2023年4月8日更新(2023年4月16日ページ移動)

──2023年4月第2週のニュース──

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4月8日(土) 多少高くても良い品を選んで丁寧に使い、きちっとメンテナンスする、という生き方

 「生き方」などと、声高(こわだか)に主張するつもりはないのです。

 でも、いろいろ考えても、物質文明との付き合い方を考えた場合、それ以外の表現を思いつかなかったので。もちろん「明日お伝え...」から中二日置いて──すみません──の、金沢からの撤収に関係した機器の買取顛末です。
 お伝えしたように、広く流通している品はともかく専門的な知識を必要とする機器だと、地元のHARD OFFでは少々心許ないというのがセンセイの実感。

 もちろん商品の価値を記したデータベースが存在するはずなのですが、お店から見た「掘り出し物」には弱いと思う。

 対照的に、専門店の対応はというと、これが非常に興味深い。これまで何度も取り引きさせていただいたお店に買い取って頂いたのは、まず、STAX社の“SRM-T1”(こちらの写真1枚目の右側)。
 32年前(!!)に購入したものですが、これまで問題なく稼働。

 ただし念のため、10年ほど前にメーカーにメンテナンスして頂きました(こちらの2枚目)。またメンテナンスと同時期に購入した“SR-407”(、3枚目)も、泣く泣く手放しました。とても素性の良いイヤースピーカー(ヘッドホンの一種)でした。(ホントに、涙...)
 ヘッドホンは、さらにもう1個。

 6年前に購入した“MDR-CD900ST”という業務用のモデル。スタジオで用いられる定番製品ですが、解像度が極めて高い。こちらは傷みやすいパッド(消耗品)を、新品と交換して発送しました。
 最後に、DENONのプリメインアンプ“PMA-390RE”。入門モデルですが、音質が良いことで有名。

 こちらは故障の可能性があった──その後、濡れ衣と判明──ため、メーカーに点検して頂いています。

 肝心の、これらの買取価格はというと、もちろん品によって買い取り率の差異はあるものの、総じてかなり高い。“PMA-390RE”に至っては何と、新品実売購入価格(当時)の50%以上(!!)。
 再び、「だいじょうぶかぁ...」という言葉が脳裏をかすめます。

 でも、お店のサイトをご覧いただければわかるように、このお店は極めて堅実。これが金額に換算した時の適切な価値──ただしお店の利益と必要経費を除く──なのでしょう。
 今回は初めてのお店との取引も。

 そちらにお願いしたのは、2017年に購入したOPPO社の“UDP-205”。レビューの一例をご紹介しますが、絶賛を浴びたモデルです。確かに高性能ですが、高音域にちょっと癖があります。
 しかもセンセイの場合、金沢から持ち帰った“BDP-105D JAPAN LIMITED”と完全にバッティング。

 “BDP-105DJP”もちょっと油っぽい音質。でも癖はそこまで強くありません。それにそもそもセンセイは現在、SACDディスクを除き、超高性能専用D/Aボードを搭載したアキュフェーズのプリメインアンプを使用中。
 いろいろ考えた末、後から購入した“UDP-205”を手放すことにしました。

 これまでのお店にお願いしなかったのは、単純に価格差。で、その後の“UDP-205”を示すのが写真。同社のサイトに短期間掲載されていた報告です(現在は削除済)。ただし、より詳細な情報は現在も掲載中です。
 サイト上には「特に大きな目立つ傷ありません」と掲載されていますが自宅に滞在する短時間だけ、丁寧に使用していたので、傷なんてまったくありませんよぉ。

 検索して頂くとすぐにわかりますが、このモデルは現在、中古品がWeb上で40〜50万円程度で流通しています。もっとも、実際に取引が成立する時の価格は、高くて40万円未満だろうと思いますが。
 センセイが売却したマシンは、既に新たな顧客に販売済。

 ...というか、もともと予約が入っていて、その方に優先的に販売したようです。肝心の買取価格は何と、約70%(!!)もの高率。仕入れ価格(=センセイの買取価格+送料他の手数料)と販売価格約28万円との差は、約10万円。
 これが販売店の直接の収入です。

