2024年6月1更新(2024年6月9日ページ移動)
■6月1日(土) 少々飽きっぽく、そして予想外にきれい好き?! ──実家裏の竹林に、猪が再度出現──
タイトル通り、ローカルなお話。
昨日に引き続き、今日も実家を訪れました。ただし移動は自転車。予想よりも風が強かったため帰りは難渋しましたが、それでも健康のために自転車を選択したい。主たる目的は、母親の農作業を手伝うこと。
頼まれていた仕事があったのです。写真は、作業終了後にiPhone SE(2nd)で撮影──自転車だったので──したもの。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
手前からネギ、(巨大な)ホウレン草、レタス、(現在価格が高騰している)キャベツ、人参、ゴボウ、なす、そして西瓜などを育てています。
防獣・防鳥用のネットを張るため、写真の中央部に支柱を打ち込んで欲しいというのが母親の依頼。身長と体力の関係から彼女には難しいためで、昨年もセンセイが担当しました。本当は昨日作業することになっていたのですが、雨で足場が悪かったため今日に延期したのです。
作業は30分ほどであっさりと終了。ひとまず実家へ戻ってから、先週に引き続いて裏の竹林整備。所有地へ続く坂道を登っていると、おぉ、通路の真ん中に筍が。通行の邪魔になるので、即座に伐採。
...あれっ?!すぐ目の前に、長径25cmほどの見慣れない穴が2個。間違いありません、猪が掘った穴です。今年2回目、前回から1ヶ月ぶりの出現確認。それも実家敷地と隣接する場所に。
どうやら猪は、人間をほとんど警戒しなくなっているらしい。所有する竹林に入り、倒れた竹を伐採、整理していると...あ"っ。
何と、前回と同じ場所(!!)に猪の糞(写真省略)が。鮮度(?)から、昨晩出現したものと推測されます。排便なんてどこでもいいような気がしますが予想外に、猪はトイレの場所を決めているらしい...。
見方を変えると、猪は縄張り意識を持っているものと推測されます。それならば筍を食べているはず...と考えたのです。実際、ピークこそ過ぎたものの、あちこちにまだ食べられそうな筍が。ただし少なくとも所有地に関する限り、猪による食害は確認できませんでした。
人間同様、猪も食べ飽きたんだろうか。傾いた竹をさらに数本伐採、整理したところで、下の敷地から父親に呼ばれました。崖崩れ現場下の排水路を整備して欲しいとのこと。高齢化は幼稚化(「退行」“regression”)に通じる点があり、彼の関心はもはや、目の前のことだけに。
全体像の把握は難しくなっています。8人姉弟の中でただ一人生き残った姉が、先月末にめでたく99歳を迎えたことにも気づいていない──彼のプライドを傷つけることになるので、こちらからは伝えていない──はず。というわけで彼の要望に素直に従い、本日の作業終了。
新鮮なキャベツ2個とホウレン草をもらって実家を発ちました。向かい風でペダルは重かったけど、まぁ、今日は良く働いた方だと考えるようにしましょう。
■5月31日(金) 継ぎ接ぎは人生そのものだ ──実家進入路に固定式の手摺りが出現していました──
というわけでセンセイは、今日も家族サービス。両親の食料調達その他のため、お昼過ぎに実家へ。
車を止めて屋敷に入ろうとした時、あれっ?!
