2020年5月30日更新(2020年6月7日ページ移動)
■5月30日(土) 持つべきものはネットワーク。ただしそれでも、できることとできないことが...
というわけで、今日のセンセイは予定通り、本当に久しぶりに新潟市内へ。
主目的は市西部(西蒲区)にある家人関係者宅を訪れることなのですが、センセイはそのついでに、不具合が確認されたMac miniを修理してもらうため、市内東部のコンピュータ店「ウッドペッカー」(写真)へ。
訪れるのは数年──下手をすると10年近いかも──ぶり。というか、そもそもセンセイが新潟市に入るのは、昨年8月以来じゃないだろうか...。
あらかじめ連絡してあったので開梱後、すぐに奥の部屋で修理作業に。ネジを床に落として探す姿を含めて、進行状況がわかるようになっています。
いざという時、頼りになるのはネットワーク。人的資源です。約15年ほど前に、いまだ現役のG4 Cubeを修理していただいたことがあります。たまたま別なお客さんが現れて、Macコミュニティーのありがたさを再認識した時の事を思い出しました。
解体作業は15分弱で終了。ただし組み立てはその倍くらいの時間がかかります。ご主人によると「HDDからSSDへの交換など、何回も経験しているが、(いつも、放熱のために穴が空いた)パンチングメタルが上手くはまらない」とのこと。
さらに10分くらいかけて、動作確認。トータル1時間弱ですべての作業を終えました。代金は消費税込みで10,000円。お礼を述べて、お店を後にします。
帰宅後確認すると、もちろん時刻設定その他の問題はありません(ちなみに3ヶ月保証)。インターネット上の時計とも繋がりました。ただし残念ながら、Mac側ではインターネット網と接続できず。相変わらずDNSの問題と指摘されます。
Windows側だと問題ないのですが...。というわけで、別な解決策を探ることにします。
具体的には、大学でこれまで使ってきたものの、大学のWindows 7マシンネットワーク接続禁止令とそれによるWindows 10対応マシンへの交替によって、一線を退いた私物マシンを自宅へ持ち帰る予定。
果たして、どうなる?!
■5月29日(金) 何でも受け入れてしまう、ホントに懐が深いマシンです ──西村センセイ、ブツヨクに走る(4)──
というわけで、昨日の続き。
ハードに続いて「ソフト編」としたいところですが、実際は導入初期の使い勝手程度の報告に留まります。悪しからず。
昨日の写真を見るとわかりますが本体前面には、左側から電源ボタンおよびディスクトレー部、中央上段に表示部、下部に基本操作部。そして右側が各種設定部となっています。全体としてはアナログ感覚。
センセイらの世代なら、マニュアルをまったく読まずに完璧に操作できます。(実際、ほとんど目を通していない)最初の写真は、右側を拡大したもの。まず注目していただきたいのは上段、横一列に並んだ操作ボタン。まず、左から2番目のそれは、入力ソースの選択。
2枚目とも関係しますが、アナログ/SDI(後述)/iLink/HDMIを選択できます。ここが最大のツボ。現在の民生機に搭載されなくなった機能です。その右、二つのボタンは録画先。
HDD(1TB)か、BDないしはDVDを選択できるだけでなく何と、同時記録も可能。例えば結婚式などの場面で、ちゃんと編集して納品する前に、収録した画像をBDに焼いて、会の終了直後に主催者に渡すような使い方を想定しています。
まぁ、センセイにご縁はありませんが。下段は一時的に接続、挿入するケーブルやメディアの接続部。左からビデオカメラなどのSDメモリカード挿入部、iLink(とUSB(ビデオカメラなど)のケーブル接続部。
個人的に重要なのは、“iLink”(IEEE1394)端子。“HDV/DV”と記されています。後者がSD(標準画質:モーションJPEG)で、前者つまりHDVはそのハイビジョン版(ただしMPEG)。このマシンはその両方にちゃんと対応すると宣言しているのです。
