2025年5月17日更新(2025年5月25日ページ移動)
■5月17日(土) 当地の今年のフジは、何だか色がイマイチ。センセイの頭痛も完全には解消せず
タイトル前半と後半は、論理的には無関係。全体として「なかなか思うようにいかない...」程度の意味ですので、悪しからず。
昨晩は可能な限りちゃんと休息すべく、いつもより早めに就寝。
その甲斐あってか今朝はいつもより早く、ただし前任校へ電車で移動する時より遅い時間に目覚めました。まず身体チェックから(高齢者のお約束)。木曜日から始まった偏頭痛、残念ながら完全には解消せず。
我慢できない...というほどではないのです。でもオトナになってからは頭痛とは縁が切れていた西村センセイ。もちろん比喩表現としての「頭が痛い」場面は無数に存在しました(/しています)が。
たまたま皮膚病──本質的には自己免疫疾患──の治療薬が次回定期検診前に切れそうなので、そちらで薬だけ処方していただこうかと考えていたのです。
加えて、この頭痛。どうしようか考えたのですが、結果的には何もせず。直接かつ最大の理由は、今朝から降り出した風を伴いながらの雨。報道でご存じのように、全国各地に被害をもたらしています。
当地でも、なかなかの降り方。もちろん痛みが微妙ということも関係。今朝の「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は107mmHg。弛緩期血圧の「平均」は61mmHgと、かなり低い。
昨日予想外に上昇した日中の血圧も、朝よりは高かったものの116mmHg。(弛緩期血圧は61mmHg)明日は日曜日なので容態が急変しない限り何もせず、その後の状況によって週明けに皮膚科受診と合わせて、かかりつけ医を訪れようかと考えています。
写真は、昨日の実家訪問の続き。
右の写真は母親が野菜を耕作している実家近くの畑。中央奥、背の高い杉の木に寄生したフジの花が満開になっています。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
去年より約2週間、一昨年と比べても1週間程度遅い。当地では10日くらい前から開花が始まりました。道中、あちこちで立派なフジを目撃しました。でも今年は、ちょっと気がかりなことが。右の写真は中央部分のクローズアップ。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
花の鮮やかさが不足気味で、ちょっと冴えない...。これは今年、金沢と往復する際にも実感していることです。近寄りがたい高貴さを覚える藤色...ではなく、乾いた印象を受ける淡い色。桐の木の花は鮮やかな色なのに。
植物に詳しい母親の見解通り、水分不足気味ということなのでしょうか。なお昨年もお伝えしたように、かつての通勤コース脇のフジはきっと、今年も鮮やかなのでしょう。水分や養分を十分に与えるだけでなく、丁寧に面倒を看てもらっているのでしょう。
ただし今年は講義時間変更の関係でアパート付近を訪れていないため、件(くだん)のフジの様子は不明。今年のフジはこのまま、ということになるのかなぁ...。
■5月16日(金) これも一つの「家族サービスな日」 ──近所の方に垣根を剪定していただきました──
今日は金曜日。
つまりセンセイにとっては「家族サービスの日」。ただし今日は変則的です。センセイの「家族サービス」は通常、実家を訪れて高齢の両親の安否を確認した後、母親を車に乗せて彼女らの食料一週間分を調達することを意味します。
もちろん今日も実家へ行きます。ただし今回は、すぐ下の弟が都内在住の次女つまりセンセイにとっての姪を連れて、お昼に実家を訪れることになっています。要するにゴールデンウィークの帰省に相当。彼女は医療従事者。
勤務シフトの関係で、連休中は休めなかったのです。当然、次期ご当主様(予定)のセンセイは出席。
ところが今回は、もう一つの家族サービスつまり拙宅での用と調整する必要が。このところの暑さで収束に生長したイヌツゲの垣根(写真)を剪定する時季なのです。ただしセンセイにはそんな才能はなく、必要な資材も持ち合わせない。
そもそも現役時代のセンセイの不在がち。
そこでずっと近所の方にお願いしてきました(深謝)。ただし退職した一昨年からはセンセイも剪定方法を習って一部を手伝うようにしています。
