2023年6月10日更新(2023年6月18日ページ移動)

──2023年6月第2週のニュース──

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6月10日(土) 市中心部のあちこちで電気工事が。来週の「えんま市」の準備がいよいよ始まりました

 このページが長くなっているので、今日はできるだけ手短に。

 写真は一昨日の午後に撮影したもの。晩酌のツマミを買い求めるべく、写真奥のビル内にあるスーパーを目指して外出。もちろん左膝と相談の上で、です。手前に交差点があり、経路の関係で右折すると...あれっ?!
 沿道のあちこちで電気工事が行われています

 ここは柏崎市の旧市街地中心部「東本町」。『吾妻鏡』に「比角(ひすみ)の庄」として登場する場所で、少なくとも鎌倉時代から続く交通の要衝。
 ただし当地は海岸沿いに形成された砂丘の上。

 そのため、2007年の新潟県中越沖地震(5枚目以降の写真)では甚大な被害を受けました。震災を教訓として道路は拡幅され、老朽化していたアーケードも撤去。
 沿道の店舗もほとんどが建て替えられたため当時の面影を残すものは、ごく僅か。

 その例外が「閻魔堂」。ここはその門前なのです。

 当地では来週14日から16日にかけて、地域最大のイベント「えんま市」が開かれ、屋台が道路の両側を埋め尽くします。歴史的に見ると、過酷な春の農作業を終えた農民を慰労する場。
 まぁ「遅い春祭り」と言われたら、それまでなのですが。

 仕事のかなりの部分が機械化された現在でも、人々の想いはほぼDNAレベルで記憶されています。センセイとて、例外ではありません。

 全国的に...否、程度や様態はともかく、この種のイベントはこの3年間、全世界的に大幅な制限を受けてきました。人々(の大半)は今、これまで抑圧を強いられてきたエネルギーを開放させる場を求めているように感じられます。
 「えんま市」も、今年はほぼ無制約。

 そもそも西村センセイ、個人的には直近の21年間は金沢市民だったので、平日はほとんど「地元」を訪れていません。もちろん「えんま市」も時々見るだけ。でもこれからはずっと「地元の行事」という位置づけ。
 ただし今年度のみ、「えんま市」初日の14日は金沢からの帰路に一部を体験するだけになりますが。

 ...う〜ん、あんまり短くないなぁ。



6月9日(金) ホテルで就寝中に、今まで問題のなかった左膝が... ──まさに「過猶不及」か? ──

 「過猶不及」は論語の一節で、「過ぎたるは猶(なお)及ばざるがごとし」として広く知られているもの。

 事の起こりは今週火曜日の深夜。日付が替わるまで課題に目を通していたので、正確に言うと水曜未明になるのですが。金沢のホテルで「翌日」の講義に備えて就寝していたら、ズキズキと痛みが。
 倖い、疼痛
(とうつう)ではなかったのですが。

 そもそも眠っているし、しかもアルコール入り。それでも異変を明確に自覚しました。「ズキズキ」の震源地は左膝。サル化した頭でも起きていることは理解できますし、その原因についても推測できます。
 ついに起きてしまったか...。

 センセイの母親はある時から膝の痛みを訴え続けており、専門医の治療を受けています。もちろん主要因はハードな農作業によるものでしょう。本当に痛そうで、ここ20年くらいは正座すら不可。
 彼女のこの特徴をセンセイが引き継いでいる可能性は高い。

 されどこれまで、中学時代に身長が急に伸びた時とバックしてきた車に歩道上でぶつけられた時(その後の顛末)を除けば、膝に痛みはありません。ただしそれが身体の特徴なのか、働き者の母親他のおかげで「箸より重いものを持ったことがない」からかは判別不能。
 何度もお伝えしているように最近のセンセイは、健康維持のため毎日できるだけ歩くようにしています。

 グラフはいわば、1ヶ月前の記事の続報。左側は月ごとの歩数で、右側は昨晩時点での直近1週間の歩数。

 雨あるいは雪の日はあまり外出できないし、自動車あるいは列車での移動日も総歩数は低下します。だから晴れた日など条件が良い日は頑張って歩きます。
 右側のグラフで特にご注目頂きたいのが火曜日の歩数。

 この日は移動日ですが西金沢駅等着後、雨などの問題がなければ大学まで歩き、さらに「マルエーmini 野町店」を経由して武蔵ヶ辻近くのホテルまで歩くというパターン。
 この区間だけで総距離約9km。その前後があるので、火曜日は16kmほど歩きます。