先日購入したパナソニック製民生機はDVに対応していないらしい。(ただしあまりに忙しいので、HDVを含めて対応/非対応を未確認)本来は双方向の規格──ケーブルを1本接続するだけで、どちらも再生・録画が可能──なのですが、“HDV/DV”の右側に“IN”と書かれています。つまりデータの受け入れのみ。積極的な姿勢を感じられません。
AppleとSONYというトップメーカーの鳴り物入りで始まった“iLink”。当初はともかく、その後はぱっとせずに、USBその他の規格に敗北していきます。どうやらその背後には、特許とライセンス料の問題があったようです。う〜ん、オトナの事情かぁ。
個人的には“iLink”を使えなくなると困るんだけど。(だからこそ本機を購入した)右の写真は背面部。前面と異なり、こちらは常時接続するケーブルの端子です。左からBNCコネクタの“SDI”(業務用ビデオ機器の映像・音声接続規格)。
その右に二つのHDMI。紅白はRCAピンの音声入出力。その右はアナログ映像入出力(S端子:Y/C分離のコンボジット信号)。右上に移動して、BNCのアナログ映像入出力。右下は映像のコンポーネント出力。分かる人が見ればわかります。完全装備。
背面のツボは、中央やや左のHDMI端子。出力端子があるのは当たり前。でも左側の入力端子を装備しているAVアンプやBDプレーヤー(例えばこちらやこちら)はあっても、レコーダーはほとんど存在しない。
ポイントは、著作権。HDMI入力を持つレコーダーがあれば、著作権上の権利を持たない動画も「録画」できてしまうのです。もちろん対策は存在しています。それが“HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)”という技術。
放送番組など著作権がある内容を録画した動画を接続しても、録画(コピー)はできません。残念でした。たとえ録画は無理でも、映像を見ることくらいは...と思って仮に接続してみたのですが、警告画面が出て、視聴すら許されませんでした。
JVCの“SR-HD2700”。個人的には万能マシンですが、一般的には(やたら高いだけの)無用の長物、というわけです。
■5月28日(木) 業務用ブルーレイレコーダーをもう1台購入しました。私物です ──西村センセイ、ブツヨクに走る(3)──
お待たせしました。タイトル通り、ブツヨク満開のお話です。
言い訳が許されるのなら、センセイとしては必要性に応えてくれる適当な機種がなく、止むを得ず購入したと考えています。だからブツヨクというのは適切ではない。ただし他の人が賛同してくださるかどうかはまったく別。
う〜ん、難しいだろうなぁ...。お察しの通り、今回導入したのは公費でも購入したJVC製“SR-HD2700”。シリーズの最上位機種です。多くの入力に対応できる万能マシン。
でもあまりに高価なので、最初は検討候補の対象外でした。お伝えしたように、大学のマシンの導入を検討する過程でこのシリーズの製造が完了し、後継機種がないことを知りました。慌ててさらに調査。
すると2店舗に、未使用の新品──いわゆる「新古品」──在庫が存在することを知りました。価格は新品の、約半分。それでも民生用最高機種とほぼ同価格ですが、これはもう、買うしかない。大学のマシンより先に到着しました。
開梱に慣れていたのはそのためです。1枚目の写真は、アパートで開梱時に撮影したもの。右奥は、今回購入したパナソニック製“DMR-BRG2050”。金沢で使用するために1台を運んできました。
被写体までの距離の違いを考慮しても、存在感が全く違います。(横幅はほぼ同じ)新たに2台のマシンを金沢のシステムに導入することになったので、いろいろと準備が必要です。そこで時間と気力、そして体力がある時を見極めて、一気に作業を進めます。まず、何から始めると思いますか?
