2023年6月24日更新(2023年7月2日ページ移動)
■6月24日(土) 葉と葉の間に存在する、とても小さな紫色の物体はもしかして、初めて見る枝豆の花?
今日は土曜日。つまりセンセイにとって、家族サービスの日。
もちろん午後には実家へ向かったのですが、午前中もお仕事。近所の方に手伝って──ありがたや、ありがたや──いただき、庭木(ツゲ)の手入れをしたのです。電動ノコギリも体験させていただきました。
作業は3時間ほどで終了。ゴミと道具を片付けてから、補修工事が終了した現場を皆で見て回ったのですが...あれっ?!
お伝えしたように拙宅西側の空き地には、枝豆が植えられています。ゆっくりと、しかし着実に生長しているのですが...葉と葉の間に、何か違う「もの」が。
第一印象は、色が付いた何かのシミ。だって、とにかく小さい。
最も生長が早い南側──日当たりが良い──ですら、枝豆の高さは10cmちょっと。茎の太さは僅か2mm程度だと思います。その茎の、節のような部分に何かが「付いて」いるのです。
枝豆に近寄り、目を凝らして見ると色は紫色。明らかに他の部位とは異なります。慌てて書斎に戻り、一眼ミラーレスで撮影したのが写真。(拡大写真(1280×960〔原寸:この写真とはトリミングが異なります〕)
どう考えてもやはり、これが枝豆の花らしい。直径は3、4mmあるかないか。豆類の花がこんなに小さいとは想像もしていませんでした。でも良く考えると西村センセイ、他の植物はともかく、これまで豆類の花をちゃんと見たことはなかったと思う。
まぁ、センセイの無知を暴露しているようなものですが。開花しているのは現在、南側の1/3程度。それも1株に1輪あるかないかという程度。写真は南端に近いものの1株ですが、3輪認められます。これが最多の開花。
今日はいろいろ頑張りました。
かなり疲れましたが、代わりに植物からご褒美をいただいたという感じ。今後が楽しみです。
■6月23日(金) 市内に、複数の冷凍自販機を備えた完全無人店舗「冷ぐる」がオープンしました
今日はタイトル通りの地元ネタ。
2ヶ月くらい前、実家へ向かうために車を走らせていると、幹線道路国道8号線沿いの空き店舗で動きがあることに気づきました。以前は化粧品販売店だったのですが、いつの間にか使われなくなっていた店舗です。
何のお店になるんだろう。先月、気がつくと窓ガラスにいろいろと貼り紙が。後日徒歩で訪れてみたのですが、接近するにつれて...普通のお店ではなさそう。金沢および野々市で何度も出くわした冷凍自動販売機を確認できます。
ご覧のように、4台。中に入ってみると道路側にもう1台。つまり計5台の自販機が並んでいました。
肝心の商品はというと並んでいる自販機の3台には東日本を中心に、名の通ったお店のラーメンや餃子、牛タン(!!)、お好み焼豚玉+そばめし、焼売(しゅうまい)、煮豚。
反対側の1台には本当に全国から集めたラーメンとともに、「呉海軍亭肉じゃがカレー」や「よこすか海軍カレー」、そしてラー油など調味料も。写真右端の自販機はちょっと異色で、仙台にあるパンケーキ専門店「38mitsubachi」のパンケーキ缶を中心としたケーキ類。こんなものまで...という感じです。
価格はいずれもかなり高め。個人的にはご縁がなさそうだったので、そのまま帰宅しました。どうやらお店の名前は、写真右端の窓ガラスにある「冷ぐる」らしい。個人的には、ロゴに良い印象を持ちました。帰宅後に調べてみると、このロゴはネット上で募集したものとのこと。
今はこういう時代なんだ...。そのやりとりで興味深かったのは応募作品とともに、発注者の依頼内容。ターゲット層は「10〜30代のグルメの好きの方」で「おいしいもの品質の良いものを重視し、安さにはこだわりません」。
センセイは明らかにその範疇外。トホホ。それにしても契約金額は2万円(税別)。プロなら、「空いた時間で、チョコチョコっと小遣い稼ぎ」という感覚なんでしょうか。
コンセプトは「新潟県にて冷凍自動販売機を主力とした無人店舗を開店」。現在のところ他店舗の情報は得られていないので、どうやらこの柏崎店が最初の店舗らしい。そして他県には進出していないことはほぼ確実。
センセイよりずっと先輩の老人が、お店を不思議そうに見上げています。冷凍グルメショップ「冷ぐる」、今後の動向に注意したいと思います。
■6月22日(木) Tシャツの背中に見覚えのある文字。「歌志軒」は、斜向かいの「絆」による経営か?