 健康維持のためには毎日8,000歩程度歩けば良いそうなのです。でも晴れた日に歩いていると楽しくなってくるし、血圧を含めて身体の調子も良くなります。
 「もっと歩いたらどうなるんだろう」と考えて実践した結果が、このグラフだと思ってください。

 もちろん膝に問題が起こる可能性は最初から強く意識しており、十分警戒していたのです。ただし今週まで、まったく何の予兆もなかったことも事実。さすがに今回、身体が警告を与えたということでしょう。
 火曜日に関しては、思い当たる節が。

 実はこの日のみ、パソコンや着替えなど一切を持ったまま前述した距離を歩くのです。かなりの質量なので、脊椎や腰、膝その他への負担が大きい。

 「出張」先ではほぼ何もできなかったので翌日、膝を労(いたわ)りながらとにかく帰宅して湿布薬を貼り、その後は膝を酷使しないように注意しています。翌日には「ズキズキ」感は軽減し、現在は時々疼(うず)く程度。
 しばらくは様子見のつもり。

 まさに、「過ぎたるは及ばざるがごとし」。

 金沢到着後、先にホテルに荷物を預けてから大学へ移動するなど、火曜日の行動パターンや荷物の構成の見直しを急ぎながら、しかし同時に、無理なく運動できるような態勢の構築が求められます。
 冗談抜きで、猛省
(もうせい)

 トホホ。



6月8日(木) 県境に設置された、真新しい蒼い看板 ──“Toyama Bay Cycling Route”──

 もう1日だけ「出張」の際のお話を。ただし舞台は金沢ではなく、富山県。

 4月中旬から在来線で移動し始めて、すぐ気づいたことが。でも列車──実際は1両(!!)編成──は時速約100kmの高速で走行しているため、証拠写真の撮影が難しい。そのため、ご紹介が遅れてしまいました。
 今回、それなりの撮影に初めて成功しました。

 「現場」は新潟県と富山県の県境。写真右奥に見える川が「境川」──本当にこの名前──で、手前が富山県。もちろん線路は旧北陸本線(下り線)。
 写真右端の30mほど先に、「えちごトキめき鉄道」と「あいの風とやま鉄道」の境界があります。

 富山県に入ったばかりの海岸部に、写真の小さな駐車場があり、以前から右端のシンプルな看板が存在していたのです。ただし、その時はさほど気にしていませんでしたが。
 初回の講義を終えて在来線でここを通過している時、見慣れぬ青い看板に気づきました。

 繰り返しになりますが、車内からの撮影は難しい。それでも肉眼で内容を読み取ることはできました。枠内の写真からも、ある程度読み取れると思います。
 ここは「富山湾岸サイクリングコース」の朝日町起点。

 ちなみにこの看板、少し不思議な形状をしています。でも、よぉーく見ると、上端は立山連峰。下部はくり抜きになっていて、(富山県内の)富山湾の形。左の“B”と書かれた赤い丸が氷見。
 右側の“A”が、現在地(朝日町)です。

 ここと氷見市間102kmを結ぶサイクリングコースが整備されたようなのです。そういえば数年前から、付近の護岸工事が断続的に行われていたのです。ただし作業は護岸本体ではなく、その内側。
 だから何のための工事なのかわからなかったのです。

 センセイ自身は富山県の海岸を詳細まで招致しているわけではありません。特に富山市の海岸部は旧富山港線(廃線)で訪れた程度。庄川河口付近以西は自動車およびJR西日本の氷見線で訪れています。
 富山県の平地は三角州──ただし実態は扇状地が連なったものに近い──なので、海岸部の地形は雨晴
(あまはらし)海岸付近をけば総じて平坦。

 起伏の多い新潟県では、これほどまでの長さの自転車道は無理。旧北陸本線(廃線)跡を利用した32kmの「久比岐自転車道」がせいぜい。しかも富山県の場合、「あいの風とやま鉄道」が「あいの風サイクルトレイン」を2021年から運行しています。
 センセイはまだ乗り合わせたことがありませんが。