用水路(手前)を越えた先、坂になった進入路の右側に見慣れない物体が出現していました。固定式の高齢者用手摺りです。今週の火曜日に設置工事をすることは承知していたのですが、ちょっと失念。
だから今日は、不意をつかれた格好。もちろん94歳になった父親のためのもの。足腰がすっかり弱くなっているので、一人で行動するためにはこのような設備が必要なのです。
室内には5年前、同様の手摺りを要所に設置していただきました。またこの春には玄関と写真の上り坂の間に、仮設ながらしっかりした造りの手摺り──レンタル品。写真左上奥に少しだけ見えている──を配置していただきました。
ここまでの設備には公的補助が。ただしそれが上限に達したとのことで、今回の固定式の手摺りは全額自己負担。それなりの金額がかかりましたが、母親は「次は、私が使うから...」とのこと。
う〜ん、どうだろう。古い写真によると、この進入路の基本的な構造は1946年に亡くなった祖父の時代からあまり変わっていません。もともとは緑色凝灰岩(グリーンタフ)を用いたシンプルな造り。
ただし約60年前の実家新築、その後の上下水道の工事、用水路のU字管化と手前の道路の大改修で、ご覧のように継(つ)ぎ接(は)ぎだらけの姿に。そこに新たな構造物が加わったわけですが、もちろん、仕方ない。
そう考えると、痛々しさすら覚える継ぎ接ぎはまるで、ままならぬ人々の人生そのもののように思えてきます。
■5月30日(木) 新潟発、この季節の便りも今年が最後か? ──西村センセイの家族サービスな1日──
金沢にいる時のセンセイは、「先生」。
でも新潟に戻ったセンセイの仕事は、まず家族サービス。もちろん実家や(実の)伯母の用がメインですがそれ以外も。今日は自動車で60km以上離れた新潟市まで往復。義理の叔母を訪ねたのです。
名目上の理由は、彼女が育てた空豆などの野菜を頂戴すること。叔母さんも、野菜を育てるのが本当にお上手。今回は春ダイコンと玉葱も頂きました。新潟市付近は枝豆の産地として有名。この時季から秋まで収穫されます。
と同時に、この地域では空豆もたくさん育てられているのです。こちらはわずか1週間、長く見ても2週間くらいの短期決戦型の収穫。NHKが県内ニュースで伝えたほどです。
ただし今年は春の天候が不順だったため、収穫量は全県的に少なめ。叔母さんの畑でもそうでした。たくさんの野菜をトランクに詰めて、ご帰宅。
空豆を、自宅近くにあるヤマト運輸の営業所からお世話になっている方々に発送します。お察しの通り、今回の本当の目的は(実の)伯母──こちらは先週、センセイら甥3人の連名で白寿(99歳!!)のお祝いをした──同様、(義理の)叔母さんのお話を聴くこと。
叔母さんも、もう満88歳。どうしても身体のあちこちに問題が起きてきます。お茶を頂いている時も「同級せぇーも、だいーぶ死んだのぉ」、という具合。昨年は入院。というわけで、送り先には「今年で最後...」とメール。
これも「お仕事」。誰かが働かなくてははならない。
西村家次期ご当主様は、辛いぜ。
■5月29日(水) ご縁はあるのか、続くのか... ──移動途中に、新しい自動車販売店を訪れました──
昨日の、血圧の続きから。
お伝えしたように、昨晩の「平均」血圧(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は覚悟していたより低め。予想外の値でしたが、後から考えるとごく最近の血圧が関係しているのかも。先週末から昨朝までの血圧はかなり低く、しかも安定していたのです。
具体的には107mmHg〜110mmHg。今月は3週続けて金沢で知り合いと飲んだ──それはそれで有意義だったし、楽しかった──のですが、昨日は「家飲み」ならぬ「部屋飲み」。酔っぱらってこのサイトを更新しました。(すみません)
その分、割とよく眠って5時半過ぎに起床。で、血圧を測定すると107mmHg。かなり低いだけでなく安定していたので信頼性は高い。いつも通りに朝食を済ませ、路線バスに乗ってご出勤。今日は前半のハイライト。主役はセンセイではなく、受講生。
良い内容のものをピックアップして、研究室単位で発表していただきました。聴き手の受講生の中にはあっけに取られて、ぽかんとした顔の男子学生も。「学び」に目覚め、スイッチが入ってしまった顔です。盛り上がったところで講義終了。荷物をまとめて急いで大学を離れます。
今日はちょっと立ち寄りたい所があるのです。それが写真の「オーシャンモーターズ」というお店。最近、ネット上で見つけました。場所は新潟県西部の上越地方。現在は上越市ですが、センセイにとっては旧大潟町。
国道8号線沿いにあり、かつては農機具販売店だった店舗です。旧店舗は割と良く覚えているのですが、それがいつの間にか自動車販売店になっていました。当然、訪れた理由があります。ご存じのようにセンセイの車はMT車。
そのクラッチ──クラッチは消耗品──が摩耗しているのです。本来ならば新潟のディーラーで交換していただくところなのですが、残念ながら技術力に難が...(これまでに3回ミスを起こしている)。しかも費用が高い。
センセイは年金生活者なので、生活費以外の支出には細心の注意を払う必要があります。技術力に関する限り金沢のお店なら問題はないのですが、あまりに遠すぎます。単に移動距離の問題ではなく、時間が関係してきます。
クラッチの交換は1週間くらいかかる重整備。移動を考えると、実家へ行く必要がセンセイには無理。他方、クラッチはどんどん減っていきます。そこで適当なお店を探していたところ、このお店に出くわしたという次第。しかも何と、いつもの移動経路の途中、かつ、自宅から割と近い。
そこで先週、サイトを通じてメールを送信したのですが...音沙汰なし。今週に入ってから電話してみたのですが、今度は応答がありません。う〜ん、大丈夫かぁ...。
昨日の朝、金沢への移動の途中でお店の様子を確かめると、おぉ、店内には照明が。ちょっと安心しました。そこで意を決して今日、お店に入ってみました...が、今度は店内に人の姿が見当たりません。
(再び)大丈夫かぁ...。声を掛けると、パーティションの陰から今風の若い女性が現れたので、用件と事情を説明します。見積を出していただくまでまとまったので、ひとまず初回の目的は達成。ただし、メールを送った件については反応がありません。
(3回目の)大丈夫かなぁ...。果たしてご縁はあるのか。仮にあったとして、そのご縁は続くのか。
この話題、今後の展開はまったく不明。続くかどうかもわかりません...などと考えながらご帰宅。今日はずっと運転していてストレスもかかったので、血圧は高いだろうなぁ...と覚悟して測ると、123mmHg。
先日ほど低くはないものの昨日同様、非常に厳しい条件の割には低い。う〜ん、やっぱり、血圧は良くわからない。
■5月28日(火) 雨による燃費の大幅低下と、血圧上昇。う〜ん、金沢への移動方法を変更しようか...
