2020年6月20日更新(2020年6月28日ページ移動)
■6月20日(土) センセイの最近の「マイブーム」は... ──「サンレパス」に関して、徐々にわかってきたこと(1)──
週末なので帰宅しました。昨日もお伝えしたように、全区間一般道を利用。
全走行距離240.2(±0.3)kmを5時間10分程度かけて走行するので、どこかでお昼を頂く必要があります。帰路は通常、糸魚川市(旧能生(のう)町)鬼伏(おにぶし)にある「サンレパス ルート8」に入ります。
正直なところ、なかなか入りづらい外観だし、残念ながら室内も立派とは言い難い。でも肝心のお料理はまったく別。美味しく、塩分は少ない。しかも格安。ただし、センセイには量が多すぎますが...。
「天玉うどん」(320円)も頂いたことがありますが、いつもは「おまかせ定食」(600円)にします。でも、センセイの最近の「マイブーム」──和製英語ですので、念のため──は、写真の「鶏の唐揚げ定食」(600円)。
センセイの食事が菜食中心(+お魚)であることを考えると、驚かれる方も多いと思います。実際、お弁当に添えられている、衣の多い割に肉が少ないものを除けば、西村センセイ、ここ数年(たぶん10年くらい)、鶏の唐揚げを頂いたことがありません。
「転向」──知らない人も多いと思う──したわけではないのです。そもそも、あまりお肉は食べないし。もし許されるなら、言い訳を。
大したことはないのですが、ここ数年、治療しなければならない病気が少しずつ増えてきました。もちろん主たる理由は加齢によるもの。
でも一部の病気発病の発病の背景に、タンパク質不足があることが判明しました。老人は意識してタンパク質を摂取する必要があるのです。お魚中心に頂いていたはずなのですが、それでもやはり不足していたらしい...。
というわけで最近は意識して、昼食を中心にお肉を中心としたタンパク質を食べるようにしています。でも最大の理由はたぶん、お客さんが、この滅茶苦茶ボリュームのある「鶏の唐揚げ定食」をホントに美味しそうに食べている時の表情だと思う。というわけで、はい、先日初めて頂きました。
写真は先月、その時に撮影したもの。他のお客さんが食べている様子を傍らで見ていて「凄い量だなぁ...」と感じていたのです。でもそれが自分の前に置かれるとまた、別。圧倒されるものがあります。撮影テクニック不足でそれを写真で上手くお伝えできず、申し訳ない。
...食べきれるんだろうか、というのがホントのところ。でも、もちろん、食事で一番大切なのは、味。その回答は、皆さんが予想し、そして期待していらっしゃった通り、美味しい。まず感じるのはジューシーさ。初めて経験しました。両については、やはりやや問題あり。
でもセンセイは、昭和30年代前半(1950年代)の生まれ。若い方には想像すらできないと思いますが当時は、日本全国が貧しかったので、提供された料理は絶対に食べ残してはいけない、とたたき込まれています。というわけで結果的に、今まで一度も食べ残したことはありません。
その代わり、その晩はほとんど何も食べられませんが...。学生諸君には、8年間に及んだセンセイの学部学生時代──留年したわけではない──の後半、中華料理店でコックとして働いて生計を立てていたことを時々お伝えしています。実はその時も、鶏の唐揚げを作っていたのです。
当時は、羽をむしられ内臓を除去された状態の鶏がそのまま冷凍されて、各店舗に供給されていました。それを流水で解凍することから始まるセンセイの作業。人件費の安いアジア諸国で加工し、揚げるだけの現在とは大違い。次に鶏をバラします。厚さ15cmくらいの樹脂製の業務用まな板をひっくり返します。裏側には、大きな凸凹。
最初からこのような用途のために造られているのです。専用の、鉈のような包丁でそれを適当に切断し、レシピに忠実に従って味付けします。後は油で揚げるだけ。味は調味料と油の温度、揚げ時間で決まります。
特に重要なのが、油の温度。油の表面に手をかざして温度を判断します。40年近く経った今でも、その時の掌(たなごころ:てのひらのこと)の感覚を覚えていますが、この味と食感は出せなかった。
ガテン系の長距離運転ドライバー、そして地元の方から愛されるわけだ。美味しさは変わりませんが、それ以外の「サンレパス ルート8」については、最初の印象と違う部分があります。いろいろ考え、そしてわかってきたことがいくつか。一つはネット上の情報で知ったこと。
