2024年9月28更新(2024年10月6日ページ移動)

──2024年9月第4週のニュース──

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9月28日(土) 市内で最初にオープンしたツルハドラッグが閉店... ──今日は最後の(?)同級会──

 内容的には昨日の続き。ただし時間的には、こちらが先。

 激しく、しかも長く続いた雨が上がった今週月曜日、お伝えしたようにセンセイは乗車券類をキャンセルするため柏崎駅へ。次の目的地は駅裏のドラッグストア「アオキ穂波町店」。駅の地下道を通って駅裏、つまり南側へ出ます。
 少し歩くと国道8号線と交差。

 現在、バイパスが一部供用を開始しているのですが、まだ全通していないため大型トラックを含めた大半の車はこちらを利用します。それに加えて地域住民の車が走行。
 つまり交通量が多く、商売の立地条件は良い。

 交差点の歩行者用信号が赤になったので、急ぐ必要がなくなりました。その分ちょっと余裕が出たので、改めて周囲を確認すると、変。
 ...あ"っ。

 交差点の角にある「ツルハドラッグ 柏崎幸町店」が閉店しています。最初は「月曜だけど、お休みなのかなぁ」と思ったのです。でもご覧のように看板類が真っ白に。
 この「柏崎幸町店」は市内で最初の店舗として2021年に開店した、いわば地域の旗艦店。

 オープン当初は物珍しさもあってか、多くの方が訪れたのです(なお、センセイは他のお店を利用)。その後、市内の「ツルハドラッグ」は計3店舗に。
 でもその頃から、何となくお店に元気がなくなってきました。

 センセイは、その頃からツルハに入ってみるようになったのですが品揃えや管理、そして肝心の価格といった面で、なかなか秀でた点を見つけられない。商品構成などで、お店側の迷いを感じる場面も、
 でも、まぁ、大手のツルハだから...と思っていたのです。

 それがあっさりと閉店。3店舗はいずれもあまり元気がないのですが、その中で最も不調を感じたのがこの「柏崎幸町店」。ここはもともと、右隣(=東隣)にあるジョーシンの駐車場だった土地。
 権利関係はわかりませんが、いくら田舎とはいえ、相当な投資額だったはず。

 されど、それでも今になって考える──つまり後付け──と、ビジネス的には当然の判断かなぁという印象です。

 さて、皆さんの多くがこのページを目にする頃、センセイは昨日お伝えしたカラオケ店内にいると思います。カラオケが目的なのではなく今日、小中学校の同級会が数年ぶりに市内で開かれるのです。
 コロナ禍で、少なくとも4、5年は開催していないはず。

 前回、幹事によると「これが最後かも...」とのことだったのですが、今回は本当に最終回にするつもりらしい。お酒に強いメンバーだらけなので、センセイはたいてい2次会をパスしていたのです。
 でも、さすがに最後となると...。

 さて、どうなる。



9月27日(金) 「この辺りにはここしかない」というコンビニが、突然閉店していた。それも、2店...

 今日はタイトル通りのお話。

 お察しの通り、今朝からSSD化されたMac miniのインストールを開始。経過については後日改めてご報告しますが正直なところ、センセイの心は折れそう。というか、半分以上折れてしまっているかも...。
 そちらの話を始めると愚痴が終わらなくなりそう。

 というわけで昨日、新潟まで往復した際に出くわした突然のコンビニ閉店のお話を。当然ながら、同じ日に閉店したのかどうかはわかりません。昨日は基本的に、往復とも最短経路の国道116号線を走行しました。
 今回は単独行動。

 だから本当は風光明媚な海岸沿いなど、いろいろなルートを走ってみたかったのです。ただしお伝えしたように、現在は秋の全国交通安全運動期間中。慣れない道は注意が必要です。
 決して暴走などしていませんが、常に完璧な運転かと問われれば...。

 右の写真は往路で気づき、信号で停車した時に撮影したもの。良寛和尚西端の地として知られる出雲崎町の、その中心部に近い場所にあった「ニューヤマザキデイリーストア出雲崎川西店」。
 正確に言うと良寛が生まれたのは、海岸部の天領だった古い出雲崎。

