2025年2月15日更新(2025年2月23日ページ移動)

──2025年2月第3週のニュース──

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2月15日(土) 鍬を使う人を初めて見た ──除雪は大変だけど、実は融雪作業もけっこう難儀... ──

 当地は「嵐の前の静けさ」。

 報道でご存じと思いますが日本上空での偏西風の蛇行が強まっており、それに伴って寒気がしだいに南下してくるため、来週の日本海側は前回と同程度あるいはそれ以上の大雪になると予想されています。
 週の前半は山雪型、後半は里雪型に。

 個人的にもすでに予定の変更を強いられています。でも今日はご覧のように、そんな懸念を想像することが難しいほどの好天。

 実は起床前から微かな振動と低い音を感じていました。重機が稼働中なのです。朝食を終えて書斎へ移動すると、揺れはより強く、音は大きく。「重機だから除雪...」とお考えになったかもしれません。
 大ハズレではないものの、ちょっと違います。

 だって雪は降っていないし、このところの雨と気温で道路に積もった雪も融けてしまい、ほぼ無雪。何をしているのかというと、除雪されてできた雪の山を融かすために、それを崩しているのです。作業をしている場所は確実。
 斜向かいのバス会社です。
(だからその時は見ていない)

 広い敷地に積もった雪を隅に押しやり、高さ3〜4m程の雪の山が数カ所造られていたのです。普通に積もった雪は、放っておけば雨と温度で融けます。
 ただし雪の塊になってしまうと、空気に接する部分の比率が下がるので、いつまでも融けない。

 仕事に区切りがついたら様子を見てみようと思っていたら不意に、重機の音がしなくなりました。拙宅に近い部分の作業を終えたのです。
 お昼前に出かけた際に撮影したのが右の写真。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)

 ご覧のように、敷地内の別な場所にある約2.5mの雪の山を崩して融雪を促していました。今日は暖かい空気が入り込んだのでたぶん、散らした部分の雪はほとんど融けてしまったはず。
 もちろん雪の上を走行する時はガタガタしますが、大きな支障になるあるほどではありません。

 除雪は大変ですがかように、雪を融かすという作業も実はけっこう難儀。雪国では田圃を除雪しません。当地のような平地では、そのままでも問題はないのです。
 他方、雪深い地域は、そういうわけにはいきません。

 そこで稲作の副産物である籾殻(もみがら)を煙突を装備した専用の器具で炭化させて、「燻炭(くんたん)──アルカリ性で軽量かつ無害──という黒い粉を作り、それを散布して雪融けを促します。(センセイも子供の時に作った)
 久しぶりの好天だったので、センセイは旧市街地をグルッと一周。

 土曜日ということもあって、たくさんの方が自宅前や駐車場の雪の山を崩していらっしゃいました。ただしその際に使うのは、スコップ。
 ところが、駅前通りに出た時、え"っ!?

 久しぶりに、目が点になりました(自分でもわかった)。70歳くらいの女性が自宅前、道路と歩道の間にできた雪の山を崩そうとしていらっしゃるのです。
 もちろん、それはわかる。

 でも彼女が手にしているのは、鍬(くわ)。それも通常より重い「唐鍬(とうが/とうぐわ)」です。ナシテ?!

 そもそも旧市街地には家庭菜園を作るような余地がほとんど残されていません。だから鍬を、それも珍しい唐鍬をお持ちだったことが不思議。
 それでも彼女の事情を考えると、少しは思い当たる節が。

 それは雪の硬さ。フカフカの新雪はプラスチック製の除雪器具でも何とかなりますが、ここまで固まってしまうと歯が立ちません。実際、今日もアルミ製のスコップで難渋している方を複数見かけました。
 鉄製より軽いけど、このような雪には弱い。

 しかも強度がイマイチで、凍結に対応するのは難しい。(降雪時の非常用として自動車に搭載しておくのなら、問題は少ない)

 彼女の場合、この雪の硬さに対向できるツールが唐鍬しかなかったということではないかと考えています。それにしても、広い意味での除雪に鍬を使う人を初めて見ました。ちなみに、ポイントは彼女の腰の入れ方。
 鍬の使い方には慣れていらっしゃいます。

