2020年10月3日更新(2020年10月11日ページ移動)
■10月3日(土) 「とんかつ大矢」を継ぐ者 ──西村センセイ、己の不明を恥じる──
週末なので、新潟の自宅へ戻りました。
このところ土日は柏崎市内の定食を中心に食堂をお伝えしています。結果的には今日もそうなるのですが、場所は柏崎市内ではなく、隣の上越市。黒井駅前にある「橋場食堂」です。このお店に関して最近、初めて知ったことがあるのです。
でもそれだけなら、「不明を恥じる」必要はないはず。恥じて...の理由は後回しにして、帰宅途中に訪れてみました。店内は意外に狭い。
玄関の正面に僅か3席だけのカウンター。右側が小上がりで、テーブルが3卓。変な時間帯だったので、先客はカウンターに20歳代の男性が1名だけ。
メニューにはラーメン類──こちらも美味しいらしい──とトンカツを中心とする定食類。ちょっと迷ったのですが、お茶を出してくださった中年の女性に予定通り「かつ重」(880円)をお願いします。改めて店内を見渡すと、ドアの向こう(写真右奥)に座敷があるようです。
なるほど。「老夫婦が切り盛り...」とのことだったのですが、調理をしているのは中年の男女と、高齢の女性。この方が件(くだん)の奥様なのでしょうか。
他の方は息子/娘夫婦なのか、従業員の方なのかはわかりません。かなり待つことになるんだろうなぁ...と思っていたら、自動フライヤーを使用する「かつや」と同じくらいのタイミングで、奥様(?)が写真の「かつ重」を届けてくださりました。
隣の先客には、センセイより30秒くらい早く「かつ丼」(880円)が。こちらは卵とじ。まず味噌汁を頂きます。とても甘くて美味しい合わせ味噌ですが、味は相当濃い(≒塩分が多い)。決して、しょっぱくはないのですが...。
これから頂く「かつ重」の味が予想できます。カツを一切れ。
お察しの通り、ウスターソースの強い味がします。ソースを自分で作っているとは思えないし、非常に安定した味なので、どこかのメーカー製だと思います。
ソースは醤油より塩分が少ないのですが、それでも塩分をかなり摂取したと思う。肉は薄目。厚くないから損だといっているのではありません。たぶん揚げ時間との関係だと思います。薄目だということもあって、お肉の味は良くわかりませんでした。
ただし、決して悪い印象はありませんでしたので、念のため。千切りキャベツとその下のご飯は一体化しています。安いご飯ではないのですが、ソース漬けカツの訴求力が前面に出ているので、相対的にこちらの印象は薄い。カツ丼の彼より先に、食べ終えてしまいました。
まぁ、彼がマンガを読みながらだったということもあるのですが。基本的には丁寧に作られた、美味しい「かつ重」だと思います。ただし、センセイが「かつ重」や「かつ丼」、あるいは「(上)かつ定食」(1,300円/990円)を求めて、再びこのお店を訪れるかどうかは別。
最大の理由は塩分の量。(以上はまったく個人的な見解ですので、念のため)結果はともかく肝心の、何故このお店を訪れたかというと、ここは上越市(旧高田市)高田駅近くの「とんかつ大矢」の身内の方が経営され、その味を引き継ぐお店として有名だからです。最近知りました。
地元紙によると、「大矢」は店主の死去により4年前に止むなく閉店。その直前には長い行列ができたとのこと。「大矢」のことは知りませんでした。他地域のことですからセンセイが恥じ入る必要はありません。でも、こちら「橋場食堂」に関しては別。まず、お店は信越本線脇に位置しています。センセイはほぼ毎週、お店を見ていたのです。
ただし今から考えると、センセイが営業時間に通過することはごく稀だった。されど西村センセイ、実は、黒井駅裏にある新黒井駅記念碑(記念碑移転の顛末はこちらから)を確かめるため、2008年夏に徒歩で黒井駅を訪れた際、ァこのお店に入ろうとしたことがあったのです。