今年もその時季になったのですが、作業には天気、刈り取った枝葉の回収、そして今日の行事との関係が。調整の結果、今日の割と早い時間から剪定を始めることに。写真は作業開始直後の様子。電動ノコギリを使って、近所の方が垣根の右端から苅り始めています。
交替での作業でしたが、今年はセンセイの方の作業量が多いと思う。頑張った甲斐あって、約1時間半で作業終了。あれこれ片付け、着替えてから実家へ移動しました。ところが到着してみると無人。両親を連れて買い出しに出かけたのでしょう。
この間を利用して季節が終わりつつある筍の様子を確認します。食べられそうなものが10本弱。そしてシーズン当初からその存在を確認しつつも、生長が止まったままの筍──意外に多い──がやはり、10本ほど。
最近猪が出入りした気配はありませんでした。このところ明らかに人間の出入りが多いためやはり、危険だと感じたのでしょう。
裏山を下り、実家に戻ったところで弟らが到着。姪を囲んであれやこれや話しているうちに約2時間経過。弟と(少量の御神酒を頂いた)父親は横になっています。センセイは先ほどの筍を掘りに再び、裏の竹林へ。
シーズン終盤なので筍はやはり、もう硬そう。何でもそうだ──確かにその傾向がある──と言われるかもしれませんが、筍も出始めの頃の、小型かつ割と太ったものが一番柔らかく、しかも美味しいと思う。
県内の実家経由で東京へ戻る姪と弟を見送り、センセイも母親が育てた野菜と筍の一部を積み込んで帰宅の途に。こう記すと変則的な日程と内容こそあったもの、ごく普通の「サービスの日」とお考えになるかも。
ある意味、確かにその通り、でも実は、昨日突発的に発生した体調不良がまだ完全には解消されないまま。
お伝えしたように昨日午後までに、吐き気は概ね解消したのです。だから「一晩眠れば...」と考えた──「願った」が実態に近い──のですが、今朝も頭痛が少し残ったまま。ただし変化も。昨日は頭部全周が痛かったのです。
でも今朝は、左側頭部のみに縮小。「だから気にしなければ...」と考えるようにして実家にいたら、今度は右側頭部がズキズキ...。その代わり(?)に、左側の痛みはほぼ完全に消失。それでも、まぁ、許容できる範囲だから...と思っていたら、ドッカーン。
夕方の血圧はかなり高く、「平均」は昨晩より10mmHg高い139mmHg。ナシテ?!
塩分やストレス、そして最近の課題だった睡眠などに関する限り、思い当たる節はまったくありません。今朝の「平均」血圧は、決して良好とはいえないまでも120mmHgと、正常値の範囲内だったし。
他方、脳の血管などに重篤(じゅうとく)な障害が発生した場合は絶対にこんなものでは済まず、救急搬送されているはず。というわけで、やはりしばらく様子を見るしかなさそう。今日も曖昧な報告で申し訳ありません。
もし明朝も状況が改善されない場合は、同級生のかかりつけ医に診てもらうつもりです。その場合のセンセイの予想は、「しばらく様子を見ましょう」と告げられた上で、人生初の頭痛止めを処方される...というパターン。
「センセイは神経質すぎる」とお感じになる方もいらっしゃるはず。ある意味、確かにその通り。
でもセンセイの場合、金沢工大大学院および前任校で講義が始まって(しまって)おり、しかも学期の1/3程度まで進行中。ここまで来たら、石にしがみついてでも学期末の成績提出まで進める必要が。
もちろん、最悪の場合──...って、どんな事態だ? ──は仕方ありませんが、というわけで本件、どう展開するかはまったく不明です。
■5月15日(木) これが「あら、かわいらしい駅ねぇ」の佐々木駅と、その前で学生諸君を待つ学バス
う〜ん、今日の写真は良くありませんねぇ。何を伝えたいのか、さっぱりわからない。
でもこれには、センセイなりの事情が。
木曜日は前任校での講義日。電車で出勤すべく今朝も5時過ぎに起床。お伝えしたように昨日は3週間ぶりの金沢工大大学院講義を終えての帰宅。しかも想定外の問題──特定の誰かが悪いわけではない──への対応も強いられました。
そのため、日付が替わってから就寝。高齢者にとっては非常に厳しい状況。やはり少し無理が祟ったようで、身体は十分な休息を取ることができていません。「さぞや今朝の血圧は...」と覚悟しながら測定すると、「平均」(収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は119mmHg。
予想外に低い。タフなのか、身体が音を上げているのか、よくわからない。