明日の大学院講義に備えて、金沢へ移動しました。
でもこれが、結構大変。お察しの通り今日、西日本から東日本にかけて降った――現在進行中――大雨のせい。自宅を発つ時は、ぽつぽつと当たり始めた程度。もちろん今日も、自動車での移動です。
それがやがて、間欠ワイパーを要するように。状況はどんどん厳しくなって、新潟―富山県境付近からはザーザー降りに。水たまりが深い場所もあるので注意して運転しましたが、やはりハンドルを少し取られる場面も。でも、まぁ、何とか無事に大学に到着しました。
ただし運転していて気になったことが。燃費がどんどん低下していくのです。ミシュランに履き替えてから燃費が5%〜10%低下しています。特に、濡れている路面での燃費低下が目立ちます。グリップ力には満足している――不安感を覚えない――のです。
その代償としての燃費低下でしょうか。これまでの最低は前回往路の18.9km/L。今回はアップダウンが相対的に少ない新潟県を出た時点で19.6km/L。ワーストレコード更新を覚悟します。富山県内は雨で交通量こそ少なかったものの、路面には大量の水が。
当然、抵抗(「転がり摩擦」)は大幅に増加。18km/L台前半を覚悟したのですが、大学に到着してデータを確認すると、何と、17.6km/L。まるで積雪時の燃費です。ここまで下がると、そもそものガソリン補給計画を練り直す必要が出てきます。
そして、もう一つ気になること――後出しじゃんけんですみません――が。移動時の、血圧変化です。
すでに何回か言及(こちらやこちら)したように最近、血圧が上昇しているのです。まずご覧いただきたいのは、ここ約6年間の血圧の変化。(拡大写真(別ウィンドウ、1224×868))
グラフ右端、今年度に入ってからの値が明らかに上昇しています。ただし今回は、単純に「血圧が上昇した」だけでは片づけられない面が。
そこで、初めてご紹介するのが2枚目のグラフ。最近の血圧変化を、曜日ごとに見ています。グラフ上部はいわゆる「最高」(「収縮期血圧」)、下が「最低」(「弛緩期血圧」)。
いずれも日中のデータです。(見やすくするため、朝のデータは省略)もう少し詳しく言うと、それぞれの最下部にあるグラフが3月中旬から4月中旬――ただし講義開始前――までの5週間の血圧変化の平均。(拡大写真(別ウィンドウ、1225×857))
その上、丸文字(講義回数に対応)を振ってあるグラフが、それぞれの週の血圧変化。なお、横に伸びるオレンジ色の線は、「最高」および「最低」の正常値の上限です。
まず両者の違いは一目瞭然ですし、講義開始後の曜日による変化も明らか。講義前日と当日は高い。ただしご注意いただきたい点がいくつか。
まず、そもそも差異が少なくなりやすい平均と、個別変化を比較している点。でも実際に、講義開始前の血圧は非常に低く、かつ、とても安定していたのです。また、「講義開始後」の変化の平均を取ることも可能ですが、う〜ん、それにどれだけの意味があるんだろう。
ちなみに「B」の週だけ、他の週と異なっています。理由は明白で講義終了後、ハードな山陰ツアーに出かけ、金沢に戻った木曜の夜は研究会に参加した後、関係者と飲んだくれていたためです。今回、金沢への移動手段を原則として自動車にしたのは「車が走りたがっていた」から。
ホントに。う〜ん、でもこのデータを突きつけられると、移動方法を再考した方が良いかも...と考えながら大学に入ります。ただし今日は、すでに準備をほとんど終えているので、出席確認のシートだけ出力して、ホテルへ移動。
この雨なので、大学前のバス停から金沢市中心部まで、路線バスで移動するつもりだったのです。でも今日は、要するに自動車に乗っていただけなので運動していない...。
運動不足は血圧上昇の要素なので、途中のバス停まで歩くことにして...のはずが結局、大雨の中、大学からホテルまで6kmちょっとを歩いてしまいました。大きな傘を用意していましたが、お察しの通り、全身ずぶぬれ。