ただし店構えで、初めての入店を躊躇。(関係者の皆様、ゴメンなさい)その日は徒歩で安寿と厨子王の供養塔を訪れた後、記憶に間違いがなければ直江津駅前の「そば処 直江津庵」でうどんを食べてから保護者会会場へ移動したはず。
やはり、己(おのれ)の不明を恥じ入るしかない。トホホ。
■10月2日(金) 大学裏、かつて教職員用駐車場だった場所で、何かの工事が始まりました
写真は昨日のお昼に撮影したもの。
木曜日は朝イチに学部の、そして午後に大学院の講義がいずれも遠隔で行われます。特に大学院は進行の関係で今日が初回。講義全体がうまく行くかどうかがここで決まるといっても過言ではありません。
ただし、前もって計画的に行動できないのがセンセイ。トホホ。というわけで真っ暗なうちに出勤し、まず学部の講義準備に取り組みます。このクラスは対面授業(初回)→遠隔授業(今回)→対面・・・の順で実施されます。つまり受講生にとって、初めての遠隔授業。
開始時刻30分前に「教室」を開いたのですが、すでに1名の学生が入室を待っていました。ゴメンね。次回に生かすべき反省点が多々ありましたが、ひとまず講義は終了。すぐにモードを午後に向けて切り替えます。大学院生と進学予定の4年生を対象とした科目ですが、受講生はいわば、本学選抜チーム。
優秀な学生が多く、こちらの能力をすぐに見抜きます。怖いほどまでに。なお、学部卒業後すぐに就職する学生がどうのこうのというわけではありませんので、誤解なきよう。
もちろん準備はある程度進めてあるのです。でも学部と違って、履修者が確定するのは昨朝。それを受けて、講義までの2時間で準備を完了する必要があります。同時に、講義をする気力と体力の維持も大切。
大学の講義は、体力を使う知的格闘技なのです。最低限の準備を終えたところで、お昼の確保へ。いつもなら「ほっかほっか亭」でお弁当を買い求めるのですが、ちょっと遠い。今日は所用時間の方が優先。
それに、講義直前に「重い」ものを食べるわけにはいかない。そこで昨日は、久しぶりに大学裏の「ニュージョイスかもの」を訪れることにしました。「玉子サンド」(税込み183円)が残っていればラッキー。
持ち合わせの小銭も、ちょうどぴったり。校舎を出て、写真の奥の道路を歩いてると予想外の出来事が。重機を使った建設工事の音です。無事確保できた「玉子サンド」──「かもの」で一番美味しいと思う──を手に持ち、現場へ。
左側の車両のアームには、「天然採石パイル工法」。柏崎の拙宅で、そしてアパートの隣のお宅が採用していた基礎工事です。要するに、コンクリート製の柱を地中に埋め、その上に構造物を構築するという方法。でも隣家の時と比べて、規模がはるかに大きい。
パイルは等間隔で埋設されています。センセイが金沢工大に赴任した頃、ここには教職員用の駐車場がありました。地主の方から借り上げていたようです。最初は更地にした上で分譲地として販売するのかなぁと考えたのです。でもそれならパイルは打ち込まない。
しかもそれは、等間隔。ということは...。
ちなみに午後の講義は通信回線のトラブルに見舞われた学生が複数存在したものの、(本当に)受講生諸君のおかげで無事に終了することができました。受講生にはお伝えしたのですが、講義する側も知的刺激をたくさん頂きました。
残念ながら、遠隔授業実施に関する状況が変わったため、今学期は前学期のように講義内容を公開する予定はありません。悪しからず。
■10月1日(木) 約束の写真 ──久しぶりに、今日は中秋の名月──
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
写真は今日の夜に撮影したもの。満月です。新暦(グレゴリオ暦)は太陽の動き、つまり地球の公転を基準に暦を組み立てるのに対し、旧暦は月のそれが基準。もちろん太陽の動きは無視できないので、時々「閏(うるう)月」を入れて調整します。
新暦と旧暦はどうしても、最大1ヶ月ずれてしまいます。今年の場合、今が秋の真ん中、つまり「中秋」です。その満月なので、今日が中秋の名月。まだ見ていませんが、まず間違いなく今晩のニュースでも報じられていると思います。
