2020年7月4日更新(2020年7月12日ページ移動)
■7月4日(土) 我が家で一番偉いのは... ──約30年連れ添ったDAコンバーターを開腹して、お別れを告げました(1)──
今日は週に唯一のお休み。もちろん自宅にいました。
ただし通院と家族サービスは別。実家での用を済ませてから帰宅すると、家人から催促が。来週月曜日が粗大ゴミの日なので、書斎の隅に置いてある使わなくなった機器を何とかして欲しいとのこと。う〜ん、言うことを聞くしかない。
我が家で一番偉いのは、センセイじゃないので。まずは1989年、国際基督教大学(ICU)の助手として働き始めた時に購入したTEACの“D-500”DAコンバーター(デジタル音声信号をアナログ信号に変換する装置)を横にして、椅子の上に置きます。
開腹するためです。以前、内部をご覧いただくとともに簡単にご紹介しましたが、このマシンはアナログおよびデジタルの2箇所、センセイによって改造されていまっす。
というわけで、今日は音質に大きく影響を与えるアナログ編。固くネジ止めされた筐体を開くと、アナログ回路が見えます。天板の裏には防振ゴムが貼付されていることに初めて気づきました。修理する訳じゃないので、かなり乱暴に開腹。
取り出したのが、写真のアナログ回路のボード。ザックリと言うと、右側からデジタル信号が入り、中央部分のゴチャゴチャしたところで人間の耳に聞こえるアナログ信号に変換します。
そして左側の端子から外部へ出力。お気づきかと思いますが、上下対称となっています。上が右chで、下が左ch。左右の音声の分離度を高めるためです。
そして真ん中に銅の棒が見えますが、これはすべての基準となる「グラウンド」の抵抗値を下げるため。右側の2本の筒は、こちらもすべての基準となる電源を安定化させるための電解コンデンサー。
エルナー製の高級オーディオ用が用いられています。非常に丁寧な、そしてお金がかかった造り方です。このマシンが製造されたのはバブル経済崩壊の直前。日本が実力を過信していた時代でした。本題に戻ります。
単純に廃棄するのではなく開腹した理由の一つが、DACチップとその周りを確かめたかったから。この少し前にCDがデビューしたのですが、同時、CDプレーヤーの音質はオランダPHILIPS(フィリップス)社製のものが頭抜けていました。その秘密が“TDA1541A”DAC(ICチップ)。
中央部の白いゴチャゴチャの下に隠れています。詳細はこちらをお読みいただきたいのですが、DAC自体が優れていただけでなく、このマシンに搭載されされているのは“S1”とマークされた選別品。最も優秀な部品です
改造以来、お目にかかっていない。というわけでその部分を拡大したのが写真。米国“ASC”社製コンデンサーの右下に、“PHILIPS”のマークが見えます。そして左側には辛うじて“S1”。
センセイは“TDA1541A”を3個使いましたが、やはりこのマシンは一味も二味も違いました。この分野の技術の進歩は猛烈に速い。日進月歩ではなく、秒進分歩というのが実感。それにもかかわらずこのマシンを長く使い続けたのは、この改造以降の音質、特に音楽性が他の追随を許さなかったからです。
部分的には新しいマシンの方が優れていることも多かったのです。でも「唱うように」となると、話は別。自動車にせよオーディオにせよ、ヨーロッパ製の長所はこういうところに出るんだろうと思います。でも、さすがに30年。
数年前まで自宅書斎のシステムはこちらのようになっており、この“D-500”は音質の中核を担っていましたが、音質が良く、しかも何でも繋がるOPPO社製“BDP-105D JAPAN LIMITED”の導入(2台。そのうちの書斎用は後に、同社製“UDP-205”に置換)をきっかけに大きく変化。
特に、現在メインで使用しているAccuphase社製の“DAC-50”DAコンバーター(ボード)は優秀。というわけで、異例の長期に渡って活躍した“D-500”もついに、引退の時期を迎えました。
ちなみに“D-500”の定価は10,000円だったのですが、現在の中高相場は40,000円程度らしい。30年前のものですから、普通なら300円くらい。異例の高評価です。やはり基本的なシステムが優れていたということなのでしょう。
センセイのマシンはというと...う〜ん、難しい。音質はオリジナルより劇的に向上していますが、その意味を理解していただける方はごく僅か。買い取り価格の多寡(たか)でなく、今回は月曜日に廃棄することにします。
長い間、ホントにありがとう。お世話になりました。無事に成仏してね。
