2016年4月9日更新(2016年4月17日ページ移動。2018年5月27日一部写真削除)

──2016年4月第2週のニュース──

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4月9日(土) 幸いにも、新潟の桜は満開。されど花の命は短く...

 昨日は夕方に大きな会議があったので、夜はそのまま金沢に留まり、今朝早く新潟へ移動しました。

 今年度から学内での立場が変わったので新しく、しかも慣れない仕事が増えたし、新学期なので臨時の仕事も多い。明日は金沢へ戻らなければなりません。
 「『2日連続での長距離運転は避ける』という原則」はどこへ行った?

 昨晩のうちに自宅へ帰るという方法もあったのです。たぶん夜の10時前には到着できたと思います。でも昨夜の道路の混雑状況を考えると、金沢市内の運転で、体力と注意力を相当消耗したはず。
 というわけで安全最優先という基本原則からすると、これで良かったんじゃないかと思います。

 早朝に出発したのは、受付が終わる正午までにお医者さんへ行く必要があるから。仕事のスケジュールと5月の連休の関係で、今日と今月中にもう一回、通院する必要があるのです。
 今日も一部、まったく初めての経路を利用したのですが少なくとも時間的にはいつもより短い。

 おかげで、予約しておいた時刻──かなり余裕を持たせていた──よりも早く柏崎に到着しました。自宅で荷物を降ろして、久しぶりに地元のラーメン店「うれっ子」へ。
 センセイが48年間通っているお店です。

 「やっぱり美味しいなぁー」と思いながら食べていると、右の歯に異様な感触。何か入っていたようです。最初はラーメンを疑ったのですが......。
 嫌な予感。

 時間がなかったので、ひとまず皮膚科医院へ向かいます。駐車場の向かいは地元の、そして娘が卒業した小学校。
 桜が満開です。

 新潟県の新潟市以南の平野部は桜が満開。治療後に隣の薬局で薬を貰って帰宅します。
 鏡で口内をよぉーく確かめると、やっぱり。

 前歯の一部が欠けています。硬いものに当たって欠損したのではなく、そもそも劣化していたから。
 しかも正確には、「欠ける」ではなく、部分的にせよ「縦に割れた」と表現すべき悲惨な状況。

 倖いにもかかりつけの歯科医院が開いていたので、何とか治療していただきました。
 同じ高校出身の、学年が一つ下のドクターは、状況を良く承知しています。「(西村)先生、次に来る時は......」。

 桜の花は美しい。でも桜の花が自分の寿命を知っているかどうかはわからない。そもそも人間の思考様式を他の動植物に押しつけるのはおかしいかもしれないんだし。
 その人間だって、若い時には自分が老いる存在であること、体力や知力が低下することをイメージするのは難しい。

 幸か不幸かセンセイくらいの年齢になると、その両方がリアルに理解できる──あるいは、考えざるを得ない──ようになるようです。でもこれも、一種の順番。
 その経験を次の世代に伝えなさい、ということなのでしょう。

 義歯にするのは簡単なのです。でも親から貰ったこの身体、パーツも全体もできるだけ長持ちさせたいと思っています。



4月8日(金) このままじゃないんだろうなぁ。さすがに... ──大学地下通路の運用が再開されました──

 そんなに怠けているつもりはないのだけど、仕事は溜まる一方。新年度が始まったばかりだというのに。

 ある仕事の催促が何度かあって、昨日、「(今日8日の)お昼までに原稿をメールで送ります」とお返事しました。でも実は、まだ1文字も打っていない。
 というわけで、今日も早朝からご出勤。

 最初に別な仕事を片づけてから、学生と面談。幸いにも、表情がどんどん和らいでいきます。

 でも皆が皆、というわけにはいきません。午後に面接した学生の中には数名、今後の厳しい展開を覚悟せざるを得ない事例も。残念ながら、これが現実です。
 面接結果への対応について事務方と協議しているうちに、時計の針は10時を回っています。

 午後は何人かの面接と会議が予定されています。昼食を考えると、1時間位で原稿を作成しなければならない。疲れ切ったオツムに鞭打って、11時前に何とか原稿を送信しました。

