2022年6月11日更新(2022年6月19日ページ移動)
■6月11日(土) 目標、30万km!! ──出張を利用して、BMWのサスペンションを交換しました──
写真は野々市市内のBMWディーラーを訪れた際に撮影したもの。
お店の入口に、センセイの車(右手前)が止められています。あらかじめ引き取りのための訪問日時を相談してあったので当然と言えば当然なのですが...。ちなみにセンセイは幹線道路側から撮影中。
車は裏口を向いています。移動経路の関係でセンセイがそちらから出入りすることをお店の人は覚えてくださっているのです。
さて、タイトルにある通り、先週末から今週にかけての出張期間を利用して、BMW 320i M Sport(F30、MT)の全輪のサスペンションをほぼ完全に交換しました。ディーラー側にとってはいわゆる「重整備」。
かなりの時間が必要となるため、この機会を利用しました。センセイにとってこの車は4台目。最初の車は新潟に戻った際に、岳父から譲り受けたマツダ・ファミリア。その次は、初めて自分で購入したニッサン・プリメーラ(P11)。
いずれもMT車です。新潟は自動車がないと生きていけないため、2台とも長く乗ったのですが前者は高速道路を走ると少しフラフラするし、やがてシャーシが何だかガタガタに。
後者も20万km近く乗ると、エンジンが頼りなくなってきました。そこで3台目として購入したのがBMW 318i (E46、MT)。確かに凄い車で、「シャーシが頑丈に造られているので、ミシリともしない」という説明の通り。
でも走行距離が10万kmに迫った頃から、なんだか乗り心地がフカフカしてきました。ショックアブゾーバーやゴムを含むサスペンション全体がヘタってきたからだと思います。購入時にあらかじめ「サスペンションは消耗品で、一式交換すれば完全に元に戻る」と説明を受けていたのです。
そこで新潟県内のディーラーで交換。費用は約40万円でした。ファミリやプリメーラだって、同じようにサスペンションがヘタっていたはず。ただし、おそらくエンジンを含めた車体全体がかなり疲れていたため、サスペンションの劣化が相対的に目立たなかったということなのでしょう。
正直なところ2台とも、「もう買い替えざるをえないなぁ...」というのが実感でした。サスペンション交換後のE46、乗り心地は確かに新品同様。ホントに凄いと思いました。されど残念ながらその後、サスペンションに起因すると思われる異常事態が発生。身の危険を感じるほどでした。
その少し前から発生していた不具合と併せて、F30への買い替えに繋がります。そのF30はスポーツモデル。通常型とはサスペンションが異なり、乗り心地もかなり違います。特徴は剛胆さと繊細さの両立。基本的にはサスペンションが非常に硬く。クラウンの後部座席のような感覚を求める人にはまったく不向き。
でも慣れてくると同時に、繊細さを兼ね備えていることがわかります。されどさすがに、12万kmを越えた頃から後者の存在感が薄くなり、硬さだけが目立つようになりました。新潟および金沢のディーラーに何回か相談したのですが、いずれも交換は不要ではないかとのこと。
お店としては、新しいモデルへの買い替えを検討して欲しいという希望もあるのでしょう。一般論としてはその通りなのですが、BMWのMT車は現在ほぼ絶滅状態。MT車しか運転できないセンセイとしては、唯一の選択肢である今回の交換に至ったというわけです。ディーラーについては、ここまでの事情を赤裸々にお伝えして金沢のお店にお願いしました。
E46での交換に懲りたので。担当者によるとスプリングなどは劣化が少ない──確かに、そうでしょう──とのことなので、再利用することに。このあたりにもお店の誠意と技術力を感じます。すべて交換ならお店の利益は、短期的には少しだけ上がるはずなのですから。
説明を受けて代金──前のE46の時と同じような金額──を支払い、次の点検の打ち合わせをして、いよいよ車に乗り込みます。お礼を述べて発進し、裏側の通用口から一般道へ。さすがにタイヤをミシュランに交換した時のような、劇的な感動はありません。でも確かに、あの繊細さが完全に復活しています。この週末、交換後初めて長距離を運転。
異音はもちろん妙な感覚はまったく確認できませんでした。親不知子不知などのヘアピンカーブでのコーナリングが楽しみだったのですが、高齢者の車に続く格好になったため、こちらについては未確認。もう少し様子を見る必要がありますが、たぶん問題はないでしょう。(ただし、期待値込み)
やっぱり、まったく違います。BMWも、金沢のディーラーも。「ドイツ車の面白みは20万kmからだぜ」とのこと。現時点での総走行距離は約15万5,000km。
目標、30万km!!
