2024年11月9日更新(2024年11月17日ページ移動)
■11月9日(土) 電源を入れると、規則的なビープ音!? ──MacBook Proのメモリを増設しました──
いつまでもMacBook Proの件を放っておくわけにもいかないので、そろそろ区切りを目指ねば。
当然のことながら、整備の過程でMacBook Proの筐体を何度も開け閉めします。その際、本体(現行(Windows 10)および先代(Windows 7))内ロジックボード上にある、RAMメモリの存在に気づきました。
コンピュータにとってRAMメモリの存在は必須。
それを問題にしているのではありません。これらのMacBook Proは注文に応じて組み立てるBTO(Build To Order)で発注。RAMは最大にして発注しました。その際、何故かRAMは基盤直付だろうと思い込んでしまったのです。
ところが実機を確認すると、RAMは2段重ねのソケット上に装着。(写真はRAM交換後)つまりRAMを現行の8GBからトータル16GBへ増設させることが可能。現行MacBook Proと同世代のMac miniは、すでに2台とも16GBに増設済。
メモリ増設の必要性、実はMacBook Proで最も強く感じていたのです。ご存じのように出先でのセンセイは、このMacBook Proだけですべてをこなしているので。「知らなかったぁ...」と思いながら裏蓋を閉め、ネジ止めします。
電源を繋ぐと即座に、自動で再起動──分解後は自動的に再起動──モードに入ったものの...再起動しない?!
その後が続きません。「ジャーンッ!!」の代わりに、機械的なビープ音。「ビッ、ビッ、ビッ」と3回鳴り、しばらく休むと再び同じ回数の音。
31年間のMac人生の中で、初めて聴く音です。電源ボタンを長押しすることですることで強制終了。最初は、たまたまかもしれないと思った──というより、思い込みたかった──のですが当然のことながら、再起動しても症状は変わらず。
初めて経験するトラブルです。慌てて検索すると、Appleのサイトで関連する情報を発見しました。
「ビープ音が 3 回鳴り、5 秒休むを繰り返す」場合は、「Macのメモリが整合性チェックに合格しませんでした。メモリを増設または交換したばかりの場合は、適切に取り付けられているか確認してください」とのこと。
要するに、接触不良。仰る通り、センセイは先ほどメモリの装着具合を確認し、上のRAMのソケットを解除しています。完全に元に戻したつもりだったのですが...。トホホ。
再度開腹して、RAMを確実に装着。無事、再起動に成功しました。情けないトラブルに見舞われましたがRAM交換が、可能であることは確認できたので8GB2枚セット、計16GBのRAMを約2,500円で発注し、翌々日には到着。裏蓋を開けて、RAMを2枚とも交換します。
右の写真はRAM交換後にMac側から起動した画面。ちゃんと認識されています。そもそもセンセイはヘビーなソフトを使っていないのですが、それでもやはり、割り当てメモリを増やした“Fusion”は格段に軽く動作するようになりました。
やれやれ。不要になった古い4GBのRAM2枚は、速攻でハードオフに引き取っていただきました。「海苔弁当代くらいになればいいなぁー」と思っていたのですが、買取価格は2枚で600円。想定額の1.5倍です。
ちなみに、先月譲渡したA3カラーレーザープリンタ本体の買取価格は300円。未開封トナーは、7本(2本組2箱を含む)で500円でした。(1箱100円)
査定の間に店内を確かめると、値札に「印刷できました」と書き込みされた例のプリンタが並んでいました。販売価格は1,000円(税別)。2本組の黒色トナーは1箱(2本)1,000円(同)。マゼンタ/シアン/イエロー各トナーは1本500円(同)。
まぁ、こんなものでしょう。というか、問題はむしろ価格より、そもそも購入希望者がいるかどうか。譲渡済なので、ま、センセイはいいんですけど。
なおこの過程で、2016年末に購入したMacBook Pro2012年モデル──ややこしい──の直後あたりから、今回実施したようなRAMやストレージの交換が格段に難しくなっていることを知りました。
要するに、「Apple純正の新品を買ってね」ということなのでしょう。本当は、Windwos 10が使えてWindowsネットワークに接続できるのなら、中古を含めてMacのノート機を購入しようか、と考えたのです。されどセンセイの場合、今後はMacBook(Pro/Air)との、そして何よりMacintoshそのものとのご縁がなさそう。(キッパリ)