 内容はともかく、急ぎの仕事にはこれで一区切り。お弁当を買い求めてキャンパスの外へ出ます。
 正門(写真奥)を抜けようとした時、緑色のテントが目に入りました。

 一部校舎の解体工事のため閉鎖されていた、南北の校地を繋ぐ地下通路が、工事完了に伴って運用を再開されたのです。
 そういえば施設部からメールが配信されていたっけ。

 横断歩道を渡り、こちらの2枚目とほぼ反対の位置から撮影したのが写真。写真中央奥は図書館棟(LC)。
 地下通路の出口は、右の写真の、左のボックスの中にあります。

 その出口と右の写真の建物とを繋ぐために、仮設の通路と屋根が整備されたのですね。
 でも、以前の写真右手の建物は完全に解体されたにもかかわらず、この写真右手の建物は一部が解体されただけ。

 工事用のシートが掛けられていますから当面はともかく、颱風シーズンや降雪の時季までこのまま......ということはないんだろうなぁ。さすがに。

 機会があったら、施設部長にお尋ねしてみようか。



4月7日(木) 桜流しの冷たい雨。されど教室の中は... ──新年度の講義が始まりました──

 予定を変更して、3日続けて桜が関係するお話。

 金沢工大では今日から新年度、そして新学期の授業が始まりました。センセイは1、2限と続けて講義。だから「外は冷たい雨が降っていても、教室の中は熱い」と書きたいところ。
 でも実際には、なかなかそううまく行きません。

 学生諸君は春休みモードから抜けていないし、センセイはヘビーな会議の連続で消耗しているし。でも、まぁ、やれるだけのことはやりました。その様子については、こちらからご確認いただければと思います。
 講義は正午に終了したので、滅多に行かない学内の売店へ。

 いつもなら外の弁当店へ行くのですが、今日はずっと風雨が強かったのです。センセイ、今日だけは自動車でご出勤。
 お昼を過ぎると雨は弱くなったものの、風がどんどん強くなってきます。

 出勤する時から気になっていたのです。満開になったばかりの桜が散ってしまうんじゃないかって。
 花散らしの雨、桜だから「桜流し」になるんじゃないかしら。

 所用のついでに、傘を差して外へ出てみました。相変わらず横殴りの雨。そして冷えています。
 葉っぱはもちろん、小枝すら飛ばされるほどの風ですが、桜の花びらはというと、意外に少ない。

 明日からは天気も回復するとの予報。この調子なら、美しい桜をもう少し楽しむことができそうです。
 そうそう、桜とは無関係ですが、現場で気づいたことが一つ。

 写真奥に左向きの白いBMW(F30)がいますが、これ、センセイの車ではありません。センセイのものはその右隣。

 この駐車場でF30を見たのは、個人的には初めて。興味があったので近寄って確かめてみると、F30の前期型デラックスモデルでした。もちろんAT車。
 駐車許可票はなかったので、どなたかのものかはわかりませんでした。



4月6日(水) 晴れていたら、もっと映えたんだろうけれど... ──高尾城祉の桜が満開になりました──

 今日は午前中に重要な会議があるので、例によって早朝からご出勤。

 学会の仕事と会議の準備と面談の準備。1限開始の時刻に、最初の面談学生が来室しました。見るからに緊張しています。面接を指示された翌日、しかも一番乗り。
 経験上、このような学生には共通するパターンが見られることが多い。

 面接が進むにつれて、彼──男子学生だとバレてしまった──の表情がどんどん変わっていきます。

 誤解されると困るのですが、こちらが何かを押しつけるわけではありません。センセイと話すことによって、自分が気づいていなかったことを自覚していくのです。
 約30分後、部屋を出ていく彼はの後ろ姿は、ほぼまったくの別人。

 見送っていると、事務から電話が。会議の事前打ち合わせをすることになっているのですが、作業が遅れているとのこと。
 窓の向こう、そして校舎(手前)の奥では、桜が満開になっています。

 高尾(たかお)町にある高尾(たこ)城祉の桜です。写真は順光となる夕方に撮影したもの。
 晴れていたら、青空にもっと桜色が映えたのでしょうが......。

 北陸自動車道建設に際してこの場所の土砂を大量に運び出したのだそうで、かつての地形がそのまま残されているわけではありません。
 それでも現在は、見晴台等が整備されているようです。

