2020年5月2日更新(2020年5月10日ページ移動)

──2020年4月第5週〜5月第1週のニュース──

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5月2日(土) 明日深夜から、NHK総合テレビで「未来少年コナン」(デジタルリマスター版)が放送されます

 今日はタイトル通りの話題。最近ページを読むようになった方には、意外な話題かも。

 連休なのでセンセイは新潟の自宅へ戻りました。不要不急の外出、そして帰省の自粛が呼びかけられていますし、それはそれでわかる。でもセンセイの場合は「帰宅」。実際、県境などで検問を受けることはありませんでした。
 交通量も少なく、順調に走行することができました。

 義理の伯父が先週亡くなったので、ご遺族宅を訪れる口実とすべく、帰宅の途中で石川か富山のちょっとしたお土産を買い求めることにしていました。でも見事なまでに、それらのお店はすべて閉店していました。
 もちろん新型コロナウイルス対策。

 遺族宅、つまり従姉妹の家を訪れるのは次回にします。

 帰宅後、全国紙と地元紙に目を通しました。金沢のセンセイは一人暮らしなので、印刷された新聞を購入していないのです。もちろん大半は知っている内容。あれっ?!
 目立たない場所にあった一つの記事に、目が止まりました。

 何と、NHKが総合テレビで今度の月曜未明(日曜深夜)から、「未来少年コナン」(デジタルリマスター版)全26話を放送するというのです。((c)NHK)
 おぉ。

 経緯については約10年前の記事をお読みいただきたいのですが、大学生時代、ずっとテレビを持っていなかった──買うことができなかった──ということがあるのか、センセイはアニメの類をほとんど観ません。
 でも、「未来少年コナン」だけは別。

 都内で暮らしていた時にβビデオテープで全話録画していましたし、その後リマスター版のDVDや、さらには原作『残された人々』も購入
 さすがにその後発売されたブルーレイ版は持っていませんが。

 新聞によると、本来放送予定だったアニメ(放送していた番組の続き)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で制作に遅れが出て、予定通りに放送できなくなったということらしい。ふ〜ん。
 残念ながら、いろいろな意味で手放しで喜ぶわけにはいかない...。

 でも、まぁ、ここはラナちゃんに再会できることを素直に喜びましょう。

 今回、初めて知ったことがありました。「未来少年コナン」の音楽は、何とセンセイが良く知っており、CDも数枚所有している作曲家、池辺晋一郎氏(1943年生まれ)が担当していたんですね。
 まったくの偶然ですが、今日の記事は氏が曲の解説を担当するNHK FMの「N響 ザ・レジェンド」(司会は壇ふみさん)で、ラフマニノフの第2番を聴きながら書いているのです。

 池辺氏は当時、30歳代半ば。若いなぁと思いますし、実際、当時はそう感じなかったものの、今から考えると曲にも若さが出ていたと思います。そして制作に携わった宮崎駿氏は1941年生まれですから、同年代。
 若さ溢れる彼らの才能で、「未来少年コナン」が制作されていたんですね。

 ちなみに、FMチューナーは1年前に購入したアキュフェーズ。音質、音楽性ともに、唯一無二の存在です。問題があるとすれば、20年ぶりにくらいにFM放送をちゃんと聴くようになってみると、NHKですがFMちゃんとした内容を放送をしなくなっているということ。
 その意味では、もはや、チューナーを持つ必要はない。

 まともなFMチューナーが販売されなくなるのは、当然なんですねぇ。



5月1日(金) 「糖質OFFキッチン ニクータ」跡に、ラーメン店(再)オープン!! ──アクセス数が新記録を達成しました──

 昨日は「受講生の期待に応えねば」と、深夜まで授業のページを作業。

 日付が替わる前に何とか更新。その代わり今朝はゆっくりするつもりだったのです。でも未明に目覚めたので早朝からご出勤。連休前なので、いろいろ片付け作業。その一環として、昨日分のこのサイトへのアクセス状況を確認すると...え"っ?!
 ...ナシテ?!

 もともと講義が2クラスあった──だから昨晩は大変だった──ため、アクセス数が増加することは織り込み済だったのです。でも昨日の受講生は約140人。昨晩お伝えしたように、ふだんからのお客様、約50名がこれに加わります。
 合計、約200名。

 前日の283人には驚かされましたが、昨日分の事前予想はいつもより多いものの、前日の記録より少ない...。でも、実際のアクセス数は何と、439名(!!)。閲覧ページは計3,223ページに及びました。
 ...(だから)ナシテ?!

