2016年3月5日更新(2016年3月13日ページ移動。2018年5月27日写真削除)

──2016年2月第5週〜3月第1週のニュース──

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3月5日(土) キャンパスが人を育てる ──数年ぶりに玉川大学の構内に入ってみました──

 今日は東京へ日帰りで行ってきました。

 つまり1日おいて東京へ往復したわけです。2泊する方法もあったのですがそうしなかった最大の理由は、次期ご当主様としての仕事が溜まっていたこと。こちらは昨日、休暇を頂戴して片付けました。
 そしてもう一つ。

 一昨日は公務出張、今回はまったくの私用。支出を切り分ければ問題はないのですが、やはり公私混同を疑われるような事態は避けたい。
 で、今回の目的地は東京都町田市にある玉川大学。

 玉川大学にはご縁があって、センセイらが関係する学会の、設立後初めての大会(こちらこちら)がここで開かれました。
 その後、この大学およびそこに所属する方々と公私ともにお世話になっています。

 写真は大学の正門。大学の近くへは時々来るのですが、なかなか入構する機会がありません。
 そうこうしているうちに、写真中央にはご覧のような立派な校舎が。

 石垣の陰になっていてわかりませんが、門を入ったところには現在も、噴水を備えた大きな池があります。
 かつてその脇に背の高い、そしてクリスマスにはイルミネーションされる樅の木がありました。

 キャンパス整備の関係で樅の木はなくなりましたが、ご覧のように土曜日の今日も老若男女が出入りしています。地元に根ざしていることがよくわかります。
 一事が万事、この調子。

 春休みなので学生諸君の姿は少ないのですが、彼ら彼女らの表情を見ていると、この、いろいろな意味で恵まれたキャンパスが次を担う若者を育てていることがわかります。
 ......と、ここで不意に、かつて同じ指摘を受けたことを思い出しました。

 ただし、別な大学に関してですが。



3月4日(金) 雨の柏崎駅に、ごく当たり前のようにE129系が入線していました

 今日は見たままのお話。

 昨日はお伝えした東京出張のために自宅から最寄り駅まで歩きました。予報は曇りとのことだったのですが、センセイが自宅を出たころから、雨に変わりました。
 しかも北風が強いので、折り畳み傘が役に立ちません(壊れそうになる)。

 というわけでずぶ濡れになりながら、柏崎駅に近づくと......あ"。

 0番線にE129系が入線しています。柏崎駅で信越本線から分岐する越後線の車両として運用するものでしょう。
 初めて見る4両編成です。

 E129系は、老朽化が進む115系を置き換えるべく、1年半前にデビューした近郊型電車。
 最初は新潟(下越)地区に投入されましたが、運用車両の増加とともに、中越地区でも走るようになりました。

 実は去年のダイヤ改正で、柏崎終発着の電車がE129系で運行されるようになったのです。でもあまり見かける機会がない。
 その後、115系との交替がさらに進んでいることになります。

 ドア数や座席配置は異なりますが、メカ的にはJR東日本の主力車両E233系そのもの。
 何だかもう、「俺はここにいて当たり前」という雰囲気を漂わせています。

 ただし個人的には、車両前面の塗装デザインを含めて、朱鷺を表すピンクと黄色の帯は、新潟という地にあまり似合わないような気がします。



3月3日(木) 人前で所属組織を愚痴るのは控えようよ... ──初めて東京医科歯科大学を訪れました──

 というわけで、今日は日帰りで東京へ出張しました。現在は夜遅く、新幹線で自宅に戻ったところ。

 一ヶ月ほど前に会の開催通知が届き、ぜひ参加したいと思ったのですが、先生の研究旅費は尽きています。ただし会の内容は大学院の講義に直結する内容。
 そこで講義のための予算から旅費を支出していただき、今日の参加となりました。

 ありがたや、ありがたや......というか、出張は大学の講義改善のためのものになるので、成果を関係する皆様にきちんとお伝えする義務が発生します。
 というわけで、いつも以上に気合いが入ります。

 会場は東京医科歯科大学。神田川を挟んで、御茶ノ水駅の真向かい。ちゃんと入るのは初めてです。

 会の内容はe-ラーニングに関するものだったのですが、今回は開発元のアメリカから講師をお招きして基調講演が行われました。
 現在は文部科学省の予算で国内版が制作、実施されています。