 「とやま鉄道」の場合、列車内で自転車を固定する「サイクルラック」を用意してくださります。ここで「トキ鉄」の名誉のためにも、お得な(?)情報を。

 実は「えちごトキめき鉄道」も「サイクルトレイン」制度を導入しています。センセイも1回(2名)だけ市振(いちぶり)─糸魚川(いといがわ)間でご一緒させて頂いたことがあります。この区間は名所「親不知子不知(おやしらずこしらず)」を含む交通の難所。
 自転車での走行は不可能ではないものの、非常に危険。

 この区間を「トキ鉄」で抜ければ、県境から直江津手前までの約60kmを(乗車および)走行できます。察するに、あのチャリダーお二人は、それが目的だったんじゃないかと思うのです。

 いずれにせよ、富山県内に拠点がある方なら、とても魅力的な「あいの風サイクルトレイン」+「富山湾岸サイクリングコース」です。



6月7日(水) こういう修学旅行が残っていたんだぁ... ──センセイは帰りの電車内でウトウト──

 大学院の講義を終えて、新潟の自宅へ戻りました。

 今回の「出張」──個人的には「通勤」ではなく、出張感覚──は、かなりハード。まず、先週から今週にかけてのセンセイはかなり忙しかったので、体力的に余裕がない。しかも今回は講義前半の最終回。
 お伝えしたように、受講生にはかなりハードな宿題を課しています。

 提出された課題にひとまず目を通して概要を把握し、今日の発表に漕ぎ着ける必要があります。最終回なので。そこに追い打ちをかけるかのように「課題の提出を遅れました...」という複数のメール。
 昨晩は結局、日付が替わるまで課題を読み、発表者を決めるメモを作成。

 目覚めたのは3時半。その後はウトウトしたような、そうではなかったような...。講義は朝イチなので、6時起床。血圧は高いだろうなぁ...と覚悟したら、上(「収縮期血圧」)の「平均」(3回の移動平均の最低)は、113mmHg。
 最近のセンセイは、ストレスに相当強くなっているらしい。

 100点満点とはいきませんでしたが、とにかく講義を終了。大急ぎで荷物をまとめて、バス停へ急ぎます。10分弱遅れで金沢駅到着。
 あれっ?!

 新幹線の発車時刻までもう数分あるはず。金沢駅(写真右)前で撮影したのが写真。バスの中から、修学旅行の記念撮影が目に入っていたのです。
 明らかに中学生。

 ただしかなり大きな中学校で、少なくとも4クラス以上あります。写真左奥から順番に出てきて、1分程度でクラスごとの写真を撮影しています。
 撮影後は、右側のバス乗り場へ抜けるというパターン。

 金沢は観光地。国内はもとより、ここ数ヶ月、欧米系の観光客が相当増加しています。ごく最近は、台湾からと思われる観光客もかなり増えています。
 修学旅行生も多い。

 ただし目立つのは数人で行動するグループ。かつては観光地での定番だったこのような酒豪写真撮影を見かけるとは思ってもいませんでした。もちろん「撮影してはいけない」という意味ではありませんので、誤解なきよう。
 参加した生徒たちにとっては良い想い出になるだろうし。

 帰路の乗り換えは順調。というか、センセイは車中で何回かウトウト。最大の理由はもちろん、睡眠不足。仕事に一区切りをつけたという達成感もあるのでしょう。でも、見落としてはいけない要因が、もう一つ。
 このような電車での移動に慣れ、安堵できるようになった。

 列車での、その後の予想を立てられるようになった移動ではしばしば起こること。

 金沢工大での最後の講義も折り返し地点。今日はゆっくり休んで、後半戦に備えることにします。



6月6日(火) 元「らーめん味噌屋 味そ蔵」店舗を使って、「油そば専門店 歌志軒」がオープンする模様

 今日は急遽予定を変更して、タイトルにあるお話を。

 例によって、明日の講義に備えるため、電車で金沢へ移動しました。火曜日は教材準備のためのサービス出勤。今回も金沢駅でJR北陸本線に乗り換え――乗換時間はごく僅か――隣の西金沢駅へ移動。
 そこから大学まで40分ほどかけて歩きます。

 この経路は途中から、3月までの通期経路に合流します。つまり、見慣れた風景...なのですが、先週から動きが。

 1月末に閉店したらーめん味噌屋 味そ蔵(みそぞ)」元店舗に、動きがあったのです。その時点では看板等は設置されていなかったのですが、オープンに向けて準備中であることは確実。
 決してその後を確かめるべく...というわけではないのですが、押しボタン式の横断歩道を渡ろうとして、その指が止まりました。