■7月3日(金) 購入したばかりのパナソニック製BDレコーダーに代えて、ソニー製の安いモデルを導入しました
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
お伝えしたように2ヶ月前、自宅書斎でメインマシンとして使用していたブルーレイレコーダー“BVZ-AX2000”が壊れて使えなくなってしまいました。購入後9年半が経過していたので、注意はしていたのです。
ところが、「頓死(とんし)」以外の表現を思いつかないほどの、あっけない最後。センセイの場合、エアチェックだけでなく従来の映像資産を継承するために、“iLink”というI/F(インターフェース)が必要。現行のソニー製品に装備されていないので、パナソニック製の“DMR-BRG2050”の在庫流通を探して購入しました。
それも、2台。ちなみに2ヶ月前はそれなりに在庫があったのですが、現在は検索しても新品は見当たりません。察するに、センセイと同じような状況の人が存在するらしい。(少なくともセンセイに関しては)やれやれ、と思いたいところ。
ところが...正直なところ、パナソニックは使い物にならない。しかもその後、“iLink”を装備したJVC製の業務用“SR-HD2700”を導入したため、パナソニックの存在意義が一気に失(う)せてしまいました。覚悟を決めて、代わりとなるマシンを探し、写真のソニー製“BDZ-ZX2700”に至りました。
一応、最新モデルです。現在のソニーのラインナップは惨憺(さんたん)たるもの。チューナーの数とHDDの容量とで、すべてが決まってしまいます。ほぼ選択の余地はない。
届いたマシンを、2ヶ月間お付き合いしたパナソニックとともに撮影したのが写真。ちなみに上がパナソニック。接続端子は限られている──パナソニックより少ない──のでセッティングはすぐに終了。初期設定も従来のマシンとさほど変わりません。
使い勝手も、“XMB”(クロスメディアバー)を除けば、さほど変わりません。“XMB”はゲームマシン“PlayStation”などを含めて当時のソニー製品で全面的に取り入られていた操作方法。カーソルによる上下左右の移動がメインなので、確かにPCやその後のタブレットに合わないという面があります。
個人的は残念。でもあるオブジェクトを選択した場合、次の動作を右クリック相当で選べるなど、基本的な発想と使い方は変わっていません。高齢のセンセイですら比較的すんなりと導入できます。
また編集などを少しだけ試してみましたが、使い勝手もほぼ同様。ただし、“BVZ-AX2000”の約1/5、そしてパナソニックの約2/3という低価格のためか、動作はやや鈍い。そして、録画時やデータ取得時はパナソニック同様、HDMIの出力をONにします。これが現在の標準なのかしら。
加えて、起動中はファンの音が大きい。薄い筐体は熱が籠もりやすいのです。でもさすがに、ほぼ常に起動しているとか番組データを取得しないなどという問題は発生してません。それに、2016年以降のソニー製マシンなら、ネットワーク経由で古いマシンのデータを移行できるとのこと。
これは嬉しい機能。ただしセンセイの“BVZ-AX2000”(2010年)あるいは“BDZ-V9”(2007年!! ──されど2台とも現役──)では無理ですが...。というわけで、ひとまずこれでブルーレイレコーダー騒動も落ち着きそうです。
1台は今週末、自宅に持ち帰ります。
■7月2日(木) さすがは、工業大学!? ──本日のMT車占有率は、何と75%!! ──
写真は日曜日に撮影したもの。
スーパーの棚から惣菜がなくなり始める時刻になったので、仕事に見切りをつけて──「片づけて」ではない──帰宅することにします。
日曜日だったし荷物を運んでいたので、車は研究室前の駐車場。お昼過ぎに止めた時は、広い駐車場のあちこちに10台くらい乗用車が存在していたのです。でも帰宅時には4台にまで減少。ドアを開けた時、ふと、ホンダのシビック・ハッチバックを意識しました。
割と最近販売されたモデル。ふだんは別な駐車場に止められているので、近くで見るのは初めてです。関係者ならダッシュボードに駐車票を置いているはず。誰のものなんだろう。
そして、もう一つ確かめたかったことが。もしかしたら、MT(マニュアル・トランスミッション)車なんじゃないだろうか。
シビック・ハッチバックにMT車が設定されていること、そしてその選択比率がかなり高いと聞いていたのです。まず所有者は、おぉ、お世話になっているあの方。車内を覗かせていただくと、やはり6速MT。(写真左下)