 訪問者が何回もアクセスした結果...ならわからないではない。でもこの数値は、サーバーがIPアドレスから複数回のアドレスを排除したユニーク数。
 昨日の受講生の、ざっと3倍です。

 これは2007年、たまたま地元テレビ局のシールを貼った業者がJR車内でビデオを撮影し、列車が遅れたことをご紹介した時以来の記録。
 後日、制作会社から「テレビ局とは関係ないと記載して欲しい」との連絡を貰いました。情けない。

 発端となった事柄の真相は今だに明らかになっていないのですが、このページはマスコミ関係者の間で相当問題になったらしく、1週間で8,831回(!!)ものアクセスを記録しました。
 当時は1週間ごとの集計だけだったのです。

 で、話を転じて、写真は先日、「ほっかほっか亭」へ行く途中で撮影したもの。

 大学近くの書店前、約3年前にオープンし、1年前に移転のため閉店した「糖質OFFキッチン ニクータ」跡で動きがありました。看板には「麺匠 金色堂」とあります。その時はまだ開業前かと思ったのです。
 でも後から調べてみると、すでに営業中のようです。

 ここは「あのお店がああなって、その後アレがこうなって...」という場所。センセイが覚えている最も古いお店は、コッテリ系のラーメン店──1、2回入ったことがある──です。だからある意味、再オープン。
 先祖帰りしたわけです。

 ただし申し訳ないのですが、キンエン生活中のセンセイとはご縁がなさそう。そして地域最多の住民である学生諸君は、新型コロナウイルスの感染拡大を恐れて、その一部が帰省中。もちろん彼ら彼女らだけがお客さんというわけではないのですが...。

 さて、どうなる?



4月30日(木) 学生諸君と先生方の熱意に圧倒されて(?)、大学の電子シラバスシステムがほぼダウンする

 3月中旬にプロバイダーを変更してから毎朝、センセイはこのサイトへのアクセス状況をチェックしています。

 毎晩の更新後、自分でもページを1回だけ訪れて実際の状況を確認するのですが、それなしでも、サーバー上からアクセス数を知ることができるように設定しているのです。日付が変わる時に1日分を集計します。
 トップページ(下部)その他に組み込んであるものを含めて、いくつかのカウンターを用意しています。

 で、不思議なことに、その結果がなかなか一致しない...。

 それはともかく、一番信用に足る「ユニーク数」──1日に何度訪れても「1回」とカウントする──を見ると、以前のサーバーが1日当たり平均40人くらい。移転後は、プライベートな関係者に知らせたためか、50人強に増加しました。
 それがこのページの基本的な読者の方々。

 でも先週水曜日から今学期の講義が始まると、訪問者数は水曜日が70人、木曜日は158人に。後者は通常の3倍くらいですから、大幅な増加。その後は落ち着いたのですが今日調べたところ、昨日は何と、283人がお越しになりました。
 正直なところ、びっくり。

 昨日が休日だった──センセイは1日中働いていたけど──こともあるのでしょうが、おそらく最大の要因は、今日の講義。午前と午後に計約140名の学生のクラスがあるのです。たぶん、先週の講義の記録を確認するだけでなく、翌日(=今日)の講義に関する、宿題などの情報を確かめに来た。
 そうなると、こちらも俄然
(がぜん)張り切ります。

 今日は未明から出勤して講義の準備。いろいろトラブルはあったし反省点も多いのですが、それでも何とか、ひとまず講義を乗り切りました。
 その様子は、こちら(講義の様子)から。

 研究計画が採択された科学研究費補助金の関係もあり、講義の記録に必要なデータを大学のサーバーからダウンロードしま...できない!!
 「eシラバス」というシステムがほぼフリーズしてしまっています。

 写真はその時の様子。サーバーから学生の反応を記した割と小さなファイルをダウンロードしようとしているのですが、その速度は何と、1秒当たり34バイト。
 日本語などは2バイトで1文字を表現します。つまり毎秒、17文字分しか処理できていない...。

 センターから連絡があり、過負荷により処理速度が著しく低下しているとのこと。要するに、サーバーがほぼダウンしてしまったのです。
 これも学生諸君と先生方の熱意の為せる技か...。

 それでも何とか、講義のページを更新しました。とても大変ですが、学生の生の反応は正直。今回は学部学生だけなので、エクセレントでエレガント──今回は本当に素晴らしい──な大学院生とは対照的。
 正直なところ、学部学生はまだ「幼い」。

