2019年9月21日更新(2019年9月29日ページ移動)
■9月21日(土) 冗談抜きで、自動車の運転には気をつけよう ──今日から秋の交通安全運動──
西村センセイ、今日は移動日。ただし午後にかかりつけ医の予約を入れています。
昨日の午後に金沢を発つこともできたのですが、それだと交通量の多い上越市内を、帰宅ラッシュの時間帯に通過することになります。しかも「秋の夜は釣瓶(つるべ)落とし」。日暮れが日に日に早まっています。
周囲の状況を確認しづらい夕暮れの運転は、可能な限り避けたい。もちろん、その区間だけ高速道路を利用する方法もあるのですが、センセイは高速道路が好きではない。お昼過ぎに急ぎのメールが入ったこともあり、予定通り金沢でもう1泊して、今朝帰宅することにしました。
ただし注意しなければならないことが一つ。秋の交通安全運動が、今日から始まるのです。
初めて乗せた人から「タクシーの運転だ...」と運転ぶりを評されるように、センセイは基本的安全運転。もちろん、タクシードライバーにもいろいろな方がいらっしゃいますけど。
ただし常に、そして絶対に交通法規を遵守(じゅんしゅ)しているかと問われれば、自信はない。ハンドルを握る人は、誰でもでしょうが。
長距離運転は睡眠不足が大敵なので、意識してゆっくり休み、車を走らせます。道路の混雑状況は、平均的な土曜日の午前中のそれ。
やがて最初のポイント「金沢外環状道路(山側幹線)」最初の「卯辰(うたつ)トンネル」手前へ...やっぱり。帰宅後、寿命を迎えたSDメモリを交換したドライブレコーダーには、その時の状況が克明に記録されていました。卯辰トンネル手前(金沢側)は立体交差になっています。
反対側の上り車線からだと、立体交差の向こう側(金沢側)が見えません。今朝はその幹線道路が1車線に規制されており、左側の車線には、奥の警察車両2両に続き、車が6台。速度違反で検挙された車です。
以前ご紹介しましたが、石川県警は幹線道路の車線を規制してでも「やる時は、やる」のです。下り車線の立体交差を抜けると、卯辰トンネルが迫ってきます。右側の上り車線に注意すると、確かに速度を計測する警察官がパイプ椅子に座っています。
小雨が降っていたためか、気温が低かった(21℃)ためか、ジャンパーのようなものを着用しています。これらのポイントはたぶん、地元の方には良く知られた取り締まり現場。ただし観光客など不慣れな人には確かに、気づきにくい場所だと思う。
安全運転を心がけながら車を進めます。途中、富山県内2カ所で速度違反およびシートベルト不着用の取り締まり。もちろんいずれもセンセイには無関係でしたが。無事に新潟県入り。
お昼になったためか、雨が降ってきたからか、新潟県内での取り締まりには気づきませんでした。自宅まで約40km。やれやれ今日も無事に...と思ったのが甘かった。
冗談抜きで、改めて自動車の運転には気をつけよう。たぶん近日中に続きをお知らせできると思いますが、事故の類を起こしたわけではありませんので、ご安心ください。
■9月20日(金) 何だか、ちょっと違う... ──駐車場の同一モデル車に覚えた違和感──
今週の金沢は天気が割と良かったので、センセイは毎日自転車でご出勤。
つまり大学の駐車場にセンセイの車は存在しない。相変わらずセンセイの昼食は、決まらないまま。
かといって、食べないわけにもいかないので、ひとまず大学食堂へ向かいます。左足が少し重いままなので、エレベーターで地上へ降り校舎の外へ。食堂までの間に存在するのは来客用の駐車場。
...あれっ?!目が自然と、ある白い車に向かいます。センセイの愛車...もちろんそんなはずはありません。石川ナンバーの同一モデルが、2日連続で駐車場に存在していたのです。学内では、新しい分野の集中講義を開講中。
それに参加されている外部の方の車です。これはBMW 320i M Sport(F30)という、センセイと同じモデル。F30シリーズには前期型と、センセイのものを含めた後期型があり、一般のモデルでは外形が少しだけ異なります。ただしこのスポーツタイプについては同一。
だから区別がつかないはずなのですが、どこか、そして何かが違う。最初に気づいたのは、タイヤのホイール。中央部に純正品のキャップを嵌めるので、チラッと見ただけではわからないのですが、BMWの純正品ではありません。センセイも冬用タイヤで使用している、似た形状の製品です。
でもやはり、どこかに漂う紛(まが)い物感。そして実際に使用すると、まず、洗車時にブラシが隙間に入りにくい。また塗装が弱いようで融雪用の塩で錆びてしまいます。「ここが純正品と違うんだぁ」と思い知らされる点です。
もう一つ、割と早めに気づいたことが。写真は縮小しているためわかりにくいのですが、フェンダー最外周、タイヤのすぐ上の部分に、タイヤを取り囲むような小さな膨らみが存在します。前後輪とも、目立たないように同色樹脂製のパーツが貼り付けられています。
