2020年6月13日更新(2020年6月21日ページ移動)

──2020年6月第2週のニュース──

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6月13日(土) 実際には、意識のし過ぎだと思うけど... ──「目にして嬉しくはないもの」を見てしまった──

 週末なので新潟の自宅へ戻りました。今日はほぼ終日、家族サービス。

 加えて自宅で使用しているMac miniのトラブル対応すべく、金沢のものと入れ替えるために“Boot Camp”を用いて、それぞれにOS(Windows 7)と、Officeその他ソフトの再インストール作業も。かなりの作業量になるので、こちらはまだ未完成ですが。
 写真は、実家から戻る途中に撮影したもの。

 今日は都合で、家人が日中不在。その関係で、晩酌のツマミを買う必要があります。母親の食料買い出しに付き合い大きなスーパーに行ったのですが、適当なものがない。
 そこでその帰路、自宅近くの良く知っているスーパーに立ち寄ったのです。

 駐車場に車を止め、マスクをして店内に入ろうとして、あれっ?!

 先日は八戸ナンバーのStepwgnでしたが、今度は金沢ナンバーのFITの前面ガラス内側に写真の札、う〜ん、センセイと逆の立場じゃないか。石川県内で新型コロナウイルスが続々と見つかった頃、金沢は相当緊張していました。
 「いつ、どこで何が起きてもおかしくない...」というような感じ。

 ただし、愛車を傷つけられるような感じではなかった。まぁ、20年近く新潟県西部を示す長岡ナンバーを止めているからかもしれませんが。ちなみにアパート駐車場の隣の車は、最近入居してきた方の福井ナンバー。
 それに比べれば、自宅がある柏崎市は田舎だし、感染者も格段に少なく数人。

 だから客観的に考えれば、意識し過ぎ。

 察するに、例えばこの春、つまりウイルス感染の拡大で緊張状態の中、仕事の都合で金沢から新潟へ引っ越してきた方。もちろん昨年、あるいはその前年かもしれませんが。とにかくこの田舎での生活に、まだ慣れていないんだと思う。
 彼/彼女を責めているのではありません。

 そのように感じるのはごく自然なこと。だからこそ、不安を感じている多くの方のために、それを直ちに打ち消すことはできなくても、まず長期的な視点を伝え、次に当面の施策を通じて不安を軽減するのが為政者の仕事
 然るに...。

 でも、ま、いっかー。程度の差こそあれ、もう、皆が知っていることなので。



6月12日(金) 一瞬の、油断 ──西村センセイ、数十年ぶりに包丁で怪我をする──

 “Zoom”を用いた遠隔授業だとパソコンの画面に入ってしまう──センセイは歌って踊るので──ため、昨日の授業の受講生諸君には一部お伝えした内容。

 また怪我といっても大したことはありませんので、ご安心下さい。単なる切り傷です。写真は一昨日の晩に撮影したもの。

 何度もお伝えしていますが、西村センセイは原則として週末に実家で両親の面倒を見ています。本当の目的は安否確認(!!)で、仕事は食料の買い出し。
 そして二人の愚痴を聞くこと。

 その代わり、というわけではないのですが、帰りに母親が育てた野菜類を貰います。お金の問題ではありません。こちらもしばしばお伝えしていますが、母親は本当に美味しい「野菜」を作る。
 残念ながらセンセイはその才能を引き継いでいませんが。

 一部は金沢へ運びます。一戸の農家が育てる農作物には必ず端境(はざかい)期があるので、その時は市内の農家が育てたものを「愛菜館」で購入。
 というわけで、センセイの主食は野菜とお米。

 今は野菜が豊富な時期なので、今週は「最後だからね」というレタスと春キャベツを金沢へ持ち込みます。傷みやすいレタスを先に頂きます。「野菜」の味です。
 キャベツは週の後半。春キャベツは傷みやすいのですが、しかたない。

 他の人が食べるわけではないし、時間もない。いつもごく簡単に調理します。それに、その方が野菜の美味しさを引き出すことができます。二重底のフライパンを傷めてしまったこともあり、少なくとも春キャベツについては千切りにしてそのまま頂きます。
 で、一昨日の晩。