約25年前に終演したはずの旧Mac OS(9.2.2)は、いまだにバリバリの現役であるにもかかわらず...。いろいろありましたが、これで壁の一つをクリア。残るは、旧Mac OSからWindowsネットワークへの確実な接続です。
申し訳ありませんが、もう少しだけ続きます。
■11月8日(金) たぶん、コレとアレは繋がっていて... ──毀損された信頼関係は回復できるのか──
なお「毀損(きそん)」といっても、決してすべてが壊されたわけではありません。
写真は先日撮影したもの。珍しく旧市街地中心部に用があったので、徒歩で往復しました。帰路は写真左側から歩いてきたのですが、まず気づいたのは家々の周囲に巡らされた工事用のシート。
続いて右奥の、アームを目一杯延ばしたクレーン車。シートに覆われているため全体像を掴みにくいのですが、ここには左右の道路と直行する小路を挟んで写真左側のお宅とまったく同一の造りの家が計8戸並んでいます。
これらはすべて、東京電力の社宅。(娘の同級生一家もここに住んでいた)当地は東北電力の管轄なのですが、隣の村との境界に東京電力の原子力発電所(世界最大)が建っています。もちろん首都圏に電力を供給するため。
そこに勤務する社員のための住宅の一部です。市内にはたくさんの東電の社宅が。マンションタイプのものが大半ですが、写真のように個別住宅形式のものも少なくありません。それを解体しているのです。
今回の解体はたぶん、以前お伝えした「柏崎エネルギーホール」解体と深く関連しているはず。つまり原子力発電事業に関する機能のかなりの部分を「本店」──電力会社は本社をこう呼称する──から、エネルギーホール跡地に建設される施設へ移管。これに伴って平社員だけでなく、幹部社員も当地へ異動してきます。
その受け入れ態勢構築の一環と推測されます。(この物件が該当するかどうかは別にして、その旨がすでに報道されている)このような事態に陥ったのは東電社内の問題とともに、現地つまり当地域での東京電力に対する信頼が揺らいでしまったから。もちろん賛成/反対で評価は大きく変わるでしょうが、手放しで信頼できると考えている人は多くないはず。
一つの目安になるのが、花角(はなずみ)新潟県知事の認識。決して県知事だからすべて正しい(/すべて間違っている)というつもりはありませんが、福島第一原子力発電所の大事故に加えて、東京電力柏崎刈羽(かりわ)原子力発電所で繰り返された不祥事を目の当たりにする──しかも現地で(!!)──と、どうしても信頼感は失われ気味。
知事の東電に対する態度と、女川(おながわ)原発を再稼働させた東北電力に対するそれ(新潟日報/YAHOO!)との間には、明白な差異があります。幅があることは認めつつも柏崎市民、そして新潟県民の東京電力に対する認識と評価は、県知事の現状認識とかなり重なります。すでに(一部)失われた信頼関係が今回の現地移管でどれほど変わるのか。
正直なところ、ちょっと予測が難しい。「(東京電力が)自分で蒔いた種」と言われれば、それまでなのですが...。
■11月7日(木) こうなるともう、見分けが... ──諏訪町商店街はやはり、アーケード全体を撤去──
MacBook Proのトラブルでお伝えし損ねていた話題。
このところセンセイはずっとバタバタ。その関係でどうしても行動が単調になりがちです。「これではいけない」と考えて先週半ば、気になっていた場所を訪れました。(ご覧のように、辛うじて雨が降っていなかったことも関係しています)
ここは1ヶ月前にご紹介した市内の諏訪町商店街。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))ただし全回の写真とは逆方向から見ています。お伝えしたようにここでは、道路の右側(=東側)の一番奥でアーケードの撤去工事が行われていました。
その時点では店舗の都合で、その前の部分だけ撤去する可能性も残っていたのです。(実際には考えにくいけど)されど、その後はちょっとご無沙汰。センセイは通常、信号機のある交差点の右側の小路からこの場所へ出るのです。でもこの日はたまたま、手前から奥へ。
小さい写真だと即座にはわかりませんが、右側の小路にクレーン車が。ご覧のように、奥からここまで続いてきたアーケードの最後の部分を切断して、屋根の部分を吊り上げようとしています。もちろん、商店街からアーケードを完全に撤去するためです。