 でも、まぁこれは、若さゆえの「伸びしろ」と考えるべきでしょう。

 それにしても、疲れた...。



4月29日(水) 去る者は追わず来るものは拒まず ──「ほっともっと」跡で、店舗(?)の新築工事が始まっています──

 怠けているつもりはあまりないんだけど、仕事が片づかないどころか、逆に溜まる一方。ヤバイことになっています。

 テレビ会議システムを使った疑似対面式の遠隔授業、講義中は普通の講義とそれほど違わないのですが、事前の準備が大変なのです。特にセンセイの場合、講義の最中に受講生からのアクションを求めています。その設定がほんとに大事(おおごと)
 通常の授業の3倍くらいの負荷じゃないかと思う。

 初回は不測の事態に備えて作業用の「紙」──といっても、実際はコンピュータ上のファイル──を渡したのですが、2回目となる明日からはすべて、大学のサーバーとオンラインで結び、Web上で考え、答えて貰います。
 その場で比較的柔軟に対応できる「紙」と違い、Webシステムは事前の設定がすべて。

 オツムも使うけど、身体も酷使する。というわけで、昼食が大切になります。

 写真は昨日のお昼、所用と昼食の購入を兼ねてキャンパスの外へ出た時に撮影したもの。ここは昨秋、突然閉店した「ほっともっと」があった場所。その前は和菓子店「和音」の店舗と喫茶コーナー(たぶん)でした。
 「和音」には入らず仕舞いだったので、正確なことはわかりませんが。

 跡地はしばらくそのままだったのですが、今年に入ってから整地されて更地に。ただしその後は、ほったらかし。

 どうするんだろうと思っていたのですが先週、久しぶりにたまたまこの場所を通ったら、基礎工事が始まっていました。建物形状を考えると、たぶん一般住宅ではない。
 つまり、何かのお店。

 ただしその場合、店舗が「ほっともっと」より二まわり大きい分、逆に、お店の前にある駐車スペース(写真右側)はかなり狭くなります。
 お客さんが多数出入りするようなお店とは考えにくい。

 カメラを構えていると、自動車がやって来て、迷うことなく写真左側の駐車場に車を止めました。降りてきた初老の男性は、当たり前のように左奥の仮設トイレへ。
 もちろん工事関係者。

 最初は、工事期間中だけ駐車場を刈り上げているんだろうと考えていました。もちろんその可能性は残っているのですが、もしかすると、写真に収まっている場所全体が、同一人物(あるいは会社)の所有なのかも。
 う〜ん、でもそれだったら、最初からフェンスを撤去して、一体で再開発するよなぁ...。

 「去る者は追わず来るものは拒まず」。センセイは当事者ではありませんが、しばらく様子を見ることにします。



4月28日(火) 大学近くのドラッグストア「キリン堂」、どうも閉店するらしい...

 写真は昨日のお昼頃に撮影したもの。

 金沢工大は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、すべての講義や演習を遠隔で行うことにしました。準備期間を置いた後、先週から講義開始。センセイの場合、学生が都合の良い時間に自主的に学ぶ形式のものは21日(火)から。
 そして翌日から、ビデオ会議システム“Zoom”を用いた疑似対面式講義も。

 何度かお伝えしたように、初日は技術的な問題が発生した──受講生の皆さん、ホントにゴメンなさい──のですが、それを除けば案外順調に進んでいます。ただし本当の対面式と違って、事前の準備とアフターフォローがホントに大変。
 ここ2週間、それに追われています。

 もう一つ気づいたことが。

 それは疲れ方。対面授業と違います。もしかすると意外に感じられるかもしれませんが、授業をする時は非常に体力を使います。もちろん気力も、なのですが、身体もかなり酷使。しかし違った観点からすると、健康には良い。
 講義を終えると、冗談抜きで「ペターッ」となるほど本当に疲れます。

 「あそこはああすべきだったなぁ...」という反省とともに、身体が「疲れた」と訴えている。特に還暦を迎える少し前から、酷くなりました。
 だから昼食はとても大切。

 心身をある程度リセットさせ、午後の講義に必要なエネルギーを補給する大切な機会です...が、大学食堂はコロナ対策の一環としてまず、教職員の利用停止
 加えて、その後のキャンパス閉鎖を受けて、大学食堂は閉鎖となりました。

 センセイはもやは迷える子羊(それほど若くはないけど)。コンビニ弁当はもちろん、ほっともっとですら味付けが濃い(特に乗り弁当類)。
 というわけで最近は、近くのスーパーで塩分が少ないものを購入することが多い。

 それも毎日だと持たないので、昨日はいつもと違うスーパーへ。大きな交差点の斜向かいにあるので信号を待って歩道を渡っていると...あれ?!
 目的地は斜向かいにあるので、もう一度歩道を渡る必要があるのですが、角の、2年半前にオープンしたドラッグストア「キリン堂」(高尾台店)に、見慣れない掲示が。