 いよいよ事務のお二人が来室。ドアを閉めます。打合せの後、会議室へ移動して1時間半強の会議。
 その大半をセンセイと事務とが説明しました。

 気力体力ともに1日分を使い切ってしまいました。しかし、誰かがやらなくてはならない仕事。
 毎年、高尾城祉のこの桜を観ながら、「いつか行って...」と思うのです。

 でも、こんな働き方をしていると、訪れることなしに金沢を離れる日が来るような気がしてきます。



4月5日(火) キャンパスの桜が満開に ──例によって、いきなりアクセル全開(しかもスポーツモード)──

 金沢地方気象台は昨日、金沢の桜が満開になったと発表しました。

 でも昨日は冷たい雨。しかもかなり風が吹いたので、正直なところ花見どころではありません。センセイはガスストーブを再度稼働させました。今日は快晴との予報。
 期待して起床したのですが、雨こそ降っていないものの、曇ったまま。

 路面はまだ十分に乾いておらず、しかも寒い。でも、頑張って自転車で出勤しました。朝イチに、センセイが担当するクラスのオリエンテーションがあるのです。
 クラスといっても、通常のそれではありません。

 何らかの理由で、残念ながら2年生に進級できなかった学生を集めた混成の、特殊クラス。1年ぶりに受け持ちます。
 全員が一同に会する──ただし欠席者も多い──のは、今日が最初で最後。 

 でも白状すると、センセイ自身がどこか、ほっとできる場所。たぶん、センセイ自身が一種の落第生だからでしょう。
 そして「クラス」所属学生のかなりが、何となくそれを感じ取っています。

 説明を終えて研究室へ戻ると、廊下が騒がしくなってきました。

 通常クラスの新入生諸君がグループで、「キャンパスツアー」と称して学内のあちこちを見学しているのです。
 センセイの部屋の前をウロウロしているのは、担任の研究室を探しているから。

 所用で建物の外へ出ると、キャンパス中央の桜が満開に。その脇を、キャンパスツアー中の新入生が通り抜けていきます。
 世の中は、春なんだ。

 部屋で「クラス」の仕事をしていると電話がかかってきて、夕方、学長室で会議を開くとのこと。しかもその前に、関係者で打合せをするそうな。30分で......と思った会議が終わったのは、1時間45分後。
 先週に続いてのヘビーな会議。

 例によって、いきなり「アクセル全開!!」という感じなのですが、そのアクセルの踏み込み具合がまるで、今回購入したBMW 320i M Sportsの「スポーツモード」。
 エヴァ(こちらこちら)なら「ビーストモード」ですね。

 う〜ん、お年寄りのセンセイ、身体が持つかしら。



4月4日(月) 交通事故のリスクを少しでも減らすため、BMW 320i M Spの内装を一部変更してもらいました

 2日続けて自動車ネタになってしまいますが、悪しからず。

 実は昨日、柏崎市の自宅を出発してから金沢と逆方向へ車を走らせました。東隣の長岡市にあるBMWのディーラーから、「部品が届いた」との連絡があったのです。
 何度もお伝えしたように、センセイは2月に320i M Sportsを購入しました。

 MT車であることを除けば唯一のオプションは、ドライブレコーダーを装備してもらったことだけ。最近のBMWは何でも装備されているのです。

 今まで乗っていた318i(E46)──特にMTモデル──がホントに何も付いていなくて、たくさんのオプションをお願いしたのと対照的な320i M Sports。
 しかし実際に自分で運転してみないとわからないことがあります。

 その一つが、ドアミラー(サイドミラー)。318i(E46)の時も、事故防止のためにセンセイが拘ったことの一つです。誤解されると困るのですが、見栄えを良くすることが主目的ではありません。
 加齢によって高まっている交通事故のリスクを少しでも減らすためです。

 F30シリーズの場合、ドイツでは用意されていると思われるフラットなミラーが提供されていません。この点は購入前に確認していたのですが、実際に乗り始めて、その理由(の一部)を理解しました。
 ドアミラーは、E46ではただの鏡。

 しかしF30では、E46でも採用されていた防眩ミラーと連動して、夜間は後続車の照明輝度に応じて反射率を下げるようになっているのです。そのセンサーはルームミラーにだけ装備されています。
 ドアミラーだけの交換は、しにくくなっているのですね。