ここが終われば、道路東側の解体作業は完了。この週末、所用でこの場所を奥から手前に向かって自動車で通りました。撤去工事はさらに進んでおり、写真左側(=西側)の手前の部分がなくなっていました。
調べたところ、柏崎市にはこの「諏訪町商店街」を含めて六つの商店街組合があるらしい。旧市街地中心部と駅前の商店街はかなり頑張っている方だと思いますが、全国各地がそうであるように、旧市街地あるいは駅前商店街の衰退は如何ともしがたい。特にこの諏訪町商店街は、旧市街地中心部から少し離れています。
ここからが本題。正直なところ、かような状況を踏まえれば維持が大変なアーケードの撤去は止むを得ないと考えられます。つまり事実上、商店街組合が組織としての機能を停止するという意味。(なお、所属各店舗が閉店するという意味ではありませんので、決して誤解なきよう)
問題は、その終わらせ方。商店街のホームページが事実上機能しておらず、アーケード撤去に関する報道もないため、以下はまったくの個人的推察に留まりますが、商店街としての存在意義の低下やアーケード維持費の問題は当然、以前から十分に認識されていたはず。
されど誰も、自分から「ここが潮時...」と言い出しにくい。さすがにこの期(ご)に及んで、反対する人はいなかったか、いたとしてもごく少数だったのだろうと推測されます。最大の問題は、実務を誰が担当するのか。
撤去計画の概要を作成して予算の裏付けを取り、組合員の了承を得た後に業者と交渉。組合員の誰か、つまり高齢者が担ったのか、見かねた次の世代が申し出たのか。後者だったら、まだ希望を持てるだろうと考えます。
センセイも、このところ似たようなことばかりに従事しているので。ちなみにアーケードが撤去された諏訪町商店街。それだけを見るともう、他の商店街と区別がつきません。
全国の駅前商店街は、こうやって静かに消え去っていくんだろうなぁ...。
■11月6日(水) macOSは何とかインストールできたけれど、今度は“BootCamp”に行く手を阻まれる
MacBook Proの新規インストール作業は2日目へ。
なおこの件は、今後新しい展開がない限り今日で一区切りつけるつもりです。何より、システムとして運用する観点からすると現在なお未解決の深刻な問題が残っており、とても完全とは言えないからです。
正直なところ、飽きてしまった方もいらっしゃるでしょうし。お伝えしたように、古いSSDを搭載したMacBook Proから起動した場合、外付けUSBディスク内には“BootCamp”を適用できないらしい。それならば...というわけで、まず新SSDをMacBook Pro(OS11.12.6)へ移植。
OSをインストール済なので問題なく起動します。他の整備は後回しにして、ここで“BootCamp”を用いたWindows 10のインストール。Windowsシステムの入ったUSBメモリを挿入して、“BootCamp”を立ち上げます。
あれっ?!“BootCamp”は早い段階で「何をしますか?」と尋ねてきます。具体的には、インストールに必要なファイルのダウンロードやWindowsボリュームの確保。(パーティションを切る)
そして肝心要のWindowsシステムのインストールや、それが不要になった場合のためのボリューム消去など。今回はWindows 10システムをインストールしようとしています。ところが何と、右の写真のようにインストール操作をまったく受け付けないのです。(下線部分)
具体的には、起動ディスク──MacBook Pro内の新SSD──のフォーマットが不適切だとのこと。センセイは“BootCamp”を15年くらい利用していますが、この警告は初めて。まったくの予想外ですが、センセイは誤った設定をしていないはず。
専用のソフトで確かめても、ディスクは指示通りのフォーマットで初期化されています。でも「ダメ」と言われたら仕方がない。
USBで接続中の、MacBook Pro内に置いていた古いSSDから起動して、インストール済のOSやアプリケーションを含む新SSDを初期化。
この頃になるともう心は「折れる」段階を通り過ぎて、完全に鈍麻(どんま)。痛みを感じにくくなっています。V. フランケルの『夜と霧』中の、「人間は何事にも慣れる存在だ」という趣旨の言葉──ドストエフスキーの記述に由来する──を思い出します。
それはともかく、人間の方も機械的に作業。まずは2枚目の写真にあるように、初期化したSSDにOSをインストール。不思議なことに今度はトラブルが激減し、作業はスイスイと進みます。(実話)