そしてもう一つの手がかりが、店内に掲げられている、色紙2枚に描かれた画。さて、皆さんはここから、どのような結論を導かれるのでしょう。ちなみに右の画の冒頭(縦書きなので、右端の行)に書かれた「鬼伏」はここの地名です。そしてお伝えしたように、東隣には「鬼舞(きぶ)」地区。
そこに架かる橋は「両鬼(りょうき)橋」。右側の画には、鬼が描かれています。もちろん明日以降に続きますが、もしかすると不連続になるかもしれませんので、悪しからず。
■6月19日(金) 西村センセイはやっぱり、へそ曲がり?! ──高速道路のETCマイレージサービスで気づいたこと──
お伝えしようと思ってながら、し損なっていた話題。昨日と、自動車繋がりという面があります。
NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)から時々、私用アドレスにメールが届きます。ふと気づいたことがあって、センセイが契約しているETCカード(「ETCマイレージサービス」)に入りました。
マイページにログインして撮影したのが写真。(一部加工)ご存じの方も多い──しかしたぶん、若い学生さんはまったく知らない──と思いますが、かつて「ハイウェイカード」(通称「ハイカ」)なるものが存在しました。(2006年廃止)
割引サービス付、プリペイド式の高速道路利用カードです。不正行為(カード偽造)が横行したため、現在のETC方式へ移行しました。そのような経緯もあり、ポイント還元という形での実質割引があります。しかも更なる各種割引も。
センセイの場合なら、「休日割引」や「平日朝夕割引」など。前のE46まではよく利用した、つまりかなり高速道路を走行したのですが、実はこのところサッパリ。正直なところ、最大の理由は、走っていて楽しくないから。
ベンツで「地面に吸い付く」よう──ホント──に、150km/hくらいで走ったドイツのアウトバーンなどとは比較になりません。それでも入試部長職にあった昨年度まではそれなりに利用していたのです。マイレージサービスのページでは、数ヶ月前まで遡ってETCカードの利用状況(≒高速道路の走行状況)を確認することができます。
それが中央部やや下の表の中央部。真ん中部分の上下に空白があります。これは高速道路に乗っていないことを意味します。
調べてみると昨年12月、東北大学への日帰り出張の翌日、入試業務のため早朝に起床し、珍しくほぼ全区間、高速道路を利用したのが最後。要するに半年以上、まったく高速道路に乗っていない...。
見方を変えると、BMWは一般道を余裕を持って走行している時が楽しい。まさに“Freude am Fahren”(「走り抜ける喜び」)。
歳を取ってわかってきた部分があると同時に、それしかできなくなってきた、ということでもあるのですが。
■6月18日(木) 雨が、予報より早く降りそうだったので... ──初めて「ハチロク」(MT)を間近で見ました──
...ちょっと困ったことに。
昨晩の天気予報によると、今日は午後から降雨の可能性があり、夜は雨とのこと。ただし振り出しは6時頃以降になりそう。というわけで、今朝は自転車でご出勤。ところが仕事の合間に気象庁の雨雲レーダーを見ると、どうも降雨が早まりそう。
ただし今日は木曜日。お昼を挟んで講義があります。しかも遠隔授業は20分くらい前からネット上で「教室」を開く必要があります。今日も開設時に数名の受講生が待っていました。終わってからも講義の動画を編集し、参加者を確認しなければならない。
つまり、お昼休みに一時的にアパートへ戻ることはできません。というわけ、で午後3時過ぎに講義を終えると、動画変換はMac任せにして、急いで帰宅しました。すでにごく細い雨が当たり始めています。
「濡れた」というほどではなかったのですが。自転車を戻し、部屋に上がらずに大学へ戻ります。後から、傘を持たずに出たことに気づいたのですが、気にしない。いつもの駐車場へ向かいます。
職員の約半数が在宅勤務中なので、駐車場はガラガラ。いつもは早朝に出勤するので、駐車場へは一番乗り。出入口に近く、便利な場所に車を止めます。今日は遅い時間だったので、別な方の車が。
たまたまその隣、同じように都合の良い位置が空いていたので、周囲に気を使いながら駐車。(車の側面ガラスに映っているのはセンセイの車)改めてよく見ると、その隣の車は、「ハチロク」こと「トヨタ 86」。ヒットし、マンガや映画でも主役(?)になった“AE86”の現代版です。ふと気づいて車内をちょっと拝見させていただくと、おぉ、MT(マニュアル・トランスミッション)!!