■6月10日(金) もう出張するなということ?! ──やや理解しがたい血圧の変動を記録しました──
予定を変更して急遽、約2週間ぶりに血圧のお話を。
実はここ1週間ほど、原因不明かつやや理解しがたい血圧の変動が記録されていたのです。正確に言えばまだ変動は収束していないのでしょうが、ひとまず現時点での状況をお知らせします。
写真は今年5月以降の朝晩の血圧の変化。4月の最初は入学関連行事があったため、血圧は少し高めでした。しかし第2週からは安定。5月もその状態を継続しています。月の後半は、各項目ともさらに低下傾向。
5月29日前後、つまり約2週間前に夜の血圧のみ最高、最低とも高くなっていますが、これは受け持ち学生の保護者と連絡を取り、かつ面談した際の変動と思われます。
実際、この前後の朝のデータに大きな変化はありません。ところが約1週間前、つまりセンセイが久しぶりに出張(グレーの期間)に出かけた頃から各項目とも上昇傾向。特に、朝の最高血圧(「収縮期血圧」)は赤い矢印で示したように急上昇。
変化に気づいたのは出張している最中。当然、「やっぱり出張だからだろうなぁ...」と思ったのです。イレギュラーな行動、慣れない寝具、注意を払っていても完全には塩分量をコントロールできない食事。
どうしても夜中に目覚めたりします。だから金沢に戻れば...と考えたのが甘かった。何と、各項目ともさらに上昇傾向。特に今月7日(火)は、朝の最高血圧が夜を凌駕(りょうが)してしまいました。この時の記録は137mmHg。約1年ぶりの記録です。
ナシテ?!まず摂取した塩分量を疑ったのですが、旅先でも食事には相当注意を払っていました。ただし西村センセイ、出張中はふだんより食べるように心がけています。塩分濃度は低くても、量が多ければ摂取量は相殺(そうさい)。
でも、出張後の体重が変わっていないので、食べ過ぎではないらしい。ストレスはというと、金沢に戻ってからはいつも通りの生活。講義や学生指導の面でやり甲斐を実感する場面はあっても、強いストレスを感じることはなかったはず...。いったいなぜなんだろうと考えながら今朝の血圧を測定すると、各項目ともダウン。
グラフは今晩までのデータを包み隠さず示していますが、何とかいつもの状態に戻ったようです。う〜ん、これって、もう出張するなってことかぁ?!
■6月9日(木) どこからともなく集まって、いつ果てるともない井戸端会議を始めたのは...
...人間ではなく、小鳥だったというお話。
写真は先日、出勤途中に気がついて撮影したもの(写真左奥は図書館棟)。横断歩道で幹線道路を渡り、コンビニの角を曲がると急に、大学までの視界が広がります。
...あれっ?!道路脇に小鳥が3羽、お互いに向かい合って円陣を作っていたのです。ギョッとしました。最初は雀かな、と思ったのですが、雀は道路のような場所を好みません。
また明らかに雀より大きく、かなり個体差もあります。ムクドリのようです。3羽はまったく動かなかったので、誰かが路上に人形を置いたんじゃないかと訝(いぶか)ったほど。鞄の中から小型カメラを取り出します。
どうしても多少の時間がかかるのですが、その間に右側の田圃から小型の鳥が歩いて集会に参加。途中に水路があるので当然、飛ぶだろうと思ったのですが、ホントにヨチヨチと歩いて輪に加わりました。(拡大写真(1280×960、184kB))
体躯(たいく)は一番小振りでしたが、やはりムクドリらしい。センセイはこの道を歩きます。さすがに接近したら飛んで逃げるだろうと思ったら、やはりヨチヨチ歩いてセンセイを避けるだけ。ゴミ捨て場に集まるカラスに近づいた時、しばしば見られる光景です。
もちろん「集会」はお開きになりましたが。正確に言うと鳴き声はまったく聞こえなかったので、「会議」かどうかはわかりません。
それはともかく、俄(にわか)には信じがたい場面に出くわしたセンセイだったのです。
■6月8日(水) 大学裏で建設が進められていたコイン式駐車場が今日、軽専用として開業しました
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
今日は水曜日なので、イレギュラーだった金曜日に続いて大学院の講義があります。この科目は学期を前半後学期で分けており、今日は前半の最終回。優秀な学生の発表もあるので、かなり気を使います。
ひとまず準備を終えて、お昼前に少し外へ。大学裏、いつもの通勤経路をキャンパスに向かって歩いていると、あれ?!
