2024年10月26更新(2024年11月3日ページ移動)

──2024年10月第4週のニュース──

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10月26日(土) 今日のお土産は、柿とジャガイモ ──西村センセイ、実家へ何度か行き来する──

 昨日に引き続き、今日も実家へ。

 ただし人間を運ぶ必要がないので、今日は自転車で。往路の向かい風と、全体としての上り坂はちょっと大変でしたが、気分は爽快。信号の関係でしょう、いつもより少し早い45分ちょっとで到着しました。
 実家の前には既に、弟の車が。

 というより、医療従事者の弟から実家へ来ることを聴いていたため、それに合わせて実家を再訪したのです。ただし家に入っても弟の姿は見えず。父親だけがいたので所在を尋ねると「柿を椀(も)ぎに行ったんだろう」とのこと。
 「もぐ」は方言ではなく、果樹から果実をもぎ取るという意味の言葉。

 さて、どこの柿の木だろう...。集落内の、管理を任されている親戚の柿の木は実がすべて落ちています。1.1kmほど離れた所有地にも柿の木や栗の木があるのですが、その収穫は月末を予定。
 後者かなぁと思ったのですが、弟なら絶対に車で向かうはず。

 ここでやっと、近くの畑の柿の木だと気づきました。訪れてみると案の定、弟が長い棒状の器具を使って、高い位置の柿を収穫しています最中。
 まぁ一種の、とても柄の長い鋏のようなものです。

 実の上部のヘタあるいは枝の部分を切断するのですが、そのままだと落果してしまい傷物になってしまいます。その場合、傷の部分から急激に品質が劣化。
 そのため、一時的に実を止めておく装置がついた器具もあるはずなのですが、見当たらなかったとのこと。

 だから枝を切るたびに、次から次へと柿が落果。それでも半分弱は、かろうじて落ちない状態を維持しています。「兄貴、手伝ってくれ」とのことで、長い棒の先の柿を受け取ります。
 写真はそのお裾分け。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 実家に戻り、両親を含めて4人であれやこれやと相談。業務内容の違いもあって、それほど弟も詳しいわけではありませんが、それでも医療従事者の知見はとても役に立ちます。
 本来ならば、ここで話を仕切るべきは9代目当主の父親。

 ただし彼はもう94歳。実家の屋号に相応(ふさわ)しく(?)すでにご「インキョ」様状態。要所要所で弟の助言を得ながら、センセイが事を進めます。この勢いで自転車と自動車に分かれ、2人で少し離れた親戚宅へ。
 帰りに頂いたのが、写真左奥のジャガイモ。

 ありがたや、ありがたや。

 西村センセイ実は、昨日も実家へ3往復。だから今日を入れると2日間で4往復したことになります(視力が低下しているので、昨晩の運転はホントに厳しかった)。主任務は当事者の移送。そしてそれ以上に、各種の調整。
 いずれも相手は生身の人間。

 社会的地位の高い人であっても、相手の立場から見たらどうなのかわからない人──たぶん、その能力が先天的に低い/欠落している──がいたり、その逆に驚かされたり。今回、主に関係しているのは家族や親戚。
 ただし今回の事象を「だから家族こそが...」などと、無批判に普遍化するつもりはありません。

 それでもやはり、「最後の最後は、人間関係だよなぁ...」と、改めて思い知らされた2日間なのでした。



10月25日(金) 負けるなセンセイこれにあり ──小型バッタに感じる生命力の強さ(と儚さ)──

 お気づきかと思いますが、ここ数日のテーマは生命あるいは生命力。

 もちろん、昨日の件はまったくの偶然ですが。生命力を意識したきっかけは、右の2枚の写真。時間的には火曜日の草取りまで戻ります。
 つまり、その続き。

 センセイはお昼前に予定していた分の草取りを終え、庭に面した洗い場で、鎌や椅子などに付着した泥を洗い流していたのです。戸建て住宅でごく普通に見られる柱状の水栓。
 業界用語的には「水柱栓
(すいちゅうせん)」と呼ぶらしい。

 そのシンク部分が「水柱栓パン」なのですが、深さ15cmくらいの底の部分に、写真の小型バッタ2匹がいることに気づきました。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 体長は約20mm。痩せています。