 最初に目に飛び込んできたのは店舗脇にある駐車場の「歌志軒(かじけん)」の文字。あっ、と思って建物を見上げると、店舗前および入り口上の看板に油そば専門店 歌志軒」。
 店内では3人くらいの方が何かの作業をしていらっしゃいます。

 この近隣で歌志軒」の名を見るのは初めてではありません。2019年秋に「歌志軒 工大店」がオープン。ただし約1年後にMEGAドン・キホーテ金沢店内に移転するため閉店しています。
 調べてみたところ、現在は「金沢桜田店」のみ営業中。

 つまりドンキに移転したお店も再移転ないしは閉店したということになります。

 それはともかく、工大近辺での再デビューとなる「歌志軒」、麺類を食べなくなったセンセイが入ることはありませんが、(かつての)近所となると、やはり気にになります。「味そ蔵」と違って、店内もリニューアルしたみたいだし。
 ただしセンセイが金沢へ通うのは7月まで。

 残念ながら、ちょっと中途半端な状態で金沢を完全に去ることになりそうです。



6月5日(月) 発芽率は85%程度か ──とても慌ただしかった日の夕方、枝豆に慰められる──

 今日はもともと、かなりハードなスケジュールだったのです。

 ご存じのようにセンセイは明日金沢へ移動して、水曜の朝イチに大学院の講義。移動日はほとんど仕事ができないので、今日中に講義の準備を終わらせる必要があります。しかも受講生諸君には、日曜日締め切りでヘビーな宿題を課しています。
 最低限、ひとまず目を通しておく必要が。

 その他の課題の状況は概ね昨日のうちにチェックしてあるのですが、やはり今日にならないと確認できないものもあります。加えて、母親からイレギュラーな依頼が。自分一人ではできない農作業を手伝ってほしいというのです。
 週末は雨だったので、作業できるのは畑がある程度乾く今日だけ。

 というわけで今朝は身支度を整え、自転車に乗って12.8km離れた実家へ...おっと、外壁を修理してくださっている大工さんがお越しになったのでご挨拶。実家までの道は追い風なので、ホント楽々。
 予想より風が強いので、帰りのことを考えるとゾッとしますが。

 実家に到着すると農作業衣に着替え、近くのへ。ハクビシンなどの害獣が入らないように要所をネットで囲うため、杭(くい)を20本ほど打設してほしいというのです。
 要するに、力仕事。

 それに杭はセンセイの身長ほどの長さ(高さ)があるので、母親には無理。センセイも台の上に乗り、ハンマー使って杭を打ち込みました。
 去年まではどうしていたんだろう。

 「後はいいから」というので実家に戻り、今度は父親の指示に従って裏の竹林へ。整理──これが今季最終回──が目的ですが、それとともに境界を確認します。
 次期ご当主は辛いぜ。

 母親からもらった新鮮な野菜を籠に入れ、今度は向かい風と戦いながらのご帰宅。少しだけ休んでから講義の準備と、学生が書いた書類の添削。
 退職したわけですから、もう受け持ちではありません。でも、これもご縁。

 一区切りつけてから、今度は税務署へ。実は先日、センセイ宛にインボイス制度の案内が届いたのです。どう考えても関係ないはずなのだけれど、念のため...という次第。相談は予約が原則だそうですが「インボイスは別」とのこと。
 少し待ってから、30歳代の男性職員が親切に対応してくださいました。

 「一般論としては無関係だと思いますが...」に続いて、最後はわからないとのこと。紹介された案内窓口に後日、連絡することにします。晩酌用に地元産真鯛のお刺身を買って自宅へ戻ると、おぉ、2階の書斎窓の外に3人も。
 窓の留め金が壊れたため、外壁工事と合わせて修理をお願いしていたのですが、今日、部品が届いたとのこと。

 されど作業は難航し、結局、2時間位かけて一区切り。その後も外壁工事は続きます。

 というわけで、今日は終日こんな感じ。

 この慌ただしさ──「スピード感」の方が近いかも──だと、本当に退職したのかどうかわからない。というわけで(?)、心を癒すべく、工事現場(写真右)脇にを捲いた枝豆のところへ。拡大写真(1280×960、180KB)
 ご覧のように、先月21日の初出芽後、次々と芽を出し、いずれもかなり成長しています。