 「閉店セール 店内商品10%OFF!!」(原文のママ)。

 一瞬、洋品店などで良くある「(店内改装のための一時的な)閉店」かな、と思ったのですが、おかしい。ドラッグストアがそんなことをするとは思えない(稀にあるかもしれないけど)。どうやら本当に、完全閉店するらしい。
 良く考えてみるとこのお店、恵まれた場所にあると思うのですが、その立地条件に比べると入店者が少ない。

 最大の問題はたぶん、品揃えとアピールポイント。

 近隣にある別の地元資本のドラッグストアは、まさに「地元密着型」。今日、そのお店がコロナ対策として県民用のマスクを確保する見通しを立て、来月下旬から石川県を通じて「購入券」を配布し、マスクを販売すると報じられました。
 いかにも「アオキ」らしい取り組み。

 大学の斜向かいにある別なお店は、ドラッグストアなのかスーパーなのかわからなくなる時があるほど食料品が充実。それに比べると、この「キリン堂」はどこか中途半端。店舗は広いし、他店では見かけない品も。
 されどそれは、採算性に難があるということ。

 う〜ん。

 なお、以上はセンセイが自分で見聞きしたことであり、少なくとも現時点で「キリン堂」の公式発表ではありません。もしかすると間違いあるいは勘違いがあるかもしれませんので、念のため。 



4月27日(月) 西村センセイ、かかりつけ医に治療を断られる ──新型コロナウイルスの影響はこんなところにも...──

 実話です。はい。

 前回トラブルを認識した時に気づけば良かったのですが、新潟の自宅近くにあるかかりつけ歯科医院で治療してもらった直後に、別な臼歯でカリエス(骨の炎症、虫歯のこと)が進行し始めていることに気づきました。
 深刻な状況ではないのですが放置もできないので、治療を予約。

 ところが予約完了後にこちらの都合で定を変更せざるを得ないことに。週末はお休みだったので、今朝、始業前に電話しました。「申し訳ありませんが...」。状況をわかってもらうため、受付の見知った女性に「他県にいるので...」。
 その瞬間、彼女の表情は急変。電話だから見ていないけど、それほど露骨。

 1分くらい待ってから高校の同窓で1学年下のドクターが電話口に。「西村さん、先生の口の中は良く知っていますが、今回は申し訳ないんだけど...」。治療できないとのこと。つい先日治して貰ったばかりなのに...。
 ナシテ?!

 ...あ"。新型コロナウイルスの影響です。ドクターによると、歯科医師会の指導により他県からの患者は診療できず、それに従わざるを得ないとのこと。厳密にはたぶん、移動後2週間の自宅待機が求められている。
 センセイは富山県を挟んで行ったり来たりしているので、画に描いたような問題児。

 ゴネるつもりはないので、今回は治療を見送りました。

 風来坊のようなセンセイはともかく、運送業や警備業の方々は厳しい現場で働いているんだけど、それを理解する人がどれだけいるんだろうか。そして医療の現場は、まさにその最前線。そもそも「前線」(“front line”)は軍事用語だと思う。
 もしかすると気象用語かもしれませんが。

 何度かお伝えしましたがセンセイは、いくつかの病気と長年つき合っています。もはや文字通り、身体の一部。

 先日耳鼻咽喉科を訪れたのですが、何だか雰囲気が違う。まず、患者(「クランケ」)が異常に少ない。外履きを脱いだのですが、スリッパが「使用前」と「使用後」に区別されています。もちろん受付には仕切カーテン。
 農業用のビニール製でした。

 そして待合室の椅子には大きく「×」印。鼻からの吸飲治療はお休みで、処方された抗アレルギー剤の量はいつもの倍、2ヶ月分。もちろん、いずれも新型コロナウイルス対策。でもおそらく、この状態は1年以上──たぶん2年くらい──続くんだけどなぁ。
 両医院の対応を批判しているわけではありませんので、念のため。

 写真は週末に、「まだ丸まっていないけど...」と謙遜(けんそん)する母親から貰ったレタス。確かにその通りですが、見た目が、食感が、そして何より味が全然違う。
 何より「野の味」がする。

 ホウレン草──こちらは相当品質が良い──もそうですが、スーパーで販売しているレタスを、センセイは美味しいとは感じたことがありません。何だか水増しされているような感じ。
 精魂込めて育てられた農家の方には申し訳ないのですが。

 子供の頃、実家の隣に「会津屋」という豆腐店がありました。会津(福島県西部)から駆け落ちしてきたそうな(事実かどうかは知らない)。
 今になってみると、地域の戸数が200軒程度の田舎で、良く商売を続けていたなと思います。