 いろいろ考えるところはあるのです。

 でも、ま、今回は、必要としている方のところに適切に渡ったんだろうなぁ...と考えるようにしています。



4月7日(金) 要は、ストレスと睡眠の質? ──自宅での最高血圧の、最低記録を更新しました──

 今朝は1時間ほど早起き。

 通院する親──今回は母親のみ──の送り迎えをするためです。少し早めに退職した理由の一つなので、特に不満があるわけではありません。ふだんあまり走らない時間帯。個人的には興味津々(しんしん)です。
 予想に反して、市街地から外へ出る自家用車が多い。

 行き先からして、郊外にある世界最大の原子力発電所である、東京電力「柏崎刈羽(かりわ)原子力発電所」へ出勤する方々です。もっと早く気づくべきでした。帰り、つまり病院のある市街地に向かう時はもっと混んでいるだろうなぁ...と覚悟したら、これが拍子抜け。
 あっさりと病院に到着して母親を降ろし、一時帰宅します。

 1時間半ほどして母親から電話があったので迎えに行き、途中で1週間分の食料を買って実家まで送り届けます。街の雰囲気が昨日までとずいぶん違っています。もちろん、久しぶりに降った雨の影響が大きい。
 ちなみに桜の様子も一変。昨日お伝えした木を含めて、一晩で葉の鮮やかな緑色が目立つようになりました。

 でも変化は、それだけではありません。

 再度の帰宅後、雨が本降りにならないうちに徒歩で外へ出たのですが、やはり何かが違います。人出も少なく、しかもほぼ全員が高齢者。
 まぁセンセイも、めでたく仲間入りさせていただきましたが。

 スーパーに入っても食料品、特に総菜類の数が少ない。売り場だけでなく、店内全体が静かな感じ。平日だからかなぁ...と思ったのですが、今日は華の金曜日。
 ナシテ?

 いろいろ考えたのですが、一つ思いついたことが。今日は子供の姿を見かけません。乳児は別ですが、幼児も児童もまったく見かけない...そりゃ、そうだ。
 たぶん昨日始業式が、そして今日は保育園や幼稚園、そして小学校の入学式が行われたのでしょう。

 引退してから実質的に1ヶ月弱経過しましたが、ほぼ老人しか見かけない平日を経験したのは初めて。果たして、この生活に慣れることはできるんだろうか...。
 センセイの懸念を払拭
(ふっしょく)する可能性を示すデータが、写真。

 昨朝、いつも通りに測定した血圧の一場面です。表示されているのは「平均」。つまり、いわゆる「最高血圧」(「収縮期血圧」)の直近3回の移動平均による数値。なぜか昨日は最初から測定値が低かった。
 しかも測るごとに数値がどんどん低下。この時がベストです。

 ちなみに、1回ごとの最低値は95mmHg。

 この値は5年弱、毎日(1,747日)測定したデータの中で、低い(=良い)方から5番目。この時の「平均」(移動平均の最低)も同様に、19位という好記録。しかもこれまでの低い値はいずれもマイペースで過ごせて、私生活でのストレスが少ない金沢で記録したもの。
 自宅での最低記録を、大幅に更新しました。

 もちろん、この時が例外的な事象だった可能もあります。

 でも昨晩の「平均」は125mmHg、今朝も116mmHgと、いずれもまったく問題ないレベル。今朝の値についても早起きの影響は感じられません。振り返ってみると、引っ越しおよびそれに伴う後始末その他のストレスはほぼ解消。
 しかも、いつも浅い眠りのセンセイにしては、割とゆっくり休息することができました。

 塩分摂取過多の時はともかく、最近のセンセイの血圧を左右するのはやはり、ストレスの有無とそれを解消する睡眠の質、ということなのでしょうか...。



4月6日(木) どうやら見頃は今日までらしい。というわけでお昼、駅裏の公園で桜を満喫しました

 今日は予定を変更してお伝えします。「突発事項」かと言われれば、疑問ですが。

 西から寒冷前線が近づいているため、今日の当地は南からの生暖かい風が吹き込んで気温が上昇。最高気温20.9℃と、5月中旬ころの気温を記録しました。ただしこれでも今日の県内では低い方。
 今日の新潟県は、あちこちで今年の最高気温を更新しました。

 当地の桜はこれまでバラバラの咲き方だったのです。遅れていた木々も、ここ数日の陽気に追い立てられるかのように一気に開花。平地では桜が満開になっています。でもどうやら、見頃は今日までらしい。
 明日の寒冷前線通過前後は本格的な雨になる見込み。