この日はたまたま、マツダのロードスターも止められていました。同車の詳しい情報は持ちあわせませんが、もしやと思って確認させていただくと、こちらもMT。国内で販売される乗用車の約98%がATと聞いています。女性の先生1名の車を除き、4台中3台がMT車という結果になりました。
さすがは工業大学!?もちろん母数が少ないためこのような結果になったのです。でも、「絶滅危惧種」とされてもおかしくないMT車が集結したこともまた、事実。
センセイが愛車を購入してから4年半が経過しました。走行距離はすでに104,000kmを超えています。とても良い車なので、少なくとも200,000km以上は乗るつもりだし、できれば次も...といきたいところ。
しかし残念ながら、国内でBMWのMT車(新車)の販売は完了。(一部の超高級モデルを除く)でも、「その時」を迎えて、ホンダやマツダ、そしてスズキがMT車を製造、販売し続けてくれるのなら、まだ望みはあるかもしれない。そして、その頃には現在のような長距離運転なんてしなくなっているだろうし。
と言うか、運転したくでもできなくなっているはず。結果的に、3日連続で「夜19時の金沢工大近辺シリーズ」となりました。もちろんこれが最終回です。
■7月1日(水) “Uber Eats”、自動車を運転する者には、かなり怖い存在です
夜19時の金沢工大近辺シリーズ、第2弾。
ちなみに、なぜ19時なのかというと、写真右手のスーパーで惣菜の値引きが始まる時刻なのです。金沢では単身のセンセイのとって、必要なタンパク源をここでゲットしなければならないのです。
お伝えしたように昨日は自動車でご出勤。写真はその晩に撮影したものです。皆が帰宅してガラガラになった駐車場を後にして、いつものスーパーへ向かいます。建物の一部に夕日が当たり、また部分的に青空も見えているため明るい印象を持たれるかもしれませんが、実際は相当暗い。
だからこそ、いつにも増して安全運転を心掛けます。高専裏の信号が青になったので走り始めると、前方にスポーツタイプの自転車。学生諸君や地域の方を中心に、自転車はたくさん走行しています。決して珍しくはありません。当たり前ですが、自動車の方が速いので、どこかで追い越すことになります。
でも何だか妙に、そのタイミングが掴めない...。その時、背中に背負った鞄の文字が目に飛び込みました。“Uber Eats”。外食の宅配サービスです。帰宅してから会社のホームページを確かめたところ、4月16日から金沢市の一部地域でサービスを開始したとのこと。
初めてこの目で見ました。ちなみに、金沢工大付近までがサービス提供エリア。
それ自身は、何の問題もないのです。ただし運転となると別。特に自動車の側からすると、まず、この暗さの中、無灯火で走行。しかも上下ともに黒っぽく、肌に密着した服を着用しているため、視認性が低い。
鞄も黒いので、要するに良く見えない。...しかも相当な速度で走行しているし、少なくともこの方──ちなみに男性──は妙な、そして予測しにくい動き方をする。チラ見して後方に注意を払っていることはわかるのです。
でも自転車にミラーは装備されていません。自転車に対して大きく距離を取りながら追い抜きます。その瞬間、彼は予想外の動き。正直なところ、かなり怖い...。
意外に思われるかもしれませんが、センセイはオートバイの運転免許(中型まで)を持っています。ある程度の排気量のバイクにとって、自動車の走りは「止まっている」ようなもの。その間をスイスイ抜けることができます。
自動車の免許だけだとわからないと思います。たぶん、その高性能自転車版。
事なきを得て、やれやれこれで...と思ったら、な、何と、今日のお昼に大学正門前で“Uber Eats”に再会。たぶん同一人物です。ちゃんと自転車レーンを走行していたのですが、普通のチャリを「ササッ」と追い越します。
「へへッ」みたいな感じ。でも、やっぱり、追い越される側や、脇を走行する自動車からすると、かなり辛いだろうなぁ...。
そして、もう一つ感じたことが。
こういう働き方って、体力と瞬発力に恵まれたの若い時──その期間は、意外に短い──しかできないだろうなぁ...。決してこのようなビジネスや生き方に難癖をつけているわけではないのですが。
■6月30日(火) よく働いた雨の日はご褒美に、いいことがあるかもしれない(ないかもしれない)
今日は見たままのお話。
火曜日なので、センセイは早朝に起床してご出勤。日中は雨がちとの予報だったので、自動車にします。この段階で道路はまだ濡れていませんでしたが、すでに車の屋根には雨粒。駐車場に到着する頃には細い雨が降り始めました。