これは車検への対応策。
スポーツモデルは幅広のタイヤを装着しており、車検時の状況によっては、タイヤが車体から僅かにはみ出る場合があります。それを防止するための措置。
ただし現在は保安基準が変わっており、センセイは装着していません。だからやはりこのモデルは前期型のような...。それでもまだ、どこかが違う...。
写真は2日目に撮影したもの。前日は見落としたのですが、車体前面のフロントグリルに吸い込まれるような感覚を覚えます。BMWを特徴づけるこのデザインは、「キドニー・グリル」と呼ばれます。腎臓(“the kidney”)に由来。
実際には年代やモデルによって、デザインは大きく異なります。最新モデルは違和感を覚えるほど強調されていますが、F30のフロントグリルは対照的に、控え目で上品。ここでやっと気づいたのですが、センセイが乗る標準モデルは外周部がクロームメッキなのに、こちらは全てがブラック。
センセイに、ここまでの拘りはありません。お好きな方なんだろうなぁーという印象を持ちます。ピカピカだし、前輪を真っ直ぐに止めているし。
■9月19日(木) 西村センセイ、十数年ぶりに大学裏のサンドウィッチ店を訪れる
金沢は昨日あたりから、炎天下でなければ日中でも過ごしやすくなりました。特に朝晩は寒さを感じるほど。季節は確実に進んでいきます。
今朝の気温が低かったからなのでしょうが、このところ好ましい数値を残し続けていた血圧が少し上昇。まるでセンセイの身体は、血圧をバロメーターとする温度計のよう。血圧変化の続きはたぶん、後日ご報告できると思います。
実はもう一つ、血圧関係で少し困っていることがあります。昼食です。
センセイの食事パターンは、相当安定しています。金沢での平日のお昼に関して言えば基本的に、大学食堂でアジフライ定食を頂くか、大学近辺の弁当店でのり弁当(ソースや醤油類・漬け物は抜き)を買うか。
ただし前者は、隔週での提供。だから通常は、アジフライがないことを確かめてから校舎を抜けて、キャンパス脇の「ほっともっと」へ向かうというパターン。
校医から指摘された高血圧対策の一環として、今夏から新たに、血圧を上昇させるNa+イオンをK+イオンで置換すべく、今までほとんど手にしなかったバナナを、毎朝食べるようにしています。かつては「果物の王様」と賞された──若い人は知らないはず──バナナ。
しかし現在は、品質はともかく、とても安価なものが流通しているんですね。知りませんでした。朝食の変化は、昼食の混乱を引き起こします。今までのお昼だと食べきれない。センセイは農家の出身で「出された食べ物を残す」ことは御法度(ごはっと)。でも現在は、無理して食べると、午後に影響します。
じゃぁ、というわけでお昼を抜くと今度は別の、新たな問題が...。大学近辺の地図を思い描きながらお昼を考えていた時、不意に、写真の「ニュージョイス かもの」というサンドウィッチ店を思い出しました。場所は大学のすぐ裏。
店の右奥は、相次いでオープン──ただしこちらは最大料金を400円まで値下げ──している駐車場の、その最初のものこのお店は、センセイが金沢工大に赴任する前、約40年前から存在するそうです。ご夫婦がお店を開き、現在は息子夫婦も加わって、サンドウィッチやお弁当を製造、販売しています。
ボリュームがあって美味しく、しかも価格設定はとてもリーズナブル。地元ではとても有名なお店ですし、センセイは見ていませんが、時々、地元テレビやラジオで紹介されているようです。ネット上にも沢山の情報が掲載されています。
実はこのお店、センセイの通勤経路の途中に位置します。実際、金沢工大赴任当初は、毎朝ここで玉子サンドを(現在は220円〔+消費税〕)を購入し、研究室で煎れたコーヒーを飲みながらそれを頂いていたのです。確かに美味しい。
ただし問題がいくつか。検索していただくとわかりますが、まず、駐車場がありません。お客は狭い道路、しかも、指導員が立つ通学路に車を止めてサンドウィッチを購入します。センセイは運転する側なので、気が重い。
もう一つ。おばあちゃん達は気さくなのですが、センセイと同年代と思われる息子さんは、少なくともその当時は愛想が良くなかった(とセンセイは感じた)。ある時、急に気が萎えて、プッツリと行かなくなってしまいました。
残念ながら、それで困ることもなかったし。でも最近、変わらぬ繁盛ぶりを見て、こちらの妙な拘りを捨てるべきかもしれないと考えるようになったのです。
今日のお昼前、本当に十数年ぶりに訪れてみました。留守番は例の息子さんだけ。表情を上手く表すこと、特にお客さんの意を汲むような面に関しては少し難があったかもしれません。でも、それが問題だと声高(こわだか)に叫ぶほどでもない。
ちなみに、叫んだことはありませんので、念のため。今回、予想外だったことがあります。彼は、暗算が得意。