 しかも、続いてこの時季としてはかなり強い寒気が上空に入り込み、新潟は冬の天気に戻るとの予想。標高の高い県境では雪が積もる可能性すらあります。

 お昼を頂くべく外出したのですが、桜のことを考えながら歩いていた時に、ふと思いついたことが。スーパーで食べ物を買って、割り箸を頂きます。
 せっかくなので今日は戸外、それも桜の木の下で頂こうと思ったのです。

 最寄りの公園は線路を越えたところにあるのですが、人が多そうだったので駅裏の「幸町公園」へ。おぉ、こちらの方が桜の木も大きく、しかも満開。
 南風に吹かれて、一部がひらひらと舞い落ちていきます。
拡大写真(1,280×960、346KB))

 公園に入ろうとすると、子犬の散歩をしていた若い女性が出ていくところ。つまり満開の桜と広い公園はセンセイの独り占め状態。ベンチに座り、桜を愛でながら一人花見。
 ちょっと風がありましたが、いろいろな意味でおいしくお昼を頂きました。ビールはなかったのですが。

 写真は、柏崎駅の南側の駅裏から駅方向──ホームの屋根だけが見える──を見ています。(見えない)駅舎の向こう、つまり駅前には3軒のビジネスホテル。
 手前に戻り、桜の木の向こうに止まっているのは“ENR-1000”投排雪保守用車。ラッセル車をイメージしてください。

 12月のドカ雪の際に大活躍した(はず)の“ENR-1000”が過酷な冬を乗り切って休んでいる姿と、春を象徴する桜の花を同時に愛でることができるのは鉄道ファンとして、この上ない歓びの一つ。
 これが旧国鉄色の除雪車だったら、もっと画になるのに...。

 実は昨日、まさにそのようなイベントが糸魚川市の能生(のう)駅構内で開催されたのです。新潟県内で鉄道を運営する第三セクターの「えちごトキめき鉄道」が、西隣の「あいの風とやま鉄道」から“DE15”ラッセル車を譲り受けました。
 もともとは旧国鉄→JR西日本所属だった車両
(DE15 1518)です。

 その回送途中に能生駅に回避停車し、満開の桜の下で開いた撮影会。同社は今後、“DE15”を「直江津D51レールパーク」で展示するようです。

 除雪車を譲渡した側の「あいの風とやま鉄道」というと、より高性能な写真の“ENR-1000”2両を導入済。約40〜50年後、桜とともに撮影の対象になるのは引退した“ENR-1000”なんだろうなぁ...。

 もっとも、センセイはその場面を見ることがないでしょうけど。



4月5日(水) 価格よりも有効活用していただける方が優先だけど、それを示す指標もまた...価格

 タイトルだけだと、ほぼ意味不明ですね。すみません。

 写真は先月、熊本に発つ前に市内のヤマト運輸営業所の駐車場で記念に撮影したもの。窓ガラスも地面も濡れています。この時はまだ、とても寒かったのです。当地でも桜が散り始めようとしている現在、とても遠い昔のように思えてきます。
 わずか2週間弱前のことなのに。

 お察しの通り、トランクに収められている3個のダンボール箱は都内および名古屋市の専門店に宛てて、ここから発送されるAV機器が入った箱。
 この他に、車内には市内のHARD OFFに買取をお願いしようと思っている品が数点。

 お伝えしたように、金沢撤収つまり単身赴任解消に伴って重複していた機器類の一部が不要になったため、センセイは現在、リユース店での買取をお願いし始めています。
 基本的には誰かに有効活用して頂きたい。

 それが機器や品々のため、ひいては社会のためなので。

 ぜひ、その品の価値をわかってくれそうな会社や人にお譲りしたいのです。でも困ったことに「有効」活用、つまりその品に対してどれだけの価値を認めるのかという指標もまた、多くの場合は買取価格。
 生活用品類はともかく、センセイの場合にはAV機器がまさにこれに該当します。

 第一弾のHARD OFFでは、ちょっとがっかりしてしまった──ただし、この時はたいした品は持ち込んでいない──ので、他の有名あるいは品質の良い機器は専門店に査定をお願いしました。
 その結果は...をお伝えする前に、今回HARD OFFで買い取って頂いた/譲らずに持ち帰った品々のご報告を。