 当地は本来、別の地域だったのですが合併して出雲崎町に。ただし幹線国道の116号線やJR越後線はこちらを通っています。出雲崎駅は目と鼻の先。
 出雲崎町の人々にとって、ここは交通の要衝。

 県北の新潟市方面へ向かうにせよ、南西の柏崎市や上越市に行くにせよ、必ずこの場所を通ります。またここは交差点。交差する道路で低い峠を越えれば刃物で知られる脇野町、そして長岡市へ。
 だから繁盛...と言えるかどうかはともかく、コンビニにお客さんの姿が絶えることはなかったのです。

 実際、センセイは今月中旬にこの場所を通過していますが間違いなく、その時は通常通り営業していました。

 放り出された看板や店内の荒れた様子から、突然の閉店だったのだろうと推測されます。ちなみに右端に接続した白っぽい建物は、スナック。
 新聞記事で読んだことがありますが現在どうなっているのか、情報は皆無。

 帰路は、最後だけ海岸線沿いを走りました。柏崎市中心部に近づくと、世界最大の原子力発電所「柏崎刈羽原子力発電所」があります。当然、核燃料を搬入する必要が。
 そのため田舎にもかかわらず発電所付近だけ、国道116号線は片側2車線と超豪華に。

 まぁ、それはいいのですが、この区間は信号機が多くて走りにくい。そこで通っていた中学校付近から、何十年ぶりの道路──こんなに狭いとは思わなかった──を通って、海岸沿いの国道352号線へ。
 当然、柏崎市市街地の海岸部に出ます。

 センセイはそこから少し内陸側に戻る格好に。自宅近くの良く通る道路ですが、たまたまここ数日は歩いたりしていない...え"ーっ?!(絶句)
 目の前の光景を、俄に受けれることができなかったほど。

 というわけで状況を再確認すべく今日、現地を訪れて撮影したのが写真。つい数日前まではたくさんのお客さんが出入りし、道路沿いにはゲーム(?)の旗が立てられていたのに...。いくら寂れつつあるとはいえ、ここは市街地。
 数百m離れた場所に、他系列のコンビニが3店舗。

 冷静に考えれば、出雲崎町の「ヤマザキデイリー」と状況が違うことは理解できます。でも何しろ、見慣れたコンビニが同じ日に2回も閉店している光景に出くわして、不意打ちを喰らってしまったのでした。
 え"っ?!

 写真手前のカラオケ店──センセイはカラオケと無縁──は何だって?

 こちらについてもたぶん、近日中にご報告できるだろうと思います。



9月26日(木) Mac miniがSSD化されて復活。しかも、探していた旧型キーボードを譲り受けました

 それも何と無償で、です。

 お伝えしたように先週半ば、書斎で使用している3台のMac miniの中の1台が瀕死状態に陥りました。HDDが寿命を迎えたのです。最重要データを何とか救出した後、ストレージをSSDに換装していただくべく、本体を専門店へ送付。
 今日は復活した
(はずの)Mac miniを受領すべく、新潟市を訪れました。

 されどひとまず、途中に位置する実家へ。せっかくの機会なので、市内西部に住む娘夫婦と昼を頂くことにしました(娘夫婦の休日に合わせた)。その際に、母親つまり彼女の祖母が育てた野菜を渡そうというのです。
 新潟市を一般道で訪れるのは、前任校での集中講義で通過して以来。
(ただし往復ともに、市街地には降りていない)

 今日は平日なのに、大型トラックを中心に車が多い。注意して運転しながら「ウッドペッカー」社を目指しました。交通量が多かったので「遅刻するかなぁ」と心配したのですが、約束の時刻1分前に無事、到着。
 う〜ん、さすがは元サラリーマン。

 Mac談義をしつつ修理代金を支払います。お店の方が領収証を発行している間、センセイは店内をグルグル。床から立て掛けられていたのが下の旧型キーボード
 まさにセンセイが探していたものです。

 「これ売り物ですかぁ? ちなみにお値段は?」と尋ねたところ、「あ、持ってって[=持ち帰って]いいですよ」とのこと。何と無料で譲ってくださるというのです。
 無償の理由は明白で、現行の機種には非対応の部分があるから。