 初めて知ったこともあるし、再来年度からの実施体制に関する貴重な情報を得ました。
 後半は元金沢工大(現東工大)教授の分科会に参加。

 もちろんいろいろ考えさせられたのですが、聴衆の質問は金沢工大での講義、つまり現在センセイらが担当している講義に集中しました。
 センセイが代わって答弁するという、妙な場面も。

 全体としてはとても有益な会合だったのですが、前半で隣に座った高齢の女性二人──実際にはセンセイより少し若い──の、良く喋ること。

 おかげでお二人が某県の医大事務職員であることや、その中であんなことやこんなことが起きていることを知ってしまいました。
 人前で、上司や組織の問題を愚痴るの、やめようよ。

 ......お察しの通り、根性のないセンセイは口に出しませんでしたが。



3月2日(水) 「把手が熱つくなっておりますから...」

 年度末ということもあり、立場上の、しかも期限の迫った仕事が山のように溜まってしまっています。そんなにサボっているつもりはないのだけど。
 明日は東京へ出張することもあり、早めに出勤します。

 一仕事を済ませてから、開店直後のパン屋さんでサンドウィッチを購入。研究室に戻り、コーヒーを頂きながら朝食。コーヒーメーカーを洗おうとして.....あれっ?!
 センセイが使っているコーヒーメーカーは年代物。

 1991年、前任校に赴任した際、幼稚園児だった義理の姪がおもちゃにしていたものを取り上げた──悪い叔父さんだ──もの。爾来(じらい)25年間使用しています。
 ただしガラス製のサーバーは10年ほど前に不注意で割ってしまったので、他社製のものを流用しています。

 ちゃんと洗っているつもりなのですが、四半世紀も使っていると白いカルシウム成分がこびり付いてしまっていますね。
 で、サーバーに注意書があることに初めて気づいたのです。

 「直火(じかび)で使用しますと把手(はしゅ/とって〔取っ手〕)が熱つくなっておりますから、素手でさわらない様にして下さい。」(原文ママ)
 ......う〜ん。

 気を取り直して仕事に戻り、午後は延々と会議。ただし、学生諸君の身分に関する重要な会議なので、真摯に臨みます。
 終了後は事務の女性陣に挨拶して、ひとまず新潟の自宅へ戻ります。

 明日の出張をできるだけ楽にこなすためですが、今日は時々小雨がパラつく程度で、路面もほとんど濡れていません。
 つまり路面状況は良い。

 今日の移動で320i MSpのが2,000kmの慣らし運転を終える──実際、各部分が馴染んできた──こともあり、省エネモードでどれくらいの距離を走行できるのか試してみました。
 車両総重量1,855kgもの車体を走行させます。

 あまり遅くならないうちに帰宅する必要もあり、今日はいつもより高速道路を長めに利用。だから参考記録に留まりますが、結果は21.5km/L。240kmを走行しての実測値です。
 省エネモードで稼いだ距離が34.4kmだそうですから、それがなかったとして計算すると、今回の燃費は18.5km/L。

 最初の印象と概算は、概ね妥当だったと思います。

 ただしこの省エネモード、運転していて少しずつ分かってきたことがあります。まず都市部でのストップ・アンド・ゴーには非常に効果的。燃費が約25%程度向上します。
 ただし田舎道や高速道路での巡航運転だと、その差は数%に留まります。

 後者はメカの摩擦抵抗や空気抵抗による損失を補っているだけなので、予想された結果ではあるのですが。



3月1日(火) 濡れた屋根の上はやはり、相当滑りやすいらしい ──弥生3月は雪の朝から──

 昨晩、録画しておいたNHKのニュースを見ていたら、「北陸自動車道が通行止め」との字幕が。

 続いて「車が雪で立ち往生したため、金沢森本IC─小矢部IC間(下り線)通行止め」とのこと。局地的に雪が激しく降って、除雪が追いつかなくなっているようです。
 予感はしていたのです。

 夕方から雪がどんどん降ってくるし、アパートに到着したら「雪下ろし」と呼ばれる雷が鳴るし。カーテンの隙間から駐車場を見てみると、320i MSpは雪に埋もれています。
 それでも夜間に降雪はほとんどなかったので、今朝は昨晩のままの車を除雪し、ご出勤。