でも何だかリズムがいつもと違うことには気づいていたのです。でも自宅を出る時まではさほど問題は顕在化していませんでした。6時半過ぎの電車に乗り込んでから、ちょっと体調がおかしいことを自覚しました。
まず、頭痛。センセイにとっては極めて稀な事象です。ただし思い当たる節はない(きっぱり)。血圧も正常だったし。
長岡駅で各駅停車に乗り換えた頃から気持ちが悪くなってきました。もっとはっきり言えば、吐き気すら。盆や正月で飲んだくれた時を除けば珍しい。しかも飲み過ぎた時の状況とも違います。
要するに、何かおかしい。されどセンセイは現在、新潟経由村上行の電車の車中。事実上、ここは耐えて体調の改善を待つしかありません。もちろん緊急時は助けを求める覚悟ですが客観的に見て、そこまでではなさそう。
状況は改善も悪化もせず、大学最寄り駅の佐々木駅(写真)へ。間もなく学バスが到着。この学バスには思い入れがあります。開学した1991年、大学側を説得してセンセイが走らせたのです(実話)。それまでは学生諸君に、ここから2.5km離れた大学まで国道7号線を歩かせていました。
もちろん雨の日も雪の日も
しかも当時は並行する「新新バイパス」がこの付近で未開通。県北部あるいは山形県等へ行き来する大量の自動車はこの国道を走行します。
冬期は除雪した雪が道路脇に、壁のように。学生諸君はその内側を歩くという危険な状況。されど当時の教職員はほぼ全員が自家用車で通勤していたため、学生の実際の通学状況について思いが及ばなかったのです。
何とかしなくては。ただし手ぶらでは説得できません。電車の利用者数や関係する法規等を調べて...。もちろん、老人の自慢話と言われれば反論できません。
でもこの機会に、ご縁があった学バスと電車(写真中央奥)、そして佐々木駅を一緒に...と考えたのです。学バスと、大学「ニュートンのりんごの木」のあるロータリ前での下車風景は何度かお伝えしています。でもJR白新線佐々木駅については、ほとんどご紹介していないはず。
昨秋の学園祭の際、保護者の母親が「あら、かわいらしい駅ねぇ」と感想を述べた大学最寄り駅です。快晴だったらここは完全な逆光。でも今日は少し雲が出ています。だからこそ...と意気込んだのですが、やはり体調不調には抗(あらが)えません。というわけで冒頭に記したように、何を伝えたいのか、さっぱりわからない。
トホホ。ちなみに、新潟駅その他から乗車した学生諸君はすでに乗車済。車内では、男女の学生が特撮ものの話題で盛り上がっています。
いかにも今どきの大学生。それにもかかわらず、なぜ学バスを発車させないのかというと逆方向、下り列車の到着を待っていたのです。写真右側、作業服姿の職員が下車する学生の有無を確認しています。
でも実は、逆方向からの学生は、二つ手前の新発田(しばた)駅で別な便に乗車しているはず。実際、この便で新発田方面からの学生を見たことはありません。前任校はかように、一人ひとりの学生をしっかりとサポートしています。他方、視点を変えると効率や費用対効果にやや難があり、どうしても高コスト体質に。
もちろん、その塩梅が大切なのですが...。(ゴニョゴニョ)それはともかく、無事に大学到着。無理しないように気をつけながら講義を準備します。大変申し訳ないのですが、受講生にも体調不調である旨をお断りした上で、堅実な講義実施を心掛けました。
安全運転の甲斐あって、講義は無事に終了。体調も回復傾向。頭痛は残っていますが、吐き気は午後までに概ね収まりました。帰宅後、(朝同様に)血圧は高いだろうなあぁーと半ば諦めながら測定すると、確かに高めではあるものの、「平均」は129mmHg。
正常値をかろうじてクリア。いったい、今日の体調不調は何が原因で、身体に何が起きていたんだろう。
■5月14日(水) 這えば立て、立てば歩めの親心 ──「毛」は、生物にとって大切なキーワードかも──
今日の写真はやや不自然な色合い。
午後に自宅到着後、徒歩で晩酌のツマミを買い求めて外出してから撮影した枝豆の様子です。夕方なので太陽がかなり低い位置(写真左側)にあって陽射しが赤みを帯びており、ちょっと偏った色。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
ただし、この枝豆の件は最後に。連休の関係で、金沢工大大学院の講義は3週間ぶり。教える側にとっては初回講義に匹敵するほどのプレッシャー。加えて内容がてんこ盛りだったので、もう、ホントに大変。講義を受ける側も疲れただろうと思います。
