2024年5月4更新(2024年5月12日ページ移動)

──2024年4月第5週〜5月第1週のニュース──

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5月4日(土:祝日) センセイの記憶は、間違っていなかった ──「こども無料の日」で列車は混雑──

 今日は鉄道に関するお話を。でもたぶん、皆さんの予想とは異なる内容。

 昨日、一人で庭の草取りをしたご褒美...というわけではないのですが、今日は列車で外出。何のことはなく、企画乗車券をもらったのです。第三セクターを含めた県内鉄道路線が(ほぼ)乗り放題となるフリーきっぷ。
 普通なら当然、最大限活用しようと考えるところ。

 でも昨日報道で知ったのですが、県西部の旧信越本線と旧北陸本線を運営するえちごトキめき鉄道が昨日と今日、「こども無料の日(間もなくリンク切れの可能性あり)として、小学生までの児童の運賃を無料に。
 う〜ん、明日の「こどもの日」は有料なのね。

 本題から少し逸れますが、小さな子供だけで列車に乗車することは難しい。当然、保護者等は正規運賃を支払って同伴することになりますから実は、鉄道会社にとっても収入面でのメリットが多い。
 それはともかく、当然、混雑が予想されます。

 そこで本格的な遠出は断念し、糸魚川(いといがわ)(旧能生(のう)町)鬼伏(おにぶし)サンレパス ルート8」まで往復することにしました。トキ鉄乗換駅の直江津駅からお店最寄りの浦本駅までは30分ちょっと。
 これなら多少混雑しても、さほど問題はありません。

 準備を整えて柏崎駅へ。これから乗車する列車は、当駅で後続の特急列車に追い越されます。待避のため、写真奥から改札口前の1番線ホームに入線。
 実は昨年、この柏崎駅の1番線について気づいたことが。

 写真は1番線の東端。よーぉく見てください。お気づきになりましたでしょうか...といっても写真は小さくわかりづらいので、拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)もどうぞ。
 さて、いかがでしょう。

 センセイは高校生の時、登校する時は高校までの距離の関係で、一つ前の比角(ひすみ)(現在の東柏崎駅)で下車していました。でも帰宅時は越後線の始発駅、この柏崎駅から乗車。
 実は1番線の様子が一部、その時の時の記憶と少し違うのです。ホントに。

 センセイの記憶が誤っているのかなぁーと考えたのですが、そうではありませんでした。写真をよく見ると、現在のホームの縁石は直線。
 ただし、その内側を見ると、不自然にカーブしたコンクリート部分が存在します。

 当時、この部分については実際に、ホームが左側へ少し凹んでいたのです。理由はわかりませんが、この部分の線路が左側に少し飛び出るような格好になっており、ホームをそのカーブに合わせたのでしょう。
 イメージとしてはこんな感じ
(別ウィンドウ、1280×960。あくまでも、イメージです)

 間もなく各駅停車が入線し、続いて上り線の3番線に特急「しらゆき」が到着。連休中だからでしょう、各駅停車の乗車率はふだんの3〜4倍程度。ただし特急の方はふだんと同じくらいで、センセイとしては、やや拍子抜け。
 直江津駅でトキ鉄に乗り換えます。

 予想通り、こちらは子供連れで通常の10倍近くのお客が乗りこみました。まぁ、ふだんの乗客が少なすぎるので、身動きできないというほどではないのですが...。「頸城(くびき)トンネル」内にある筒石駅では何と、11人も下車。
 これだけの人数は初めてです。

 1番線ホームに関する長年の謎(?)も解けたし、サンレパス ルート8」で美味しい「鶏の唐揚げ定食」も頂くことができたので、余は満足。帰路はホントに、ウトウトしてしまいました。

 たぶん身体的にも、少し疲れていたのでしょう。



5月3日(金:祝日) せっかく藤色のトンネルを通り抜けても... ──今年のフジは、色づきがイマイチ──

 時間的には昨日の続き。

 お伝えしたように、今年のゴールデンウィークは毎日のように実家へ通っています。(ただし今日は終日、自宅庭の草取り

 送り迎えが主なので、ほとんどの移動が自動車。本当は国道116号線経由の方が少し近いのです。しかも高低差が少ないので、自転車で行き来する場合は必ずこのルートを使います。他方、自動車だと信号機が多いので、ちょっと走りにくい。
 そこで車で行く時は国道8号線を使い、菩提寺の近くを通って実家へ向かいます。

 後者のこの時季の楽しみは、沿道のフジを愛(め)でること。低い峰をいくつか越えるのですが、木々に巻き付いて生長したフジが、綺麗な花を咲かせているのです。
 特に、実家近くではフジが道路の上にまで伸びている場所も。