 後から調べたところ、このバッタは、全国に広く分布する「オンブバッタ」の、そのオスらしい。(メスは一回り大きく、体形もかなり異なっている)
 さて、どうしよう。

 何が問題かというとバッタが小型なので、「パン」の底から外に出ることが難しそうなのです。何度もジャンプしているのですが当然、届かない。
 センセイの気分は既に、小林一茶。

 もちろん意地悪なんてするつもりはないので、バッタに水がかからないようにして鎌の刃を洗っていました。イザとなったら、2匹を摘んで引き上げるつもり。
 その時、新たな動きが。

 1匹のバッタが、ジャンプでは埒が明かないと判断したらしく、壁面に足を引っかけるような格好で、ゆっくりと登り始めたのです。(1枚目の写真)
 決して「スルスルと...」という感じではありません。

 「パン」は樹脂製なので「どこかで滑り落ちるのかなぁ...」と思いながら見ていたら、おぉ、一発で「パン」の外側へ到達。(2枚目の写真上部)
 そして何と、まるでそれを見習ったかのように2匹目も登り切りました。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 「最初のバッタの行動を学習した」という解釈はおそらく、観察者の願望の投影。

 実際には、バッタの脳に記された一種のプログラムに従っただけなのでしょう。でもセンセイとしてはここで、やはり生命力を感じてしまう。つまりデカルトに代表される機械論的生命観ではなく、アリストテレス以来の目的論的生命観。
 バッタだけを問題にしているのではありません。

 現役時代は長年、困った/困っている学生と対話してきましたが、その中で何度も、現状がどんなに非常に厳しくても、ふと相手の生命力の発露(はつろ)を感じる瞬間が。ただし同時に、生命力の儚(はかな)さを覚えてしまう対象がいたこともまた、事実。
 少数でしたが。

 そして後者の場合、多くは誰にとっても残念な結果で終わってしまったことも、残念ながら認めざるを得ない。タイトルと少し相違してしまいますが、バッタに対しては心の中で「負けるな」と声を掛けます。
 でも相手が人間だったら、その存在そのものと存在意義をちゃんと認めた上で、状況に応じて「負けても/逃げ出してもいいんだよ」と話しかける。

 退職した現在、もはや年頃の悩み多き学生に声を掛ける機会はありませんが。



10月24日(木) パトカーの警官から敬礼されました ──西村センセイ、110番通報をする──

 予定を変更してお伝えします。また内容の性質上、写真はありません。(そもそも撮影していない)

 午前中はまず、故障した屋根裏のTV用「ブースター」の修理代金を支払うため、市内の電気店へ。昨日届いた請求書は、全体としては高めながらも概ね納得できる内容なのです。ただし内訳を良く読むと、作業代として記されている金額はごく僅か。
 他方、ブースター代金はメーカー希望小売価格ほぼそのまま。

 自分で購入したもの(写真左側)とほぼ同クラス──ただし取り扱う周波数帯が異なる──の製品で、ネット上ならメーカー小売希望価格の30〜35%程度で購入可能。当然、お店の仕入値も同程度のはず。
 つまりここで利益を稼いで、見かけ上の人件費を抑えている。なるほどねぇ。

 ま、いいんですけど。

 ふだんあまり歩かない方向に位置するお店を訪れたので、そのついでに、割と近くの市役所に立ち寄って衆議院選挙の期日前投票を済ませます。駅の地下道を通って、信越本線の南側へ。
 いくつかの用を済ませて最後に、いつものスーパーで晩酌用の刺身を...あれっ?!