 つまり粗大ゴミに近い存在だからというわけですが、センセイにとっては紛(まが/まご)うことなき宝物。Mac miniとともにキーボード(写真下)を車に積み込み、娘夫婦のマンションへ。
 帰路も車が多い。

 しかも現在は、秋の全国交通安全運動期間。かなり消耗しながら帰宅しました。少し休憩してから撮影したのが写真。上が先日、「足」を修理したキーボード。同じ世代のキーボードですが、1点だけ相違点が。
 おわかりになりますでしょうか。
(色がちょっと違いますねぇ...)

 この世代のAppleキーボードは、奥の隅(写真上部の左右隅)にUSB機器を接続できるようになっています。つまりUSBハブが搭載されているのです。使用を想定されているのはマウスで、消費電流の多い機器は不可。
 ところが今まで使ってきた上のキーボードは、そのハブが故障してしまいました。

 仕方がないので、使っていないUSBハブを探してきて、キーボードとマウスを接続していました。これだと、どうしても配線がゴチャゴチャしてしまいます。そこで、譲り受けたキーボード(下)にコードの短いマウスを接続。
 電力がきちんと供給されていることを確認したにもかかわらず、何故か接続当初はマウスを認識せず。

 そもそもキーボード本体についても、「英数/かな」切り替え機能などが正常に働かなかったのです。されど、程なくすべて正常に(あれは、何だったんだ...)。譲り受けたものはほぼ未使用品だったらしく、タッチがかなり硬い。
 対照的に、古い方はかなりヘタっています。

 ただしこちらも使えないわけではありません。それどころか有線ならではの起動ボリューム選択など、“Bluetooth”接続の無線キーボード(2枚目の写真)では実現できない機能も。だからセンセイのシステムにとっては非常に貴重かつありがたい存在。
 やはり持つべきものは、Macコミュニティ

 なお、ストレージを換装したMac miniについては明日以降、Mac OSおよびWindows 10こちらこちらを順次新規インストールする予定。...ですが正直なところ、最近のトラブル続きで、ちょっと自信がありません。
 さて、こちらはどうなる。

 続くだろうと思いますが、どう展開するかはまったく不明です。悪しからず。



9月25日(水) 「オレが生まれる前だ...」 ──若い世代の考え方を、もっと認めるべきだと思う──

 後半は、昨日の続き。

 でもその前に、センセイの注意不足──というより一瞬、集中力が切れた──で少し擦ってしまったアルミホイール修理の続報から。今朝、修理を依頼しようと思っている市内の「トータルリペア アガルライフ」を、開店時刻に訪れたのです。
 社長との約束は10時。

 センセイは2分前に到着。写真中央部が事務所で、左側は作業スペース。出迎えてくださったのは30歳前後と思われる男女2名。社長にしてはさすがに若すぎる。用件を伝えると、センセイのことは伝わっていたらしい。
 「もうすぐ
[社長が]来ると思いますから...」。

 ...不在だったのね。

 2回の重整備をお願いした旧大潟町のお店はいたってシンプル。「いかにも自動車販売店」という感じなのですが、この「アガルライフ」は真逆。正直なところ店内──撮影し忘れた──だけを見たら何のお店か、さっぱりわかりません。
 店内はすべて、ハロウィーンの装飾。

 隣の作業スペースから、従業員の楽しそうな会話が聞こえてきます。

 さて、ここまでの記述をお読みになって、皆さんは「アガルライフ」社に対してどのような印象を持たれたでしょうか。実はネット上に、センセイとほぼ同じ状況に遭遇した方の口コミが掲載されているのです。
 「・・・
[仕事を]楽しんでいるのは良い事だと思いますが、メリハリを持ってお仕事に取り組んで・・・」とのこと。

 その気持ち、わからなくはない。

 興味深いのが「オーナー[=社長]からの返信」。「・・・当店は店名の通り[、]従業員を含めて楽しい環境で働ける場を心がけております。・・・」。
 実際、お二人は決して仕事と無縁の話をしていたわけではないのです。