 いつものように千切りにしていた時、嫌な予感がしました。敢えて無視し、そのまま包丁を使っていると...あ"っ。

 包丁が皮膚をかすめたことはわかったのです。その時は「たいしたことない」と自分に言い聞かせたのです。でも次の瞬間、さらに(ほんの少しだけ)深く...。もはや受傷(じゅしょう)は確実。血が滲んできました。
 8年間に及び学部学生の後半、「ヤッパ」こと包丁で生計を立てていた西村センセイ。(現在の受講生には話していません)

 刃物の怖さは良く知っていたので、その取り扱いには本当に注意してきました。記憶に残っている限り、包丁で傷を負ったのは40年弱ぶりくらいじゃないだろうか...。覚えていないだけかもしれませんが。
 老化に伴って視力が低下しており、気をつけなきゃ、と注意していたのです。

 でも、そこに油断があったことは認めざるを得ない。

 ちなみに写真は、水仕事をした後に撮影したもの。絆創膏全体にその跡があるのはそのためです。実際はもうちょっと悲惨でした。いずれにせよ、反省。



6月11日(木) 遠隔授業の最中、何やら黒いものが... ──ヘッドホンのイヤーパッドを12年ぶりに交換しました──

 今日は木曜日。お昼を挟んで午前と午後に3年生の講義があります。

 センセイが担当する1年生の科目は、先週末(センセイのクラスは今週火曜日)から対面授業になりましたが、3年生対象のこの科目は引き続き、遠隔授業。学期半ば、つまり折り返し地点に至ったので、講義をする側も受ける側も遠隔授業に慣れてきました。
 今日の午後は、講義開始直前に技術的なトラブルが起きてバタバタしましたが。(情報工学科2組の皆さん、ご迷惑をおかけしました。)

 今まで問題が起きなかったわけではありません。初回は音声の問題に悩まされました。でもおかげで、その後は大過なく講義を進めています。学生がホンネで意見を語る場面などでは、対面よりも遠隔の方が良い場面すらありました。
 経験して初めてわかったことです。

 でも、お伝えしていなかったトラブルも。

 センセイの場合、遠隔授業は“Zoom”を使っています。その際、複数のパソコンを用いて、センセイ用とは別に、受講生が見た画面を再現(こちらの写真左側)しています。音声も同様。その音声をモニタ(検聴)するために用いているのがヘッドホン。
 ご存じの方も多いと思いますが、センセイはヘッドホンマニア。(と言っていいと思う)

 学生時代、お金がなくてスピーカーを買えなかったから、というのがその始まり。大人になってからは、「オーテク」ことオーディオテクニカの“ATH-M9X”(製造完了)という製品がメインでした。セミプロ用の名機です。
 30年くらい前、初めて母校国際基督教大学に助手(現在の助手ないしは助教)として採用された頃に購入したはず。そして、かなり高かった。

 でも、遠隔授業で使っているのは別な機種。2011年に購入したボーズの“QuietComfort 15”です。2005年に購入した同社“QuietComfort 2”の後継機種。
 修理を依頼したら部品がなく、もう直せないとのことで、やむを得ず、後継品を割安で購入しました。

 ただし残念ながら、肝心の音質がイマイチ。“QuietComfort 2”は歌を唱うように鳴り響いたのですが...。う〜ん、ボーズ、どうしてこうなった?
 特に3年前、ソニーの業務用“MDR-CD900ST”を購入してからは、窓際族どころか、すっかり引退状態。

 ところがそんなボーズにも、再び陽が当たる機会がやって来ました。新型コロナウイルス対策の、遠隔授業です。

 パソコンのオーディオジャックはミニフォーン端子。“MDR-CD900ST”は6.34φの標準ジャックなので、対応していません。そこで急遽、ボーズの出番。
 使ってみると、予想外に良い点も。

 音楽を聴くわけではないので音質は二の次、三の次。それよりも、内容をきちんと聞き取れることが肝心。

 しかも外部ノイズをほぼ完全にキャンセルしてくれるので、講義や会議に集中できる。でもある時、なりゆきで研究室に置いてあったオーテクの“ATH-M9X”を使用。もちろん授業の進行に問題はなかったのです。
 でも...何だか変。

 その日は白色のワイシャツを着て講義していたのですが、その上に正体のわからない黒い埃のようなものが...。最初はたまたましら、と思っていたのです。
 でも気がつくと、センセイの周囲がどんどん黒くなっています。モニタ用の画面を見たら、センセイの耳が黒い(実話)。ナシテ?!