 まるで藤色のトンネルを抜けるような感じ。ぜひご紹介したいところ...ですが、少なくとも当地の場合、今年はなぜか色づきがイマイチ。
 ヴィヴィッドな、生命力を感じる色ではなく、あっさりとして「乾いた」感じ。

 個人的には、同じフジでも年によってずいぶん色合いが違うという印象を持っています。この点については、植物に詳しい母親──センセイのマザコン度は相当低い──も同意見。
 彼女によると「水分(量)によるのではないか」とのこと。

 確かに、そうかも...と思い当たることが。当地は今シーズン、雨量が少な目。同級生の実家の裏山など、本当に立派なフジが生えているのですが、色は淡い。
 「藤色のトンネル」もこの場所も少し高い場所なので、水分補給は相対的に難しいはず。

 センセイの現在の行動範囲内で最も鮮やかなフジは、去年もご紹介した母親が耕作する畑の裏にあるもの。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 写真ではわかりませんが、中央を川が流れています。

 また、こちらも写真に入っていませんが、左側に人工的な用水路が。つまり水分補給は比較的容易。オリジナル画像の一部(上の写真の左上)を切り出したのが、右の写真。(50%縮小)
 経験的に、フジ本来の色を上手く写すことが難しいと感じていてます。

 その点を差し引くとしても、金沢で借りていたアパート近くのお宅の、あの見事な色にはならない。

 察するに、あのお宅は、品種や水分はもちろん、肥料などにも相当気を使っていらっしゃるんじゃないかと思います。他方、こちらは野生のフジ。

 人の手が入らない、その美しさを愛(め)でることができるだけでも有り難きことと考えるようにしましょう。



5月2日(木) この見慣れないグレーの物体は、何だ? ──実家の竹林に、猪が短時間で再出現──

 退職してからのセンセイは、週に2回くらい実家へ行きます。

 何度もお伝えしているように高齢の両親の食料確保がメインで、この時は自動車。この他に、昨日もそうだったのですが、通院にも自動車を使います。これとは別に、春から秋までは農作業などのために自転車で行き来。
 こちらはセンセイ自身の体力保持を兼ねています。

 ただし今回の連休は特別。一昨日の火曜だけは自宅に留まったものの、それ以外の日は毎日実家へ。直接の理由は土日に弟たちが実家を訪れたからですが、それに加えて実家裏の竹林の整備と筍掘りが。
 当地では一昨日そして昨日と雨に。

 当然、「雨後の筍」が期待されたのですが...これがちょっと微妙。予想ほど雨は降らず、「地面がしっとり...」程度。それもあって昨日から、筍の状況を注意深く観察した上で収穫しています。
 昨日、予想外の事態が。

 お伝えしていませんでしたが去年と違い、今年は実家敷地はもちろん裏の竹林でもの出現を確認していませんでした。猪は特徴のあるを掘るので、割とはっきりわかるのです。
 ただし昨水曜日に裏の竹林に入ってみると、何と、その猪の「穴」が。

 そしてその先には、センセイが月曜日に見逃した筍の残骸が。竹の陰になって気がつかなかった筍が、僅か1、2日で50cmくらいにまで生長。
 ところがその皮は粗雑に食いちぎられて周囲に散乱。

 中の、柔らかい身の部分だけが食いちぎられています。お察しの通り、猪に食べられたのです。

 当たり前ですが、猪(≒豚)は手を持たないので、鼻と口だけを使って食物を摂取します。つまり出たばかりの筍はガードが堅くて食べられないので、ある程度生長した筍だけを狙うらしい。
 そこで猪の次の標的になりそうな、ある程度生長した筍を昨日のうちに収穫。

 これが昨日の14:30頃。買い物の予定を今日に早めてもらい、食料確保後の13:30頃、再び竹林に入りました。つまりこの間、約23時間が経過。写真はそこで撮影したもの。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)【注意】ぼかし解除
 やはり降雨が少なかったためか、新たに出た筍は少ない。まぁ、そもそも昨日チェックしたばかりですし。

 写真のように、状況を確認しておいた数本の筍は無事でした...ん?っ!