 農家のご出身で、旧市街地に嫁がれたということなのかも。



2月14日(金) 血圧を測定する際には必要なので... ──旅の「お供」に新顔が加わりました──

 最後に相応しくスマートかつエレガントに進行させる...はずだった集中講義は、やや予想外の展開に。

 その影響を受けてご紹介が遅れていた話題です。写真は先月末、講義の準備を進めていていた自宅書斎で撮影したもの。今日の主役は中央にある2台の電波時計。右側は4年前に購入して、研究室で使用していたもの。
 時計としてはもちろん、万年カレンダーとして重宝。

 しかも温度(および湿度)が表示されます。何度もお伝えしているようにセンセイには高血圧の傾向が。現在、降圧剤は服用せずに食事と運動で正常値の範囲内に抑えています。さすがにストレスが連続した集中講義期間中は無理でしたが。
 治療あるいは改善の大前提となるのが、血圧変化のデータ。

 今回のような外出時を除き、いつもほぼ同じ時刻そしてできるだけ同じような条件で血圧を測定しています。その際に気をつけなければいけないポイントの一つが、温度。
 一般的には夏など気温が高い時は低く、寒いと血管が収縮するため上昇するとされています。

 個人的には、そこまではっきりした関係は確認できません(先日ご紹介したデータ(別ウィンドウが、やはり測定時の室温を抑えておく必要があります。
 問題は、実家を含めた外出先。

 ホテルも温度計があったりなかったり。低価格なので利用していたホテルもある時、温・湿度計が撤去されました。今回のホテルも、客室内に温度計はありません。
 室温の目安になるのは、エアコンの設定温度だけ。

 そのため過去2年間の金沢工大大学院「通勤」を含めて、温度計が付いた割と小型の時計こちらの左側)を持ち込もうかと考えたほど。
 でもやはり少し大きさがあるため、見送っていました。

 いろいろ考えた末、今回は写真左側の折り畳み式の時計を鞄に。こちらはセンセイのものではなく、家人が香典返しのカタログで貰ったクラムシェル型軽量モデル。同等品を調べてみると、販売価格は3,000円弱のようです。
 ただし以前から気になっていたのが、測定精度。

 撮影時に初めて書斎に持ち込みました。最初のうちは表示温度に2℃ほど違いがあったのですが20分くらいで安定して、差異はほぼ0に(具体的には0.2℃〜0.3℃)。“G4 Cube”の近くにあるアナログ温度計兼湿度計の値とも良く一致しています。
 事前のイメージに相違して、少なくとも日常生活を送る上では十分すぎる精度。

 関係者の皆様、十分な根拠もなしに精度を疑っていたセンセイをお許しください。

 集中講義での連泊はこれが最後ですが、これからは外泊のたびにこの時計を借用するつもり。

 お伝えしたように、旅のお供は大判の時刻表と正統派の地図。先月、そこに「神」広角レンズ(中古)を装着したミラーレスカメラが参加。さらに...というわけですが、血圧計よりも軽量なので苦にはなりません。

 何より、状況を正確に把握するための、重要なツールなので。



2月13日(木) し、知らなかった... ──「ニノックススノーパーク」ナイター営業に気づきました──

 先週の集中講義の話題、最終回。

 お伝えしたように、講義期間中は同市内国道7号線沿いにあるホテルに連泊。ここ15年くらいはずっと、大学が用意してくれたこのホテルを利用しています。ごく普通のビジネスホテルですから、特に不満はありません。
 強
(し)いて問題点を挙げるとしたら、3日目あたりから朝食メニューに厭きてしまうことくらい。

 ただしホテル側にも事情があるので、これは仕方のないこと。むしろこれまで、夏の集中講義のために口にする水を冷やす氷をアイスペールで毎日用意してくださったり──宿泊客用の製氷器はない──していただき、個人的にはお世話になるばかり。
 そういえば、ある年の最終日にボケていて着替えを部屋に残してしまったなどというドジも。
(実話)

 この「ホテルルートイン新発田インター」、客室は概ね東西──正確には北西から南東──に並んでいます。なぜかセンセイは高い階ばかりだったのですが、西側の部屋は夕日が佐渡へ(!!)沈む様子を見ることが。
 他方、東側は飯豊
(いいで)(写真右端)を含む美しい山々を愛でることができます。

 ちなみに、一昨日お伝えした「ももクロ春の一大事2025 in 新発田市 〜新発田 新発見!?〜」会場の「五十公野(いじみの)公園」は東側。さて今回は、と思ったら東側。
 講義前日にチェックインして、まず食料その他を調達します。