もう1日だけ金沢でのお話を。
お伝えしたように、火曜日は西金沢駅から金沢工大まで歩きました。いくつもの経路が考えられるのですが、当然、大学に接近するにつれてそれらは収束してきます。幹線道路を信号機のある横断歩道で渡る必要があるためです。
横断歩道の近くには、「油そば専門店 歌志軒」の看板を掲げた新しいお店が。センセイは左奥の方向からから歩いてきて、写真の左側にある横断歩道で道路を渡り、道路の反対側からお店の様子を撮影しています。「油そば専門店 歌志軒 金沢横川店」は無事に開店し、営業中。
時間を、少しだけ戻します。センセイは、道路を渡る前にお店の様子を確認しようと考えていたのです。でも黒い半袖Tシャツを着た若い男性が、道路の反対側(=この写真の手前)から急ぎ足で歩いてきて、信号機のボタンを押しました。
交通を妨害する意図はないので、センセイもそのまま横断歩道を渡り、黒シャツの方とすれ違います。どこかで見たことがあるような...。人物ではなく服装についてです。そう、これはラーメン店の制服、しかも...。
気がついて後ろを振り返ると、彼は写真の「歌志軒」の中へ。彼の背中には染め抜かれた「絆」の文字。もしかして...と思いながらカメラを構え、お店を撮影。
すると、まるで前任者と交替するかのように、別な人物がお店から出てきました。格好は先ほどの人物と同じ。つまり二人とも「歌志軒」の従業員。されど背中に書かれていたのは、ともに「絆」。
横断歩道を使わずに道路を無理やり渡った彼が消えていったのは、斜向かいにある「彩美食 絆」という飲食店。つまりこの「金沢横川店」を経営しているのは「絆」を運営する「株式会社FUJITA Bond」らしい。
もちろん「歌志軒 金沢横川店」はFC店(フランチャイズ店)でしょう。この建物は、お借りしていたアパートと大学との中間にあるため、21年間(+α)ずっとその様子を見守ってきました。センセイが移籍した当時はレコード店の本社で、その倒産後は、近くの有名なラーメン店のつけ麺専門部門に。
数年後、そのスタッフが独立を目指したようなのですが、力ずくで鎮圧。ラーメン店は再度、ここで新規店を立ち上げたものの、比較的短期で閉店。代わりに、再々度味噌ラーメン専門店を立ち上げました。今度こそはうまく行くかな...と思ったのですが、敢えなく1年半で閉店に。
センセイが理解している限り、この間、「絆」が経営に関与する機会はなかったと思う。同じ飲食業界ですが、当然、分野によって事情や経営のノウハウはかなり異なるんだろうと推測されます。果たして、「絆」の新しい挑戦はどうなるのか...。ただしセンセイの金沢「出張」は来月末まで。
残念ながら、その結果をこの目で見る機会はなさそうです。...と書きながら、実は前回も同じ内容で締めくくっています。今回はさすがに、予想外の展開を考えにくいのですけど。
■6月21日(水) 西村センセイ、圧倒される ──近江町市場はやはり、金沢市民の台所でした──
正確には、「金沢市中心部に在住する高齢者のための台所」とすべきなのですが。
西村センセイ、昨日は大学にサービス出勤せずにホテルへ直行するつもりだったのです。膝の具合が心配なので。でも、急遽資料を印刷しなければならなくなったため、西金沢駅から歩いて大学へ歩くことに。
途中、銀行での用も済ませます。印刷機が更新されていたため多少手間取ったのですが、それでも早めに準備完了。いつもなら、頑張ってここから金沢市中心部武蔵ヶ辻付近のホテルまで歩くところ。でも荷物が重いため膝の負担を考えて路線バスでへ向かうことに。
倖い、程なく正門前から始発バスが出発します。武蔵ヶ辻の「金沢エムザ」前で下車。次に為すべきことは食料調達。「世界の食品 ダイヤモンド本店」(“Diamond L-I”)を覗いて、適当なものがあったら購入することにします。