 受講生に気づかれないようにヘッドホンを外します。講義終了後に鏡で確かめると、センセイの耳たぶ、そのヘッドホンが当たっていた場所が真っ黒になっています。
 12年前に交換した“ATH-M9X”のイヤーパッドが劣化して、剥がれていたのです。

 それが最初の写真。ウレタンの部分がボロボロです。最近も時々使用していたのですが短時間だったため、劣化に気づかなかったようです。
 正直なところ、最初はもう捨てようかと思ったのです。30年以上前の製品ですよ。

 でも、“MDR-CD900ST”でも得られない良い点もある。純正の補修部品はもう供給されていないので、ほぼ同等品(写真右下)を探して購入しました。気合を入れ直す目的もあって、今日、交換作業を実施。
 交換作業の手順や様子については、こちらをお読みください。

 基本的には10分くらいで作業完了。ちなみに、一番時間を要したのは、外した古いパッド付近の汚れを拭き取ることでした。ちなみに、右の写真で妙な点に気づかれたでしょうか。すでに交換済の右側です。
 ハウジングが、内側ではなく外側を向いています。

 このままでは耳に当てることができないのですが、これは組立ミスでもなんでもなく、業務用あるいはセミプロ用の多くは、このように片方を外し、片耳で会場内の音声──「エアー」と呼ぶ──を確認できるようになっているのです。

 その意味でもやはり、良い物を安易に捨てることはできない...。



6月10日(水) やはり、楽天を好きになれそうにない... ──Mac miniの「故障」の原因がほぼ判明しました──

 対面授業一部再開などで、お伝えし損ねていたお話を。

 先日、自宅書斎のMac mini(Macintohsh側)から(ほぼ)突然、インターネット網に接続できなくなったことをお伝えしました。内蔵電池が原因となっている可能性があったため、専門店に持ち込んで電池を交換。
 されどこちらもご紹介したように、やはりネットに繋がらない

 電池が消耗していることは確実だったのです。でも、たぶんそれが本当の理由ではないだろうと考えていました。一つの可能性は、本体のシステム(ソフト面)で問題が発生している。システムの新規インストールも考えて、システムディスクを用意します。
 チェックをかけますが、やはり問題ないとのこと。

 もう一つの可能性が。Mac側ではなく、インターネット網側に「問題」が発生しているかもしれません。というのはこのところ、Mac miniからインターネット接続に要する時間が長くなっていたのです。
 以前なら、すぐに繋がったのに。

 それもここ半年くらい、そして特にここ1、2ヶ月、それが顕著になっていました。そもそもインターネットは「相手に繋がればラッキー」という仕組み。幾重(いくえ)にも重なるハードウェアとソフトウェアのステップがすべてうまく機能して、やっと情報交換が可能になります。
 典型は、“https”に代表されるプロトコル。

 “http”はセキュリティが甘いので、今では多くのサイトが“https”を利用するようになっています。でも古いブラウザでは、新しいシステムに対応できません。Mac mini標準の“Safari”ブラウザはバージョン(5.1.10)が古く、現在では閲覧できないページばかり。
 それと似たことが、システムにも起きているんじゃないだろうか。

 そう考えてこの週末、2009年──11年前!! ──に購入した私物のMacBook(White:写真中央)を持ち込みました。マシンをすべてMac側から起動したのが写真。
 左からMacBook Pro(10.11)、MacBook(White:10.6.8)、G4 Cube(MacOS 9.2.2)そしてMac mini。

 “http”プロトコルの気象庁ホームページを閲覧しようとしています。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、MacBook Pro以外は全滅。
 白紙のページあるいは、「接続できません」という画面が表示されています。

 MacBook(White)を大学に持ち帰ってネットワークに繋ぐとあっさりと接続。時計の誤差も自動で修正します。MacOS 9ですら、気象庁のサイトに接続可能。
 ただしブラウザが古すぎて体裁がメチャクチャに崩れ、とても実用にはならないのですが。

 なぜ大学で繋がるのかというと、たぶん「セキュリティが甘いから」ではないと思います(実際、かなり厳しい)。研究その他の理由で、いろいろなシステムがインターネット網を利用するため、可能な限り対応できるようにしているんだろうと思います。
 でも自宅のネットワーク網。

 特に入口となるプロバイダは民間の営利企業。はっきり言えば、楽天です。私用メールアドレスなど、従来からの資産の継承を重視して選択したのですが、契約して、実際に利用してみるとデメリットばかり。何より、遅い。
 イライラさせられます。

