2022年6月4日更新(2022年6月12日ページ移動)

──2022年5月第5週〜6月第1週のニュース──

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6月4日(土) 「神は細部に宿る」 ――岡山市の岡山理科大学を初めて訪問しました――

 皆さんが本日中にこのページを閲覧できることを願っています。限られた電力下、センセイが何とかこのサイト更新に漕ぎ着けたという証(あかし)なので。

 センセイは今日と明日、岡山市のあの加計学園岡山理科大学で開かれる学会に参加しています。新幹線に乗っていると、岡山駅の北方、岡山大学のさらに北の小高い丘の上に、否が応でも写真左側の「岡山理大」の文字が目に飛び込んできます。
 正面が正門。

 昨晩は遅い時間に岡山にたどり着きました。あらかじめ岡山駅構内のスーパーの所在を確認しておいたのですが、それと思(おぼ)しきお店は見つからず。
 実際には探し方が悪かっただけ。今日は違う階でそのお店を見つけて、夕食を購入しました。

 というわけで昨晩は、とにかくホテル近くのコンビニでビールその他を購入してサイトを更新し、就寝。久しぶりの出張だという意識のためか、真夜中に目覚めました。
 朝も4時過ぎに目が覚めたのですが、その後は寝つけず。

 そのためか眠りがかなり浅かったようで、朝の血圧はふだんより20mmHgくらい高め。やっとのことで正常値の範囲内に収めることができました。
 いよいよ公務開始。

 岡山理科大学への経路はいくつかあるのですが、センセイのことですから岡山駅発の津山線の列車に乗って、最寄り駅の「法界院」駅へ。駅名は近くにあるお寺の名前にちなんでいます。
 センセイはまったく別の用で何度か法界院駅で下車しています。

 駅舎も陸橋(りっきょう/りくばし)もその時のままでしたが、現在はまったく無人駅になっていました。

 事前の情報によれば、少し北東方向に歩いた後、山登りをすれば岡山理大にたどり着くはず...。ある意味、確かにその通りだったのです。それなりの登りは覚悟していたのですが、ずいぶん歴史がありそうな半田山墓地脇の道路はものすごい勾配。
 結論からお伝えすると、今日の総歩数は15,000歩弱。上った階数は34階(!!)とのこと。

 そのかなりを、ここでの山登りで稼いでいるはず。

 それでも目的地はずっと見えているのでへこたれずに登ったのですが、さすがに半袖シャツでも汗をかきました。ちょっとよくわからない受付を済ませると、岡山理科大学の学生スタッフが、氷の張られた水槽を指しながら「冷たい飲み物をどうぞ」。
 ペットボトル入りの普通のお水をいただきます。

 もちろんギンギンに冷えています。ありがたい。ここまでは良かったのです。

 ただしここから先の運営は、学会というより会場校の手際が悪く、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。挙句の果てにはエレベーターで1階と7階を行き来し、かつ最後は学生スタッフにもご同行いただく羽目に。
 同行は、センセイではなく低学年と思しき彼女自身の判断。(これは極めて賢明な判断)

 されど、その結果はというと、残念ながら無残。センセイ自身は前任校および金沢工大で3回学会を開催しています。いずれも実質的な責任者としての運営。もちろんミスが皆無というわけにはいきませんが、さすがに、これは...という感じ。
 西洋には「神は細部に宿る」という言葉があります。

 偉そうなことを言っていても、わかる人が見れば、モロに...という意味。

 いくつかのトラブルの後に、ふと、この諺を思い出した今日のセンセイなのでした。



6月3日(金) 西村センセイ、大ボケをかます ──2年半ぶりに西日本へ出張しています──

 白状すると現在、かなり厳しい状況なのです。

 今日は金曜日ですが、金沢工大では水曜日に記念式典を行ったため、曜日を読み替えて同日の授業を実施しました。つまりセンセイは午後に大学院の講義。とても有意義で非常に知的に楽しかったのです。
 それを終えるとセンセイは、まるで逃げ帰るかのようにアパートへ。

 もちろん逃げたのではなく、急いで移動しなければならなかったのです。実は明日、明後日と西日本で開かれる学会に参加することになっています。つまり大分訪問以来、実に約2年半ぶりの出張。
 この間に交通関係の状況が大きく変わっていました。