 写真左上(ぼかし部分)に見慣れない、やや青みがかった灰色の物体が。何だろうと思ってよく見たら何と、猪の糞。初めて見ました。しかもまだ乾いていません。湿った竹林だということを考えても、まだそれほど時間が経過していないらしい。
 もはや人間を警戒せず、堂々と日中にやって来た可能性が高い。

 ちなみに糞の内容からして、明らかに猪は植物しか食べていません(当たり前ですが)。猪も文字通り、必死。食料の、次の候補となりそうな筍を探し出し、「ごちそう」を目の前にして「もう少ししたら...」などと涎(よだれ)を垂らしつつ...。(以下、省略)
 人口減少が続き、それに伴って里山が休息に荒廃しつつある郡部。

 今後の主導権を握るのはむしろ、野生動物の方なのかも。



5月1日(水) ノスタルジアだけが理由じゃないと思う ──E653系「上沼垂色」特急列車登場──

 今日から5月。

 だから...というわけではないのですが、少しご無沙汰していた鉄道の話題を。今回はまったくの地元ネタです。対象となる車両は写真のE653系1100番台で、いずれも信越本線およびえちごトキめき鉄道を走行する特急「しらゆき」としての運行している時に撮影しました。
 1枚目は柏崎駅(写真左奥)出発直後のもの。

 新潟地域では1969年から特急列車の運行が始まりましたが、開始当初はキハ80系気動車が充当されたものの、程なく481系(上越線の「とき」)および日本海縦貫線の485系(「白鳥」、「北越」および「いなほ」)に変更。
 前者は1982年の上越新幹線開業に伴い、在来線特急としては廃止。

 後者すなわち485系については、2001年のダイヤ改正で「白鳥」が廃止されたものの、「北越」と「いなほ」についてはその後もしばらく485系が用いられました。
 具体的には、まず2013年から羽越本線を走る「いなほ」が写真のE653系に交替。

 2015年の北陸新幹線開業に伴うダイヤ改正で特急「北越」と485系による快速「くびき野」が廃止され、新潟と上越妙高(一部、新井)を結ぶ特急「しらゆき」が登場。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 なお485系そのものは、新潟と糸魚川を結ぶ快速列車として2017年まで運用されていました。

 慣れ親しんだ列車にお別れをする寂しさはわかるとして、普通だったら新型に乗車できるのですから嬉しいはず。でも西村センセイ、イマイチこのE653系に慣れない。
 確かに、485系のボルスタ付台車と「しらゆき」や旧「はくたか」のボルスタレス台車の乗り心地は違う。

 同時に、E653系「しらゆき」と、先日も乗車した681/683系「サンダーバード」の乗り心地は似ています。そもそも両者は同じ頃に開発された車両。
 車体の構造についてはE653系と683系がダブルスキン構造。

 でも個人的には、違いはそれだけじゃない...と思う。こうなるともう、完全に情緒感情の世界の、極めて主観的なお話ですので、皆様におかれましては以下、眉に唾(つば)を付けて読み流して頂ければと思います。
 交直両用のE653系には、交流専用の兄弟車両E751系が。

 北海道ツアーなどで5回くらい乗車しているはず。もちろん乗り心地は同一ですが...やはり、好きになれそうにない。となると、車両のデザインあるいはカラーリングがセンセイの趣味に合わないのかも。
 繰り返しになりますが、まったく個人的な印象ですので、誤解なきよう。

 乗り心地はともかく、センセイは681/683系にあまり違和感を持たないのです。デザインに加えて、JR西日本の古いカラーリングにも、さほど不自然さを覚えません。
 ただし最も好きだったのは、北越急行所属の681/683系
(貫通先頭車両)クリムゾンレッド塗装でしたが。

 ずっと抱えていたこの違和感を、ひっくり返す──「肯定する」という方が近いかも──アナウンスが。JR東日本が、E653系の1編成(H202)のみ、「上沼垂(かみぬったり)」に変更すると発表したのです。
 またこの件は、あちこちで報道(こちらこちらこちらなど)されています。

 「上沼垂」とはかつて存在した「上沼垂運輸区」(現在の「新潟車両センター」)のこと。ちなみに「沼垂(ぬたり)」は、『日本書紀』に登場する「渟足柵/沼垂城(ぬたりのさく/ぬたりのき)」に由来します。
 発表後、自動車での金沢への移動途中など2回、この上沼垂色を見かけていますが、撮影はしていません。

 そこで一昨日、ある程度準備──ただし車両の運用はわからない──して撮影したのが2枚目の写真。1枚目と違い、列車の最後部が構造物と重なってしまっていますが、悪しからず。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 塗装されたばかりなので、ピカピカ。

 その分、良い印象を受けやすい点を考慮する必要がありますが上沼垂色、やはり個人的には似合っていると思います。ただし白状すると上沼垂色、485系の時はあまり好きではなかったのです。
 何だかぼんやりした感じだったので。