答は「部屋の掃除」。西村センセイ、料理はまったく苦ではありません。むしろ大学の学部8年間(!!)の後半はコックで生活費を稼いでいたほどなので、料理は得意。ただし掃除は苦手。
洗濯もダメで、すべて家人任せ。実際、金沢のアパートに洗濯機はありません。(実話)まずは隣の和室から始めて、機器がある洋室を掃除します。左上、奥にある机を囲むように、左には僅かな書籍や書類。そして右側(写真右奥)にAV機器。
掃除機をかけてからAVラックを移動し、清掃兼機器の入替兼配線の変更に取り組みます。床はアナログ/デジタル、そして音声/映像の各種ケーブルでスパゲッティ状態。“BVZ-AX2000”を導入した時以来ですから、約10年ぶりの大規模な作業です。
ここまでの所要時間は、約4時間。実話です。想定以上に時間を要している──つまり、それだけ老化が進んでいる──ので、ひとまず食事。体力だけでなく、注意力もリフレッシュ。ここからさらに2時間を要して、やっと3枚目の写真の状態に至りました。
一部未配線が残っていますが、これがほぼ最終形態。ラック内、左上から“DMR-BRG2050”とその下の“SR-HD2700”。同時に使用することは考えられないのと、棚板がないので、2段重ねにしました。下段は、自宅のマシンが頓死した“BVZ-AX2000”。
そして最下段は、AV機器のスイッチャーも兼務している名機“BDP-105D JAPAN LIMITED”。右側は上から順に、DENONのアンプ“PMA-390RE”、12年半前に購入した当時のフラグシップモデル“BDZ-V9”(現役!!)。そして最下段はSONY最後のβデッキ“SL-200D”です。
この辺りにはDV/S-VHSダブルデッキ“WV-DR7”が設置されていました。でも現在、金沢のアパートにはVHSのテープは存在せず──ただし、研究室には残っている──標準サイズ・ミニサイズのDVテープは、ラック左上の業務用“HVR-M25AJ”デッキで対応できます。
貴重なマシンなので廃棄はしませんが、スペースが不足しているので、ここは押入で待機していただきます。ラック上のモニタは業務用有機ELモニタ“PVM-2541”。信じられない画質です。最初は別な場所に置かれていたのですが、配置替えで特等席に鎮座することになりました。
ちなみにその右側はSTAXのイヤースピーカーシステム“SRM-T1”。自宅書斎のシステムと入れ替えました。長くなりました。ここまでは、いわば設置編。ハードウェア編というべきかもしれません。でも最も重要なのはシステム。つまり全体の機能と、それを脇で支える使い勝手です。こちらについては、次回。
「福音(ふくいん)」──「良い知らせ」の意──をご期待ください。
■5月27日(水) 西村センセイ、洗濯物に救われる ──アパート近くの立派なお宅が、まさかの解体?!
──
...え"っ?!
写真は先日、珍しくアパートへ一時的に戻った時に撮影したもの。バタバタしていてIDカード(身分証明書)を置き忘れてしまったのです。金沢工大は引き続き、キャンパス閉鎖中。IDカードがないと、入館すらままならなりません。
だからこの日の朝は、守衛さんがいる正面玄関から入れさせてもらいました。自転車に乗ってアパートに接近すると...何だか、変。
アパートの斜向かいに小さな公園があるのですが、その脇、センセイが通る道路に見慣れない車が数台止まっています。明らかに工事用の車両...何だろう。
異変の正体を理解しました。公園に接して2軒の大きな、そして立派なお宅があります。1軒はアパートの真向かいなので、慣れ親しんでいます。高齢の奥様が単身で暮らしていらっしゃいます。
でももう1軒はほとんどご縁がない。この2軒は、背中合わせに建っているのです。だから利用する道路も別。その、奥のお宅の周囲に、工事用の仮設足場が組まれています。そしてその中では何と、屋根を剥がす作業が行われていました。何てこった。
これは、家屋を解体する際の最終段階──正確にはその一つ前──なのです。何度もお伝えしているように金沢工大近辺、そしてアパートの周囲はやや古い新興住宅街。最初の入居者は半分以上が鬼籍(きせき)に入りつつあり、世代交代がまだら模様で進みつつあります。
家族構成などを知らないこの立派なお宅も、訳あってついに...。あれっ?!
写真中央工事用フェンスの奥、お宅の2階に「ある物」を視認しました。それは洗濯物(屋根で作業している方の下)。建物の解体なら、建物内をすべて片づけてから屋根を撤去します。もちろん洗濯物が存在する余地はない。
お察しの通り、解体というのはセンセイの早とちり。このお宅はスレートの屋根だったのですが、劣化が進んだのでしょう、葺(ふ)き替え工事をしているらしい。大山(/泰山)鳴動(たいざんめいどう)して...というわけです。
お騒がせしました。はい。
■5月26日(火) これも一つの、「隠れた教育課程」 ──大家さんは、学生とともに生きる」ことを選択した──
今日は火曜日。
今学期の火曜は、朝イチに1年次の必修科目を持っています。締切が目の前に迫らないと勉強や仕事をしない西村センセイ──小学生の時からこの点は変わらない──なので、早朝に出勤して授業の準備。トホホ。
その甲斐あって(?)か、講義は無事に終了しました。金沢工大、現在はまだ遠隔授業のみ。センセイは机の前に座っているだけなのですが、それでも心身ともに疲れる。しかもリアル授業とは違った妙な疲れ方。後片づけをしていたら、もうお昼が迫ってきました。
大学食堂は休業中だし、残念ながら個人的には、近くに「入ってみたいっ!!」という飲食店もない。というわけで、消去法で「ほっかほっか亭」へ向かうことにします。大学脇を流れる高橋川を渡るところで、あれっ?!