 センセイのことですからホテルや列車はすでに確保してあるのです。でも出張が近づいて詳細を確認すると、マズい。まず金沢市内の路線バスが大幅に減便されていました。急いで帰宅し、荷物をまとめます。
 これがミスの最大原因。

 それでも何とか予定の特急「サンダーバード」に間に合いました。この列車に乗車するのも大分以来。2、3人で乗務していた車掌はなんと1人。
 いわゆる「ワンオペ」です。

 乗車率は60%程度。金曜日の夕方だったため、ほかの日や時間帯より乗車率が良かったのかもしれません。座席ポケットのパンフ類は完全に撤去されていました。
 車内のアナウンスもすいぶん簡略されており、「必要な情報はJR西日本のWebページを見ろ」とのスタンスでした。

 本当は新大阪駅で乗り換えるつもりだったのですが、安直に予約したところ京都駅乗り換えとなったので、それに従います。新幹線も同じくらいの乗車率。
 トンネルが多いし、何より外が暗くなっているので、せっかくの列車の旅がまったく楽しくありません。

 今回はかなりマニアックな乗車券にしたため、途中下車となる目的駅自動改札で乗車券を没収されるというオマケつき。途中下車だと判断できなかったのね。
 もちろん駅員に説明して券を回収していただきました。

 え"? 何が大ボケか、って?

 ほんとに久しぶりの出張なので、持参したMacBook ProのACアダプターとマウスをカバンの中に入れ損ねたのです。金沢駅到着後に気づきました。でも時間がないので、もう戻るわけにはいきません。
 というわけで現在は、内臓バッテリーだけでこのページを更新中。

 果たして明晩はこのサイトを更新できるのだろうか...。



6月2日(木) こうやって造るのかぁ... ──大学裏に新しくコイン式の駐車場を建設中です──

 今日もタイトル通り、そして見たままのお話。時系列的には昨日の続きです。

 アパートでお昼を頂き、食器を洗ってから再び大学へ。いつもの道を歩いて大学キャンパス(写真右奥)の手前まで来た時にトラックの存在に気づきました、最初はすぐそばにあるゴミ集積場の物を回収しているのかな、と思ったのです。
 生ゴミ以外は遅い時間に集めることもあるので。

 でも近づいてみると、違う。まず目に入ったのは、ラフな格好の中年男性。写真の奥が畑になっているので、そこの方かなぁと思ったのです。
 されどそうではないらしい。

 センセイはここで右手にある公園を抜けてキャンパスに入るのですが、その直前に写真の駐車場があります。すべて軽自動車専用。
 ここ数年は誰も使っていなかったような気がします。

 よく見ると、駐車スペースの奥に何かの資材が置かれています。写真中央、プレハブ小屋の前には黄色い鉄パイプで作られたものが。
 西村センセイここでやっと、既存の駐車場をコイン式に改造するのだということに気づきました。

 確かにこの方法なら、工事のために掘り返す部分が少なくて済みます。どうやらこの段階では必要な資材を配置した上で、本格的な工事に取り掛かろうという場面だったらしい。
 残念ながら仕事があるので、センセイはこのまま現場を立ち去りました。

 夜、帰宅するためにこの場所を通ると、作業はまだ継続中。車止めを新設し、そこに電力を供給するための電線を収めた配管を敷設するための溝が掘られていました。精算機を覆う黄色いパイプ製の屋根は既に設置済。
 今朝もセンセイの出勤と競争するかのように、作業が始まりました。夕方には大方の作業が終了。

 前述したように駐車場のすぐ奥は畑なのですが、そのさらに向こうにはコイン式駐車場が4年前にオープンしています。コロナ禍が下火になり、対面での授業が再開された昨秋以降はそれなりの利用率に戻っています。
 それを考えると確かに、このコイン式駐車場もある程度の利用客が見込まれます。

 こうやって造るんだぁ...。



6月1日(水) 疑問は残されたまま... ──スーパー近くの集合住宅外観がほぼ明らかに──

 タイトル通りのお話。

 今日6月1日は金沢工大学園の創立記念日。授業はなく、午前中に記念式典があるだけです。センセイは珍しく、ネクタイを締め、背広を着てのご出勤。

 式はお昼前に流れ解散となりました。大学食堂がお休みなのでアパートへ戻って昼食を作ることにします。この方が経済的だし、好きなものを頂きつつ、塩分をちゃんとコントロールできるのです。
 暑いから背広を脱ぎ、ネクタイも外したい。