センセイの専門は天文学史ですから、今日がその日であることは知っていたのです。でも日本海側の場合、雲に隠れてしまうことも多い。でも天気予報によると今日は晴れそう。特に遅くなればなるほど晴天になりそうだとのこと。
久しぶりの名月を堪能できるかも。本当は、東の富山県境から昇ったばかりの月を、山々と重ねて撮影したい。できれば周囲の雲の中にポッカリと浮かぶ満月ならこの上ない。
ただし月は雲に隠れてほしくない、というのですから、客観的にはずいぶん都合が良すぎる要望。でもそこは安月給のサラリーマン。今日は午前と午後に講義があり、しかもそれ以外にも追い立てられる仕事があったので、退勤できたのは周囲が真っ暗になってから。
東の空に昇ったばかりの月は大気の影響で、異様なまでに黄色いのが普通。写真は480mmの望遠レンズを使用し、手持ちで撮影しています。というか、金沢には三脚を持ってきていません。
よぉーく見ると右側(西側)の縁ははっきりしているのに、左側は不明瞭。輝き方も右の方が強い。これは太陽─地球─月が(経緯上で)一直線に並ぶ「衝(しょう)」、つまり本当の満月(「望(ぼう)」)の前であることを示しています。
ちなみに経度も一致(/付近)した時に起きるのが月食。ただしこれは、黄道(こうどう:太陽の通り道)と白道(はくどう:月の通り道)が交差する付近でしか起きない現象。実際、月の上下をよく見ると、ボケ方が違います。つまり...などと、いろいろ妄想をめぐらせる西村センセイ。
黄色かった月が、目の前でみるみる白く、そして冷たい色に変化ます。なぜ「約束」なのかというと、昨日の講義の最後に、今日の中秋の名月に言及したからです。写真を紹介すると言ったわけではないのですが、やはりある種の責任は果たしたい。
兎の姿は見えませんが、それでも本当に久しぶりの月見に、感じるものがあります。
■9月30日(水) マティス EBじゃないけれど... ──「只今 遠隔、授業(中)」──
今日は水曜日。
金沢工大の新学期は先週木曜日から始まりました。つまり曜日を1周したので、各科目は初回の講義や演習を終えたはず。ただし「例外のない規則はない」。センセイらが担当する大学院の科目は、進行の関係で明日が初回ですが。
先週はオリエンテーションも木曜日の講義も対面授業。今週から、遠隔授業も始まりました。前期(「前学期」)の経験があるし、受講生諸君も理解があり、とても協力的なので、幸いにして今のところ授業の運営そのものは概ね順調です。
ただし残っていた宿題が。
遠隔授業中であることの告知です。当たり前ですが、センセイを含めた多くの先生は、研究室から講義を配信します。教室ではないので、不意に電話が鳴ったり、廊下で雑音がしたり。今日、隣の先生の講義中に廊下で掃除機を使っての清掃作業が始まりました。
先生は講義を一時中断して、掃除の方に静かにするようお願い。(実話)実際には掃除機の音は受講生の耳にはあまり届いていないと思うのですが。先生がとても気にされたことは事実。
センセイも、遠隔授業中であることを示す掲示物を作成しようと思っていたのです。メモや貼り紙はすぐにダメになります。できればある程度耐久性があるもの。
掲出の方法も考える必要があります。フックのようなものがないのです。いろいろ考えた末、5月には自宅から資材を持ち込んでいたのです。でもエンジンがかからないと仕事をしない西村センセイですから、そのままにしていました。
これじゃマズい、と反省して最近製作したのが写真。A4の印刷物を、20年くらい前に買った下敷きのような板に貼っています。というか、紙を挟むような構造になっているのです。飲食店などで見かけるケースに近い。
もちろんメッセージを工夫しなければなりません。ただの告知や注意書きでは面白くない。それにそもそも注目してもらえないので、本来の目的を果たすことができません。いろいろ考えた末、「新世紀エヴァンゲリオン」風にすることにしました。
