2022年4月23日更新(2022年5月1日ページ移動)
■4月23日(土) 垣根に使われるドウダンツツジ、目に入っていてもちゃんと認識していませんでした
結果的に、3日続けて植物の話題。
母親の才能を引き継がなかったセンセイにしては珍しいこと。というより今日の内容は、才能がないセンセイだからこそ、目に入っていたにもかかわらず、ちゃんと認識していなかったということなんだろうなぁ。
きっかけは金沢での水曜夜のテレビニュース。金沢市内の武家屋敷跡の庭園で、小さな釣り鐘のような花が特徴の「ドウダンツツジ」が見ごろになっており、その庭が公開されているのだそうです。
城下町の金沢に、そしてこの季節に相応しい話題。ニュースといっても、センセイはリアルタイムで観るのではなく、毎日録画しておき夕食──というより晩酌──時にダイジェストで内容を確認します。
映像...何だか見覚えがあるような。その時はそれ以上深追いしなかったのですが翌朝、徒歩で出勤途中、あ"っ。まさにそのドウダンツツジです。場所は先月、開花をお知らせした梅があるお宅の庭。
残念ながら梅は、満開になった時に先端部をすべて切除されてしまいました。ドウダンツツジは灌木(かんぼく)ですが、「満天星」とも例えられるように、小さな白い花をたくさん咲かせています。センセイは毎年この時季にこの花々を目にしていたに違いないのです。
さらに驚いたことに、大学に近い別なお宅では、垣根にこのドウダンツツジを用いていらっしゃいました。西村センセイ、見ていても何も観ていない。トホホ...。
後から調べてみるとこのドウダンツツジ、剪定(せんてい)にもよく耐えるため、公共施設を含めて、垣根によく使われているんだそうです。ホームセンターでは広く流通しているとのこと。
今晩はセンセイの無知を晒(さら)しまくっていますねぇ。今日は土曜日、つまり家族サービスの日なのですが、実家へ行く前に食べ物を買いに出たら、近所のお宅の長い生け垣はすべてドウダンツツジでした。もちろん撮影したのですが、こちらはなぜか、花が薄い黄緑色。
最後に、もう一つ驚かされたことを。このドウダンツツジ、その名の通りツツジ目(Ericales)なのですが、さらに上位の分類はキク類(asterids)なんだそうです。信じられます?
植物の包容力は、絶大だ。
■4月22日(金) お待たせしました。「ニュートンのりんごの木」に花が1輪咲きました
写真は昨日撮影したもの。
昨日の北陸地方は朝こそ薄曇りだったものの、天気は下り坂。午後3時頃からは雨になるとの予報(実際には夕方に降り始めた)。いつも通り出勤して最低限の仕事をした後、センセイらの研究室がある建物の前へ。
もちろん「ニュートンのりんごの木」の様子を確かめるためです。花が散りつつある地元のりんごの木を横目にニュートンの木に近づいてみると、おぉ、北側に伸びた枝の先端近くに、ご覧のように花が咲いていました。
現在のところ、咲いたのは1輪のみ。ただし写真のあちこちに写っているものを含めて、いずれの蕾もかなり膨らんでいます。特に先日お伝えした蕾は今にも咲きそうなほど。
しばらく気温の高い状態が続くので、週末から来週前半に満開になると思います。残念ながら、この期間は雨がちとの予報。青空を背景に綺麗なりんごの花を撮影できるかなぁ。撮影したのは朝イチの講義が始まる数分前。
正門からキャンパスに入った多くの学生が急ぎ足で脇を通り抜けています。中には小走りの男子学生も。彼ら彼女らがいつか、この貴重な木の存在に気づいてくれるといいのですが...。
■4月21日(木) この時季だけの甘さとほろ苦さ ──今晩のメインは新潟名物、「薹菜」──
正確には「昨晩の」ですが...。
「薹菜」と書いて「とうな」と呼びます。「冬菜」「唐菜」などの字を使う時もありますし、「女池菜」あるいは「小針菜」など産地の名前を付けて呼ぶ場合も。「女池(めいけ)」や「小針」は新潟市内の地名です。
ちなみにセンセイは浪人時代と新潟に戻ってきた時、後者に住んでいました。全国的にも食用に供されているようですが、新潟ではこの時季、盛んに食べらます。「薹」は茎(くき)のことで、「薹菜」は茎の部分を主に食べる野菜の総称です。
具体的にはこの時季のアブラナ科の野菜を指します。写真は昨晩撮影したもの。水洗いをして、まさにこれから包丁を入れるところ。左端に黄色い花が見えます。
実家では今が野菜の端境期。育ち始めたほうれん草とともに、3週連続で母親から貰ったのが薹菜です。ポイントは春の甘さと、ほろ苦さ。
ふきのうとうほどではないものの、似た苦みです。この時季だけの味わい。センセイは現在、油とフライパンをまったく使っていません。薹菜をどう調理しようかと考え、最初は電子レンジで加熱した後、豚肉とともに焼いてみました。でも風味が飛んでしまいがち。