...あれっ?“Diamond L-II”がすでに閉店していることを横目で確認しながら、“Diamond L-I”へ向かっていると、小さな小路の並びに写真の「ダイヤモンド」があることに気づきました。こちらも店仕舞いの作業中。
このお店は精肉部門らしい。「ダイヤモンド」はいったい、何店あるんだぁ...と考えながら“Diamond L-I”に到着。え"っ...。
センセイがこれまで経験した“Diamond L-I”は閉店時刻間際で総菜類はあまり残っていませんでした。で、昨日はというとまだたくさん並んでいます。
ポイントはしかし、それ以上に多いお客さん。店内は大混雑。ナシテ?!一瞬、入店を躊躇したほどなのですが、やはり食料確保が最優先。お店に入ると、いくつかのことに気づきました。まず、お客さんの90%くらいは地元の高齢女性。地元の男性はほぼ皆無。
そこに、僅かにセンセイのような旅人が混じります。中には外国人観光客も。偶然迷い込んだというのが本当のところでしょう、成り行きを興味深そうに見守っています。
で、そこに登場したのは男性および女性店員。二人が平棚に並べられた商品に手慣れた手つきで「半額」のシールを貼っていきます。お察しの通り、(おそらく)毎日恒例の大幅値引きタイム。
こちらも容易に想像できるでしょうが、シールを貼られた商品は次々と彼女たちの手中に。会計は大混乱。お店としてはとにかく支払を済ませてもらい、次のお客さんのために「袋詰めは店外で」というスタンス。考えてみると西村センセイ、これまで大学から徒歩で移動していた関係で、この値引きタイムに30分程度「遅刻」していた。
だから、この現場に出くわすことがなかったんですねぇ...。ここはまさに、金沢市民の台所だ。
ちなみに、この頃になると会社の幹部と思われる方が複数、お店の様子を見守っていらっしゃいます。最初に訪れた時から気づいていました。経営者としては利益、そしてその前段の商品構成に直結するわけですから、当然のこと。
で、西村センセイ。人生経験をさらに15歳くらい(平均)積んだ女性陣に圧倒され、別棚にあった野菜の煮物(20%引き)を買ってホテルへ。
トホホ。
■6月20日(火) 日本海を一望できる小さな無人駅に、謎の美女が降り立った...
昨日お伝えした、宣伝のための動画サイト云々(うんぬん:「でんでん」ではない)には伏線が。まったく個人的なことですが。
先週水曜日、大学院講義の後半初日を終えて新幹線と在来線を乗り継ぎ、新潟県内へ。乗客は若い女性を中心に6名ほど。まぁ、いつもこんな感じです。糸魚川(いといがわ)駅で少し降り、代わりに10名ほど乗り込んできます。
次の「えちご押上ひすい海岸」駅以降、少しずつ乗客が下車します。能生(のう)は沿線の中では大きな地域なので、能生駅で再び乗客が入れ替わります。最後に、若い女性と中年女性が乗り込んで来ました。後者が前者をエスコートしています。で、若い女性、どう見ても地元の方ではない。
まず、ある程度美人。俳優さんやアナウンサーほどの美女というわけではないのですが、人を惹きつける「華」のようなものがあります(色気とはちょっと違う)。
ちなみに、彼女だけがマスクをしていません。センセイは例によって海側の席。中年女性、本当は彼女を海側に座らせたかったようなのですが、海側のボックスにはお客さんが座っています。というわけで彼女たちは山側、センセイの隣のボックスに向かい合いで着席。
ここまでなら、まぁ、理解できたのです。能生駅を発った列車は「頸城トンネル」に入ります。ここで中年女性が彼女に、トンネルの長さだとか、地元の要望で筒石駅が作られたとか、駅内の階段は工事用の斜抗を転用したもので...などと解説し始めました。
地元の方でも知らない話が多いと思う。明らかに素人ではありません。そのうちに「私の頃はベーカムもなかったので...」。「ベーカム」とは放送局用「BETACAM」カメラ一体型ビデオレコーダーのこと。