しかも鞄や、そのポケットに入っていた手帳類もです。トホホ。「今までの経験だと、ちょっとくらい歩いても...」と諦めながら血圧を測定すると、「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は125mmHg。
う〜ん、ますます悩ましい選択となってきました。
■5月27日(月) こちらは何と、花と実が花と実が同居していました ──「ニュートンのりんご」柏崎高校編──
本来、金沢工業大学の「ニュートンのりんご」に続いてお伝えするつもりだった話題。時差ボケ感が漂いますが、悪しからず。
写真は先週木曜日に撮影した母校、新潟県立柏崎高等学校の「ニュートンのりんご」の様子。今までの経験から、金沢工大より1週間くらい遅れて開花や結実するようなのです。
現地を訪れると予想通り、小さな実をつけていました。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))お伝えしたように、金沢工大のりんごの実は10円玉くらい。こちらはもっと小さくて、1円玉程度。実の形も大きく異なり、こちらはまだ長細い。
子房(しぼう)下部の雰囲気を色濃く残しています。まったく予想外だったのですが、ご覧のようにりんごの実が数輪の花と同居しています。まとまって咲いていたのはここだけですが、木全体を良く見るとまだポツポツと花が。
一度に咲くんじゃないんですね。花のサイズと比較できるほど、この時点でのりんごの実は小さい。もう一つ気づいたことが。
金沢工大のりんごの木の葉は相対的に黄色がかっているのですが、こちらはやや青っぽい(カメラとレンズは同一)。前者は快晴、こちらは曇天という違いが影響しているのかもしれません。
あるいは1年の生長サイクルの中の、一時的な現象なのかも。それでも何とか、無事に育ってくれています。やれやれ。
明日は金沢へ移動するので、りんごの様子を...といきたいところですが何と、大雨との予報。考えてみれば、梅雨入りもそう遠くない。
さて、どうなりますやら。
■5月26日(日) 「かわいいなぁ...」と声をかけてあげると、本当に... ──枝豆の芽が出始めました──
写真は昨朝撮影したもの。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
つまり本来昨日お伝えするつもりだった内容です。それが、Windows 10の昇天で吹っ飛んでしまい、1日遅れとなったもの。ちなみに写真が赤みを帯びているのは、太陽高度が低いため。日の光が当たった直後に撮影しています。
解説の必要はなく、先々週の土曜日に蒔いた枝豆の一部が芽を出したことに気づいたのです。去年は子葉が出て少し経ってから気づいたのですが、今回は発芽の初期段階。豆の形そのままというか、要するに生長途中の「もやし」そのものですねぇ。
...当たり前か。蒔いてから1週間、雨の日を除いた毎日、生長を楽しみにしながら水遣り。実際の音にはしませんでしたが、「ちゃんと育ってね」などと声を掛けながらです。
知り合いに、いろいろな意味で花を愛する女性が。その方は、「かわいい」などと本当に声を掛けながら植物を育てるのだそうです。すると植物の方もその期待に応えるかのように生長。
去年はこの時期に外壁を補修していただいたったこともあり、あまり余裕のない状態で枝豆を育てました。それでも枝豆収穫まで、初生葉→本葉→開花→結実の様子をひとまずご紹介することができました。白状すると経験が足りなかったため、とにかくお伝えしたというのが正直なところ。
残念ながら、植物に対するセンセイの感受能力は相変わらず低いままですが、少なくとも去年を経験しています。そこで今年は彼女を見習って、「かわいいなぁ」と声を掛けながら毎日水遣りをするつもり。ただし逆に、お伝えする頻度は下がると思います。
だからといって、決して植物に対する愛情が低下したわけではありませんので、誤解なきよう。