 センセイは信越本線付近の農道(線路の南側)を歩いていたのです。こちらの写真(2枚目)を撮影した場所の近く。

 スーパーに立ち寄る関係で、ほぼ毎日通るセンセイのお散歩コースです。農道なので碁盤の目状に整備されているわけではありません。センセイは“Z”の字のように鋭角で左に曲がって、線路脇に出ようとしていたのです。
 その時、道路上左側に倒れた自転車が目に入りました。

 そのさらに左は田圃。ただし現在、耕作は放棄されており、セイタカアワダチソウなどの雑草が繁茂(はんも)しています。誰かが自転車を放棄して...と思いながら進むと、何だか様子がおかしい。
 さらに接近すると、おぉ、休耕田の中に仰向けに倒れた男性が。

 一見すると、まるで眠っているかのよう。

 最初に感じた年齢は40〜50歳、あるいはもう少し上か。比較的軽装で、下はジーンズの長め半ズボン。農道と田圃の間にはごく細い用水路が。右の靴だけその中に浸かっていますが、身体の他の部分は雑草の上に。
 目立った怪我や出血、あるいは吐瀉
(としゃ)物等は確認できません。

 100m位離れた場所に集落はあるものの、現場付近は田圃の真ん中。すぐに助力が得られそうな状況ではありません。見なかったことにするわけにもいかないので、まず声を掛けたのですが、明白な反応はなし。
 ただし確実に呼吸をしています。

 そこで少し降りて太股を手で軽く叩き、「大丈夫ですかぁ?」と声掛けすると、やっと少し反応が。「救急車を呼びましょうか」と言うと、弱く首を左右に振りました。「警察は?」と尋ねると、今度は反応がなかったので、合意を得た──やや強引に──と判断して110番通報。
 「事件ですか? 事故ですか?」への対応から始まって、状況や現場の位置、そして通報者について5分ほど説明。

 10分ほどでパトカー1台が赤色灯を点滅(サイレンなし)させながら、ゆっくりと到着。続いて事故処理車が。通報の中でも確認されたのですが、交通事故の可能性があるためです。さらに別方向からミニパトが1台。
 基本的にはセンセイと同じように、状況と本人の状態を確認しています。

 当然、救急車の出動を要請することになったのですが、この頃から男性の受け答えがおかしくなってきました。意識レベルが下がっているのです。あいにく近くの救急車は出払っているそうで、市内ではあるものの、最遠隔地から出動するとのこと。
 現場到着まで、早くても20〜25分かかります。

 そこでまず、すぐ近くにある消防本部から消防車を1台出場させるそうで、こちらは5分ほどで到着(赤色灯あり。サイレンなし)しました。さすがにこの頃になると周囲の方も異変に気づいて、こちらを見たり、通りがかった関係者に状況を尋ねたりしています。
 中には、近くの自動車販売会社から飛び出して現場に駆けつけた、茶色の作業服姿の男性も。

 「うちのバーサンじゃねぇーかと思って。(民家を指差しながら)すぐそこの、93歳」。

 この頃になると事件や交通事故ではなく、何らかの理由による男性単独の転落事故だろうということに。最も疑わしいのは病状の急変。100mくらい離れた場所に止めた消防車から、救急隊員2名が駆けつけました。
 状況をざっと確認した後、警官と計6名ほどで男性を道路に引き上げます。

 救急隊員は各種の装置を装着し、慌ただしく男性の身体状況を確認し始めました。ここで改めて、意識レベルが当初より低下していることを伝えます。すると何と「ドクターヘリの出動を要請します」(!!)とのこと。
 救急車の到着まで時間がかかることを考慮しての判断でしょう。

 現場から直線距離で200m離れたところに地域の基幹病院があるのですが...。もちろん、ここは専門家に任せます。センセイは単なる目撃者。

 他方、警官は男性が背負っていたリュックの中身を調べ始めました。ほどなくして、割と近くに住む72歳──最初の「40〜50歳」は何だったんだ...──の方と判明。やがてご家族とも連絡が取れたようで、過去に低血糖症で「警察騒ぎを起こしたことがある」とのこと。
 例えば糖尿病をお持ちで、食事の量やインシュリン注射が不適切だった場合など
(それ以外もある)に起きる事象です。

 現場の状況とも合致するため救急、警察ともに低血糖症だろうということに。緊張感が一気に和らぎます。

 救急隊員の本部とのやり取りの中から聞こえてきたのが、意識レベルに関する「2桁? 3桁?」というやり取り。後から調べたところ、これは“JCS”という意識レベルの目安らしい。通報からちょうど30分で救急車到着。
 血糖値を測定したところ明らかに異常値だったようで、「ドクターヘリの出動をキャンセルします」。