センセイとほぼ同年代。そしてその当時は放送関係の仕事に従事していた地元の方。すると若い女性はスマートフォンを取り出し、頸城トンネル内で外の様子を撮影し始めました。もちろん外は真っ暗。鏡のようになった窓ガラスに映るのは反対の席に座っているセンセイの頓馬な姿。
ナシテ?!はっきりとはわからない部分が残るのですが、どうやら若い女性はSNSあるいは動画サイトでこの地域を紹介したいらしい(関係者から依頼されたのかも)。そして中年女性はそのガイド役のようなのです。
今回はいわゆる「ロケハン」(ロケーション・ハンティング)か...。でもその目的のためにロケハンまでやるかなぁ...と思っていたら、2人は予想外の行動に。写真の有間川駅で降りてしまったのです。その前から駅について話していたのですが、まさか下車するとは。
有間川駅は無人駅。乗車する人はたまに見ます――今日も1名――が、降りた人を見たのは初めてです。(拡大写真(1280×960、211KB))実はこの有間川駅、映画「天上の花」で「三國湊駅」としてロケが行われる(報道例/ロケ地の一つ「高田世界館」)など、関係者の間ではちょっと有名な駅。何より、駅の前には日本海が広がっています。
ただし、その間を国道8号線が走っていますが。やはり映像――特に動画――に関するセンセイの感覚は古いんだろうなぁ...ということを実感させられました。
それにしても、いつ、どのような形で紹介されるんだろう。
■6月19日(月) 実家近くの玉葱畑に農家の精鋭が集結。そしてついにはテレビカメラまで。ナシテ?
事の始まりは、一昨日。
お伝えしたように食料調達のため実家を訪れたのですが、不在の父親から伝言があるとのこと。内容を尋ねると、裏の竹林から伸びた竹の1本が裏の土蔵に倒れかかっているため、何とかしてほしいそうな。
要するに、伐採処分です。すぐに現状を確認。必要な道具や作業衣類はすべて揃っているので、その日のうちに対処することも可能だったのです。でもはっきりとは言わないものの、どうやら母親には何か別な望みがあるような雰囲気。
誘導すると、近くの畑のジャガイモ(だんしゃくいも)の収穫を手伝ってもらえると嬉しいとのこと。彼女は膝が悪いため、スコップを使った掘り出し作業が難しいのです。こちらは少々準備が必要。というわけで今日の午前中に実家を再訪することに。完璧とは言えないものの、膝の具合もかなり良くなっています。
そこで今回は自転車で往復。自転車だと膝への負担がかなり少ない──ランニングは膝にかなり負担をかける──という理由もあります。いつもと違い、今朝は向かい風でしたが、元気に自宅を発ちます。
膝もだいじょうぶそう。実家近くまで辿り着いたところで、ふだんと違うことに気づきました。実家のある地域と隣の刈羽(かりわ)村の境界付近に、見事な玉葱畑が広がっているのです。
食料買い出しの際は必ずその前の道路を通過するので、母親とともに注目していた畑。昨秋に植えた玉葱は今が収穫時期。ここでも収穫が始まっていたのですが...いつもとちょっと様子が違います。集まっているのは、高齢者を中心としたごく普通の農民ではなく、明らかにエリート。
しかも、どこかピリピリしています。ナシテ?!その彼らが専用の収穫機2台を使って、次々と玉葱の不要な茎を切断しながら掘り出しています。玉葱は次々と、脇に綺麗に並べられています。
専用機を初めて見たし、何より様子が変だったので自転車を止め、収穫の様子を撮影させていただきます。ただし撮影が今日の本務ではないので、謎を残したまま、再び自転車を漕いで実家へ。玉葱畑から先は少し勾配があるので、かなり体力を使います。実家到着後は父親の頼みでリモコンの不具合を直し、裏山に登って竹を処分。
終了後は畑に移動して芋掘りを手伝い、収穫したジャガイモを運搬します。お昼前に作業終了。ジャガイモや初物のなす、キュウリその他をもらって帰路についたのですが...あれっ!?