研究室に戻って久しぶりの、そして味は濃い目ながら、確かに美味しいサンドウィッチを頂きながら、反省すべきはセンセイなのかも、と反省していた今日の西村センセイなのでした。
■9月18日(水) 今年は“BEAR FRUITS 〜実り〜” ──工大祭の看板が掲げられました──
今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題。
最寄りのコンビニへ行こうとして、正門から外へ出ようとした時のこと。道路の右側から中型のスバルが。後部座席の左側に小学生と思われる児童。
彼女は走行中の車中から、正門脇を見つめています...あ"。お察しの通り、正門脇に写真の大きな看板が設置されていました。左上に「第52回工大祭」そ、そして右下には実行委員会が記されています。もちろん今年度の工大祭を告げる看板。
女の子は描かれた画を目で追っていたのです。今年度のテーマは“BEAR FRUITS 〜実り〜”。例年だとかなり早い段階で幹部会を通じて告知されるのですが、センセイが知ったのはつい最近。
たぶん受けた報告を、センセイが覚えていないだけなんでしょうけど。トホホ。今年の看板はいつもと雰囲気が違います。道路や空などを除けば、描かれているのは樹と果物だけ。それも、りんご、葡萄、オレンジ(?)そして桃のみ。
大きさは多様ですが。文字以外は色も揃えてあるので、あまりゴチャゴチャした感じはしません。調べてみたら、工大祭は1か月後に迫っています。来月の今日は準備に続き、前夜祭が催されます。
■9月17日(火) 新鮮な地場産野菜が欲しいのなら、そうだ、こことあそこに...
お伝えしたように先週末に実家を訪れ、母親から大きく立派な茄子とピーマン、そして初物のキャベツをもらいました。
1人で食べきれる分だけを金沢に運んできたので、今週は毎日、夕食は茄子がメイン。昨日、一昨日は柔らかい茄子を選んでおひたしに。美味しい茄子は包丁を入れたその瞬間、りんごの香りがします。
たぶん、香りの成分は共通だろうと思う。電子レンジで「チン」をしてから余分な水分を切り、地元金沢のお醤油「大野紫」を適量かけるだけなのですが、これが本当に美味しい。たぶん信じてもらえないと思う。今日からは硬い茄子なので、皮をつけたまま中華料理に挑みます。
といっても1年半前に、愛用の二重底のフライパンを急冷した際に底の鉄板が一部剥がれてしまいました。フライパンは現在、アルミホイルで魚を焼くための厚い鉄板と化しています。つまり1年以上、センセイは炒め物をしていない。
今日は、電子レンジだけを使って数種類の野菜と合挽きの挽肉を使ったお料理。出来は上々でしたが、この件は紹介するかもしれないし、しないかもしれない。
本題に戻ります。実家のように、一人あるいは少数で野菜を育てている場合、あるタイミングで収穫できる野菜の種類は限られます。他方、収穫量は集中するので、新鮮で美味しいのに、食べきれない。
スーパーや八百屋なら、いつでも概ね同じような野菜を適量購入することができます。考えてみればすぐにわかることですが、これは、日本列島を南から北へ、そして逆向きと、季節に合わせて収穫地を変えているからです。
その代わり、どうしても新鮮さは見劣りするし、一般的に、その野菜本来の味がしない。両者の溝をある程度埋めることができるのが、JA柏崎の「愛菜館」など地元産の野菜を扱う施設。同じ地域内でも生産者によって育てるタイミングが異なるので、ある程度幅を持って野菜を購入することができます。
だから最近は、金沢へ向かう際に「愛菜館」を訪れるのがマイブーム。今回は茄子が立派で、しかも量が多かったため、「愛菜館」には立ち寄らなかったのです。でも運転中にいろいろ考えると、高血圧対策のためにも、別な野菜が欲しい。特にトマト。「愛菜館」を先週訪れた時には、もうトマトは並んでいなかったのです。
だからスーパーで石川県産のものを購入したのですが、あまり美味しくない。ふと、「うなづき 五叉路」改め「よか楼 宇奈月」の南隣に、JAくろべの「アグリプラザ東」があることを思い出しました。1回だけ入ったことがあるのですが、量も品揃えもイマイチで、その時は何も購入しなかったのです。
実は今回も、野菜の量はあまり多くありませんでした。でも品質の良さはすぐに伝わってきたし、小ぶりながらトマトも並んでいました。地元産の胡瓜とともに購入。いずれも期待通りに、美味しい。
良く考えてみると、センセイが常用する移動経路に地場産野菜を扱う、もっと大きなお店が存在します。ただし西村センセイ、一度も入ったことがない。そう遠くない将来に、探訪レポートをご報告できると思います。
ただし、少々お時間を頂戴すると思いますので、悪しからず。
■9月16日(月:祝日) 週末に実家を訪れたら、敬老の日に相応しい(?)ものが...