できればフォントワークス社の「マティス EB」を使いたいところ。“EB”は“Extra Bold”の意味だと思う。エヴァの中でこのフォントは非常に印象的に用いられており、それ故しばしば「エヴァフォント」と呼ばれるほど。残念ながらセンセイは所有していないので、Windowsマシンの中に入っていた「HGS明朝E」で代用。
Mac(旧OS)なら「見出ミンMA31」を使えるのですが、PostScriptフォントなので、プリンタが対応しない...。作成には「イラレ」ことイラストレーター(CS)を使用。例えば「授業」の文字詰めは、お互いの文字に入り込むように字間を制御しています。Wordでもできなくはないと思いますが、相当面倒だと思う。
お気づきかと思いますが、これはエヴァ初回のタイトルを踏まえています。本当は「授業中」だったのですが、用紙の縦横比(1.414×1.0)の関係で文字が小さくなってしまい、迫力がなくなってしまうので、「中」を削除してしまいました。やや意味不明になりますが、しかたない。
でもやはり、どこかに脱力感が漂います。旧Mac OSの明朝フォント「リュウミン」(モリサワ)は、刀で削った文字。非常に知的で繊細。対照的に「マティス」は、官能的で見る人の情緒に訴えてきます。ロゴスよりエロスや感情を重視するエヴァに、実に相応しい。
で、「HGS明朝E」。決して悪くはないのですが、Windows OSそのものに似て、ソツない子ではあるものの、どこか中途半端。図抜けてはいません。
でも「マティス」はもちろん、「見出ミンMA31」も使えないんだから、ま、いっかー。
■9月29日(火) 頭でっかち ──夢考房41の外、関係者なら誰でも使える空気入れが復活しました──
昨日の続き。学生を含めた金沢工大関係者向けの内輪ネタです。悪しからず。
昨日のお昼に外出したのは──当初予定通りには進みませんでしたが──昼食の確保が主目的。ただし個人的に、確かめておきたいことがもう一つありました。それは自転車の空気入れ。
ご存じのようにセンセイは天気に大きな問題がなければ、通勤には原則として自転車を用います。もちろん雨の日は自動車にしますし、深い雪の日は徒歩。交通安全──自分が加害者になる可能性が低い──と、健康管理のためです。
赴任当初はチューブレスの自転車に乗っていました。しかし購入後12年が経過すると、さすがにタイヤはボロボロ。そこで、普通のタイプの自転車に買い替えました。つまり今度は、定期的に空気を詰めなければならない。
以前は「夢考房26」の裏にエアー・スタンドがあり、センセイも学生諸君もそれを活用していました。ところが「夢考房41」(新)の竣工と供用開始に伴い、エアースタンドはその中へお引っ越し。室内だから綺麗だし、雨にも濡れない。
ただしこれは、ふだん自転車を使わない人の発想。「夢考房41」(新)の出入口では学生証あるいは職員証をかざしてセキュリティ・チェックをしています。普通の自転車乗りが、自転車の脇に立ってカードリーダーにカードをかざし、ドアが開いたわずかな時間に自転車を...。
やってやれないわけではない。実際、センセイも2、3回空気を詰めたし。でもお察しの通り、自然と足が遠のきます。センセイも結局、3ヶ月に1回くらいの割合で自宅から空気入れを運んできていました。不便さはやはり、多くの利用客が感じていたことらしい。
先日、「夢考房41」(新)の脇を通った際、建物の外に空気入れのようなものを見かけたのです。現地で確かめたのが写真。やはりどう見ても、普通の空気入れ。これで240km離れた場所から持ち込む必要はなくなったかな。
なお、繰り返しになりますがここは「夢考房41」の外。もちろん金沢工大の敷地内ですが。写真では良くわかりませんが、備品は盗難防止対策が為されています。安価な空気入れも、金属ワイヤー止め。