朝イチは、1年生相手の初年次教育科目。今日は先週提出してもらった課題を返却したので、最初から最後までバタバタ。あっと言う間に90分の講義が終わります。30分前からの準備と後片づけを入れれば、2時間20分ほど。帰路、外を確認すると、おぉ、しっかりと雨。
傘を持って出なかったので、学内を遠回りして渡り廊下経由で研究室に戻ります。朝の講義で、宿題管理システムにセンセイのミスが見つかったので、まずその対応。手作業なので心身のエネルギーを使います。続いて明日の講義の準備作業に取りかかったのですが、ここでお昼。雨で外へ出づらいし、大学食堂も使えない。
で、数ヶ月ぶりに学内の購買でお弁当を買いました。塩分表示の数値が気になりますが、しかたない。お昼休み──センセイは働いているんだけど──には30分ほど学生との個別面談が入ります。学生の表情がみるみる変わっていきます。センセイが語った内容は「初めて言われました」と、得心(とくしん)の様子。
加えて、数名の学生への対応。まぁ、こちらは比較的簡単な内容でしたが。困ったことに、今日締切の仕事があります。このところ気が重かったのは、明らかにこれが原因。わかっていても、ぎりぎりにならないと働かないのがセンセイ。
決して、学生諸君に偉そうなことは言えません。他にもトラブルがいろいろあったのですが、ほとんどの方が帰った頃、何とか仕事に区切りをつけることができました。時計の針は19時を過ぎています。
いつもより遅い帰宅。昨日までは実家からもらった野菜と、移動途中で買った食材で夕食を済ませたのですが、今日はタンパク源がありません。というわけで、いつものスーパーへ。
夏至直後とはいえ、19時を過ぎているのでかなり暗くなってきました。夕暮れは交通事故を起こしやすいので注意して駐車場に車を止めます。ふと気づくと、東の空に大きな虹。周囲の人々も気づいて、虹を見ています。
チラ見程度の方が多かったですけど。天頂近くには白く輝く月。
本当はそれも1枚に収めたかったのです。でも、肉眼では大きく感じても、写真にすると印象がまるで違います。さらにこのページは写真を相当縮小しているので、月はただの輝く点。そして虹と雲は、ゴチャゴチャした何か...。
でも、まぁ、これは頑張ったセンセイへのご褒美...と、勝手に解釈することにします。
■6月29日(月) 祝!! 3年目突入 ──血と汗と涙の(?)、2年間の記録です──
このところ悲しく、費用が発生する話題が続いていたので、たまには嬉しいご報告も。
4年前、センセイは高血圧症であることを自覚しました。以前から警告されていたのですが、若い時は低血圧を指摘されたこともあって、なかなか認めようとはしませんでした。客観的には明らかに現実逃避。
そこで腹を括(くく)って「キンエン生活」を始めました。もちろん、ある程度状況は改善されたのです。でも今から考えると、甘い覚悟だったかも...。
というわけで2年前にカフ型の血圧計を購入ました。ただし測定時間が長く持ち運びも不便なので、昨年2月に手首型を導入し、しばらくは平行利用してデータの互換性を確認して、3月から手首型に全面切替。
それ以降はほぼ毎日、起床時と帰宅直後(入浴前)の決められた条件下で、血圧を測定しています。先週末に測定開始後満2年を迎えたので、3年目に突入した26日(金)に、これまでの記録をグラフにしたのが、写真。見方はこれまで(ここからここまで)と同じです。この間の詳細についてはこちらをご覧ください。
例によって、誤解で数字が一人歩きしないように、具体的な血圧の数値は省略しています。総じて言えるのは、血圧が大幅に低下、つまり状況が改善されていること。
元同級生の内科医によると、ざっくりと左半分は投薬治療をするかしないかのレベルとのこと。右半分については、ところどころのピークを除き、ほぼまったく問題ない状態にまで改善されています。
いくつかの原因が考えられるのですが、一つは塩分(NaCl)の摂取過多。こちらは主にグラフの左半分。かなり前からラーメンをほとんど食べなくなったし、美味しく、そして塩分濃度が高い「大野紫」に代表される調味料の使用量も激減しました。ピーク時には年間5本購入していた「大野紫」も、現在は1本のみ。
さらに、Na+ではなくK+を多く含む食材を摂取するように心掛けます。現在、1日当たりの塩分(NaCl)摂取量は、推奨の6.0g(成人男子)を確実に下回っているのですが、なかなかそれ以上に状況は改善しませんでした。そこで考えたのが、ストレスの軽減。