黄色い旗が見えます。建設が進められていたコイン式駐車場が営業を始めたのです。今朝出勤する時は旗なんて立っていなかったのに...。
写真右端が角になっており、センセイはいつもそこを右折して奥へ進みます。堤防を登ったところに大学の通用口があるのです。でも今日は駐車場の前を通ってみます。最初に気づいたのは料金が1時間当たり100円で、入庫後24時間最大で450円であること。
周囲にある駐車場は最大500円なのです。このままだとかつて発生したような値下げ競争が...と思ったのですが、すぐに値引きの理由がわかりました。ここは軽自動車専用なのです。
まだ存在が知られていないようで、この時は誰も駐車していませんでした。裏の、大学に面した駐車場を歩きながら確認したのですが、どうやら大学近辺の駐車場は、同一業者が運営しているようです。
周辺にある未利用地や稼働率の低い一般の貸駐車場のオーナーに働きかけて、金沢工大生専用のコイン式駐車場に...ということらしい。黄色い看板の右下にかつて管理していた不動産会社の看板が見えます。
確かにこの駐車場は、ほとんど利用されていなかった。客層は明確なので、確かに金沢工大生相手の小商いとしては賢明かも。
■6月7日(火) もしかしたら、これが見納めになるかも... ──北陸本線鳩原ループ──
久しぶりの鉄分補給シリーズ最終回。もう一晩だけお付き合いを。
コロナ禍はゆっくりとですが収拾の傾向にあり、それに対応して日常生活が戻りつつあります。されど研究者に限っていうと、対面での研究会が激減してしまいました。今回がそうであったように、大半の学会は対面になっているのですが。
個人的には鉄道に乗車する機会が激減してしまいました。というわけで今回は、可能な限り車窓から沿線の様子を見ていました。座席の選択も工夫。往路はわざと特急「サンダーバード」2号車の中央を指定しました。2号車はモーターを積まないのでモーターの振動がなく、静か。
中央付近は特に揺れが少ない特等席です。いつもなら右側の座席にするのですが、今回はわざと左側に。その中でも前方が良く見える席にしました。大阪行の「サンダーバード」は概ね南西方向へ向かって走行します。だから午前中やお昼は、左側の席に直射日光が入るのです。
左側に座った乗客の大半は、カーテンを降ろします。でも今回は夕方の出発なので右側の席に日が射し込む場面が多くなります。しかも昨日は薄曇り。日光はそれほど強くありません。さらにもっと肝心なことが。それは昨日お伝えした敦賀駅を出発した直後。
列車は方向を変えて南に進むのですが、先にある滋賀県との県境は非常に高い位置にあります。つまり非常に厳しい登り勾配。旧北陸本線はここから先の区間は別ルートで迂回していました。新線も急勾配であることに違いはありません。
そこで建設されたのが「鳩原(はつはら)ループ線」。笙(しょう)の川を越えた上り線は右へカーブして第二衣掛(きぬかけ)トンネルに入ります。ここで約120°右に回転すると突然、北西方向の視界が開けます。
写真は、続く第一衣掛トンネルに入る前の僅かな時間に撮影したもの。(拡大写真(1280×960、296kB))車内からガラス越しの撮影、しかも逆光という悪条件ですが、よく見ると手前に小浜線、そして中央右奥には敦賀市中心部が見えます。中央奥には敦賀湾。
写真右端には北陸新幹線の高架橋と建設中の駅舎が見えています。「サンダーバード」は最終的に、衣掛山の中をぐるっと1周して隣の新疋田(しんひきだ)駅へ向かいます。同駅までの間は上下線の位置関係が通常とは逆に。つまりこの区間は実に見どころが多い。
鉄道ファン的には敦賀駅付近の車両運転センターや北陸本線交流電化記念碑も注目したいところ。でも良く考えてみると、前述したような事情で出張の機会が激減しています。しかもセンセイもそんなに長く金沢工大にいるわけではありません。極端なことを言えば、この光景はこれが見納めになるかも。
そう考えると、風景も印象がずいぶん変わってきます。もっとも北陸新幹線敦賀延伸後も当面、この区間は北陸本線として残ります。だからその気になればまた乗車することは可能。
問題は、その気力がいつまでセンセイに残っているだろうか、ということなのです。トホホ。
■6月6日(月) 確保済の「出口」は、3方向 ──北陸新幹線敦賀駅の建設工事が進んでいました──
昨日の続きを。
昨晩はやはり相当疲れていたようです。ビールの影響もあったのでしょう、このページには誤字が数カ所。また一部入力していない部分もあったので、意味不明な文も。気がついたものは訂正しておきました。
すみません。金沢駅を発車した大阪行の特急「サンダーバード」は、白山市にある新幹線車両基地まで北陸新幹線の高架下を走行します。そこから先が、北陸新幹線の延伸区間。工事はずいぶん進んでおり、石川県内は架線が張られ始めていました。