仕事が溜まってしまっているので、お伝えしたようにセンセイは一昨日の土曜日の午後、新潟の自宅へ戻りました。
家長としていくつかの仕事をした──その代わり、大学の仕事はほとんどできなかった──のですが、その一つが実家を訪れること。事前に連絡したら、食料調達のため、スーパーへ連れて行って欲しいとのこと。
希望時刻を尋ね、昨朝訪れることにしました。まずは、冗談抜きで両親が無事であることを確かめます。父親は89歳、母親は82歳なので、いつ何が起きてもおかしくない。
2人を車に乗せるために車を移動させようとして、玄関(写真手前)に戻ったところで、あ"。
家に入る時は気づかなかったのですが、あちこちに手摺りが設置されています。中央奥2カ所の壁や、手前右側の柱、男性用トイレ内などにも設置。
これは主に、足腰が弱っている父親のためのもの。よく見ると、壁の中央部に手摺りがネジ止めされています。1階はもともと、伝統的な漆喰(しっくい)の壁だったのです。つまりネジ止めはできない。
しかし12年前の新潟県中越沖地震で、写真の部分を含めて1階の壁が激しく損傷し、かなりの部分を板壁にしてあるのです。工事に入ることは知っていたのですが、実家に到着した時は失念していました。それなりの費用がかかりますが、補助金で8割まかなわれるとのこと。
実は階段右側にも手摺りがあります。20年以上前に補助金なしで設置しました。両親の寝室は2階にあるのですが、父親はすでに1階だけで生活しています。つまり階段の手摺りはもう、使用されていない。両親の弱り方を見ていると、1階の手摺りの出番は、実はそう長くないんじゃないかと思う。
実家の場合には「その次」があり、さらにはその次の世代が控えているから、ま、いいんですけど。
■9月15日(日) 自宅の主力機PowerMac G4 Cubeが、ブラックアウトを起こしてしまった...
...困った。
ご存じのようにセンセイは主に、自宅書斎、金沢のアパート、そして大学の研究室という3カ所(+モバイル環境)で生息しており、それぞれのコンピュータ環境はほぼ同一。つまり最新のデータはSSD化されたMacBook Pro(13")(Windows環境)の中。
それを、ネットワーク環境からMac OS 9マシンとWindows 7/10マシンで呼び出す。モバイル環境ではMac OS 9(実機)を持ち運ぶことができない──ただし例外あり──ので、MacBook Pro上の“SheepShaver”を使用しています。Windows 10を含めて、全てのWindowsマシンにインストール済。
「Macやめますか、それともOS 9やめますか?」と迫られた日から、約13年が経過。されどセンセイが使用するメインOSはMac OS 9。信じてもらえないだろうなぁ。
...と、自宅書斎でこのページを打っていたら、目の前の画面が急に真っ黒に。一瞬のことだったので「見なかったこと」にします。約1分後、再びブラックアウト。
起きていることを認めざるを得ない。最も疑わしいのは、コネクターの接続状況。全てデジタル接続なので、アナログの時のように「色が時々...」などということはありません。でもディスプレイも、変換コネクタも問題なし。
残るのは、写真のPowerMac G4 Cube下部の接続部分のみ。でも配置──造りつけの書棚に専用の穴を開けてある──の関係で、点検は難しい。19年前に購入したG4 Cubeも、いよいよ「その日」を迎えたか...あれっ?!
酔っぱらっていたため最初のチェックで見落としてしまいましたが、よく見るとG4 Cubeに防塵用の専用カバーを掛けたまま。もちろんいつもは使用前に取り外すのです。
框体や画面を傷つけるため、現在は使われなくなった樹脂製のカバーです。天頂部に触ってみると、かなりの熱さ。G4 Cubeは内部で発生した熱を、中央部のチムニー(煙突)から排出する構造になっています。その排熱を見事に阻止していたわけです。
不具合を起こすのは当然。以前、修理のためにG4 Cubeを分解(たとえばこちら)した際に、メインのロジックボード本体とグラフィックカードが分かれていることを確認しています。今回、排熱がうまく行かなくなって、グラフィック部分のみが問題を起こしたようです。
カバーを外してしばらくすると、まるで何ごともなかったかのよう。やれやれ。でも、もうあと何年、この快適な環境を使い続けることができるのだろうか...。