 種の個数の関係で、29カ所に原則2個ずつ種を撒いたのですが、(奇数なので)左手前のものだけ横に並んでいません。日当たりが一番良いため、ここが最初に発芽し、後方(奥が北)へ徐々に続くというイメージ。
 ほとんどの場所で本葉が育っています。

 単純計算すると、発芽率は95%くらい。芽を出していないように見えても、よく観察すると発芽後、鳥(?)の食害に遭ったような場所も見受けられます。ただしこの出芽率には、注意すべき点も。
 よくよく見ると、芽が1本しか出ていない場所があるのです。

 その点を考慮すると、全体の発芽率は85%程度ではないかと推定されます。説明書の発芽率は「75%以上」だったので、それよりは良いと思う。

 率はともかく、自他共に認める植物苦手のセンセイですら、枝豆の育ちように心を惹かれるものがあります。何より、動植物が内在する生命力を感じます。もちろん母親が育てる野菜にはかないませんが。
 そしてこの内在力は、担当している学生諸君の生命力にも通じます。

 お〜い、講義の準備はどうなった?

 ...ス、スミマセン。



6月4日(日) 西村センセイ、地元の柏崎港(漁港部)を初めて訪れ、「おさかな祭り」に参加する

 一昨日、昨日と家族サービスが続いた西村センセイ。

 明日の午前中は畑仕事を手伝うことになっているので、頭を切り換えて今日の午前中は今週の大学院講義の準備...って、収入が少ない──というより、ほぼ、ない──だけで、現役時代とあまり変わらないような。
 トホホ。

 それでもお昼前には仕事に区切りをつけ、徒歩で外出。ドラッグストアとスーパー、そして柏崎駅に立ち寄った後、自宅から約4.5km離れた柏崎港へ。拡大写真(1280×960、163KB)
 今日、ここで「かしわざき港おさかな祭り」(チラシ)が開かれるというのです。

 柏崎港は県の施設。機能面から分類する貿易、公共マリーナ、そして漁港の三機能から構成されています。今日訪れるたはもちろん、漁港となっている場所。
 何年か前、港に観光交流センター「
夕海(ゆうみ)」(写真中央奥)がオープン(夏期のみの営業)したのです。

 センセイは実質的にずっと柏崎市民ですが自宅のある位置との関係で、なかなか柏崎港を訪れる機会はありません。貿易港を訪れたのは20年くらい前。
 漁港部分に関してはたぶん、初めてだと思う。

 年に1回くらい、港に面した道路を自動車で走るため「夕海」の存在そのものは認識していたのです。でも前述したような事情で、なかなかご縁がありませんでした。
 そこでこの機会に、というわけです。

 実際に歩いてみると、予想以上に遠い。市中心部から海岸沿いに砂丘の上を歩いたため、港そのものは早くから目に入っているのです。されど、歩いても歩いても、着かない。炎天下だったからかもしれません。
 それでも近くまでくると、向こうからレジ袋を提げた若者が。

 陸地側から防波堤上の「夕海」付近を撮影したのが写真。先週に引き続き、会場はかなりの人出です。特に目立つのは、(こちらも先週同様)幼児連れのファミリー。小さな子があちこちで走り回っています。
 親御さんはというと、イカの丸焼きに夢中。

 良く見ると、近所にお住まいと思われる高齢の女性が買い求めた海産物を手にして雑談中。で、センセイはというと、正午前のご到着だったため、食べられそうなものは揚げ物しか残っていませんでした。
 お魚も売り切れ。

 もちろんこれは当初より織り込み済。肝心の「夕海」に入ってみると、日本酒の試飲コーナーと野菜類の販売。本来ならば市内のお店が日替わりで昼食を提供しているようなのですが、本日はお休み。
 それはともかく、ハードウェアとしての「夕海」施設とその運営は、いかにも田舎の第三セクター。

 状況を良く知らない遠くの方が自動車でお越しになり、食事あるいは喫茶、お土産を...というのならまぁ、何とかなるかならないか。でも、そんな方でも目と舌が肥えていたり、地元民──新鮮な海産物を求める人を除く──だったら、かなり厳しいと思う。
 実際、「何回か連れて行かれたけど何も買わなかったし、食べなかった」と、家人。

 ただし、センセイはここで水揚げされた新鮮なお魚を3日に2回くらいの頻度で頂いています。ホントに新鮮で、美味しい。

 その点を明記するとともに、ここで改めて漁業関係者に感謝の意を表したいと思います。

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