外からは見えませんが、当然、仮設工事用に続いて新幹線用のレールも敷設されているはず。各駅舎の建設工事も急ピッチで進んでいました。加賀温泉駅では外観が完成して工事用のフェンスが取り外され、在来線のホームから駅名を読むことができます。
写真は当面終着となる敦賀駅(金沢方)。在来線駅舎の東隣に位置しますが、ちょっと距離があります。また地形と、北側で道路を高架で越える関係で、非常に高い位置に新幹線のホームがあります。
上り下りもあるので、在来線との乗り継ぎはかなり大変だろうと思います。でもセンセイが注目したのは反対側、大阪方の構造。この先、大阪までの区間が未定なのです。それに合わせて高架も建設されているはず。
結論からいうと、「出口」は3カ所用意されていました。その中の一つはすぐに緩い勾配で地上に下り、左側にカーブして駅舎の南東に建設中の車両基地へ。当面、終着となるのですから当然です。
残りの二つはというと、両方とも空中で、不自然な形で途切れていました。一つは若狭湾方向に、他方は現在の北陸本線方向に向いています。前者は、現在有力視されている小浜付近を通ってから南下するルート、後者は従来の北陸本線に準じ、琵琶湖の東西どちらかを通るルートに対応しています。
初めて目にするとギョッとする光景。でも白山市の車両基地脇も、延伸工事前はちょうどこのように、高架が空中で途切れていました。北陸新幹線の全線開通はずっと先のこと。
センセイが、この眼でそれを見る日は来るんだろうか。
■6月5日(日) 撮り鉄、録り鉄、録画鉄?! ──鉄分をちょっとだけ補給して、金沢に戻りました──
西から降り始めた雨と鬼ごっこをするような格好で夜、金沢に戻りました。
現在はシャワーを浴び、簡単な料理を作って晩酌を始めたところ。いつも以上に酔いのまわりが早い。果たして無事にサイトを更新できるのか?!
すでにお気づきの通り、今回の出張は久しぶりの鉄分補給を兼ねています。センセイの場合、どんな悪条件でも鉄分を補給してしまう。この能力が本来の仕事に少しでも反映されていたら、今ごろは偉大な学者になっていたのに...。
トホホ。それはともかく、金曜日の夜は新幹線の車内から新大阪駅の車両基地でJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風 MIZUKAZE」を初めて目にしました。夜間だと車体の緑色はそんなに目立たないんですね。
また今日は、京都駅近くの車両基地で初めて117系「WEST EXPRESS 銀河」を目撃。しかも1本だけ残されたオリジナル塗装681系(付属編成)も確認しました。でもこれだけではありません。むしろセンセイにとってはこれからが本題。
今回の学会は、コロナ禍がまだ完全には収束していない状況での開催。そのためプログラムは短めですし、大会初日恒例の情報交換会(懇親会)は開催されませんでした。つまり時間に比較的余裕があります。
そこで大会前後の時間を使って、ローカル線に少しだけ乗ってみました。(余分な費用は自己負担)写真は津山線内で撮影したもの。同路線はキハ40およびキハ47系で運用されているのですが、なぜか閑散区間向けのキハ120系2両の運用も。
基地である津山での間合い運用と思われます。発車時刻が迫ってきた時、反対側のボックス席に座っていた「鉄っちゃん」2人組男性の1人が何かを手にして運転席へ。乗車券その他について尋ねるのかな、と思ったのです。
彼は運転士に明るい声で「すみません、○○(判別不能)してもいいですか」。何のことかさっぱりわからなかったのですが、運転士はあっさりと、そしてはっきり「いいですよ」。
どうするんだろうと思っていたら、彼は手にした機器(右上隅)を車体前面窓に吸盤で貼り付けました。慣れた手つき。それはともかく、規則で運転席には関係者以外立入禁止になっているんだけど...。
中央の鏡には、運転士がちょっと心配そうにその様子を見守っている姿が。でも良く考えたら、小型のキハ120系は車体最前部の右側は出入口。運転席ではありませんから、規則違反ではないですね。持ち込んだのはどうやら可搬型のドライブレコーダーらしい。機器からは電源ケーブルが伸びており、彼は機器の上にバッテリーを置きました。
この辺はちょっとグレーだと思う。今回のツアーではあちこちに「撮り鉄」の姿を見かけました。それだけではなく岡山駅を発つ時には、緊張しながらステレオ録音機を操作する「録り鉄」少年も。さらには今回初めて知った「録画鉄」。
運転士の反応からして、実はそんなに特別な存在ではないようです。ちなみにセンセイは「乗り鉄」。基本的には同族なので、他の趣味をどうこういうつもりはありません。