 お伝えしたように講義の準備が終わっていなかったので、真面目にお仕事。一区切りがついたので、バスタブにお湯を張り始めました。
 閉めておいたカーテンを何げなく開けたところ、あ"っ...。

 山々の中に、照明が灯されている場所があるのです。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960。実際は相当暗い))

 方角的にほぼ真東。ホテルから15km弱離れた場所にある「ニノックス」こと「ニノックススノーパーク新潟県新発田市 スキー場」です。日曜日だったので、ナイター営業日だったんですね。
 初めて見ました。

 旧新潟市地域からは最寄りのスキー場。ご紹介した「新新バイパス」を使って新潟市から当地を訪れる時は、新発田市に入る手前あたりから、遠くにある「ニノックス」が目に入ってきます。
 もちろん、センセイもスキー場の存在はよく承知していました。

 でも前任校時代は訪れる機会に恵まれませんでした。当然ですが、スキー場としての営業は冬季のみ。当時は新潟市西部および当地に住んでいたのですが、そのような人間にとって冬季はとにかく無事な帰宅が最優先。
 スキーそのものは経験していたのです。

 文武両道がモットーの高校──ただしセンセイは遊んでばかり──だったので、全員参加の2泊3日スキー合宿を毎冬実施。また指導員の資格を持つ叔父(故人)からも個人指導を受けています。教え甲斐のない甥だったはずですが。
 というわけで西村センセイ、実はそれなりに滑ることができます。

 ただし大学入学後はとんとご無沙汰。スキーを再開したのは、娘が幼稚園年長さんくらいの時に彼女に乞われてからです。その頃には柏崎市に住んでいたので、訪れたのは当地あるいは長岡市か、母親の実家がある旧栃尾市(現在は長岡市)のスキー場だけ。
 当時70歳くらいだった父親あるいは先日訪れた弟一家と滑っていました。

 そんなことを思い出しながら、夜中にカーテンを開けると、おぉ、煌々(こうこう)と照明が拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)。しかも何と翌朝つまり講義初日の朝にホテルを出ようとしたところ、スキーウェアおよび用具の男性が。
 営業開始時刻にはまだ早いので、これから帰宅するということなのでしょうか...。
(ただし実際には全身、「これから滑りまくるぞぉー」という雰囲気満々だった)

 個人的にはご縁がなかった──担当していた学生募集でお世話になった──けど、「ニノックス」にはこれからも頑張っていただきたいものです。

 実は、もう一つ「最後」が。

 加齢に伴い、もはやこれまでのような集中講義を実施できないことは明らか。そこで大学にお願いし調整も無事に進んだため、前任校での講義は4月からは毎週木曜日に実施することに。年度前半は金沢工大の大学院も担当。
 教材の運搬がある場合等を除き、移動手段は電車にするつもり。

 つまり、このホテルへの宿泊はこれが最後となります。

 長い間、お世話になりました。



2月12日(水) 「Reセンター」...って、何? ──西村センセイ、「サウンド北越」時代を思い出す──

 前任校は新潟県北部、新発田(しばた)市の市街地から少し離れた場所にあります。

 新潟方面からだと自動車での移動が便利。新潟市を東西に貫く「新新バイパス」終点「新発田I.C.」のすぐ脇にあるからです。ただしセンセイが新潟市内から勤務していた時は、自動車と電車での通勤を併用。
 新新バイパスは交通量は多いため、安全面を考えてです。

 今回も、通常ならば新新バイパスで移動するところ。実際、帰路は大雪の中を国道7号線に面したホテルから新新バイパスに乗っています。ただし往路は別。新潟市北区の弟宅に立ち寄って皆様にご挨拶したためです。
 講義初日つまり月曜日の朝は、教材等を入れた荷物4つを両手に抱えてホテルを出発。

 大学までの約2kmを歩きました(結局、全日歩いて移動した)。途中、「新発田I.C.」(写真右奥)の交差点まで来た時、あれっ?!