でも、まぁ、これが学生(および教師の)の本分。いつもなら講義を終えると体調管理を兼ねて少し歩き、経路途中の停留場からバスに乗車することが多い。白状すると、そのままホテルまで5kmちょっと歩くことも多いのですが。でもさすがに、昨日は無理。
たまたま良い便があったこともあり、学生諸君と一緒に正門前から乗車。入浴後、(割高な)サッポロビールを飲みながらあれこれ片付け、このサイトを更新したのは22時半過ぎ。就寝は日付が替わってから。しかも団体客が入っていたため、昨晩のホテルは落ち着かない。
2時半に、物音で起こされました。何とか寝直したのですが、その後は浅い眠り。今日は移動するだけだとわかっているのに、朝早く起床。要するにセンセイは寝不足。「高いだろうなぁー」と内心覚悟しつつ、血圧を測定します。
まぁ、高いことは高い。でも不安定ではあるものの血圧は徐々に低下し、最終的な「平均」は133mmHg。
残念ながら正常値の上限をクリアできませんでしたが、ま、仕方ない...おぉ、昨晩とほとんど同じ評価ですね。それはともかく団体客に混じって朝食を頂き、学生諸君とともに路線バスで大学へ。
持ち物を少し入れ換え、水を補給して帰路に就(つ)きます。
まだ出勤ラッシュが続いていたため金沢市内では渋滞に巻き込まれましたが、それを除けば概ね順調に走行。通行止め区間の手前、柿崎I.C.から北陸自動車道へ。
センセイが走行する下り車線からだと、問題の上輪橋が良く見えます。運転していたため撮影していませんが、上輪橋では特殊車両を使って下部の構造を点検していました。でもこれは状況確認ですから、対応の初期段階。
(あまり好きになれそうにない)高速道路としばらくお付き合いすることになりそうです。帰宅後、スーパーで買ったつまみを冷蔵庫に収めてから庭(2枚目の写真)へ。昨日、今日と湿度の低い状態が続いているため枝豆に水遣りしつつ、発芽状況を確認します。
気温が上昇したためでしょう、今夕現在の「発芽率」は50%程度。一昨日より数段進んでいます。ただしこの数値は「種を蒔いた場所」単位でのもの。種は約150粒で、それを原則3個ずつ── 一部2個──撒いていますから、種ベースだと25〜30%くらいと推測されます。
それでも確実に、昨年より高い。やはり昨年は土壌の実情を理解できておらず、水を与えすぎたようです(ホントに反省)。場所によって発芽状況に差があり、やはり日当たりの良い方が好成績。その一つにできるだけ寄って撮影したのが今日の写真。
ここでは2本(/3本?)発芽しています。個人的に興味があるのは生長しつつある初生葉(しょせいよう)。具体的に言うと、その表面に生えている「毛」あるいは「髯(ひげ)」のようなもの。拡大写真だと「毛」の存在感を実感していただけるんじゃないかと思います。
そもそも、以前から感じており、ここ数年の植物の接写で興味を持ったのが、この「毛」。植物動物を問わず──ただし決して「すべての」ではない──異なる性質を持つものの接触部、つまり「界面」で毛が目立つように思われるのです。しかもその胚や胎児など、発生初期段階での存在感が大きい。
どうでしょう。物質的つまり物理的な「界面」だけではありません。
双面神ヤヌスに似て、(枝豆の場合だと)内包する生命力によるひとまずの発芽と、それに続く初生葉での最低限の光合成による自力での生長。そして次は...というように、異なるステップを繋ぎつつ、しかしどこかで断ち切る。
動物の出産などと、共通する場面もあるのではないでしょうか。...などと考えながら、血圧を測定。
そもそもかなり疲労しているし、何より集中力を継続して求められる長距離運転後。ツマミの買い出しで多少緩和されたかもしれないけれど、きっととんでもなく高いはず...と思ったら、ご期待通り。
初回は絶句するほどの値。ただしその後は割と落ち着いてきて、最終的な「平均」──「収縮期血圧」の3回移動平均の最低──は136mmHg。
残念ながら正常値上限をクリアでき...おっと、昨晩から3回目だ。
明日は早起きして、前任校へ向かいます。
■5月13日(火) 西村センセイ、大ボケする ──国道8号線は橋の部品破断で一部区間通行止めに──
今日は火曜日。
午後の後半に金沢工大大学院の講義があるので、いつもの時間に自宅を発ちました。ただし向かったのは北陸自動車道のインターチェンジ。ご存じの方も多いと思いますが、センセイは高速道路が苦手。