 男性をストレッチャーに移動させて、救急隊は撤収。ただし救急車はセンセイが現場を去るまで出発しませんでした。ギャラリーも去り、現場は静かな田圃に戻ります。センセイが事故現場を指差す写真を撮影して、警察側も業務終了。
 通報からここまでちょうど50分。

 警官の一人が、「じゃ、自転車を(事故処理車に載せて)運びます」とのこと。「ありがとうございました」と言われて、センセイも現場を去ります。

 今回接した関係者は20歳代から30歳代の方だった──女性救急隊員2名を含む──のですが皆、自分の業務に対して真摯(しんし)でした。また、先輩が後輩に仕事の要領を教える場面にも出くわしました。
 もちろん問題点に気づきましたが、ここはやはり、若者をもっと評価すべき。

 帰宅後に調べたところ男性の、半ば眠ったような状況は「嗜眠(しみん)」という症状らしい。残念ながら中枢神経においてグルコース(G)が欠乏している状態で、さらに悪化すると痙攣(けいれん)や昏睡に陥るとのこと。
 やはり、かなり厳しい状況だったらしい。

 もちろん今回はその前にプロに引き渡したので、予後(よご)に大きな問題があるとは考えにくい。やれやれ。

 いつものスーパーで晩酌用の刺身を買い求め、自宅に向かって歩いていると、おぉ、向こうから先ほどのパトカーが。運転する警官もセンセイに気づき、警察式の敬礼。こちらは会釈で返します。

 センセイが警官に敬礼されるなんて、最初で最後だろうなぁ...。



10月23日(水) 気温低下のせいか、それとも... ──残念ながら最近、血圧がやや上昇傾向に──

 約2ヶ月ぶりに血圧のお話を。

 このページはできるだけ公平に書いているつもりですが、客観的に考えると必ずしもそうとは言えないケースも。血圧に限ってみても、どうしても何かの理由/原因不明で血圧が低下した時に取り上げることが多い。
 つまり
──必ずしも意図的にではないにせよ──センセイにとって好ましい状況。

 ただし、残念ながら今回は逆。

 このところ、なぜか血圧が少し上昇傾向にあるのです。原因がはっきりと推定されるのなら、血圧の上昇をほとんど気にしないはず(だからニュースにもしない)。されど今回は気温の低下以外、ちょっと思い当たる節がない...。
 しかも気温の影響を考慮しても、それだけでは説明しきれないような...。

 ただしその前に、ここ6年半くらいのデータの全体像を確認する必要があります。拡大写真(別ウィンドウ、1280×925))

 グラフを見る限り、最近つまり右端の状況も特に問題視するほどではないことがわかります。されど同時に右端で「最高」(「収縮期血圧」)、「最低」(弛緩期血圧)ともに、上昇傾向にあることもまた事実。
 先のグラフの右側約1/3を切り出したのが右のグラフ。
拡大写真(別ウィンドウ、1214×866)。縦軸のスケールも違います)

 概ね金沢工大退職およびそれに伴う引っ越しから現在に至る期間の血圧変化。まず、講義開始など何か大きな変化が起きた時に血圧が上昇しています。明らかに、これはストレスによるもの。
 教える立場の人は皆、納得していただけるんじゃないかと思います。

 次に、スケジュールがはっきりした「仕事」が継続している時は血圧の高い状態が続き、ある種の「お休み」に入ると急降下していることがわかります。
 右のグラフの場合は中ほど、つまり大学院の講義が終了した昨夏から今年の春までは非常に低い。

 もう少し細かく見ると、金沢工大での大学院講義も昨年と今年では明らかな違いが。初回講義の血圧(≒ストレス)は同じようなものなのです。
 ただし去年はそれがすぐに低下しているのに対して、今回は
(見かけ上)高い状態を保持。

 これはもう、明らかに移動手段の違い。去年は全回電車での移動でしたが、今回は3回を除いて自動車での長距離運転。かかるストレスは全然違います。
 電車の時なんて、帰りの3回に1回くらい
──特に、暑い日──は高岡駅でビールを買って、昼間から飲んだくれていたし。

 その違いはあるものの、今年のグラフをよぉーく見ると、大学院講義期間中もベースとなる血圧は去年とあまり変わらないことがわかります。つまり今年前半の血圧は講義実施のたびに規則的に上昇して、終了後は本来の安定水準に戻る。
 ただし今夏以降、それでは説明しきれない状況が。

 ストレスがかかる集中講義は別として、それが終われば去年のように血圧は相当低下するだろうと予想していたのです。実際、一時的には昨年以上に急降下していますが、その後が続かない...。
 ナシテ?!