そこで最近は、甘酢炒め──炒めてないけど──が定番。白菜も良く味わうと美味しい甘さがありますが、薹菜はもっと自己主張が強い。それでもオトナが好む苦みは何物にも代え難い。でも今回もらった文字通り「薹が立って」きたため、茎がかなり硬くなっています。
残念ながら、この深い味わいも来春までお預けかなぁ...。
■4月20日(水) 金沢工大の近く、2ヶ月前に工事を終えていたお店がやっとオープンしたようです
予定を変更して、センセイが今日見たことを。
今日は午後に大学院の初回講義が。これで今学期のすべての講義が始まりました。スタートを順調に切ることができれば、これ以降は割と上手く行くことが多い。それに今週の学部講義は学生のグループ活動がメインだし。
教える側に、先週のようなプレッシャーはありません。昨日までに大学院の準備をひとまず終えたのですが、今朝出勤してみるとあちこちにミス。う〜ん、センセイもいよいよ、年貢の納め時が近いらしい。でも愚痴を言っているわけにはいきません。
あちこち修正して人数分を印刷し、準備完了。今日は午前中にお客様が。情報交換した後、大学食堂で昼食を取り、そのまま大学院の講義に参加していただきました。
春休み休み期間中に施設を改修したのですが、その関係で若干機器のトラブル。でもそれ以外はほぼ問題なく講義を終えることができました。
大学院生はやはり優秀だ。今日は身体的にかなり疲労したのですが、補給すべきエネルギー源の在庫が尽きかけています。そこで少しだけ休憩した後、約1週間ぶりで「ゲンキー」へ。
あれっ?!お店の手前、「麺匠 金色堂」と「ラーメン 中毒」に挟まれた「イマージュ」店舗前に花環がたくさん並べられています。改装工事は約2ヶ月前に終了。
でもドアノブには保護用の養生シートがかぶせられたまま。どうされるんだろうと思っていたのですが、ようやく営業を始めたようです。「ゲンキー」側に回ってみると、建物内に入る自動車用の通路脇にはさらに大きな花環が。
それらの多くに「祝 移転OPEN」と書かれています。後から調べていたところ、金沢の繁華街「片町」に同名のラウンジがあるようです。それが移転してきたということなんでしょうか...。
個人的にご縁はなさそうですが、繁盛するかどうかはちょっと気になります。
■4月19日(火) ごくありふれた公園だと思ったら... ──金沢工大の周辺は実に、コレが多い──
今日は見たままのお話。
つい先日、高橋川沿いに植えられた満開を過ぎた桜を愛でつつ帰宅すべく、いつもとちょっと違う道を歩いていたら、写真の公園に出くわしました。ここは野々市市の「本町(ほんまち)北公園」。
あちこちに遊具が置いてあります。アパートのかなり近くなのですが、初めての経路だったためちょっと予想外。でも見たところ普通の公園だったので、「こんなところに公園があったんだぁ」という程度。
通り過ぎようとした時、え"っ?!暗がりの中、案内板が見えました。そこには何と、「横川・本町遺跡」と書かれていたのです。明るい時に再訪して撮影したのが写真。
ここは金沢市と野々市市の境界。野々市市側からは弥生時代後半の集落跡が、金沢市側からはもう少し遅い時代の権力者の墳墓(ふんぼ)群が発掘されたのだそうです。
正確に言うと遺跡群は、もっと金沢工大側、高橋川に接した場所で発見されたそうです。センセイ個人としては「扇が丘ハワイゴク遺跡」に続く、当地における遺跡との遭遇。それにしても、金沢工大近辺は遺跡だらけだ...。
さらには「富樫館」など、ずっと下った時代の遺跡群が続きます。つくづく、野々市は奥が深い。
■4月18日(月) お二人の後ろ姿が凛々しい ──新規オープンの「ラーメン本間」は大繁盛──
予定を変更して、昨日の続きから。
西村センセイ、真面目な職員よりも早くご出勤。まず、履修者のデータを確認します。学部、大学院ともに講義はすでに始まっているのですが、履修登録システムの違いで後者については履修者がやっと確定したはずなのです。
先週の大学院科目を休講にした理由です。例年、「前学期」(前期のこと)は履修者が少ないので担当の教務課は割と小さめの、ただしグループ討議に適した教室を確保してくださっています。でも履修者を確認したところ何と、教室に入りきらない人数。
新型コロナウイルス対策として、各教室の収容人数を半分に制限しているのです。職員の勤務時間に合わせて教務課に連絡し、大きな部屋に変更していただきました(深謝)。そこから始まり今日は終日、課題の採点と授業の準備、そして飛び込みの個人面談に忙殺されてしまいました。