 この日、ヤマト運輸を後にしたセンセイがHARD OFFに持ち込んだのは3点。一つは、これまで自宅書斎で使用していた三菱のフルHDカラーモニタ。同社は2013年に個人向け液晶ディスプレイ事業からの撤退を発表。
 さらに昨年、液晶パネル事業そのものを収束させています。

 同社の液晶モニタはとても優秀。撤退報道に接した西村センセイは慌てて在庫を調べて、同社最後のモニタを何とか確保して金沢のアパートで使ってきました。今回、それを「帰還」──当該機にとっては初めての地だけど──させることに。
 ...つまり、これまで自宅で使用していたモニタの処遇が問題に。

 三菱製なので比較的高性能なのですが、購入してから約13年が経過。このモニタの光源は蛍光管なので、明るさがかなり低下しています。しかも場所によって少しムラが発生。もちろん買い取ってもらえるでしょうが...というレベル。
 で、提示された買取価格は決して高くはないものの、覚悟していたほど低いわけでもない。

 オイオイHARD OFF、だいじょうぶかぁ...というのがホンネ。デンマークDALI(ダリ)社の“MENUET(メヌエット)と交替し、この日持ち込まれたTEAC製“S-300”も同様。大ヒットしたスピーカーですし、何より名機。
 ホントに。

 ただし購入してから30年以上が経過しています。

 エッジその他はまだ破れておらず、保存状況は極めて良好ですが、残念ながら未来永劫の身でないこともまた事実。しかも、落としたような記憶はないにもかかわらず、キャビネットの一部に不自然な欠けが1カ所発生してます。
 海苔弁当1、2個分の金額にしかならないジャンク扱いを覚悟していると、おぉ、こちらもそれなりの買取価格。

 HARD OFF、ホントにだいじょうぶかぁ?

 持ち込んだ最後の1品については提示された買取価格が低かったため、買い取りを断って自宅に持ち帰りました。修理して、再度買取をお願いするためです。相手先が市内のHARD OFFになるかどうか、そもそも修理がうまく行くかどうかは不明。
 現在、210円(!!)──ただし、送料はその3倍強──の補修部品を発注済。

 ホントは今日中に届くはずだったんだけど...え"っ、トランク内の品々はどうなったのかって?

 これらについては、何か突発事項が発生しなければ、明日お伝えできると思います。



4月4日(火) それでいいのぉ? ──ディーラーで、タイヤを夏用に交換して頂いたのですが...──

 サブタイトルにある通りの理由で、今日は30km離れた隣の長岡市へ。写真はその途中で撮影したもの。

 今回は実家近くに立ち寄ったのですが、昔通った小学校(廃校)への道の途中に、見事な桜が咲いていたのです。かつてここは田圃だったはず。いつの間にか、この小さな集落の施設ができていました。拡大写真(1,280×960、327KB))
 といっても、近くにあるトイレの出入り口には厚い板が打ちつけられ、利用できなくなっています。

 誤解されると困るのですが、実家のある地域は決して僻地ではありません。しかし人口流出が続いた結果、集落本来の機能を維持できなくなりつつあるのです。実家「近く」へ立ち寄ったのには理由が。
 実家の前の家に従姉妹が住んでいるのですが先日、熊本の土産をお裾分けしようとして、渡し損ねてしまったのです。

 彼女は不在でしたがご主人がご在宅だったので土産を手渡して、長岡市へ。予定より早く到着してサービスの方に車を託します。営業マンとも打合せ。今回はちょっとお願いが。
 車の名義変更です。

 現在の車前の車は、センセイの住民票が金沢にある時に購入しました。でもそのままだと車が石川あるいは金沢ナンバーに。そこで自宅を護る家人名義にしたのです。
 家人は四輪自動車の運転免許を持っていないのですが...。

 センセイが自宅に戻ったこの機会に、名義を実態に合わせようというわけです。簡単なことだろうと思ったら、「行政書士に頼むので、16,500円ほどかかります」とのこと。
 考えてみれば、確かに重要な変更だ。

 費用の多寡(たか)ではなく、実際問題として困るのは郵便物の宛名くらいなので「それじゃぁ、このままで...」と態度を変えたところ、「ご自分で(手続きを)やれば、今の時期なら10分くらいで...」。
 何のこと?!