 道路の反対側に見慣れない建物が...。正確に言うと、建物そのものはずっと前からこのまま存在するのです。記憶に間違いがなければ最初は自動車店で、比較的最近はLサイズ専門の衣料品販売店。
 去年の夏に来た時は、なぜか自動車がたくさん止まっていたような...。
(だから自動車販売店だと思った)

 でも今回、明らかに看板が替わっています。それも、当地を拠点とする「ハードオフ」と記されています。本社および「ハードオフ新発田店」は、ここから500m程離れた場所に。
 その意味では、同社の施設があっても何ら不思議ではありません。

 他方、看板その他は質素で、お客さんが出入りするような雰囲気ではありません。写真は初日の講義を終えてホテルに戻る際に撮影したもの。(照明でわかる通り、実際はかなり暗い)
 建物の名称は「新発田 Reセンター」。

 「Reセンター」(ハードオフ公式Xって、何?

 「ハードオフ」のメイン事業はリサイクル&リユースですが、リサイクルだけなら大半を各店舗で実施しているはず。だから修理拠点なのかなぁーと考えたのですが、“Re”に当てはめにくい。
 研究開発なら通常、“R&D”。

 どう見ても一般客を対象にしたお店ではないので、入店して尋ねるようなことはしませんでした。またお伝えしたように講義期間中はやたら忙しかったので、滞在中はそのまま何もせず。
 帰宅し、体力がある程度回復してから調べたところ、おぉ...。

 「ハードオフ」は先月末、宅配買取サービスを開始。ここはその受け入れ拠点だったのです。『日本経済新聞』でも紹介されていました。確かにここなら交通の便は良い。しかも一般客が訪れる場所ではないので、郊外でも問題ありません。
 個人的には「ハードオフ」と長いご縁が。

 前任校の開学とセンセイの赴任は1991年。「ハードオフ」の前身である「サウンド北越」は当時、新発田市内(現在とは別の場所)に本社および主店舗を構えていました。AVファンのセンセイは足繁くお店に通いました。
 社長
(当時)は、非常に豊富な知識をお持ち。

 ただし当時はバブル経済が崩壊してしばらく経過した時代。オーディオおよびAV製品はさっぱり売れていなかった──個人的には同店からかなり購入した──ため、社長が時折見せる悲しそう、かつ不安そうな表情を良く覚えています。
 実は当時も、店舗奥に中古品コーナーが。
(たぶん、誰も覚えていないはず)

 偉そうなことを書いていても、センセイもまったく注目していなかったのですが、先見の明がある社長は1993年、「サウンド北越」を古物商の「ハードオフ」へ業態変更。個人的には何より、減りつつある専門店がまた一つなくなることが悲しかった。
 会社の将来についても悲観的な予想をしていました。

 でも現在は、自らの不明を恥じ入るばかり。

 拙宅と「ハードオフ」は約110km離れているので、現在は当地の店舗に時々お世話になる程度ですが、個人的には思い入れのある会社。

 これからも今回のような新しい取り組みに挑戦し続けていただきたいと願っています。



2月11日(火:祝日) 確かにこれは、「春の一大事」 ──大学のアルバイト募集掲示で見つけた求人票──

 まだ完全ではないものの、血圧および体重はいつもの値に近づいてきました。

 つまり講義終了後4日かけて概ね平常に戻ったということになります。一部繰り返しになりますが、回復するまでに要する時間がどんどん延びているというのが実感。それはともかく集中講義で出くわしたものを、もう少し。
 今回、初日は朝イチから夕方まで連続して講義。

 しかもお伝えしたミスがあったため、ホテルに戻ってからも厳しい状態が続きました。それでも2日目からは2限からの講義なので少しは余裕が出ます。出勤後に講義の準備を終えてから1階のアルバイト紹介コーナーへ。
 あれっ?!

 「ももクロ春の一大事2025 in 新発田(しばた)市 〜新発田 新発見!?〜」。読んでいる方がびっくり。

 「ももクロ春の一大事」は有名な「ももいろクローバーZ」の春のコンサート。ここ数年は地方自治体とタイアップしての開催が続いています。センセイはなぜか、「春一」ことこのコンサートにご縁が。
 参加したのではありません。

 5年前の「ももクロ春の一大事2019」の会場となった富山県黒部市宮野運動公園付近はセンセイの通勤ルートの一部。開催期間中、その道路が全面交通止めになったのです。
 しかも開催日はまさに、センセイが金沢へ移動する日。

 たまたまオープンキャンパス開催日と重なったため、結果的に直接の影響はなかったのですが。今回の新潟県新発田市での開催については地元紙の報道で知っていました。
 でも、まさかこんなところで出くわすとは...。