そのまま“BootCamp”もインストールします。今度は何の抵抗もなし。朝からインストール作業は順調に進んでいるため、この勢いで一気にWindows 10もインストール。ちなみに、Windows 10のインストールで困ったことは一度もありません。
今回も苦労せずにVer. 1507にまで到達しました。さてここで、鬼門の特殊なソフトのインストール。もしここでブルースクリーンに陥ったら、“BootCamp”によるWindowsボリュームの設定からやり直せばいいのです。センセイの開き直りに恐れをなしたのか、あっさりとインストールに成功。
この勢いを保ったまま、一気に...と進むのならハッピーエンド。でも世の中、やはりそんなに甘くはありません。Windows 10のアップデートは20H2まで進んでいるのです。ところが肝心要の、Windowsネットワークが繋がらない。
やや説明不足だったかもしれませんが、Windowsマシン間ではセキュリティ面を含めて問題なく完全に接続できているのです。ご安心ください。繋がらないのは旧Mac OS(PowerMacintosh G4 Cube)からMacBook Pro(Windows)へのアクセス。
仮復旧時もセキュリティ面を犠牲にして、やっと接続できたのです。でも今回は本当に、どうやっても繋がらない。数台のMacおよびWindowsマシンを分散稼働させて、シームレスに運用しているセンセイにとって、ネットワークを使えなければ意味がありません。
仕方ないので、損傷が進んでいるらしい古いSSDをMacBook Proへ戻します。当たり前ですが、いくら引退したとはいえMacのインストールだけに集中しているわけにはいきません。倖いなことに、たまたま講義関係の仕事が少ない──ただし連絡や打合せはある──時期。
ただし最近のセンセイは、別件で忙しい。だから問題の存在を認識しつつも、何とか稼働している現行システムの円滑な運用の方が優先されます。
それでも、ここまでの格闘(?)で得たものも。3枚目の写真はUSB接続の新SSD(写真右側の二つ)を含めて、起動ボリュームを選択しているところ。
左側の二つが、古いSSDのMacとWindowsボリューム。繰り返しになりますが現時点では、左側のシステムで起動、運営しています。右側のシステムは無意味かというと決してそんなことはなくネットワークこそ繋がらないものの、単体では旧SSDと完全に対等。
しかも新旧のシステム間──加えてMac/Windows間でも──最新のメールの内容などを含めて、データを自由に読み書きできます。つまり、ほぼ完璧なバックアップシステムの完成です。ここまでの努力は決して無駄ではなかったので、新旧どちらのSSDを使うことになるにせよ、できるだけ長くMacBook Proを使い続けたいと考えているのです。
あ"っ、これって、センセイのBMWに対する想いと同じだ。西村センセイ、惚れた相手にはからっきし弱いからなぁ...。
■11月5日(火) 茨の道は続く ──OSの新規インストールには成功したものの、肝心要の...
──
一昨日の続き。
MacBook Pro新規インストールは、現在なお進行中。お伝えしたのは初日の、日中に作業から始まり挫折した部分まで。それでも、先に進む可能性が見えてきました。
何のことはなく、4年前の方法をやっと思い出したというだけなのですが。まず他のMac──ここでは1枚目の写真左端の“Mac mini”──を通常通り立ち上げます。続いて新MacBook Pro用の未使用SSDをケースに収めてUSBで接続。
“Mac mini”内のMac OS X(10.11)インストーラーを起動したのが右の写真。これからインストールしようとしているSSD(計4TB 空き4TB」と記されている)は、写真中央の「名称未設定」。ご覧のように「インストールできない」旨の警告は表示されていません。
ちなみに右端は、“Mac mini”のWindows 10ボリューム。今回はUSB接続でしたが、“FireWire(IEEE1394)”ケーブルを用いた「ターゲットディスクモード」接続でも問題ないはず。(4年前は間違いなく、こちらの接続を用いている)
インストールできることを確認したので、インストーラーをOS 10.12“Sierra”に切り替えます。(深い意味はない)いよいよインストール開始。
必要な設定さえ済ませれば、作業そのものはほとんど自動。20分ほど待っていると「再起動する」旨が告知されて、自動でリブート。
やれやれ、ここまで来れば...と一瞬、油断したのが甘かった。何と、ご覧のように「macOSをインストールできませんでした」。トホホ。もはや、何回目の「心が折れそう」なのかすらわからなくなっています。