 それよりK編成やT-18編成の旧国鉄色の方がメリハリがあったので好きだったのですが、実はE653系、2編成が新潟から元の勝田に戻っています。

 つまり日本海側の利用客が減少している──トホホ──ということなのですが。最初に転属となったK70編成が何と、旧国鉄色に。でも個人的には、E653系のデザインとまったく似合わないと思う。
 どうやら車両の形状と塗装は、とても深く関係しているようなのです。

 繰り返しますが以上は、まったく個人的な感想ですので、念のため。



4月30日(火) 金沢から持ち帰り、捨てずに転用しているのは... ──草取り用の、秘密兵器──

 実際には、秘密でも何でもないのですが...。

 今日は連休に挟まれた平日。本来ならば、水曜の大学院講義に備えて移動する日ですが、今週は曜日による授業回数の差異調整のため、お休み。というか、金沢工大では今年、この週は講義をしないそうです。
 というわけでセンセイは、新潟の自宅に留まっています。

 朝イチに、かかりつけ医院へ。帰宅後に雨雲レーダーを見ると天気は予報よりやや良く、午前中はたぶん曇りで、雨がしっかりと降ることはなさそう。
 というわけで昨日に引き続き、庭の草を取ることに。

 先週の雨と、このところ続いている高めの気温とで木々や草花の新緑がどんどん生長し、色も鮮やかになっているのです。もちろん「雑草」に区分される草も。
 ここで裏の物置から取り出したのが、写真の秘密兵器。

 小鎌とバケツは当然として、手前にはやや不釣り合いの物体が。お気づきと思いますが、これは浴室用の椅子。2001年の冬に、金沢のスーパーで購入しました。
 アパートをお借りしたばかりの時だったので、今でも良く覚えています。

 古い製品ですが、その分、最近のものと違って樹脂が厚く、頑丈。壊れたりすることなく、金沢でのお役目を無事に終えました。それを庭作業用に転用しようというわけです。
 この椅子があるだけで、作業は本当に楽に。

 中腰で作業する時とは、まったく違います。

 なお、この種の作業に椅子を使うというアイディア──入浴用のものを転用するかどうかは別──は、センセイのオリジナルではありません。農作業の椅子はホームセンターでごく普通に販売されています。
 しかも、ほとんどが移動用の樹脂製車輪を装備。

 間違いなくその方が便利だと思うのですが、畑と違って、庭は必ずしも平坦ではありませんし、ある程度同じ場所に留まって作業します。それに、草取りのためだけに専用の器具を新規に購入するというのも...。
 ポツポツと細い雨が当たってきたし、(椅子を使っても)腰が痛くなってきたので、今日の作業は1時間半ほどで終了。

 この調子だと初回の草取り完了まで、まだ10日ほどかかりそう...。

 広いは、確かに余裕が生まれますが、その反面、メンテナンスはホントに大変なのです。



4月29日(月:祝日) 「採ると、逮捕されるよ」 ──物干し竿で洗濯物と一緒に天日乾燥されていたもの──

 よそ様のものを「盗(と)る」のなら、逮捕は当然。でも今日、その方は確かに「採る」と仰ったのです。ナシテ?!

 でも、まぁ、慌てずに...。なお、今日の写真はセンセイ史上かつてないほどの、ぼかしだらけ。

 世の中は連休前半最終日。西日本から天気が崩れてきましたが、少なくとも当地は日中、晴れ。風もそんなに強くないので、本当は自転車で実家へ行き、昨日お伝えした裏山の竹林を整備するつもりだったのです。
 ただし当市では刈り取った雑草を来週はじめに、ゴミとして回収します。

 その関係で今朝は、直射日光下での草取り。西村センセイ実は、腰が痛くなる点を除けば割と草取りが好き。ただし次の予定もあったので、2時間ほどで一区切り。

 いくつかの用を済ますべく、ふだんより遅めに外出。いつものスーパーで晩酌用の安いお刺身を購入して次の目的地に向かって歩いていると...え"っ?!
 70歳くらいの男性、つまりセンセイとほぼ同年代の方が、洗濯物を干していらっしゃいます。

 性別だけで差別することは良くありませんが正直なところ、これが同年代の女性だったらたぶん、何も感じなかったんだろうと思います。
 根拠もなく、お一人暮らしなのかなぁーと感じてよく見たら、何だか猛烈な違和感。

 彼が干していたのは洗濯物ではなく、物干し竿の両端で、普通の洗濯物用の器具に吊された黒い物体。センセイは目を点にして見入ってしまいました。
 彼も、そんなセンセイに気づきます。

 「...海草ですよねぇ」と、センセイ。「・・・ワカメ・・・(騒音で聴き取れなかった)」。「近くで採れるんですか?」と尋ねると、「ダメ。・・・(再度不明)・・・採ると、逮捕されるよ。だから・・・を穫るの」。
 白状すると一瞬、「とる」の違いを理解できませんでした。