 そこに、今回の仕打ち。

 古いシステムから繋がらないのはおそらく、プロバイダのサポート打ち切りによるものだと考えられます。メールに関して言えば、レンタルサーバー上でまったく自由に設定できるメールも利用できます(現在は未使用)。
 えーい、この際だ、NTTに戻ろうかなぁ...。

 楽天、なので。



6月9日(火) こんなお宅なら、きっと室内も凝った造りなんだろうなぁ... ──今年度初めての対面授業を終えました──

 というわけで今日は朝イチに、1年生を対象とした対面授業。

 センセイのことですから準備万端...なわけがない。大学に一番乗りして、準備を本格化させます。最後は使用する教材を人数分印刷して用意。これまでは遠隔授業だったので、すべては電子ファイルでのやりとりでした。
 だから今年度初めての印刷作業。

 やはりかなり手間取り、時間的に余裕がない状態で教室のある別棟へ移動します。学生諸君は指定された出入口しか利用できない設定になっています。そして、そのドアの脇には職員が数人。検温の有無を確認していました。
 「3密」──品のない日本語だ──を避けるべく、今日は臨時に大教室を使っての講義。

 開始20分くらい前に入室したのですが、すでに数人の学生が着席していました。70人弱の受講生中、一人だけが遠隔授業を受けるので、両方に対応できる準備を進めます...が、繋がらない。

 これまでまったく問題が起こらず、信頼性の高いシステムを持ち込んだのですが、外部のネットワークに繋がりません。技術の方をお呼びしたのですが、残念ながら時間内にインターネットに接続することはできませんでした。
 開始時刻が迫ってきたので、遠隔の学生は後で対応することとし、とにかく対面授業を始めます。

 肝心の講義。ひとまず始まってしまえば、こちらのもの。注目すべきポイントは学生諸君の表情。やはり最初のうちはぎこちなかったのですが、それがみるみる打ち解けていくのが分かります。
 いつもと違う点があるとすれば、受講生が全員マスクを着用しているということだけ。

 学生は、あるいは広く次の世代は、やはり、学びを欲しているのです。その意味では極めて健全、そして彼ら──男子学生だけのクラスなので──の可能性を信じて良いと思う。
 来客やら明日の講義の準備やらに区切りをつけて、19時前に退勤。

 写真は、いつものスーパーでお刺身を買ってから、自転車でアパートに戻る途中で撮影した、住宅の新築工事現場。写真全体、特に空の下部が赤っぽいのは夕焼けの影響です。
 何度もお伝えしているように、大学近辺あるいはセンセイが借りているアパートの近くは新興住宅街。

 世代交代を含めて土地の利用がダイナミックに変化しています。住宅新築工事そのものは珍しくありません。さすがに、先日のエステサロンは想定外でしたが。
 だからこのお宅についても、最初は「あ、始まったな...」くらいの印象だったし、実際。基礎工事もごく普通だったのです。

 ただし、それなりの敷地なのに家屋になる部分は小ぶり。でも、例えば総2階建てにすれば、室内の面積を稼ぐことができます。でも実際に建設が始まると、何と、平屋。
 それだけではありません。家全体が凹型の配置になっています。

 精神的に、そして資金面でも余裕がないと採用できない方法。凹んだ部分は、中庭になることが予想されます。建物の右側には、屋根の形に沿った窓。窓があるのは当たり前。でもこの窓は嵌(は)め殺し。開きません。
 窓の下の部分でで換気するようになっています。

 要するに相当凝っている、あるいは拘(こだわ)りがあるお宅なのです。若いお父さんとお母さんが子供たちのために一生懸命になって働き、ぎりぎりのローンを組んで何とか建てた、というタイプではありません。
 当たり前ですが、明らかに注文住宅。

 これだけ思い入れがあるお宅なら、内部も相当凝った造りなんだろうなぁ...。



6月8日(月) 金沢工大で一部科目の対面授業が始まりました。センセイの出番は、明日です

 今日はタイトル通りの話題。

 お伝えしたように金沢工大では、先週金曜日から一部科目の対面授業が始まりました。ただし現在のところ、対面授業は実験実習系の科目や、1年次学生を対象した「初年次教育科目」に限定されています。
 しかも西村センセイ、今学期は金曜日と月曜日に授業はありません。