ちなみに新幹線もあまり得意ではなく、並行在来線があればそちらへ。もちろんこれには理由が。先週金曜日、実家裏の切り立った崖で筍を収穫していた時、防災無線が入りました。よく聞こえなかった部分があるのですが、どうやら国道8号線が通行止めになったらしい。
天下の幹線国道が、ですよ。俄かには信じがたい。
何より、今日を含めて金沢への移動に支障があります。帰宅後に調べたところ、市内西部の「上輪(あげわ)橋」で補強用の部品が破断しているのが見つかったとのこと。定期点検前の予備調査での発見。
すぐに落橋(らっきょう)の危険性があるわけではないそうです。この付近はリアス式海岸が続く難所。橋の下に「上輪」集落があり、かつてはその生活道路のような細い道を国道として使用していました。センセイも何回か徒歩および自動車で通っています。
ただしさすがに自動車社会には対応できません。そのため1965年の上輪橋供用開始に続き、上輪橋の前後に芭蕉ケ丘トンネルおよび「胞姫(よなひめ)橋」が建設されました。さらには北陸自動車道も開通。付近の道路は依然と一変しています。
好ましいことではありませんが、今回の通行止め──長期間に及ぶはず──は適切な対応でしょう。ただし国道8号線は日本海側の大動脈。そこで今回は北陸自動車道の並行区間が無料で開放されることになりました。いくら好きではないといえ西村センセイ、今回ばかりは高速に乗るしかない。
遠方へ行く時に新幹線を利用するようなもの。
それは良いとして、できれば橋の様子やその前後の交通の状況をこの目で見てみたい。たまたま、日曜日有効の企画乗車券を譲り受けています。
実はJR信越本線は上輪集落の山側、そして上輪橋の下(=海側)を通っているのです。ただしこの日は講義の準備など、他にも予定が目白押し。そこで大規模な鉄分補給は断念。その代わり、朝の電車で西側の直江津まで往復して、上輪橋の様子を見上げることにしました。
往路は座席の関係で窓ガラス越しに撮影。この場合、どうしても車両内の光がガラスに反射して入り込んでしまいます。そこで帰路は窓を開けられる良い席を確保。写真はその際に撮影したもの。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
位置の関係で、自動車が走行していればその姿を見ることができるのです。当たり前ですが通行止めなので皆無...と思った時、あることに気付きました。これって、ホントに上輪橋?
以下、皆様のお察しの通り。
前述したようにこの付近はリアス式海岸。河岸段丘面あるいは山の峰と、谷が交互に続いています。上輪橋の場合は段丘面と、安産・子授けの神として知られる「胞姫神社」(写真左端付近)がある峰、そして次の峰を連続した二つの橋で繋いでいます。
橋は北側から上輪橋、そして胞姫橋。報道とこの写真を比較するとすぐに気づきますが、これはアーチ橋の上輪橋ではなく、トラス桁橋(けたきょう)の胞姫橋。今日を含めて毎週のように渡っているのに、なぜ気づかなかったのだろう...。
いずれにせよ、大ボケ。さすがに反省したので、今日は安全運転に徹しました。講義も同様。細かいミスはあったし、何より力尽きて失神寸前──気配があった──でしたが、予定通りの内容を終えることができました。買い出しをしてからホテルに戻り、血圧を測定。
長距離運転と講義の後なので、相当高い値を覚悟します。確かに最初は高かったのですが、徐々に低下して「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は134mmHg。残念ながら正常値上限の130mmHgをクリアできませんでしたが、この厳しい条件下での数値。
ここは身体を褒めてあげるべきでしょう。明日は移動日。要するに、帰宅するだけ。しかも良い天気なので、絶好のドライブ日和です。
されどボケ具合と血圧がどうなるのかは、まったくわかりません。(続きがあるかどうかも不明です。悪しからず)
■5月12日(月) 本当に食用が目的なんだろうか... ──庭に撒いた枝豆が、芽を出し始めました──
もう1日だけ植物の話題を。時節柄、変化が激しく先送りできないので。
今日はほぼ1日中外出。午前中にいろいろな用事を済ませてから、午後は実家へ。このところ当地は雨が続いているため実家裏の竹林は文字通り、「雨後の筍」状態になっているはずなのです。
明日から好天が続くので、絶好の筍掘り日和。でもセンセイはこの間、講義および移動。