前方に長く、そして高く伸びたクレーンのアームが見えます。あそこは、確か....。
というわけで「現場」を訪れました。冬に、奥に見えるものとほぼ同じアパートを解体していた場所です。ここへ来るのはその時以来なのですが、すでに新しいアパートの新築工事が進んでいました。
やはり今風の建物になるらしい。お風呂はもちろん、トイレや洗面所まで共同という古いタイプの「寮」──学生諸君はアパートをこう呼ぶ──だったので、それ自体に驚きはありません。センセイの関心は別なところに。
建物の更新が迫ったことを認識した大家さんには、いろいろな選択肢があったはずなのです。例えば様態はともかく、同じようなアパートに建て替える。所有はしても、運営を業者任せにすることも、そしてそもそも学生相手の商売を諦めることだってできる。
極端なことを言えば、土地を売却して現金化することも。でも、このアパートの大家さんはそうしなかった。換言すると、大家さんが選択したのは「(金沢工大の)学生とともに生きる」ということ。
3月までの入試部長という立場上、センセイは大家さんの様子を間近に見る機会がありました。大家さんにとってアパートの経営は文字通りの「商売」。例えば採算が取れなかったら、いずれ撤退するしかない。
それ自体は事実ですが、しかしそれが「事実のすべて」であるとは限らない。学生のアパートを訪問したりすると実感するのですが、大家さんの多くは入居する学生を実の子供のように考えています。そしてそれに応えるかのように、学生諸君は新しい「育ての親」の元で、自己の古い殻を脱ぎ捨てる。
これも教育の本質(の一部)。教育学では、学校の授業以外のクラブ活動、寮生活なども児童生徒、学生を育(はぐく)むことの重要性が認識されています。「隠れた教育課程」(“hidden curriculum”)と呼ばれるもの。正直なところ、大家さんがどこまで明確に意識していたのかはわからない。
でも少なくとも結果的に、大家さんが教育的な立場を選択したこともまた、確実。「こんなこともあるんだ...」というのが、センセイのホンネです。
■5月25日(月) 改めて、引き際が肝心 ──西村センセイ、Mac miniの自前修理を断念する──
今日はタイトル通りの話題を。引き続き、当初予定していたものではありません。
週末に帰宅し、書斎のMac mini(こちらの一番下。2010年モデル)を起動...あれっ?!
Macの内蔵時計が2001年1月1日に戻っており、警告が発せられています。それ自体はさほど珍しいことではありません。導入から9年半が経過しているので、各種パラメータを保持している内蔵バッテリーは、とうの昔に空っぽ。
ただし、いつも通電していれば、問題が顕在化することは少ないのです。でもセンセイの場合、このマシンを使うのは週末の帰宅時のみ(効率の悪い生き方だ...)。しかも不在時は、火災防止と電源部の電解コンデンサー保護のため、メカニカルスイッチを使用して、完全にAC電源から切り離しています。
もちろんBDレコーダーなど、常に通電している必要がある機器は別。研究室、そして金沢のアパートも同様です。センセイが古い機器を長く使用できるのもたぶん、これが理由の一つ。
書斎のMac miniの場合、放っておけばインターネット網と接続して勝手に時刻を修正するのです。だから今回も...が、なぜか修正しない。ブラウザを起動してネットに繋ごうとしたのですが、インターネットに接続することができません。
ナシテ?!調べてみると、DNS(Domain Name System)関連に問題があるとのこと。さし当たり必要な機能は“Fusion”を使った仮想Windows環境。無事に起動しましたが、やはり時計がおかしい。でも、なぜかこちらはインターネット網に接続できる。
古いマシンだし、仮想Windowsマシンが使えれば最低限、何とかなる。「見なかったことにしよう」かと考えて始めていたら、調整したはずのWindowsの時計が狂ってきました。マズい。もはやゴマカシは効かない。
内蔵電池を交換することにします。調べてみると、このモデルの内蔵電池は“CR2032”というごく普通のボタン電池らしい。自転車に乗り100円ショップでゲットします。