 去年同様、今年も暑かったのに。

 可能性としてまず考えられるのは、塩分摂取量(特にNa+。お伝えしたように、今年から朝の漬け物に関して少量ならば認めるようにしていますが、全体としては塩分摂取量を極めて厳格に管理しているつもり。
 だからこれが主要因とは考えにくい。

 もう一つ考えられるのは、ごく最近の気温の変化。暑かった夏も、まず朝晩が過ごしやすくなり、続いてここ2週間くらいは日中もかなり過ごしやすくなりました。血圧が気温と関係していることは良く知られています。
 ただし拙宅は高気密高断熱設計。

 客観的な気温変化はそれほどでもない──測定時の温度も記録している──のです。そしてどうやら客観的な気温変化より、身体が感じた「体感的な寒さ」の方が血圧に影響するらしい。実際、「足元が少し冷えるなぁ」と感じた朝は、血圧が上昇しがち。
 ただし当地は今日も最高気温は26.3℃と、割と暖かかったのです。

 所用で車も運転しましたが、日中はちゃんと運動。今日も11,000歩近く歩きましたし、日によって違いはあるものの、ここ数ヶ月の平均歩数は10,000歩を越えています。

 されど今日の日中の「最高」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は130mmHgと、残念ながら正常値クリアならず。しかも少なくとも本人の意識としては、さほどストレスを感じていないにもかかわらず。
 まぁ、鈍感なセンセイが意識できていないだけなのかもしれませんが...。

 とういうわけで血圧に関して現在、何が進行中なのか、そして今後どうなるのか、まったく不明です。続報はあると思いますが、どのような展開になるのかは予想もつきません。

 以上は事実なので、悪しからず。



10月22日(火) 「○の居ぬ間に○○」ならぬ... ──珍しく、西村センセイの草取りな1日──

 今日は、早朝から夕方まで家人が不在。つまり何でも自分のペースで進められる日。

 朝食を頂いてから新聞を読み、メールその他を確認します。機器をセットしてから向かったのは、拙宅の。庭の東側(リンク先写真の奥)の草取りをしようと思ったのです。何度かお伝えしていますが、この庭を設計したのは母親。
 諸事情により、実家
──彼女にとっては嫁ぎ先──では不可能だった庭造り。

 植物に対する熱い思いで溢れた庭です。植物に関してのセンスがないセンセイでも、その点は良くわかる。要するに、趣味の世界。まぁ、それはいいんです。されど日頃のメンテナンス、つまり草取りは本当に大変。
 特に春から夏は、取っても取っても草が生えてきます。しかも暑い日が多いし。

 退職して自宅に戻ってきたのでセンセイもできるだけ作業していますが、以前は難儀だったはず。

 秋になり、植物の生長はゆっくりになっているのですが去年も今年も、ずっと暑いまま。雨の日は気温こそ下がるものの、足場が悪いので作業不可。今日はそれなりに良い天気との予報。
 ただし午後から南からの暖かい風が入るため、最高気温は28℃前後まで上昇。

 そこで、曇って気温が低い午前中のうちに伸びた草が目立つ東側の草を取ろうと思ったのです。物置から七つ道具──中央上部に椅子の一部が見える──を取り出して、作業開始。
 写真は、左手前から飛び石の左側までくらいの雑草を刈った後で撮影したもの。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 刈り取った雑草は一時的に、手前のコンクリート部分に集めて乾燥させます。このところ実家がバタバタしているので、明日も自動車で訪れることになっています。
 その際に運んで、畑の堆肥に。

 最終的には概ね写真の範囲を綺麗にして、今日の作業を終了。次の予定が入っていたからですが、ちっとも晴れてこないし、暑くもなりません。
 アメダスによると最高気温は22.8℃で、予想より5℃ほど低い。