 写真は午前中に、隣接する建物──こちらとほぼ同じ位置──から撮影した駐輪場の様子。
 工事は相当進んでいます。

 左側の屋根の上で、数人の作業員が作業していらっしゃるのですが、やはり相当滑りやすいらしい。
 いつものワイルドな動きではなく、かなり気を使って歩いています。

 このところ、雪が降ることはあって日中は暖かくなるのでほぼ消えてしまうという日が続きました。でも今日は違います。
 時々陽射しものぞいたのですが、雪が割としっかり降り続いたので、終日雪景色。

 気温も上がらず、正門前の車道と歩道を隔るために設置されたガードに氷柱(つらら)が着いたままでした。
 今日から弥生3月に入りましたが、もう数日は雪が続きそうな北陸地方なのです。

 出張その他の関係で明日の夕方に新潟の自宅へ戻るのですが、無事にたどり着くことができるかなぁ。



2月29日(月) 「従来の供給元から、新しい供給元へ変更...」 ──BMWから再びリコールの案内が──

 昨日自宅へ戻ると、何とBMWから「リコール(無償修理)についてのご案内とお詫び」という手紙が届いていました。((c)ビー・エム・ダブリュー株式会社)
 乗り始めたばかりの320i MSpに何が起きたというのでしょう。

 急いで開封すると、どこかで見たことがある手紙。中央の写真は今回購入したF30シリーズではなく、今まで乗っていたE46。
 つま年半前のものに続くものということになります。

 内容については皆様お察しの通り。前回は助手席エアバッグの不具合によるリコールでしたが、今回は運転席のものを予防のため交換修理するとのこと。
 なるほど。

 「被害を未然に防ぐために、本リコール実施を決定・・・」に続いて、「エアバッグインフレーター[火薬で膨らませる部分]を従来の供給元から、新しい供給元へ変更することを決定いたしました。」
 「BMW車での[エアバッグの]異常展開は全世界を通じてありませんが、お客様の安全を第一に考え・・・」。まぁ、そうでしょうねぇ。

 「従来の供給元」とは日本のタカタを指します。つまり、少なくともBMWには三行半(みくだりはん)を突きつけられた、というわけです。
 ただし今回のリコール、センセイには直接関係ありません。

 新しい320i MSpを購入した際、これまで乗っていた318iは下取り──正確には買い取り──してもらったので、所有権はもうセンセイにはないのです。
 もちろん、心情は別ですが。



2月28日(日) 富山県内を移動中、気になっていた「塚」を訪れてみました

 今日は早朝のうちに金沢を離れて新潟の自宅へ移動しました。

 ワークショップは夕方までだったので、無理をして昨日のうちに帰ることもできたのですが、このところハードなスケジュールだったので、疲れが溜まっています。
 それにそもそも視力が落ちているので、夜間の走行は避けたい。

 いつもは午後か夕方に金沢を発つので、この時間帯の移動は珍しい。というわけでこの機会に、気になっていた場所を訪れてみることにしました。写真のです。
 脇には「長尾為景
(ためかげ)之塚」との説明が。

 自動車は沿道に気になる場所があったら、(その気になれば)実際に行ってみることができるのです。
 鉄路に縛られた電車での移動との、決定的な違いです。

 実は富山県内、城跡が多い。それもまったくの平地ではなく、ある程度の標高の場所にあるのです。
 砺波市頼成
(らんじょう/らんじょ)新にも、「増山城祉」との表示があります。

 その表示の先にこの塚が見えるので、最初はここがお城の中心部ではないかと思ったのです。
 増山城はもう少し離れた場所にあります。

 長尾為景というのは実は、幼名長尾景虎(かげとら)、つまり後の上杉謙信(輝虎)の父親です。
 気になって調べてみると、何と、景虎がここで戦死して葬られたというのです。

 実際には為景の父親、つまり謙信の祖父の長尾能景(よしかげ)が、1506年の「般若野(はんにゃの)の戦い」の際、近くの芹谷──こちらの近く──で討ち死にしています。
 ここから180m東方の民家の敷地内に能景の塚があるとのこと。

 為景についてはどうやら、それと混同されてしまったようですが、増山城も謙信に攻略されるなど、富山県(特に東部)や石川県が繰り返し越後の上杉勢に攻められたのは事実。
 現在、周辺は整備された田圃が広がり、その中に住宅が散在しています。平和そのもの。

 正直なところ、約500年前に起こったことを想像するのは、歴史家であるはずのセンセイにも難しいのです。

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