 今回の件は結局、陸運局(運輸局自動車登録事務所)での登録内容の変更。手続き上は譲渡という形を取りますが、手続き的には必要な書類を揃えて提出するだけとのこと。ただし3月は決算の時期なので名義変更が集中。
 4月上旬は空いているので、「10分」なのだそうです。

 当然、いくつかの証明書類が必要です。その一つが実印の印鑑登録証明書。転入してきたばかりで、登録をまだ済ませていない譲受人(センセイ)のものと、譲渡する側(譲渡人:家人)のものが必要になります。
 そこで帰宅後、柏崎市役所へ。

 所用で家人は不在だったので代理人、つまりセンセイが行う家人の分の発行手続きに必要な用紙を頂こうとしたところ、いろいろやり取りがあった後、案内の方が「奥様はマイナンバーカードをお持ちでしょうか」。
 所持している旨返答すると彼女は、ニコニコと「それなら簡単です」。(キッパリ)

 「奥様のマイナンバーカードを借り、4ケタの暗証番号をメモして、ともにお持ちいただければ、あそこの機械で簡単に、しかも100円安く発行できます」。(実話)

 これがこの街の、そしてこの国の実態なんだろうなぁ...。ディーラーだって、五十歩百歩。

 タイヤ交換を終えて説明を受けていると、夏用タイヤの後輪のみがかなり摩滅しており、危険なスリップサインが出ているとの指摘がありました。次のタイヤ交換の時、つまり来春で良いかと尋ねると、「今シーズン中に...」。
 前輪にはまだ十分余裕があるにもかかわらず後輪のみ消耗する──数mm違った──のは、センセイが前方に重心が集中するフットブレーキを使わないから。

 MT車の特徴を生かして、減速時にエンジンブレーキを多用。そのため重心の移動が少なく、相対的に後輪が摩耗するのです。センセイがフットブレーキを使うのは、ホントに最後の最後、完全に停車する時だけ。
 3年前に購入した2本目となるミシュランは高かったけど、とんでもなく高性能。

 個人的には、こんな凄いタイヤ、初めてです。でもその分、走行音と乗り心地の経年変化から、タイヤの摩耗が激しいらしいと気づいていたのです。文字通り「身を粉(こ)にして」乗員の命と安全を守ってくれていたんですねぇ。
 深謝。

 でもタイヤの摩耗状況は昨秋、まさにこのお店で冬用タイヤに交換した時にわかっていたこと。その時に教えてもらえれば、今回のタイヤ交換の前に夏用タイヤを持ち込んで新品に履き替え、今日、ホイールごと交換するだけで済んだのに。
 しかもこの件、ディーラーからするといわば、タイヤという人質を取ったという格好。このお店で交換するしかありません。

 状況を理解した旨返答し、代金を支払って自宅へ戻りました。

 冗談抜きで「タイヤは、生命(いのち)を乗せている」。かつてのブリジストンタイヤのキャッチですが、まさにその通り。もちろんセンセイはタイヤを交換します。しかも後輪だけでなく、前輪も同時に。
 ブリジストンタイヤさんには申し訳ありませんが、再度ミシュランにするつもり。

 ただし、大きな価格差がなければ新潟(長岡市)のBMWではなく、金沢のお店にお願いすると思います。何しろ、技術力が違う。実は書類の細かい部分にも、両社の実力差が滲み出ているのです。
 どうやったら、これほどまでの差異が生まれるんだろう...。

 長岡の営業マン、そしてお店はビジネスチャンス──たいした金額ではありませんが──を逃したな。



4月3日(月) ここにも、新学期 ──真新しい学生服姿の高校生3人が突然、猛ダッシュした──

 正確に言うと「新学期」より、「新年度」あるいは「新入生」の方が適切なのですが...。

 郵便局その他の用があり、午後、徒歩で市街地中心部へ。郵便局ならどこでも良かったのですが、できるだけ多くの局を回ってみようと考え、今日は柏崎郵便局へ。訪れるのは、年賀状を投函した時以来だ。
 空いていたし、そもそも簡単な用だったので、すぐに用務完了。

 次の目的地へ向かうべく局舎(写真中央奥)を出たのですが、あいにくと目の前にある横断歩道の信号は青から赤へ。ここは変形交差点なので、待ち時間が長い。
 でも、ま、いっかーと思って信号機の下で立ち止まります。

 歩道の向こう側には学生服姿の男子生徒3名が立ち、信号が替わるのを待っています。この地域で学生服といえば、柏崎工業高等学校の生徒さん。
 隣にあるセンセイの母校は私服。他校はスーツなのです...あれっ?!