 つまり珍しく、天気予報は割と外れ。だから午後も...と考えてみたのですが、ここは無理しないことに。

 改めて庭を点検すると、昨年砂利を洗浄した枯山水の砂利(後から少し追加投入は割と綺麗な状態。ただし草取りをしすぎたのか、あるいは激しい雨のせいか、一部(写真右上部)に土砂が入り込んでいます。
 草取りとは別に、さて、どうしよう...。

 立場的にはいろいろ動きがあるのですが、センセイ自身は割と静かな草取りの日。

 来し方行く末、あるいは全体の見通しについて考える良い機会になりました。



10月21日(月) Mac OS Xが(部分的に)終わった日 ──A4のレーザープリンタを導入しました──

 なお後述するように、Apple社による現在の表記は“macOS”。

 というわけでセンセイは、たった1日でブツヨクの世界へ。センセイのシステム──MacBook Proのトラブルを除く──における当面の課題は、去年そして今年と深刻なトラブルに陥り、先週天寿を全うしたプリンタの後継をどうするか。
 最も迷ったのは、そもそもプリンタを新規に購入するか否か。

 センセイの場合、もともと印刷枚数はそれほど多くなかったのです。コストだけを考えたら、ファイルをコンビニ等で出力する──プリンタ不調際に、実際に何枚か印刷してみた──方が安い(はず)。されどお伝えしたような事情で、最後のプリンタを導入することにしました。
 センセイが私用のプリンタを購入するのは7台目。

 最初のマシンはAppleブランドのインクジェット(Canon製)でしたが、その後は一貫してEPSON製(価格等が主たる理由)。A3対応が2台で、他はA4モデル。
 カラーは先代および今回と2台だけで、他はモノクロ。

 慣れると、やはりカラーが便利なので、今回はコスト最優先でA4のプリンタを探してみました。購入したのはNECブランドの“Color MultiWriter 4C150”という製品。
 ただしNECはレーザープリンタ事業を譲渡しているおり、富士ゼロックスのOEM製品です。

 希望小売価格は115,800円(税別)とのことですが今回は、その20%以下の価格──つまり80%以上もの割引(!!)──で購入。採算が取れるのか、心配になる額です。
 でもセンセイは年金生活者なので、今回は低価格を素直に喜ぶことに。

 お伝えしたようにA3対応プリンタは嵩(かさ)と質量があるので、導入も片付けも大変。今回のマシンの寸法はそれぞれ、先代2/3程度です。
 ただし小型軽量化が進んでいるとはいえ、やはり質量はかなりのもの。

 正直なところ、高齢者が取り扱うことのできる限度に近い重さ、それもあって今回は書斎内、割と低い位置の書棚に収納しようと考えていたのです。当然その場合、配線の引き回しが問題になりますが、そこは西村センセイ。
 あらかじめ拙宅建設時に、書棚内の一部に配線用の穴が。

 ただし最終的には、先代とほぼ同じ位置に配置。AVラックは高さ約1,350mmもあるため、一人で持ち上げる作業は大変でしたが、そこは人生最後(?)の気合いで乗り切りました。もちろん、ぎっくり腰等にも陥っていません。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 ソフトをインストール後、ひとまず復活したMacBook Pro(Windows)と接続してファイルを試しに印刷。

 ステータスシートは当然、問題なく印刷されたのです。でもファイルはある意味で、失敗。数ページのものを印刷したのですが、こちらからは何も指示していないのに勝手に両面印刷。というか、その機能があることを忘れていました。
 だって、ローエンドモデルですよ。

 そして今回、予想外だったことがもう一つ。 

 Windows環境下では問題なく印刷できた──ただし現時点で、ネットワーク接続は不可──のですが、何と、Mac OS X環境ではUSB接続でも印刷できません。理由は明白で、センセイのシステムのOSバージョンが対応していないためです。
 ソフトウェアをダウンロードしようとしたら、「OSは10.12以上」との表示...。

 なおOS 11.12以降、Mac OS Xは“macOS”という名称に変更しています。つまりある意味、Mac OS Xの終焉(しゅうえん)。もちろん、ここで問題になるのは印刷機能だけですが。