血圧の数値とともにその日の出来事をごく簡単に記録しているのですが、少なくともセンセイの場合、病気その他を除けば、ストレスの影響が大きいらしい。意外にも、身体的な疲労はほあまり影響しないのです。クタクタになってアパートに戻ったり、長距離を運転して自宅に帰っても数値は低い。でも明らかに、本年4月下旬に異常なピークを確認することができます。
お伝えしたようにこれは、初めての遠隔授業に対応するためのストレス。細かく見ると、講義やその準備に追われる週の前半から半ばは高く、新潟の自宅に戻ると低い。また、朝に時々血圧の高い時があるのですが、これは明け方にかなり激しい夢を見た時。たぶん身体、特に脳はもう起床しているのでしょう。
逆に、夜に時々、突出して低い値を記録する時があります。これは外でお酒を飲んで食事をした時。ふだんでも、飲酒後は血圧がかなり低下します。
他の原因として運動不足なども考えられますが、こればかりは「余の辞書にスポーツという文字はない」ので、対象外。いろいろありましたが、まぁ、良い結果だと喜ぶようにしています。特に最近の最低血圧は、低い。
今回のお話、若い人にはリアリティがないと思う。でも多くの方にとって、約30年後には否応なくご自身の問題となります。
その頃にはもう、センセイは物理的な存在ではないだろうけど、ひとまずお伝えしておきます。
■6月28日(日) できて当たり前、が、できない... ──センセイはパナソニック製品と相性が悪いらしい──
「う〜ん、残念」シリーズ第2回。ただしこちらは、本当に情けない。
自宅書斎で使っていたソニー製ブルーレイレコーダー“BVZ-AX2000”がこの春、頓死してしまいました。ホントに悲しかった。
金沢のマシンは現在も主力機として活躍中ですが、これら2台はエアチェック用として用いているだけでなく、“iLink”を用いて、これまでの映像資産をデジタルのまま引き継いでいます。だからセンセイには必須のマシン。
されどソニーの凋落により、ソニーは“iLink”を廃止(Appleもだけど)。現在、“iLink”を採用しているブルーレイレコーダーはほぼ皆無で、民生用ではパナソニックの2年前のモデル“DMR-BRG2050”が最後らしい。もちろん急いで在庫を探し、2台を購入しました。
その時点では、「最後は業務用があるから...」と考えていたのです。でも、よく調べるとこちらも、JVCも当該機種群については製造を完了していることが判明しました。慌てて、大学用(大学の所有物)を含めて、“iLink”のみならずHDMIまで装備(!!)した最上位機種の“SR-HD2700”を私費で購入。
となると、逆に、パナソニックの立場が危うくなってしまいます。それでもセンセイのことですから、少しのことで「ご縁がなかった」ことにはしないのです。でも今回のパナソニックは、ちょっと違う...。
でも、まぁ、金沢のマシンは何とか耐えられるかな、というレベル。ただし、現在のマシンはどうやら通常の使用時のみならず、留守録画時やデータ取得時などにHDMIの出力がONになるらしい。もちろん、全機種をチェックしたわけではありません。
テレビを繋いでいるだけなら、たぶん問題ないのです。でもセンセイの場合、自宅書斎、金沢のアパートともに、セレクターを介した複雑怪奇な配線となっています。機器のHDMI出力がONになると、システムがすべて一度ダウンしてしまうのです。
要するに、仕事にならない。自宅書斎はもっと悲惨です。写真はこの週末、パナソニックを起動した直後に撮影した同機の番組表画面。まずソニー製や東芝製と比べて非常に見にくい。
それは我慢するとしても、白い部分が目立ちます。実はこれ、データを取得していないのです。これはもう、不良品。
自宅で使い始めた時、電源がなかなかOFFにならないことに気づいたのです。電源ボタンを押してもシステムがシャットダウンしないのは良くあること。主に番組表のデータを取得しているためで、何の問題もありません。
でも、いつになっても電源がOFFにならない...。そして、これがその結果。そもそも操作体系のグチャグチャさには、耐え難いものがあります。
ちょっとだけお伝えしましたが、実は西村センセイ、DVDレコーダーの頃からパナソニック製を何度も購入しています。でも例外なく、「ご縁がなかったなぁ...」と感じて大半は売却してしまいました。それ以外は実家で使用中。
「押しつけた」と言うべきか...。これまでのご縁のなさを強く意識しつつも、敢えて“iLink”を評価して購入した今回のパナソニック。
果たしてどうなる。