 求人内容はコンサート会場の設営および撤去、そして運営を手伝うスタッフの募集。個人的には学部学生時代にどなたかのコンサートで働いたことがあります。
 募集の主体は都内のイベント運営会社。

 当然、会場となる新発田市は全面協力。チケットも順調に売れているようで、数万人(!!)が会場に足を運ぶ見込みです。報道TBS系産経新聞等)によると、すでに新発田市内はもちろん、新潟市を含めて近隣のホテルは予約で満杯とのこと。
 新幹線も混雑するんだろうなぁ。

 ちなみに求人票にもあるように、コンサートのサブタイトルは従来通り「笑顔のチカラ つなげるオモイ」だったのです。今回も開催発表当初はそのまま。しかし遅くともメンバー2人が新発田市長と面会した先月末には、現在のものに変更されています。
 新発田市との交渉の結果なのかどうかなど、詳細は不明。

 されど当然、今後のサブタイトルは開催地の特徴や意向を尊重したものになると予想されます。個人的には開催日の新発田市を見てみたいけど同時に、想定される混雑を考えると近寄りたくない気も。

 もちろんコンサートが盛会となり、いろいろな意味で地元への刺激となってくれることを願っています。



2月10日(月) 「無理するな」ということなんだろうなぁ... ──集中講義期間中のトラブルの意味──

 先週の集中講義は、もう本当にトラブル続き。

 倖いなことに講義そのものについては当然、反省および改善すべき点はあるものの、さほどの問題はなかったのです。お伝えしたように特に卒業予定の4年生は、知的に楽しんでくれたようだし。
 前任校側の対応にも不満等はありません。

 問題は、それ以外。ただし大雪は自然現象なので誰のせいでもありません。別な時期に実施できればこの問題も解消するのでしょうが、学年暦との関係で集中講義はこのタイミングでしか実施できない。
 また昨日言及した教材作成等のトラブルは、センセイの責任。

 後述するものを含めてトラブルが連続したためか、今回のセンセイは激しく疲労。少なくとも自意識として精神面に問題はないのですが、身体は絶不調。それを象徴するのが、想定外の血圧変化。
 ちなみに外出時はいつも増加する体重も、今回はなぜか約1kg減少。
(まだ戻っていない)

 1枚目のグラフは、昨年1月から今日までの血圧変化。縦軸および横軸の目盛りが、いつもご紹介している2018年からの変化を示したグラフ拡大写真(別ウィンドウ、1280×918))と異なりますので、ご注意ください。
 一瞥
(いちべつ)すると非常に高い値のように見えますが、「収縮期血圧」(いわゆる「最高」)の正常値の上限は中央のラインの一つ上です。

 一部繰り返しになりますが、昨年4月下旬からは金沢工大大学院の講義で規則的に上昇。それが一昨年より高いのは、自動車で移動したため。
 中央付近の連続した高い部分は、前任校での夏の集中講義

 その時も高かったれれど、右端の今回は「最高」および「最低」(「弛緩期血圧」)いずれも明らかに他と異なります。現在は朝晩ともまだ高めの状態が続いているものの、やっと正常値の範囲内に戻ったところ。
 申し訳ありませんが、実はここからが本題。

 先週火曜日の夜、尋常ではない血圧に驚いた際、昨年末に血圧の件をご紹介したことを思い出しました。それと比較して、起きている状況をご報告しようと考えたのです。
 ところが昨年末から年始にかけてのページ内容がおかしい

 “MacBook Pro”上(「リモートサイト」)で最終的に管理しているデータのファイル名は正常なのですが内容は何と、その1週間前のもの。
 正しいデータは完全に消失していました。

 1月12日に古いニュースを配置換えした際、信じられないようなミスをしたようです。それでもサイト上に正常なデータが残っていれば、それをダウンロードすることで対応できる可能性があります。
 ところが今回、誤ったデータをそのままサイトにアップロード。

 もはや集中講義中に対応できないことは確実です。それでも帰宅すれば作業した書斎の“G4 Cube──現在は元気に大活躍──内にオリジナルデータが残っているかも。
 ただしその際の作業時にミスが発生した可能性が高いので、良い結果は期待できませんが。

 用いた写真データが残っていることは確認できたので、ページそのものは完全に失われた可能性が高いものの、写真を用いて最低限の内容を再現しようかと考えていました。
 帰宅後、真っ先に確認したところ奇跡的
──ナシテ?──に、正常なオリジナルデータが残っていました。