 諸般の事情で、センセイはMac OS Xのバージョン更新を10.11で止めています。念のためにインストールを試みたのですが、あっさりと対象外との表示。もちろん先代と違い、旧Mac OS 9なんて完全に対象外。
 ちゃんと調べずに購入したセンセイが悪いのですが。

 いろいろ考えた──ここでプリンタを買い替えるなんて余裕は、ない──のですが、現在は良くも悪くもファイルの形式が絞られてきたため「どうしてもMac OS Xで...」というファイルは少なくなっています。(というか、思いつかない)
 あの“Keynote”だって、PDF化すればWindows環境で印刷可能。

 というわけで、このまま整備を進めるつもりです。

 ちなみにプリンタ右側の黒く小さな機器は、YAMAHA製のMCカートリッジ専用のヘッドアップ。プリンタ左隣の、パイオニア製アナログプレーヤー“PL-7L”に装着したビクター(現JVCケンウッド製“MC-L1000”からの微弱な信号を、ラインレベルまで一気に増幅。
 両者の組み合わせは極上の音質です。信じられないくらい。
(完全に、プレーヤーが負けている)

 先代のプリンタは嵩があったため、ラックの上に置くことができずに書棚の奥に追いやられていましたが今回、ひな壇の、それもトップに返り咲きました。

 それはともかく、う〜ん、これも一種の「終活」なんだろうなぁ...。



10月20日(日) 季節は一気に初冬へ ──2日間にわたり、地元町内会のイベントが開かれました──

 (やむを得ない事情があったとはいえ)「モノ」の話題ばかり続いたので、今日は「コト」あるいは人々のお話を。

 昨19日は西日本の一部で最高気温30℃を越えるなど、10月半ばとは思えない暑さに。当地も、お昼過ぎに25.9℃まで気温が上昇しました。正直、かなり暑い。ただし午後になると西から寒冷前線が接近。
 レーダーで見ると、強い雨雲が直線状に日本列島全体に迫っています。

 これほと激しい変化だと、前線の南北で空気の性質がまったく異なるはず。前線通過時には大気が不安定になり、場所によっては非常に強い雨。そしてその後は気温が急激に低下すると予想されます。
 実際、西日本や金沢、そして富山の一部は酷い降り方に。

 ただし少なくとも当地に関する限り、夕方に到達した頃には前線も弱くなり、それなりの雨と風があっただけ。気温も急激にではなく、ゆっくり低下。
 されど地球のダイナミックな動きの一つである気象現象を、決して甘く見てはいけません。

 気温はそのままずるずると下がり続け、今朝の最低気温は8.5℃。ちゃんと調べたわけではありませんが当然、今シーズン最低のはず。
 上空に寒気が留まったため、午前中は気温もほとんど上がらず、最高気温は昨日より10℃以上(!!)低い。

 気分はすでに、初冬。やはり「短い秋だったなぁ...」。

 それはともかく昨日、今日と、柏崎市比角コミュニティセンター運営協議会が主催する「比角ストリートフェスティバル」を訪れてみました。ちなみに、最高気温は10℃以上も違うので服装はまるで別。
 要するに、町内会の秋祭り。

 何度かお伝えしていますが「比角(ひすみ)」は、この地域──かなり広い──の古くからの名称。このイベントも「町内会連合」というほどではないものの、相当広いエリアをカバーしています。
 写真は今日のイベントの様子。

 センセイにとっては昨年に続き2回目ですが、人出の多さに驚かされました。そしてもう一つ、今回初めて気づいたことが(関係者の皆様、ゴメンなさい)。イベントは今日チラシの2枚目)だけでなく、昨日(同、1枚目)も。初日は子供たちやサークル等の文化祭。
 そして2日目は、地域のお祭りという位置づけ。

 ゆっくりと、しかし確実に衰退が続く当地ですが、それでも人々はちゃんと生活しているんだし、それより何より、もっと肯定的に捉えるべき点が多い。そしてこれはある程度、同じような状況に置かれた地方にも当てはまるのでは...と、考えたい。
 人は、未来への希望あるいはを求めているのです。

 ちなみに、写真右側にご注目を。

 去年に引き続き、ジャージ姿の地元中学校生徒が活躍しています。

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