でもここはグッと抑えて、再度インストール。すると、今度は問題なくインストール完了。SSDをUSBディスクに収めたまま、そこからMacBook Proを再起動します(Macでは問題なく可能)。ファームウェアを含むアップデータがあったので、この機会にすべて更新。
再度起動して、バージョンを確かめたのが3枚目の写真。ご覧のように無事、“macOS Sierra”(最終版の10.12.6)に。やれやれ。前振りが異常に長くなりましたがこれまでは、序の口。本当に難しいのは、ここから先。
まず、“BootCamp”を使って(仮想マシンではない)Windows 10をインストール。さらにその先には鬼門のMac/Windows相互乗り入れのための特殊なソフトのインストールと、Windowsネットワークの設定が控えています。
この段階で、すでに初日の夜。それでも今日のうちに進めるところまで...と考えて、“BootCamp”を起動。もちろんwindows 10インストール用のUSBメモリは準備済。
...が、できない。“BootCamp”を使用する場合は、1枚目の写真のように専用のWindowsボリュームを確保する必要があるのです。フォーマットもまったく異なる別のボリュームです。
でも今回は外付けUSBディスクから起動しているにもかかわらず、“Mac mini”側のWindowsボリュームしか操作できない。具体的には、“Mac mini”のWindowsボリュームの消去しか選択できない(!!)のです。
どうやら「すでに“Mac mini”ボリューム内にWindowsボリュームがあるから」という理由らしいのですが、記憶に間違いがなければ、4年前はこの状態で“BootCamp”をインストールしたはず...。
まぁ、センセイはすでに、自分の記憶力への信頼をかなり喪失していますが...。というわけで、MacBook Pro用SSDへのOSインストールには何とか成功したものの、“BootCamp”を利用したWindows 10が使えなければ実用になりません。すでに夜も更けており、これ以上の作業は無理。
というわけで、インストールは延長戦に突入することに。センセイの茨の道は、まだまだ続く。
■11月4日(月:休日) 今日は何と、自転車の籠一杯もの量 ──実家の所有地で柿の実を収穫しました──
ご覧のように、当地は昼過ぎまで快晴。
明日からは数日雨がちの天気とのことなので、この機会に自転車で実家を訪れました。続報を期待された方には申し訳ないのですが、MacBook Pro新規インストール──現在も悪戦苦闘中──の件は一晩お休み。
柿を椀(も)ぐよう、頼まれているのです。雨は昨朝で止んだので、昨日でも良かったのですが、まだ風が残っていた──雨と向かい風は自転車の天敵──ため順延。今日の風は弱いので、快調にペダルを漕ぎます。
まずは途中にある親戚宅へ。用件を済ませて実家へ向かおうとしたところ、従姉妹が「庭で獲れた柿を持っていってくれ」とのこと。遠慮したのですが結局、大小20個ほどの柿を頂きました。
実家到着後は父親の指示に従い、センセイ一人でちょっと離れた所有地へ。かつて田圃や畑だったところです。途中で作業中の母親に会ったので再確認したところ、どうもセンセイが理解している柿の木とは違うらしい。彼女の説明に従って現場を訪れると、確かに柿の木が。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
父親は「脚立を持っていって...」というので高い木を想像していたのですが、実際の高さは約3m。まだ若い。こんな木、なかったぞぉー。後から確認したところ、どこかの小さな木を移植したらしい。
中ほどの高さに実った柿を手で取る時以外、脚立の出番はありませんでした。他方、母親によると「せいぜい、7、8個実っているかどうか...」とのことだったのですが、実際には20個以上。
う〜ん、こちらもあまり当てにならない。収穫作業中、数個を落として傷物──傷の部分から急速に傷む──にしてしまったので、道具とともに実家へ持ち帰った柿は18個。さほど多くはありませんが、立派な柿です。しかも先日と違い、甘柿とのこと。
「椀いでくれ」と言った父親がさぞや喜ぶだろうと思ったのです。ところが彼は、高齢者用の自転車に乗ってどこかへ行ったらしく、不在。しかも母親によると、そもそも彼は甘柿を食べないとのこと。母親は持病の関係で、K+の多い果物類を口にすることを控えています。