 でもすぐに気づいて、「...あっ、漁業権が設定されていますからねぇ」とお応えします。お察しの通り、海中のワカメには漁業者のために漁業権が設定されており、一般の人間(「遊魚者」)は採取できないらしい。
 そこで浜辺に打ち上げられたワカメを集めて天日干ししている、ということ。

 お礼を述べて、次の目的地へ向かいます。

 新潟県は日本海に面しています。特にセンセイは海岸線沿いに車を走らせることが多い。だから漁業権についてはある程度知っていたつもりだったのです。でもワカメまで考えが及んでいませんでした。(反省)
 そして、流れ着いたワカメを収穫していらっしゃる方に、初めてお目にかかりました。

 知らないことばかりだ...。(再度、反省)



4月28日(日) 現場を逆から見ると、こんな具合... ──実家裏の竹林を整備し、筍を収穫しました──

 センセイにとっては、昨日の続き。

 今日実家を訪れるのは、下の弟夫婦──昨日来たのは、すぐ下の弟とその息子──と孫娘。山菜採りが本来の目的だったようですが、残念ながら時季はもうちょっと先。植物の生長には水分、つまり雨が必要。
 それを考えると収穫のタイミングは筍同様、今週末くらい。

 山菜は早い段階で諦めたようですが、今回はもう一つの理由で実家へ。姪夫婦、つまり孫娘の両親がめでたく県内に自宅を新築。今日初めて知ったのですが、すでに引き渡しを受けたとのこと。
 今日は建設業の甥
──姪の兄──が庭を整備するなど、引っ越し前でバタバタしているらしい。

 そこで休日で仕事のない今日、孫娘を祖父母(=センセイの弟と義妹)に預け、その二人は各種の報告をすべく曾祖父母宅、つまり実家を訪れたという状況。
 孫娘は祖父母
──そしてセンセイにも──に慣れているので、彼女にしてみればエクスカーションのようなもの。

 当然、昼を用意する必要があるのですが、弟からは到着予定時刻を知らされていません。そこでひとまず昨日同様、早い時刻に実家へ。
 到着までに時間がありそうだったので、センセイは作業服に着替えて裏山へ。

 昨年同様、裏の竹林の整備(、もし出ていれば)筍掘り。後者については、昨日弟が掘り尽くしたはずなので、あまり期待はできませんが。
 土砂崩れの関係で、今年は早い段階から裏山に入っており、全体の状況は把握済。

 ちなみに去年と違って、猪が出現した形跡はありませんでした。去年かなり整備したし、今年も何回か裏山に入っています。猪は人の気配を嫌うのです。
 障害物が整備されているだけでなく、嫌な人間の匂いも残っているので、くつろげない環境なのでしょう。

 当然ながら、今年は崩れた崖部分の整備(こちらこちら)を最優先。かなり綺麗にした現場を、崖の上から撮影したのが写真。正直なところ、これでも何だか良くわかりませんねぇ...。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 すみません。

 残念ながら見通しが利かない限り、一目で崖崩れ現場の様子がわかるような写真は撮影することはできないようです。ただしそれでも、すぐ下の作業小屋やその先にある道路、そしてその向こうにある民家を見ると、ある程度、崖の高さを感じていただけるかも。
 実家裏の竹林整備──崖崩れの部分を除く──は今シーズン初めて。

 ただし昨年と違って大雪の冬ではなかったので、枯れたり倒れたりした竹はそれほど多くありません。さすがに1時間半程度の作業では完了できませんでしたが、もう1、2日あればかなり綺麗になるはず。
 おっと、ここでドクターストップならぬ「降りてこい」コールが、母親から。

 弟から電話があり、あと30分ほどで到着するとのこと。もちろん着替えて最寄りのスーパーへ。何と、そこで缶ビールを購入している弟とバッタリ出くわすことに。

 今日は予想外のオマケも。「見つかっても1、2本くらいだろう...」と予想していた筍ですが、実は計15本も収穫しました。もちろん出たばかりの小さなものもありましたが、3/4くらいは、それなりに立派な筍。
 中には生長しすぎたものも。

 弟が見逃した筍は、ごく僅か。(たぶん)

 つまりほとんどの筍が、昨日から今日までのわずか約24時間で、20〜40cmも生長したのです。信じていただけない方がいても決して不思議ではないのですが、田舎の人間にとってはこれが常識。
 まさに、「雨後の筍」。本当に。

 う〜ん、でもやっぱり、信じてもらえないかもなぁ...。

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