2001年4月9日更新
近代科学史の目標
「科学史1・2」(旧名称:『自然科学史』)の成果の上に、この科目の受講を通じて、より高度な立場から西欧近代科学の成立を総合的・学際的な視点から理解できるようになること。専門的な知識の暗記は一切求めない。
講義内容や今日の一言は講義日ごとにまとめられています。講義日をクリックしてください。
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前期末レポートに関する指示はこちらです。
質問へのお返事はまとめて掲載されています。クリックしてください。
レポートに関する指示
講義中でも説明したように、近代科学史受講生は以下の要領でレポートを提出してください。成績は今回のレポートのみで評価します。約束通り、出席点等はまったくありません。
記 テーマ:「科学的」って何なんだろう?
解 説:
「その主張は科学的ではない。」とか、「科学的にいうと......。」といったように、「科学的」という言葉がテレビや新聞にしばしば登場します。
けれども、この何となく説得力があってよく使う「科学的」という言葉は、それ以外の形容詞−たとえば「感情的」とか−とどこがどう異なるのでしょうか。よく考えてみるとずいぶん曖昧な感じがします。
そこで今回は、「科学的」という言葉をできるだけ自分なりの経験に即して考えていただきたいと思います(初めての試みです)。
具体的には、
病院に行って診察・治療を受けた時、圧倒的な「科学の力」を感じた。
東海村の原子力事故を見て、「これ、どこかおかしい......。」と思った。
交通事故にあって、「科学技術の産物がこんなものか......。」と思った。
インターネットを利用して最新の情報を入手し、優越感を感じた。
等々、きっかけは何でも結構です。
科学(昔の「科学」でも現在の科学技術でも可)を、例えば歴史、哲学、宗教、社会[説明中に質問がありました。「文学」も可です。]と関連づけながら、科学のどこがそれ以外のものとどう違うんだろうか(それ以外も可)、を考えてみてください。
もちろん、科学は哲学や宗教などと無関係であると考える方は、「関係ない」ということをもう一度整理して考え・主張し直してください。
なお、文献を利用するのはかまいませんが、参考にした文献の情報を明記してください。枚 数:制限なし(上限・下限とも)
体 裁:整理の都合上、B5(B4二つ折可)に限る
期 限:2000年8月11日(金)、16:00(時刻厳守。遅れたものは受け付けません)
提出先:教務課教務係以上
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Q.インターネットを見た人の方がテストの際、有利になるというような内容にはしてほしくないです。(5月10日、同様質問あり)
A.仰る通りです。授業中にも説明しましたが、レポート等の指示は、必ず大学の掲示板にも掲出します。ご安心ください。次回の講義でも説明します。
Q.質問をしても、インターネットに名前はのっけないでください。(5月10日、同様要請あり)
A.仰る通りです。ホームページ中、学生の名前は原則として伏せています。ただし必要に応じてイニシャルを用いることがあります。次回の講義でも説明します。
Q.まだ授業のペースがつかめず困っています。頭にその時代のことがうかんでこない。どうしたらいいでしょうか。(5月10日)
A.うーん、困りましたねぇー。残念ながら即効性のある妙案は思いつきません。まだ始まったばかりですから、もう少し徐行運転でおつきあいいただけませんか? 必要に応じて研究室にお越しくださっても結構ですよ。
Q.やはり難しいことだと考えてしまうせいか、頭にパッと入ってきません。そういう場合はどのようにしたらより理解できるのでしょうか(5月24日)
A.当方もできるだけわかりやすくなるよう努力します。「難しいこと」とかまえずに聞いてください。
Q.宇宙のはては四次元になっていると思いませんか?(5月31日)
A.当方はすべての空間が四次元だと考えています。ただし、この件に関してはすみませんが専門の方に訊いていただけないでしょうか。当方は門外漢なので。
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