こんなはずじゃぁなかったのに...。夜まで精魂詰めて働き、他の先生方が帰宅されてから帰路に。嫌な予感がします。仕事に区切りがついたのは嬉しいのですが、こういう働き方をした日の夜は、血圧が高い。残念ながら、予想通りの結果に。
いつもは測定当初こそ少しくらい高くても、それからどんどん低下するのです。平均で-15mmHgくらい、酷い時は-40mmHg程度低下することすらあります。いったい、私たちは何を測定しているのでしょうか...。
それはともかく、やはり今晩はほとんど下がらず、正常値(130mmHg)をクリアできませんでした。やはり精神的に緊張状態が続いていたようなので、シャワーを浴びてから再測定したところ、「最高」の平均の最低(「収縮期血圧」の移動平均の最低)はやっとで127mmHg。朝は108mmHgだったのに。
老人の健康維持には酷な働き方だ...。帰宅直後のデータとあわせて記録に残します。
写真は先々週の日曜日、つまり通学練習中の親子連れを見かけた日に撮影したもの。先月ご紹介した「ラーメン本間」の様子です。
実家の食料調達の関係で11時過ぎにお店の前を通過。ご覧のように駐車場は満車で、入口の前には10人弱のお客さんが待っています。そもそも3月中にひとまずお店をオープンしたのです。でもその時には何と、お昼を過ぎたばかりだというのに、「本日売り切れ」の看板が。
いきなり人気店にランク入り。情報によると、写真を撮影したまさにこの日、「ラーメン本間」が正式オープン。それ以前の約10日間は「プレオープン」という位置づけとのこと。記事には「新潟市のラーメン店に15年勤務」とあります。
そのお店はたぶん、「だるまや」。新潟に住んでいた時、入ったことがあります。また写真で見る限り、提供されるラーメンは確かに非常に良く似ています。開店準備の様子を撮影した際、ご主人だけでなく奥様と思しき女性もお見かけしたのです。
お二人とも、背筋をピンと伸ばした後ろ姿が凛々(りり)しい。「キンエン生活」中のセンセイがお店を訪れることはないと思いますが、ぜひぜひ頑張っていただきたいものです。
■4月17日(日) 調子に乗って、遠くのスーパーまで徒歩で往復したら、ドッカーン!!
お伝えしたように、昨日はいろいろな用が順調に片づきました。
帰宅後に簡単に洗車をしたのですが、まだ時間的余裕があります。当日中に為すべきことはただ一つ。晩酌のお刺身を購入すること。お酒を飲む時は必ず、良質のタンパク質を一緒にいただく必要があるのです。
お刺身は必ず自分で購入。倖い、自宅のある柏崎市は海に面していますし、柏崎港を含めて近くにいくつかの漁港が。そこで水揚げされた地場ものの新鮮なお刺身が狙い目。しかも決して高くありません。
自宅最寄りのスーパーは、魚屋が母体だというのにお刺身がおいしくありません。冷凍物が主。だから時間がない時以外はパス。次に近いお店は地元資本。
品揃えが安定していませんが、基本的には美味しくて安い。でも3kmほど離れた場所に、何故かホントにお刺身が美味しいスーパーがあるのです。正確に言うと、海沿いと山側──こちらの方が近い──に2店舗。
美味しいのは海側の方です。というわけで頑張って往復しました。昨日はかなり寒かったのですが、コートを着なくても歩いているうちに暖かくなります。道路沿いの様子を確かめながら進みます。
約40分で到着。復路はできるだけ経路を変えて、新しい道を歩くようにします。お風呂の時間──これは家人の管轄──が迫ってきたこともあり、かなり速めの状態を継続して帰宅。
ふだん経験しない運動の仕方です。いつも入浴前に血圧を測定。さて、どうなるだろうと思ったら、ドッカーン!!
何と初回の「最高血圧」(「収縮期血圧」)は177mmHg。何度かご覧いただいた血圧変化のグラフの頂点付近(!!)にあたります。「最低(弛緩期血圧)」も100mmHg以上といずれも、ここ数年目にしたことがない数値。
しかも、なかなか下がらない。規定回数測定した結果、「最高」の最低は128mmHg、平均の最低(移動平均の最低)は132mmHgとなりました。ちなみに、いつもなら低い朝も、翌朝、つまり今朝になっても平均の最低は127mmHg。
正常値の範囲内なのですが、ふだんよりずっと高い。今日は移動日。ずっと自動車を運転しているため約7,000歩しか歩いていないのですが、夜の血圧は完全にまったく問題のないレベル。
写真はここ1年間の歩数です。去年から積極的に歩くようにしているので、1日の平均歩数が10,000歩を超える状態を継続しています。身体が軽くなるので、健康面の問題はまったくないと思われます。
されどお伝えしたように、総歩数と血圧はあまり関係しないらしい。場合によっては昨日のように一時的に血圧を上昇させる場面も。
体質や年齢など、その人に合った運動の方が良いようです。トホホ。