 野菜以外の食材が切れているので、最寄りスーパーに立ち寄ります。アパートまでのこの経路にあるのが、先週お伝えした共同住宅
 写真は今日の様子です。

 工事用のシートで覆われていますが、それでも作業が相当進んでいることがわかります。どうかな、と思っていた屋根も、スレートのものが敷かれていました。
 かつて存在したアパートより二まわり大きい。特に奥行きがあります。

 建物の周囲を少し歩いてみました。シートが邪魔で詳細はわからなかったのですが、やはり各階2戸、つまり全体では4戸の住宅になるようです。
 つまり戸数は以前のものと同じ。

 広さや品質を含めて1ランクグレードアップしていることは確実。でもセンセイが感じた根本的な疑問は、残されたままなのです。

 う〜ん、やっぱり良くわからない。



5月31日(火) これもグローバル化の影響か? ──イヤースピーカーの修理が完了しました──

 このところニュースが続いたため、お伝えできなかった話題を。

 今月初めにスタックス社製「イヤースピーカー」のヘッドバンド部(「ARCアッセンブリ」)が折損(写真右側)したことをお伝えしました。明らかに前回とは異なり、自分で修理することはできません。
 連休期間中に同社サイトの「修理/問合せ」から対応を依頼することにしました。

 同社のサイトは最近、かなり変更されています。最初は体裁面だけだろうと思っていたのですが、例えば修理依頼のページを見ても、詳しい注意書きが書かれています。以前はこんなではなかったのです。
 どうやらクレーマーや各種トラブルを意識しているらしい。

 「自分は関係ないや」と思って読み進めると、今回のような場合はまず「公式通販サイト(アクセサリー)」を確認せよとのこと。確かに補修部品が販売されています。

 センセイの場合は約20,000円で当該部分を販売していたのでそれを発注すると、何とその日の深夜に「商品を発送しました」とのメールが。
 休日中ですよ。

 どうやらメーカーが直接対応しているのではなく、在庫管理から受注、そして発送業務までを別な会社に業務委託しているようです。というわけで翌日には部品が到着。
 帰宅してから組み立てのが左側。もちろんまったく問題はありません。

 前回の時は中核部品の送付から自分での対応断念、そしてメーカーでの修理まで、かなり緊密に連絡をやりとりしました。その際の料金は数千円。
 メーカー側に利益はまったくなく、部品代実費で対応してくださったはず。

 要するにメーカーの対応がほぼまったく変わっているのです。おそらく、この背後に存在するのはグローバル化。スタックス社は確かな技術力を持ち、この分野では世界で唯一無二の企業。
 されど経営面はかなり厳しい状況だったようです。

 そのため2011年に中国の会社と資本提携しました。最初の数年はほとんど変化を感じなかったのですが、その後徐々に商売の仕方を変えてきたようです。もちろん提携には良い面もあります。
 例えば最近、グループ内の他の企業と組んで、平面磁界型ワイヤレスヘッドフォンを発表しています。

 修理に関しても今回がまさにそうだったように、きちんと収益の上がるシステムの方が狭義の経営面では賢明。

 でもアナログかつ老人のセンセイは、画面を単にクリックするのではなく、前回のような担当者との丁寧なやりとりの向こうに、メーカーの実力と信頼感を覚えてしまうのです。何しろ今回は、相手の顔が見えない...。
 実はご紹介していなかったことが。

 前回、担当者の方がセンセイのサイトをご覧になったようで、設置方法に関して放熱に配慮して欲しいとアドバイスしてくださりました。(実話)

 これも時代の流れなんだろうなぁー。「老兵は死なず。ただ消え去るのみ」というわけです。



5月30日(月) センセイには無理だ... ──喜多記念館脇で、ご自宅の新築が進んでいました──

 昨日、早く金沢へ移動したのには訳が。

 一つは午後、急いで公の仕事をすることになったから。1時間20分ほどお客様と話したのですが、外部の方なのでかなり気を使います。たいして働いていないと思ったのですが、帰宅後に血圧を測定したところ、ととても高い。
 残念ながら収縮期血圧を正常値に収めることができませんでした。

 でも、ま、こういう日もあるさ。

 もう一つは車をメンテナンスに出したため。やはり金沢のディーラーは技術力があり信頼できるので、ちょっと時間をかけてメンテナンスしていただくことにしました。何か大きなトラブルが起きたのではなく、良好な状態を維持するためのものなのでご安心を。
 ただしセンセイの場合、いわゆる「代車」がない。