というわけで今日行くしかない。されど当地は今朝まで雨。しかもその後もぐずついた天気だったので、午前中はずっと傘を手にしていたほどです。当然、地面は濡れたままだし、実家裏の竹林に通ずる道は泥だらけ。
ホントに良く滑ります。でも、まぁ、そこは子供の頃からの経験で登ります。所有する竹林に到着して最初に気づいたのは、生長した筍が食い荒らされた跡。もちろん猪の仕業です。1週間前に竹林を整備してから、猪の出現頻度は下がっていたのです。
「トイレ」も使用された形跡がなかったし。ところが筍を収穫した金曜日以降、少なくとも1回は猪が侵入した形跡が。最初に考えたのは、猪も食い気に誘われて筍を頂きに来たのではないかということ。何しろ5本も食い散らかされていたし、「トイレ」にも跡が。
筍があった場所の脇にはたいてい、大きな穴が。一昨年/昨年より穴が格段に大きくなっています。猪が成長したのか、堀り方を学習したのか。猪もやはり食欲には勝てない...と思ったのですが...ちょっと変。1枚目の写真はその現場の一例。
周囲の状況を確認しにくいと思いますが、ここは割と平らな面(左下)と崖状の段差(その他の部分)が接しているところ。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))写真上方やや右寄りに、直径25cmほどの割と深い穴が掘られています。
猪はここに生えていた筍を──手ではなく──足で掘り、その一部を食しているのです。で、筍の残骸はというと、写真左下に打ち捨てられています。
さぞや美味しいところは全部食して...と思ったのです。でも良く見ると、確かに根の部分は食べられているものの、猪はそれ以外に手をつけていません。他の4ヶ所も、ほぼ同じような状況。
まるでやんちゃな子供/青年が食べ物で遊んでいるかのよう...。実家で猪の出現を初めて確認したのは一昨年。おそらくその前から出没していたものと推測されます──他家の話を聞いていた──がやはり、本格的に出現するようになったのはこの頃。
猪は多産なので、個体および集団(家族)でいろいろなことを急速に学習しているのだろうと思います。ただしこの場で状況を改善することはできないので、今回は筍掘りに専念。別な場所と合わせて大小十数本の筍を収穫しました。
4本だけ持ち帰り、残りは母親に渡して保存してもらいます。
植物に関して、自宅でも動きが。お伝えしていませんでしたが一昨年、昨年に続き、今年も拙宅庭の一部(2枚目の写真枠内)に枝豆の種を撒いたのです。
ちなみに豆類は輪作障害が出やすいので「三圃(さんぽ)制農業」、写真の左側から場所をずらしながら植えています。何もしなかったのにそれなりに発芽、収穫できた一昨年と対照的に、去年は反省点が多かった。何しろ、発芽率が大幅に低下したのです。
前年から問題が顕在化していたのですが、どうやら播種(はしゅ)直後の水分および温度管理が大切らしい。ある情報によると「水を与えすぎると種が腐ってしまう」とのこと。他方、別な情報では「十分な水遣りを」。極めつけは「その土地にあった水分管理が大切」。
おそらくこれが最も適切なのでしょう。でも経験と知識に恵まれた人はともかく、センセイのような素人、しかも自他共に認めるセンスのない人間にとっては見極めできるはずもなし。
いろいろ考えたのですが、拙宅がある場所はもともと河川流域の湿地。
そこを田圃にした後、土砂を投入して宅地にしています。当然、水分は多くなりがち。どうやら去年は、播種直後に水遣りをしすぎたため、発芽率が低下したらしい。
というわけで今回は天気予報と睨めっこ。先月中旬から心を鬼にして、晴れが続く日を待ちました。ところが当地はこの頃、雨がち。しかも気温が低め。結果的に枝豆を撒いたのは4月30日。
困ったことに、直後から天気は悪い方に傾きました。しかも気温の低い状態が継続。枝豆は、通常ならば5日〜10日ほどで発芽するとのこと。ハラハラしながら見守ったのですが、なかなか発芽しません。(低温の影響が大きかったらしい)
発芽に初めて気づいたのは、一昨日。1本だけ、「豆」が地面から少し顔を出していました。写真は今日撮影したもの。発芽した数は6ヶ所、計10本ちょっとに留まりますが、しっかりと生きている。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
拡大写真だと子葉の間に、毛に包まれた初生葉(しょせいよう)と思われるものも。個人的には初生葉の前形態を、初めてちゃんと見たと思う。(無知を晒しているだけですが...)