もともと彼女は果物をほとんど食べないし。というわけで、今日もらった&収穫した柿は、全数自宅へ持ち帰ることに。籠一杯の量です。というか、たぶんそのままだとこぼれ落ちてしまうので、袋の口をきつく縛って、山盛り状態で運びました。
ハンドルの重いこと。日本海側では貴重な、珍しく晴れ上がった秋の日のできごとです。
■11月3日(日:祝日) 出端から、いきなり... ──MacBook Proの新規インストールを開始しました──
今日はタイトル通りのお話。
「出鼻(でばな)から」あるいは「出端(ではな)から」で始まったら、それを受けるのは「挫(くじ)かれる」など否定的な表現。昨日今日のセンセイはまさに、そんな心境。
昨日は全国的に大荒れの天気。当地は強い雨雲のほぼ北限でしたが、それでも日中はずっと雨。特に午後はかなり降りました。このような日は、徒歩での長時間外出がかなり難しくなります。
また、今月中旬に予定していた秋の東北ツアーもキャンセル。何より当分の間、センセイはイザという時のために、自宅など連絡が取れる場所に留まる必要があります。そこで良くも悪くも、この機会、発想を転換して、致命的な障害が発生したMacBook Proの新規インストールを開始することにしました。
完全に修復したはずなのに、点検修復ソフト“DiskWarrior”が検査するたびに深刻な障害を報告してくるのです。寿命が近づいているらしい。
現行SSDの使用を継続しながらの、並行作業。インストール用のUSBメモリは作成済なので、今回は大船に乗った気分。右の写真は、そのUSBメモリ(左側)から起動したところ。
右隣の「名称未設定」──間違えないようにわざとそのままにしている──にOSをインストールします。「インストール」ボタンをクリック。今回は何もしなくても...と放っておいたら、あれっ?!
何かの警告が表示されています。何だろうと思ってよく見たら、ソフトの検証に失敗したため、インストール不可とのこと。(2枚目の写真)
確かに破損の可能性はあるかもしれないけれど、「不正に変更」なんて、無理。念のためにUSBメモリから再起動し、インストールを試みましたが、敢えなく撃沈。センセイの心はすでに半分以上、折れています。
もちろんUSBメモリを作り直してもいいのですが、ここはひとまず他の方法を探ります。何しろ4年前にもほぼ同じ障害を、何らかの別な方法で乗り越えているのですから。
情けないことに、その時の手順に関する記憶はほぼ完全に欠落。(トホホ)されどやはり、USBメモリからのインストールではありません。当該機を「ターゲットディスクモード」で起動し、他のMacからOSをインストールしているはず。
念のため、その状態で他のMacからシステムを立ち上げます。インストーラー起動後、「インストール先の選択」の場面を確認したのが3枚目の写真。
お伝えしたように「インストール不可」と告げられたのは仕方ないとして、問題はその理由。「OS Xがインストールされていません」というのです。
でも普通ならMac/Windowsを問わず、まっさらなHDD/SDDにOSをインストールするケースが多いはず...あ"っ。西村センセイ、ここでやっと気づいた──4年前はもっと早く理解していたはず──ことが。
「インストール」という用語が、二つの意味で用いられているのです。ここでの「インストール先」は、起動可能なMac上の「どこにインストーラーを置きますか?」という程度の意味。
次の段階で初めてインストーラーを起動し、外部(/たぶん自身も可能)のHDD/SDDにOSをインストールするのです。そのためには確かに、ひとまずOS Xシステムがインストールされている必要が。つくづく自身の知的老化を思い知らされました。
でも。ここまで来れば、山は越えたようなもの。(...と、その時は本当にそう考えた)実際、外部から起動してインストール先をMacBook Pro(SSDを4TBに換装済)に選択しても、ちゃんとインストール可能であることを伝えてきたし。
やれやれ。この機会に、使用中のOSより一つ新しいmac OS 10.12をインストールしてみることにしました。
先日導入したカラーレーザープリンタをMac側から使用するためではなく、アプリケーションおよびファイルの互換性の確認が主。ここまで半日(約6時間)かかりましたが、長いトンネルの先に、やっと光明が。
...と考えたのが、つくづく甘かった。実は現在もなお、何回目(!!)かのインストール作業に奮闘中。
ハッピーエンドを期待されると思いますが、現実は非常に厳しい状況であることをお伝えしておきます。(それでもたぶん、続く)