 実は販売店にとって代車はビジネスチャンス。乗っているものより1ランク上の車を体験してもらうことで買換などに繋がる可能性が高いのです。ただし残念ながらすべてAT車。
 センセイにはご縁がありません。

 というわけで車を預けてから4kmほど炎天下を歩くことになりました。やれやれ大学まであともう一息...と思った時、目の前に見慣れない光景が。
 まず目に飛び込んできたのが、やや右よりの土蔵。

 こちら側に足場を組んで何かの作業しているようです。目を左に転ずると、おぉ、平屋の立派なお宅が建っていました。その前では駐車場など外回りの工事中。
 ここは写真右奥にある喜多記念館の敷地内。

 つまり現在の喜多家の方々がご自宅を新築されたのです。記念館という歴史的資料も大切ですが、ご家族のお住まいも大切。当たり前のことです。
 でも両者の良好な両立は、いろいろな意味で難しいと思う。

 車の出入りの関係でしょう、残念ながら道路沿いに植えられていた大きな木は伐採されていましたが、それ以外は記念館および周囲の街並みと違和感がないように、デザインや色など深く配慮されています。
 平屋にしたのもそのためでしょう。

 なお土蔵は、旧宅とやや一体化したような構造になっていたので、主に工事に伴う不慮のトラブルから保護するために足場を組んだようです。本当に凄いことだと驚嘆させられます。

 甲斐性のないセンセイには、無理だ...。



5月29日(日) 柏崎市内の国道沿い、約20年使われていなかった建物が「寝床」として復活しました

 写真は今日撮影したもの。逆光に近いため見づらいですが、悪しからず。

 日曜日なので金沢へ移動しました。ただし今日はちょっと特別。ふだんと違う用があるため、自宅をかなり早く発ちました。つまり急いでいるわけですが、その途中、道路脇の駐車場へ。地元柏崎市内に、写真中央の新しいホテルが誕生したのです。
 ネット上にはまだ情報が掲載されていないようです。

 日本海側を鉄道ないしは一般道で南下すると、柏崎市西部から日本海沿いを走ることになります。ここ鯨波は「トワイライトエクスプレス」のパンフレット表紙など、JR信越本線の撮影ポイントとして有名な場所。
 良く知られているのが左隣の建物。

 こちらは「ファミリー旅館 海月(みづき)」。手頃な料金で美味しい料理を頂くことができるので、文字通りファミリー層に人気。しかも映画「頭文字(INITIAL)D」が撮影された鯨波海水浴場のすぐ近くです。
 ただし今日の主役は、中央の青い建物。

 ここはもともと「HOTEL NEW ふじや」だったのです。約20年前センセイがこの場所を頻繁に走るようになった頃はかろうじて営業していたような気がします。
 でも少なくとも15年くらいは放置状態。

 そこに先月から少し動きが。金沢への行き帰りにチラチラ見ていたのですが業者が入り、あれよあれよという間に写真の状態になりました。
 2週間くらい前から「ROUTE HATCHの寝床」として営業を開始されたようです。

 お察しの通り、店名の前半は国道8号線を指すものと思われます。

 撮影位置の関係で写真には入っていませんが、道路脇の看板には、相部屋での1泊を意味すると思われる「ドミトリー」が2,500円、グループ1室貸切の「ルームチャージ」は10,000円と記されています。
 価格だけを見ると非常に割安。

 つまり海水浴客やツーリング中の若者などを対象とした、まさに「寝床」を提供しようということでしょう。ご主人と思しき人物が先日、写真右側のピロティーのようなスペースで、バーベキューをしていらっしゃいました。
 確かに気の合った仲間での、そのような楽しみ方も十分アリだと思う。

 ただし徒歩および電車での移動客にはチト辛いかも。

 最寄りの鯨波駅からは約600mで、基本的には1本道を登るだけ。でも周囲にはラーメン店しかなく、500mほどの場所にあったコンビニは、残念ながら去年閉店。だから自動車やバイクなどの移動手段が必須。(駐車場はあります)
 自転車によるツーリング客も、何とか対応できますね。

 今回のオープンは、コロナ禍による行動制限の緩和などを受けた新オーナーのご判断でしょう。

 夏場の観光、海水浴シーズンに向けた動きを見守りたいと思います。

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