ハチロクは割と目にしますが、そもそも間近で見るのは初めて。MTの比率がかなり高いとは聴いていたのですが、実車にお目にかかるのも最初です。スポーツカータイプ。しかも外装はもちろんですが、車内も若い人向けの造りなので、高齢者のセンセイに直接のご縁はなさそう。
しかし現在、国内でのMT車の比率は2%と言われています。しかもその大半は商用車ないしは業務車両。その意味で、お互い非常に貴重な存在。親近感を覚えてしまいます。
見方を変えると、ハチロクの所有者も同様。雨が降る中、7時頃に帰宅したのですが、その時にはもうハチロクは存在していませんでした。もし彼/彼女がセンセイの車を意識して、ちょっとでいいから車内を覗いたら、卒倒したと思う。
たぶん。なにしろ、超レアもののMT車なので。
■6月17日(水) 貼り紙その他はないんだけど... ──帰宅時、ほんのちょっと遠回りしてみました──
帰宅時、ちょっと寄り道をしてみました。
お伝えしたように現在、教職員は大学食堂を使えないこともあり、センセイは週に1、2回、アパートでお昼を頂くようにしています。大学に戻ろうとして、やっぱり...。
午後1時前のことだったのですが、自宅近くのつけ麺専門店「二郎系つけ麺 凪(なぎ)」は「準備中」。定休日かと思ったのですが、別な日も営業していませんでした。
実はちょっと前から営業中の場面に出くわしていないのです。もちろん偶然が続いているだけかもしれません。出勤時はお店の近くを通るのですが、帰宅する時はスーパーで惣菜を買う関係で、僅かに違う経路──お店の裏──を走ります。建物の後ろ半分は別な工務店。
だから営業しているのかどうかわからない。お昼と並んで、夜は稼ぎ時。
そこで今日、午後7時過ぎにお店を通ったのですが、う〜ん...。かといって、何かの事情を告げる貼り紙のようなものもありません。本当に「たまたま」という感じ。
でもそれがずっと続いていることもまた事実。センセイはキンエン生活中。特に塩分を多く含むラーメンは、1年くらい頂いていません(一部例外〔こちらやこちら〕を除く)。お店は昨夏リニューアルしたのですが、新店舗を含めてここ2、3年入っていません。
だから個人的には、ご縁がなさそう。でもそれとお店の繁盛、ましてや存続は別問題。「頑張っている」ことはわかっているので、また元気に営業している姿を見てみたいのですが...。
■6月16日(火) 片づけようとしたら、「パカッ」... ──今度はイヤースピーカーが壊れてしまった──
日曜日にお伝えするつもりで、先送りになっていたお話。そのため、やや時差ボケ感がありますが、悪しからず。
自宅での楽しみの一つが、高級オーディオ──価格は本質的な問題ではない──で音楽を楽しむこと。金沢のアパートにも一般家庭にはない高品位システムを設置しているのですが、やはり自宅のシステムにはかなわない。
音源も限られています。特に、昨年中古品を購入したアキュフェーズには本質的な良さがあります。
まずFM専用チューナー。かつてのトリオ製品を彷彿とさせる音質がします。一言で表せば、色づけをしない正確な音(社名の由来でもある)。しかし別な、そして深刻な問題も。まともな音源がないのです。
自宅では4局受信できるのですが、民放3局はかなり流行りの音楽ばかり。AMラジオとどこが違うんだろうという感じ。残るはNHK FM。ただしこちらも、センセイが自宅に留まる週末にちゃんと聴くに値するのは土曜日夜のN響の時間だけ。ホントに面白い番組なのですが、少なくとも現在放送しているのは、古い録音。
ほとんどがデジタル録音なので、音質は良いのですが。若者が夢中になってFMエアチェック──完全な死語──をしていた時代とは隔世の感があります。チューナーが売れないわけだ。
残念ながら、アキュフェーズのプリメインアンプは期待していたほどではありませんでした。正確なんだけど、測定器のような音。歌を楽しく唱う感じがない。でも、ボード型のDAコンバーターはまったく別。
図抜けた音質です。歴代の高品位マシン(TEACの“D-500”(改造)、ソニーの“BDZ-V9”、OPPOの“BDP-105D JAPAN LIMITED”、“SONICA”そして“UDP-205”)を圧倒。OPPO社の製品も解像度が高い。でも、高音に部に癖──明らかに意図的──があるのです。