 早朝、キャンパスはどうなっているんだろうと興味津々(しんしん)でご出勤。ただし、当たり前ですが学生諸君はもちろん、教職員もまだ出勤していない。
 というわけで、午前中は研究室で真面目にお仕事。

 お昼、アパートへ一時的に戻ったのですが、その途中でATMを利用するために講義棟を訪れました。入口付近にはおぉ、職員が二人、椅子を出して座っています。
 業務は入館者のチェック。

 現在はまだ、相当限定してでの講義再開なので、入館できる学生は限られています。誰でも入館できるのではなく、入口でIDカードを使って個々に認証し、入館を許可する仕組み。
 しかも入館時には体温を測定。

 関門を抜けると、次のチェックポイントが。マスクの着用です。持ちあわせない学生のために、OB会のご厚意により、50枚入りのマスクを職員が配付していました。
 写真は今日の夕方──午後7時なので、ほぼ夜──に、別棟で撮影したもの。

 この建物では、ご覧のように外にテーブルを出して職員の方が立ち、そこで検温していました。かように、完璧とは言えないかもしれませんが、考えられる可能な限りの感染予防対策を実施しています。
 センセイが担当する初年次教育科目は、明日の朝イチ。

 果たして、どうなる。



6月7日(日) 新型コロナウイルスの影響は、こんなところにも... ──砺波市内の飲食店が閉店してしまいました──

 今日は予定を変更してお伝えします。結果的にですが、3日続けての閉店ネタです。悪しからず。

 「違和感」を覚えたのは先日。

 いつものように富山県内の慣れ親しんだ道を順調に走行していた時、妙な感じがしたのです。ただしその時は、そしてその後も、違和感の正体を確認することができませんでした。でもその時の感覚は、はっきりと覚えています。
 先週の金曜日、自宅へ戻る途中で「その場所」を通過した際に確認してみると...やっぱり。

 道路沿いの看板が白く塗りつぶされています。看板の主に、何かが起きたのです。でもその時はすでに出勤ラッシュに巻き込まれていたし、そもそも歯科治療の予約があったので、先を急ぎました。
 「主」は砺波市徳万の、「お食事処うえの」。

 何度もお伝えしているように、センセイは「キンエン生活」中。塩分の多い麺類、特に好物だったラーメン類は久しく口にしていません。例外扱いの「かけそば つかだ」ですら、昨年末以来訪れていないはず。
 こうなると冗談抜きで、移動時の昼食が問題になります。

 「サンレパス ルート8」はその解答の一つ。ただし、あまりに量が多い。また時間帯の関係で、帰宅する時にしか利用できません。食事を取るとどうしても注意力が低下するので、交通事故の可能性が高まるのです。
 センセイは富山県内を走行する際にかなりの区間、「スーパー農道」を利用します。

 幅は広くなく速度も出せませんが、信号機は少なく車列の流れに身を任せることができます。また地元の方の感覚に触れることも可能。
 その代わり、飲食店は少ない。

 そんな状況の中で見つけたお店の一つが砺波市内、庄東地区(庄川右岸の意)にある「お食事処うえの」だったのです。ただし西村センセイ、まだ入ってみたことはありません(でした)。
 通り道から少し入るので、写真左端の看板を見ながら、そのまま通り過ごしていたのです。

 今日、道路沿いの看板を再確認してから左折し、初めてお店を訪れてみました。一見すると、田舎の大きな民家。でも入口の内側にはしっかりと、「お食事処うえの」の暖簾。
 やはりご主人としては、後ろ髪を引かれる思いがあるのでしょう。

 金沢へ到着してから確かめると、お店のホームページはまだそのまま。業者に依頼して制作しているので、加筆削除できていないのでしょう。
 さらに調べてみると、4月1日付の地元紙に閉店に至る経緯が紹介されていました。

 どうやら、「地元では良く知られた、(ちょっと高いけど)美味しいお店」という位置づけらしい。中山間地という地域の特性を生かしてイノシシなどのジビエ料理を提供していたことはセンセイも承知していました。
 そもそもの環境の変化に加えて、新型コロナウイルス感染拡大が閉店を早めたようです。

 一部繰り返しになりますが、この「お食事処うえの」、もともと入ってみようと思っていたのです。ただし昨年12月に新しい道が開通し、必ずしもお店の近くを通らなくても良くなったため、通過頻度が下がっていました。
 でも今から考えると自分が感じたものに、もっと素直であるべきだった...。

 今回は、反省。

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