 毎日その豆腐を買っていた──隣家に行くだけ──のですが、大きな桶に浮かんだほぼ立方体の豆腐はこのレタスに似て、本当に充実し、そして何より美味しかった。
 国立大学に入学して新潟市内で1人暮らしを始めた時、スーパーで買った豆腐の水っぽさに愕然(決して不良品を押しつけられたわけではない)。

 お金に換えられないものがあるということを、当時はまだあまり認識していなかっただけ。つまりセンセイの不明──「才知の足りないこと」の意──によるもの。それから40年以上が経過。そして相変わらずトロいままのセンセイ。
 でも、さすがに少しは前に進んだらしい。

 平時はともかく、人生を左右する場面だとか、今回のように世界がある種の地殻変動に直面した場面などで、有能な人間とそうでない人、何よりも大切にしなければならないものと後回しで構わない事柄。
 見かけは似ているけど、一瞬で峻別
(しゅんべつ)

 つまるところ、「大切なものは、目に見えない」ということに尽きるのですが。



4月26日(日) 「1.0g以下」の効果か?! ──西村センセイ、洗ったばかりの車の汚れで、「春」を識る──

 今日は移動日。

 遠隔授業実施の関係で、それ以外の業務が後回しになっており、非常にマズいことになっています。というわけで朝食後、新聞2紙に目を通し、荷物をまとめるとすぐに金沢へ向けて出発します。
 天気は下り坂。

 昨日は良い天気で日中の気温が上昇したのですが、今日は午前中に寒冷前線が通過します。雨は避けられないものの、強く降るのか、そうでないのか。金沢へ向かう途中、富山県内で雨雲と競争するような格好になるはず。
 ところが自宅を離れるとすぐに、細い雨が当たり始めました。これは予想外。

 ただしそれでも新潟県内は大したことなかったのです。週末に自宅へ戻る際、日本海の波飛沫を浴びたこともあって昨日、かなり丁寧に洗車しました。これくらいの雨ならたいしたこと...と思ったのですが、ふと、バックミラーを通してリアガラスを見ると、かなり汚れている。
 ナシテ?!

 道中、交通量に注意していたのですが国道8号線も、ほぼ並行する北陸自動車道も車両の数はふだんの休日の半分くらい。おかげで順調に走行できました。
 ただし郡部では、やや少ない程度。また少な目ながら、キャンピングカーの類も、ツーリングのバイクも見かけました。

 無事富山市内に入り、休憩と晩の惣菜確保を兼ねて、3週連続で「オレンジマート 宮野店」へ。安全な場所に車を止め、外に出ると...あれっ?!
 車が泥だらけ。薄いのですが、確かに泥。ナシテ?!

 西村センセイ、やっとここでその原因を理解しました。黄砂です。中国内陸部の砂漠地帯からはるばる運ばれてきた細かい砂が、雨粒とともに落下してきたのです。
 これは春、しかもこの時期に見られる現象。

 写真はその場所、つまり旧婦中町で撮影したもの。トラクターを使って、田圃の耕起作業が始まっていました。昨日の写真なんかと比べてみるとわかりますが、全体的に霞んでいる。
 空気中に細かい砂が多いのです。

 移動を再開。走行そのものは順調快適だったのですが、予想に反して石川県境付近から雨が強くなってきました。まぁ、強ければ強いほど、塩分と汚れを流れ落としてくれるので、有難いのですが。
 アパート到着後に車を確かめると、残念ながら綺麗とは言い難い。

 ほんの少しだけ休んで、溜まった仕事に取り組みます。時間切れで残った仕事を後回しにして帰宅。入浴前に血圧を測定します。もちろん「プラトー」の覚悟。ちょっと別な段取りを考えているうちに、あっさりと測定終了。え"?!
 ...低い。

 ここ数日のピークと比べると約20mmHg、平均値でも約10mm低い。注意は必要ではあるものの、「明らかに問題」というレベルではない。あれはやはり「サミット」だったのかしら。もちろん、数日様子を見る必要がありますが。
 今日のお昼までの塩分摂取量は、間違いなく1.0g以下。

 ここ1年弱、センセイはかように厳しいキンエン生活を継続しています。自宅なら夕食は家人が作るということもあり、センセイのコントロール外。ただしそれでも、成人男性が目指すべき1日当たりの塩分摂取量の上限、6gをクリアしているのは確か。
 だからこんなに血圧が...と自慢したいところ。

 でも、このところの血圧変化を見ていると、とても断定的なことは言えそうにありません。

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