対照的に、アキュフェーズは良い意味で冷徹さに徹している。それでいて、唱うことの楽しみも忘れていない。正直なところ、どうやったらこんなマシンができるんだろう、という感じ。これをスタックスの“SRM-600 LIMITED”と“SR-507”イヤースピーカーというの組み合わせで聴きます。
十分に満足して、就寝するためにイヤースピーカーを収納場所に戻そうとしたら、「パカッ」...。就寝直前でかなり酔っぱらっていたこともあり、その瞬間は何が起きたのか理解できませんでした。しかしすぐに血の気が引き、事態を悟ります。壊れてしまった...。
オーディオテクニカに続く、悲劇。否が応でも、“SR-507”の前に購入──33年前(!!)──した“SR-Λ”の部品を破損してしまった時のことを思い出してしまいます。
その時はプラスチック製の部品が壊れたので、まず自分で修理すべく、補修用部品を購入して送っていただきました。でもスタックスの製品は、例えばプラスチック部品の中に金属部品が埋め込まれているなど、非常に頑丈な造り。自分で修理するなんてできないことを悟り、メーカーで修理していただきました。
だから直してもらうしかないと考えて、その時は就寝。翌朝、改めてイヤースピーカーを手に取ると、「ボロッ」と何かが落ちました。もちろん部品。それを集めると同時に破損箇所の状況を確かめます。
前の晩は、プラスチック製の部品を破損してしまったと思い込んでいたのです。でも、強い老眼鏡をかけてよく観察すると、破損箇所は見当たりません。バラバラにはなっていますが、各パーツとも問題なさそう。落ちた部品を確かめると、まずビス(ネジ)が1個。
そして、大きさと厚みが微妙に異なるワッシャー(接合部に使うリング上の部品)が3個(以上、写真右側)。
要するに今回は、ネジが外れてしまったということらしい。
これなら自分で修理できるかも。というわけで気を取り直します。寄せ木細工のような構造ですが、各部品の役割を論理的に考えると、解はただ一つ。ただしここで、新たな難関が。ネジの頭の形状が特殊で、普通のドライバーでは修理できないのです。
でもそこは、西村センセイ。Mac miniの不具合の時にも登場した「トルクスドライバー」(写真右上)を持っています。ご覧のように長いドライバーだけだったため、作業は難しかったのですが、それでも無事に、ひとまず作業完了。
現在のところ、問題は起きていません。この国には、情けない政治家その他とは対照的に、きちんと仕事をしてくださる会社がまだしっかりと存在するんだ...。
■6月15日(月) 大気はまだ不安定ですが、キャンパスはいつもの動きと平静さを取り戻しつつあります
今日も予定を変更してお伝えします。やるせなさだけが残った先日とは対照的に、ほっこりする場面に出くわしたので。
起床するとまず、窓の外を確認します。予報では「朝まで雨がのこるかも」とのことだったのです。確かに、道路はまだよく乾いていないし、愛車の屋根には水が残っています。ただし天気は回復するとの予報。
というわけで、今朝は自転車でご出勤。このところのセンセイは、ややストレスが上昇気味。これが血圧を上げる最大要因らしいのですが、仕方がない。重要な、しかも相手がある仕事の締切が迫っているので。でも、その最大のものはあっさりと解決。
センセイが超人的に頑張ったのではありません。センセイのダメさ加減に見切りをつけた事務方が、先回りして──完璧に見抜かれている──片づけてくださっていたのでした。でも、一人で仕事を抱え込まないこと、そしていざという時になんとかなる(してくれる)ネットワークも大切。
絶対、その瞬間にセンセイの血圧は下がったと思う。血圧計を持ちあわせていなかったので、わかりませんが。やれやれと思っていたところに、外線電話。局番は「03」。覚悟して受話器を取ります。
案の定、重要なビジネスパートナーから、ある種の催促。実際には状況確認なのですが。すでに数日前、メールを頂戴していたのです。
でも、他の案件を含めて丁寧に対応する必要があったため、今日まで先送りしていました。この辺が、いかにもセンセイという場面ですが、先方からしたら「さすがに...」。というわけでわざわざ電話に至ったという次第。情けない。
でもまぁ、ここは誠心誠意の対応。気持ちに区切りをつけるべく、ここでお昼にすることに。校舎を出たところで、女子学生2名を含む作業服姿の学生の姿に気づきました。それが最初の写真。
環境土木工学科の測量実習です。例年なら1ヶ月くらい前(こちらやこちら)に実施するのですが、今年はご存じの事情で遅くなったようです。さすがに、こればかりは机上で行うわけにはいかない。