でも、ま、一部とはいえ、ちゃんと芽を出してくれただけでも嬉しい。もちろん今後も発芽は続くはず。
反省点を真摯に反省しつつも、子育てならぬ枝豆育てを時々ご紹介したいと考えています。
■5月11日(日) やたら背が高いこの草は、何だ?! ──ダイコンは意外にも、アブラナ科の植物だった──
センセイの無知を晒すだけのようなものですが、悪しからず。植物には疎いので。
自宅にいる時のセンセイの行動パターンは基本的に、単純。午前中は書斎で仕事をして、お昼前に用を片付けるべく外出。体調維持のためのお散歩も兼ねています。天気が悪くなければ2時間前後で帰宅。
訪問順は効率とともに、気分次第の要素が。されど最後に近いタイミングでスーパーに立ち寄り、晩酌用の刺身を少量購入ことが多い。これからは気温が上昇するので、この傾向が強くなります。
当然、経路も限定されてきます。具体的には、他の用を済ませてからJR信越本線脇の農道を通ってスーパーへ。周囲は田圃なのですが、1ヶ所だけ三角形の畑が。高齢の女性が耕作されています。
時々軽トラで資材を運んでいらっしゃいますから、かなりお元気。
つい先日、その畑の手前側、水路と農道に近い場所に、この時季としては背の高い──高さ1mくらい──草が3本あることに気づいたのです。(その時はまだ花が咲いていなかった)
見慣れない草だったので良く見ると、あ"っ...。根に目が移ったその瞬間、自身の無知を悟りました。ダイコンだったのです。ダイコンそのものは良く知って──というより「食べて」──います。
でもセンセイが知っている「ダイコン」は根の部分だけ。通常はこうなる前に根の部分を掘り出して、食用に供します。「ダイコン菜」として葉の部分をもらうこともありますが、それもこれより以前の段階。
だからダイコンが生長するとこんな姿になるなんて、知りませんでした。で、天気が良かった昨日、畑の前を歩くとご覧のようにたくさんの花が。もちろんダイコンの花を見たのも初めて。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
帰宅後に調べてみると、おぉ、ダイコンはアブラナ科とのこと。そう言われてみれば確かに、茎の成長の速さや背の高さなど、似ている点があるような...。ふ〜ん、と思いながらスーパーへ向かったのですが西村センセイ、ここでミスを。花のクローズアップを撮影していなかったのです。
そこで今日、改めて訪れると、あれっ?!
ダイコンの中の2本(1枚目の写真左側)の茎が、青首のすぐ上で折れていたのです。今日は風がとても強かったのでその影響かもしれません。
あるいは耕作している方などによる人為的なものかも。強風下、残った1本(1枚目の写真右側)の花を撮影したのが2枚目の写真。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
かなり小さい花──確かに菜の花くらいか──で、花弁(かべん/はなびら)の外周はやや紫がかったピンク色。何より花弁は4枚。それが十字状に。細い枝の形状は確かに、アブラナの特徴に似ています。
無知を反省すると同時に、いろいろ教えられました。一つだけ良くわからないことが。一部前述しましたが、通常ならば食用の「ダイコン(および葉)を収穫してお終い」。耕作されている女性はなぜ、ここまで待った(/手入れを放棄した)のでしょうか...。
何らかの意図(/事情)があるはず。十分生長させた上で最終的に、種を採取するためかなぁ...などと考えてみたのですが、やはり憶測の域を出ません。実は最近、彼女を見かけていないのです。
従ってこの話題、続きがあるかどうかはわかりません。(客観的には、ちょっと厳しいかも...)