機具が十分に揃っているわけではないのですが、「トルクスドライバー」という特殊なドライバーはあります。いよいよ開腹手術開始。
まず本体をひっくり返し、下部と脚を兼ねている樹脂製の蓋を外します。写真はさらに、下部にあったメモリー2枚を外したところ。ここまでは誰でもできる。
問題は写真左上のファンを外し、筐体を開腹できるかどうか。ファンは簡単に外すことができたのですが、そこへ電力を供給しているコネクタを外すことができません。以前より二まわり小型化されています。金沢を含めて、必要な機具を持ちあわせていません。
それにそもそも、老眼が進んでいるので良く見えない...。かつては日本IBM製の寄せ木細工のような“PowerBook 2400c”を分解(こちらやこちら)していたセンセイですが、ここは引き際が肝心。自前での修復は断念します。ただしそれがそのまま、このマシンの廃棄を意味するわけではありません。
たまたま今週末、家族の用で新潟市西部へ行くことになりそう。そのついでにセンセイだけ足を伸ばして、市内中心部にあり、四半世紀もお世話になっているMac専門店を訪れようかと考えています。
連絡を取ると、「たぶん、できます」とのこと。果たして、どうなる?!
■5月24日(日) 西村センセイ、叱られる ──石川県が斡旋したマスクを1箱購入しました──
今日は予定を変更してお伝えします。
先週末に帰宅したところ、開口一番、家人が「マスクは?」
我が家では、OLとして都内で働く娘に荷物を送ることにしているのですが、先日ご紹介した石川県による2箱までのマスク販売斡旋を家人に伝えたところ、そのマスクを同梱したいとのこと。それはそれで、わかる。
ただし先々週末の段階では、「娘に電話で確認する」とのことだったのです。実際、電話したらしいのですが、その後の連絡は来ない。というわけで、マスクを買わずに帰宅しました。でもそれは、「連絡がなくても購入する」という意味だったらしい。というわけで叱られた西村センセイ、黄色いハガキを手にして、近くの「アオキ」へ。
お店の周辺に、特に変わった様子はありません。いざ入店しようとして、え"っ!?
入口ドアの脇に、ネクタイこそしていないものの、背広姿の若い男性が立っています。マスク購入の案内を手にしています。それによると、とにかくレジへ向かえとのこと。怪しそうな人ではない。
でも身のこなしからして、明らかに民間人(アオキの店員)ではない。アオキはお店の出入口付近にレジがあるですが、驚いたことに、そこにも若い男性がもう一人。いずれも石川県の職員なのでしょう。
ご苦労様です、というべきか、殿様商売が滲み出ていますよ、と教えてあげるべきか...。向かったレジで若い男性店員に何か尋ねられたのですが、高齢で耳が遠くなっている西村センセイは聴き取れない。
確認すると、「1箱ですか、2箱ですか」?お店の入口には、中国からマスクを運んできた大きな箱が置かれています。それはともかく、写真の50枚入りマスクをゲット。
案内では2,350円(税込)での販売とのことだったのですが、支払いの段階では2,000円。マスクの実態販売価格に合わせたようで、県の「マスク購入のあっせんについて」でも修正されています。
帰宅してから確かめると、ごく普通のマスク。可もなく、不可もなく。帰路、食料調達のため大学斜向かいのドラッグストアに立ち寄ったのですが、レジではなく、本来の売り場にセンセイが以前購入したアイリスオーヤマ(株)製のものを含めて、数種のマスクがたくさん陳列されていました。
流通在庫はすでに十分存在するのです。もちろん既に、人々が競って買い求めるような状況ではない。
金沢では在学生向けに5月22日日付で「今後の段階的な対面授業の開始について」をお知らせしました。6月2日──1日は創立記念日で、事実上のお休み──以降順次、実験実習科目、そして初年次教育科目から他面授業を再開します。
要するに、大学が本来の活動を再開。それを考えると、もう1箱買っておいた方が良いのかなぁ...。
何しろ、新型コロナウイルスがかなり流行した石川県ですら、「アベノマスク」はまだ届いていないので。