 そしてもう一つ。そもそもBMW車は内装をかなりカスタマイズできます。写真は後部座席から撮影した運転席付近。
 その気になればゴージャスな木製──ホントの木──や派手な赤色なども選べるのです。

 でもセンセイは一番シブイ内装を選びました。基本は黒。座席その他、布製の部分には細い青線が入っています。
 一番迷ったのが、コンソール・パネル付近。

 写真は日中、左上からの直射日光下で撮影したものなのでちょっとわかりにくいかもしれませんが、写真中央および左右端の空気吹き出し口付近は銀色のアルミ製。
 中央下部のギヤ・シフトレバー付近も銀色。

 稀少なMT車だということがわかりますが、問題は写真の右上隅。次の写真で軽自動車が収まっている場所です。
 フロントガラスに斜めの線。アルミ部品が太陽光線を反射しているのです。

 写真では良くわかりませんが写真中央の部品も同様。太陽の位置関係によっては視界を遮り、かなり気になります。
 発注時はこれが最善の選択。

 しかし実車が届いてから、他にも選択肢があることを知りました。(再び)「だったら、早く教えてよぉ...」というのがホンネ。
 ドイツの哲学と技術に、日本のディーラー担当者の能力が追いつかないんですね。

 M Sportsは、通常のモデルと差別化されたスポーツモデルという位置づけ。実際にはよく見かける普通のモデルなのですが。

 それはともかく、購入後に知ったM Sportsのカタログによると、銀色の部分を真っ黒にできるらしい。
 ただしかなり高額。

 でも、加齢が加速中のセンセイにとっては、(繰り返しになりますが)安全が最優先。何しろそのためにMT車をドイツで造ってもらったようなものなので。写真は換装後に撮影したもの。
 ギヤレバー付近(レバーの左側)およびドアの取手もアルミから黒色のカーボンに変更されています。

 でも、加齢という自分の理由でよそ様にご迷惑をお掛けするというリスクを少しでも減らすためには、やはり、損得の問題じゃないだろうな。



4月3日(日) 幹線国道沿いに駐車されている赤い小型車は、おぉ、「シャア専用の...」

 週末なのでセンセイは、大学院の入学式を見届けてから昨日のうちに帰宅しました。

 先月末、就職先の会社が借り上げたウィークリーマンションに入った娘の様子を見るため、家人が上京したのですが、話を聴くと、今回のダイヤ改正で上越新幹線と在来線の接続がとても悪くなったとのこと。
 特に、乗り継ぎの特急「しらゆき」のダイヤは不便に。

 でもセンセイにとってはどこか他人事です。毎週、あれだけJRに乗っていたのに、出張でもなければ移動は自動車ばかり。「沿線」の気になる事柄も、鉄道から道路へシフトしています。
 その一つがこの赤い小型車。

 国道8号線沿いのある場所に、かなりの確率で駐車されているのです。車体にいろいろ文字やイラストが描かれています。
 ある日、気づいたのですが、おぉ、この車はトヨタが生産した「シャア専用のオーリス」(前期型)。

 アニメ「ガンダム」とのコラボでコンセプトモデルを出展したところ、要望が多数寄せられたために正式な商品として市販化したもの。
 センセイはガンダムをほぼまったく見ていませんが、そのニュースは知っていました。

 写真は公道から撮影したもの。軍用機を模して“←Rescue”などと、車体のあちこちに記されています。
 何のことはなくドアノブのことだったりするのですが。

 車体後部の2カ所にある排気管のそばに“Achtung Hot Air Exhaust”(「高温の排気に注意」)と書かれています。
 でも“Achtung”は英語ではなくドイツ語。ま、いいんですけど。

 誤解されたくないのですが、決して批判しているわけではないのです。夢中になれるものがあって、よそ様に迷惑をかけていなければ何の問題もないと思います。
 写真は昨日、帰宅する途中に逆光下で撮影したもの。

 今日は正午過ぎにこの場所を通過する予定。しかも薄曇りなので、影が過度に強調されることもありません。撮り直そうと思っていたら残念ながら、ご不在。

 シャア専用機はどうやら、スクランブル出動中らしい。

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