玉葱畑に接近するとご覧のように、別な専用機──こちらも初めて見た──を使って地表に転がっている玉葱を回収して運搬車に積み込んでいるところ。ここまでは理解できるのですが畑の周囲には、明らかにプロのカメラマンがお二人。
機材的には、小型カメラ2台と三脚2台。良く見ると、ディレクターの方も(右端)。事前に受け取ったプレスリリースか、打合せ資料を四つ折りにしてお尻のポケットに入れていることから確実。明らかに、ある程度打ち合わせてからの行動。
ただしお伝えしたように、カメラは小型。だから最初は、収穫の様子を収録して当地で獲れた玉葱をブランド化すべく動画サイトで紹介するのかなぁ...と思ったのです。センセイは古い人間なので、YOUTUBEなどの感覚にはついていけないので。
放送番組収録の可能性も考えたのですが、それならカメラは1台で十分。しかも音声担当のスタッフがいません。1週間くらいしたら、当地のキーワードを使って動画サイトを検索して...と思っていたのですが、夕食後にびっくり。夕方のNHKニュース(ローカル)でまさに、この収穫の様子を伝えていたのです。
ただし正確に言うと狭義の収穫作業ではなく、収穫した玉葱を運搬車に積み込む場面。長岡通信部スタッフの現地到着が遅れたのかも。後から考えると、報道用のテレビカメラがここまで小型化されているという実感はありませんでした。その業界で働く教え子から──Sさん、深謝(しんしゃ)──から貴重な情報を提供していただいていたにもかかわらず。
また現場を仕切っていたのはディレクターではなく、その役目を果たしていたのは記者(兼ライター)。さらに、カメラマンの一人は動きが拙(つたな)かったので、見習い中じゃないかしら。ただしお二人とも、これまで一緒に仕事させて頂いたような方々の、感嘆すべき「切れ」は感じられませんでしたが。
でも、ま、細かいエラーはある──当然のこと──にせよ、今日の状況認識はそんなに的はずれではなかったかな。そして何より、今日は良く働いた。
自転車での移動は歩数にほとんどカウントされないため、総歩数こそ13,000歩弱に留まったもの。きっちりと身体を使いました。その甲斐あってか、今晩の上の血圧の「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は、110mmHg。
「収縮期血圧」の個別最低記録は99mmHgと、久しぶりに100mmHgを切りました。このところやや高めの血圧が続いていたのですが、今日は良い数値です。
今晩はぐっすり眠れるんじゃないかしら。
■6月18日(日) あ"っ、この不思議な形をした車両は... ──レール運搬専用列車が柏崎駅に留置中──
写真は一昨日撮影したもの。
お伝えしたように当地は朝方、強い雨。それでもお昼にはほぼ上がったのでお昼を兼ねて「えんま市」の様子を見ることに。経路の関係でこの日は、駅裏から駅地下道を通って、北側の「えんま市」会場へ移動する予定。
まだ残っていた風に逆らいながら駅裏に出ると、あ"っ。駅構内──といっても、端の資材を出し入れする場所──に、列車が止まっています。全体は4両(2両×2編成〔ST-11およびST-13編成〕)。変わっているのがその形状。
ご覧のように、荷物室に当たる部分がスッポリ欠けています。(拡大写真(1280×960、203KB))塗装も黄色と、ずいぶん派手ですが、これは遠くからでも目立つようにするため。この塗装は鉄道会社(JR東日本)の事業用車両なのです。
これは以前ご紹介した新造レール運搬車両キヤE195系。(メーカーのサイト)運転席部分の形状がかなり違うように感じられますが、2年前のもの(0番台)はロングレール運搬用で、戦闘からレールを出し入れするために、運転席の下が空いています。
今回の車両(1000番台)は「定尺」と呼ばれる普通のレール運搬用で、レールを脇から出し入れします。良く見ると、列車左側にレールが規則正しく積まれています。この列車で運んできたのでしょう。キヤ195系はこれまで何回か目撃しています。
ただし実際に働いているところを間近で見るのは初めて。重いレールはこれまで、機関車で「チキ」と呼ばれるレール輸送専用貨車を使って運搬してきました。しかし時代と環境の変化で、各車ともできるだけ電気機関車を減らす方向に。JR東日本の場合、「チキ」は一昨年度ですべて廃車になっているようです。
知りませんでした。機関車や客車の時代は、もう完全に終わりかけています。
...というか、そもそも若い方はまったく知らないんじゃないかと思うのです。