 昨晩「バックナンバー」ページ(最下段)および「改訂履歴」でお伝えしていますが、現在は正常なファイルに置換済です。それにしてもオリジナルには問題なく、単にそれをコピーしただけの(はずの)ファイル内容が異なっているという今回の事態。
 ミステリアスと言うしかありません。

 実は、これ以外にも想定外のトラブルが。センセイは現在、外出時には“MacBook Pro”上のWindows 10(実機)にインストールした旧Mac OS仮想マシン(写真)──ややこしい──上で画像を処理しています。
 軽い上に、“PhotoShop”より画質が良いので。   

 ところが昨秋、“MacBook Pro”が頓死して当該ソフトを含むWindowsボリュームが完全に消失してしまいました。それでも何とかMac側を再インストールし、Windows 10および旧Mac OSエミュレータをインストール。
 動作確認もしていたのです。

 ただし今回、実際の撮影データを加工しようとしたところ「メモリが不足して開くことができません」という内容のメッセージが。もちろんファイルを開くことができませんでした。2枚目の写真は帰宅後、復旧後に再現したもの。
 この間の写真は、非常に特殊な方法で加工しています。

 個人的には「神は、ここまでの艱難辛苦(かんなんしんく)を...」という感じ。されど「神」──センセイは仏教徒。実家は曹洞宗──は明らかに、メッセージを発信しています。「もう、無理ができる年齢じゃないよ」。
 おそらく、仰る通り。

 金沢工大および前任校での講義も、残すところ最長3年。

 その移動方法を含めて、センセイも「老人モード」への切り替えが喫緊(きっきん)の課題らしい。



2月9日(日) 積雪量そのものは大したことありませんが、当地も交通と物流の混乱で大きな影響が...

 予定を変更して、自宅付近および実家の様子を。

 ドカ雪に襲われた新潟市ほどではありませんが、当地もこの1週間はかなり雪が降りました。ピーク時は30cm〜40cm積もったらしい。JR信越本線は隣の長岡市との峠付近での積雪と、海岸部の強風でたびたび不通に。
 ただし当地の鉄道は現在、正常ダイヤに戻っています。

 お昼過ぎに車で実家へ。高齢の両親の(安否確認と)1週間分の食料を調達するためです。たまたま晴れ間に到着したので、雪が輝いています。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 今回は、地域によって降雪量にばらつきが。

 いつもなら実家は拙宅の1.5倍くらいの雪が積もるのです。だから今日は買い出しとともに、「雪掘り」をする覚悟で出発。ところが現地に到着してみると雪の量は自宅と同じくらい。
 集落内の道路には消雪装置が整備されているので、ほぼ無雪。

 敷地内については89歳の母親が頑張って除雪。状況を確認後、母親を乗せてスーパーへ向かったのですが、店内はかなり混雑していました。これは午前中に訪れた他店も同様。
 日曜日ということもありますが、最大の理由はおそらく、この1週間の雪。

 高齢者を中心とした買い物難民が一気に押し掛けたのです。他方、肝心の商品はというと、あちこちの棚で空っぽのスペースが目立ちます。
 例えばパンは完全に売り切れ。

 一部の野菜に加えて豆腐や納豆、生麺など、工場から長距離輸送する商品が品薄になっていました。「大雪で入荷が...」という説明の通り、この雪で物流に大きな障害が発生しているのです。
 もちろん明日、明後日にはほぼ解消されるでしょうが。

 集中講義の疲れが抜けていないので、両親の通院予定などを確認しただけで帰宅し、いつも通りの条件下で日中の血圧を測定。

 高めではあるものの1週間ぶりに正常値の範囲内に戻りました。ただし今朝の血圧は期間中最も高く、初めて正常値をクリアできず。集中講義中は飲んだくれていたためか、朝は低かったのです。
 飲み過ぎた理由は、今回の集中講義で予想外のトラブルが多発したため。

 お伝えした教材作成時のミスとその背景にある怠惰などは完全にセンセイの責任。誰を責めるつもりもありませんし、実はある程度発生の可能性が想定されていたこと。その意味で、不意打ち感はありません。
 ところが、少しだけ言及したこのサイトのトラブルや、初めて経験するMacBook Pro上での問題が。

 現在はまだ疲れているため無理ですが、少し頭を冷やしてから、これらの問題を考えてみたいと思っています。(個人的には残念ながらも、続く) 

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