朝、自宅を発ちました。
一昨日くらいから、世の中は今日の夕方に起きる部分日食の話題で持ちきり。お昼過ぎには到着したので、日食が始まる時刻は当然大学キャンパス内。ただし、日中は雲一つない晴天だったのに、かなり薄い雲が出てきました。
条件が良ければ、木漏れ日がピンホールカメラの原理で欠けた太陽の形になるのですが、雲の影響で太陽光線が拡散し、それもなし。それに、天文学的には日食や月食はもちろん大切──古代から精密に観測されてきた──だけど、同じか、それ以上に大切なのが今日の夏至。でもそのことは、誰も言わない。夏至に気づいている人もたぶん、「今日は昼間が一番長い日」という理解。
間違いではないのですが、それは結果。本質的には太陽が至点(夏至点)を通過する日。娘が公立中高一貫校に通っていた時、たまたま夏至の日に体育祭が行われたことがありました。当時の校長先生は開会式で開口一番、「今日は夏至。1年の中で、太陽が地球に一番近い日です...」。
センセイは絶句。地球の公転軌道は楕円で、実際には夏至の方が遠いのです。季節の変化はそれとはまったく別の理由で発生します。でも理科の先生を含めて、誰も何も言いませんでした。たぶん、ホントに気づいていないんだと思う。
世の中、そんなものなのでしょう。そもそも、実は月食より日食の方が発生頻度は高い(=回数が多い)。要するに珍しくないのです。ご存じでしたか?
月食は(月が見える位置なら)地球上のどこからでも観察できるので、「珍しくない」と感じ、そしてそう思い込んでしまうんでしょうね。
写真は、富山県立山町内(こちらやこちらの近く)から、初めて480mmの望遠端で撮影した今日の立山(剣岳)。実際に見た時の様子をできるだけ再現しています。実物はもの凄い迫力。
この神々しさの前で、偽りの言葉は通用しません。自宅出発後、ふだんなら交通量の多い上越市(旧直江津地区)までは車が少なく、順調に走行できたのです。でも観光スポットの糸魚川市能生(のう)地区に近づくと、県外ナンバーの乗用車やキャンピングカーが目立ちます。
先週末に県境をまたぐ不要不急の移動自粛要請が取り下げられたことが影響しているのでしょう。富山県内は、幸か不幸──富山県も観光県──か旅行客は少なかったのです。でも今日は、地元の買い物客で久しぶりに交通量が多い。再度県境を越えて金沢市に入ると、もっとびっくり。
部分的にですが、幹線道路でかなり激しい渋滞が起きています。ただし奇妙なことに、その現場を通り過ぎるとガラガラ。要するに、まだら模様のようにあちこちに偏りが出ています。いつもなら、こんなことはないのに。もう一つ気づいたことがあって、それは交通事故の多さ。
正確に言うと、通りかかったのはその処理現場ですが。どうやら、病み上がり状態らしい。風邪は治ったつもりで元気なんだけど、身体の動き、特にバランスがイマイチ...。
新型コロナウイルス感染拡大防止の自粛が事実上終わり、これまで溜まっていたものが一気に外へ向かって噴出しつつある。身体全体で歓びを表現しているわけでも、逆に、怒りのパワーを開放しているわけでもなく、どこか中途半端。
そんな印象を受けます。伝え聞くところによると、一部の繁華街では「まるで何もなかったかのように...」、あるいは騒動前以上に盛り上がっているらしい。感染急拡大中の世界はもちろん、国内だってウイルスが根絶されたわけじゃないのに...。
そういえば、自粛を勧める報道はどこへ行った?意図的なもの──それはそれで、わからないではない──を感じるだけでなく、本当にこれでいいんだろうか、つまりこの騒動から何を学んだ(あるいは学ばなかった)のかと、考えさせられた今日だったのでした。
繰り返しになりますが立山の前で、嘘はバレバレです。無知あるいは無能は言い訳になりません。問題外です。