防犯カメラも設置されていますので、念のため。
■9月28日(月) 久しぶりの陽気に誘われて... ──西村センセイのトホホな1日──
北陸地方はこのところずっと不安定な天気が続いており、昨日は青空から視界が遮られるほどの強い雨まで目まぐるしく状況が変わる中を、車で金沢へ移動しました。
で、「夜は外へ出ない...」──それ自体は事実──と書きながら、昨晩は珍しく金沢市中心部へ。少数での打合せ兼飲み会があったのです。帰宅してから飲み直したこともあり、完全な寝不足。頭が冴えません。
まぁ、そうなるだろうなぁと予想して、講義のない月曜日の前の晩に打合せ設定していただいたのですが。朝は曇っていたのですが、それでも自転車でご出勤。お昼近くになると晴れてきたので、何か食べ物を求めて外へ出ることにしました。空腹、というわけではない。
他の用もあったので、近くのスーパーで何か簡単な物を買うことにします。通用口の近くに来ると、子供たちの黄色い声と赤、青の帽子が。学園幼稚園の園児と保母さんです。オムツをした子たちが保母さんを求めて、あるいは何かを見つけて走り回っています。
彼ら彼女らもセンセイ同様、陽気に誘われた?スーパーに出入りするお客の大半は高齢者。ドアを入った途端、若い女性が何かに気づき、声を掛けながら高齢女性の後ろ姿を追って走り始めました。入口脇にあるのは浄水器。
どうやら老女は水を詰めた専用容器をその場に残したまま離れてしまったようです。尊敬すべき若者だ。偉そうなことを言いながら...ですが、何だか買い物の意欲がイマイチ冴えない。目的の商品が20%近く値上がりしていたことが影響しているのかもしれません。
しかしそれ以上に、こちらの感性が鈍ってしまっています。何も手にせずに、スーパーを後にします。
結局、キャンパスの周りを半周する格好で「ほっともっと」へ。もちろん買ったのは低塩分の「厚切りしょうが焼弁当」(430円)。お察しの通り、このような行動そのものが今日のセンセイのトホホさを示しています。
なお、「ほっともっと」および「厚切りしょうが焼弁当」に非は一切ありませんので、念のため。
■9月27日(日) 営業しているところを一度も見ないまま... ──柏崎は、難しい(番外編)──
「柏崎は、難しい」シリーズ最終回。今回は「難しい」どころか絶対に訪れることができません。なぜならご主人の逝去により、閉店してしまったからです。
ここは柏崎駅や市役所に近い、飲み屋さんが集まる場所の一角。高校生の時は知らなかったのですが、24年前にここに戻ってから美味しい(らしい)ラーメン店があることを知りました。それが写真の「えいらく」。
ただしセンセイの場合、入店は極めて難しい。なぜなら「えいらく」、昼はお店を開いておらず、夜だけの営業だから。センセイは同級会など、よほどのことがない限り、夜は外へ出ないのです。
高齢のご夫婦が19:00頃から3:00頃まで、主に飲み客を相手に商いをしていらっしゃったようです。検索していただくとわかりますが、ラーメン類の評判は非常に高い。最初のころセンセイは、夜だけの営業とは知らず、日中に何回かお店の前を通りました。もちろん暖簾は掛かっていません。
正直なところ、なかなか入りづらい雰囲気。夜になると印象が違ったのでしょうが...。先日、運動を兼ねて市街地中心部へ自転車で出かけました。旧市街地は海岸沿いの砂丘の上に位置します。帰路、ふと「えいらく」前を通ることにしました。
するとワープロ書きで、「この度 店主の死去にともない閉店することとなりました 長い間ご愛顧いただき誠にありがとうございました えいらく」の貼り紙。もちろん昼間に営業しているとは思っていなかったのです。でも2、3週間前に通った時に貼り紙はなかったと思う。実際、紙も、それを止めているガムテープもあまり汚れていません。
奥様ではなく、お子さんか誰かが作成したのでしょう。後悔先に立たず。チャンスを永遠に逃してしまった...。
ご主人のご冥福をお祈りいたします。