 2名が右手に大きく、綺麗な紙袋を提(さ)げていることに気づきました。最近、あまり目にすることがない光景。そういえば襟元に、クラスや学科を示すバッチがありません。
 そして何より、学生服が真新しい。

 ...新入生に違いありません。入学式前だと思いますが今日は、必要な洋品類を買って帰るところらしい。ニコニコとしながら何か相談しています。
 信号がやっと青に。

 その次の瞬間、目の前で起きたのは、センセイがまったく予想できなかったこと。3人は何と、青色の紙袋その他の荷物を振り回しながら、写真右奥の柏崎駅へ向かって、飛ぶように全力で猛ダッシュ。
 最初はふざけているのかと思ったほど。

 でも帰宅してから調べてみたところ、実はもう数分で柏崎駅を下り列車が出発しようというタイミング。つまり3月まで中学生だった彼らが、初めて購入した通学定期券を使って新年度の平日初日に高校を訪れ、必要な物品を購入。
 でも、まだ慣れていないため、帰宅のための電車に乗り遅れそうに...という状況らしい。

 春だ...。



4月2日(日) 強い陽射しの中、庭仕事を頑張ったご褒美は... ──自宅の枝垂れ桜が見頃に──

 働いたご褒美は家人からのプレゼントなどではなく、庭の枝垂れ桜だったというお話。

 昨日実家を発つ際、隣のお宅の老女が道路脇で何か作業をしていらっしゃることに気づきました。注意してみると道路の縁石の際から生えた草をむしっていらっしゃいます。ただし彼女のお宅の前だけですが。
 市内の他のお宅でも、草取りをしている高齢男性の姿を見かけました。

 帰宅してから家人が教えてくれたのですが、当地の雑草回収は明日の朝とのこと。なるほど、皆が揃って庭の草取りをするわけだ。

 というわけでセンセイも今日は草取り。朝早くはまだ寒いというので、9時から草取りをすることに。でも家人の別な仕事が進まなかったようで、結局、作業着手は10時になってから。ま、いいんですけど。
 たいていのお宅がそうであるように、我が家も一番偉いのは家人だし。

 実はこの日のために、引っ越しの際に捨てなかったものが。浴室で使っていた椅子です。富山県内を走っている際、農作業をしている方が使っていらっしゃったのを目撃したのです。
 釜や雑草を入れるバケツ、軍手、そして「椅子」を用意して作業開始。

 都会と違って田舎なので、拙宅は建物も敷地も広い。確かに、一人での庭の草取りは重労働だ。雑草は取っても取っても生えてくるし...。
 加えてセンセイの場合、これからは実家の庭も手入れしなければなりません。

 それはともかく二人で取り組めば作業は早い。1時間ほどで予定していた区域の除草を終えました。道具を片付けて庭に戻ると、あれっ?!
 ここでやっと、自宅の枝垂れ桜がかなり咲いていることに気づきました。
拡大写真(1,280×960、207KB))

 もちろん作業前にも目に入っていたはずなのですが、記憶が薄い...。

 人間、見ているようで視ていないものなんですね。不在がちということもあり、まとまった状態で咲いているのを見たのは初めて。これまではポツポツという感じだったのです。
 金沢工大の枝垂れ桜はかなり濃いピンク色ですが、拙宅のものはご覧のようにとても白い。品種が違うのでしょうか。

 隣家の幼女2人がご両親とともに庭に出てきました。4歳くらいのお姉ちゃんの方はとても活発。妹さんはそれをやっとで追いかけていきます。季節に喩(たと)えたら、彼女たちは春。それもきっと、まだ早春。
 対照的に、こちらは晩秋。

 (季節は春ですが)来るべき本格的な「冬」に向けて、準備を粛々(しゅくしゅく)と進める必要があります。おっと、慣れない仕事──実に小学生以来──をしたためでしょうか、腰が妙な加減で痛くなってきました。
 もう一つ気づいたことが。

 皮膚、特に顔がヒリヒリします。実はこれから5月頃にかけて、紫外線が強い時期。センセイは皮膚が弱いので最近は外出時に帽子を着用しています。加えて、日焼け止めのクリームか何かを買わなくては。
 ...そうか。

 冬の前に、まず夏と秋を乗り切らなければならないんですね。

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