何だかんだ言いながら、学生諸君は知的に楽しそう。少なくともやらされ感や荒れた感じはありませんでした。午後は明日朝イチの講義の準備。これもなかなか気を使う仕事。さすがに明日に迫っているし、受講生諸君も準備が必要。
というわけで、ここは踏ん張ってお仕事。積み残しはありますが、スーパーから惣菜がなくなる時刻になったので退勤します。野菜類はたっぷりあるので、お刺身だけ買って帰路に。
途中、夕焼けに気づきました。それそのものは特筆すべきことはないのですが、気づいたのは雲の様子。雲がとても不安定なのです。雲は常に、空に浮かんでいます。落ちてきません。
正確に言うと実は、雲は常に自重で落下しています。ただし高度が下がると気温が上昇し、雨粒が透明な水蒸気に変わります。だから「浮かんでいる」ように見えるのです。
意外に思われるかもしれませんが、晴れた日だけではなく、雨雲でも同様。さもなくば、抱えきれなかった水分は「雨」という名の水滴として地上に落下。
写真の雲、形状が不安定です。すぐに雨が降るような状況ではないのですが、大気が安定していないんだろうと思います。これで上空に寒気(=重い空気)が存在したら、天気は一気に不安定になるはず。
でも、今日はまだ、そこまでではなかったか。...と思って、帰宅後にニュースと天気予報を確かめると、すぐ近くの白山市には大雨注意報。やはり大気は不安定だったようです。
引き続き厳しい環境下ではありますが、でも、学生諸君はこのように自らの潜在的な力を顕在化された能力に変えようとしています。つまり、彼ら彼女らが、自らの力で着実に成長している、ということです。
■6月14日(日) 晩の惣菜すら... ──梅雨前線による大雨の中を、やっとで金沢へ移動しました──
予定を変更して、タイトル通りの話題。
今日は金沢への移動日。いつもの時刻に起床します。9時頃から雨との予報だったのですが、雲の隙間から太陽も見えます。にわかに予報を信じられないほど。
8時前に自宅を出発。センセイは南西方向へ向かうのですが、確かに前方には一面に薄暗い雲。ただし背の高い積乱雲や、寒冷前線に伴う「真っ黒な雲」というわけではありません。交通量の多い上越市旧直江津地区を注意して通過。
やれやれ。その頃からフロントガラスに雨粒が当たり始めました。最初は微かだったのですが、次第に形も大きさもはっきりしてきます。ただしまだ、黒雲ではない。新潟県最西端の糸魚川(いといがわ)市を通過すると、悠長なことを言っていられなくなりました。
ところどころ猛烈な雨。いつもは県境にあり、行程のほぼ中間にあたる道の駅「越後 市振の関」で少し休憩するのです。難所で知られる親不知子不知(おやしらずこしらず)を無事に越えたので。でも今日は、トイレ休憩だけ。それも、できるだけ濡れないように小走り。
ただしこれは、ほんの序の口。富山県に入ると局地的──例えば数百mで状況が違う──に猛烈な雨。特に上市町などでは、ワイパーを早めても前が良く見えない時があるほどでした。
いつもは途中のスーパーで晩の惣菜を購入するのですが、¥数カ所ある候補をすべて横目で見送り。富山県西部で少し小降りになったのですが、県境を越える前後から再び猛烈な雨。写真(ドライブレコーダーの映像)は、12時23分頃、外郭環状線(右側)に左側から乗り入れる場面。
映像の左右のみをトリミングしているような状態で、かなり縮小しています。そのため、「多少見えづらい」くらいに感じられるかもしれませんが、実際は非常に緊張を強いられる運転状況です。センセイはスモールライトだけでなくフォグランプ(状況によっては尾灯も)を、そしてところどころで前照灯すら点灯。
同じような車も多かったのですが、中にはライトを使用していない車も。夏用タイヤを新品に換装していたので、走行そのものに不安を感じるような場面はありませんでした。逆に言うと、費用だけを重視して古いタイヤを使い続けていたら、事故を起こしかねない状況でした。ただし視界の悪さは別。
今回は細心の注意を払って運転していたので事なきを得ましたが...。あんな酷い場面で、みんな、良くスピードを出せるなと思う。
金沢到着後に気象庁アメダスの記録を確かめると、、センセイはところどころで1時間あたり20mmの雨の中を走行していました。上市町を含めて大雨警報が発令されていました。それでこのような状況。
1時間あたり数十mmとか、ましてや100mmのオーダーになったら、話はまったく別です。