 店名はたぶん、直接のお客さんやその背後にいる人々、さらには広くは地域の方々、そして社長や従業員(その家族等関係者を含む)、つまりステイクホルダーが希望や歓びを持てるようにという意味。
 つまり“
carpe diem”。

 まだ社長に確認していませんが。

 おっと、ここで社長が20分以上の遅れてご出勤。さすがに遅刻はいかがなものか...ですが、ここはビジネス。すぐに状況の確認と、今後の段取りの相談に入ります。
 結論からお伝えすると、修理は冬期に実施。

 冬タイヤに履き替えた時点で、ダメージを受けた夏タイヤを持ち込み、1週間程度かけて修理したいとのこと。誰にとっても合理的──近代の「合理」は本来の“ratio”の意味から逸脱して、非常に狭く理解(≒損得)されている──な方法です。
 擦り傷の状況、そして修理金額についても当初の見込み通り。問題はありません。

 とうわけで今日のところは、それ以上何もせずに帰宅。午後は、昨日の方を含めて電気工事業者3名が拙宅へ。

 実は今朝、ブースターが再び不調に陥ったのです。おそらくその電源部の電解コンデンサの容量が抜けつつあり、機器に供給される電源電圧が正常に動作するかしないかの閾値(いきち:“threshold level”)付近を揺らぎつつ、ごくごくゆっくりと低下中。
 それによって引き起こされる現象です。
(最初から想定済)

 そこで今朝、改めて工事店に電話してお越し頂いたという次第。3人が手分けをし、かつセンセイもお手伝いして寿命を迎えたブースターを新品に交換していただきました。作業時間は1時間弱。
 屋根裏に入ったのはお一人だけ。

 狭いスペースでの大変な作業。今日は湿度が低く過ごしやすい日だったのですが屋根裏は無風。体感的には相当な高温だったはず。実際、作業を終了して点検口から降りていらっしゃった時は全身びしょ濡れでした。
 本当にご苦労様です。
(深謝、深謝)

 センセイは書斎や階下の居間で、一番若い方──たぶん20歳代半ば──とともに、モニタ上で電波強度を確認していました。彼は書斎に興味を持たれ、「素敵なお部屋ですねぇ」。続いてラック内のAV機器類を一瞥した後、「凄い機械だ...」と呟(つぶや)きました。
 ごくごく簡単に概要を説明します。

 システムで最も古い部類に属するPCMプロセッサについて触れると、いろいろなことを即座に理解されたようでポツリと、「オレが生まれる前だ...」。その場でセンセイは製造、購入年(1984年)について言及していません。
 彼の地頭はたぶん、かなり良い。

 古い世代は若い世代を否定的に見がち──もちろん、センセイにもその傾向はある──ですが、若い世代の感受性や考え方、そして彼ら彼女らが持つ希望をもっと肯定的に捉えるべきだ、と、(老い先短い)センセイは考えます。
 なお、決して旧大潟町のお店が古い世代だと言っているのではありませんので、誤解なきよう。

 アプローチの方向性こそ異なるものの、彼も為すべきことを自信を持って見据えています。

 彼ら彼女の前途が、明るいものでありますように。



9月24日(火) いずれにせよ、いかがなものか... ──後部ドアを開けたまま走行する郵便局の車──

 当地は一昨日の夕方から、雲の隙間から晴れ間が見えるように。

 昨日と今日は移動性高気圧に緩やかに覆われたので、比較的良い天気。前線が通過して秋の空気に入れ替わったため、気温も低下。加えて湿度が低い──日中は50%程度まで低下──こともあり、先日までのあの蒸し暑さがまるで嘘のよう。
 これで能登の被害がなかったらもう、何も望むものはないのですが...。

 写真は昨日の午前中に撮影したもの。映らなくなったテレビ修理の依頼で確認したかったことがあったので、ひとまずお店を訪れようと外に出たのです。もちろん休日なのでお店は営業していません。
 それは承知の上。

 拙宅を出たばかりのところに市の公共施設があり、敷地の一角に郵便ポストが。その近くに赤い車、つまり郵便局の「郵便車」が止まっており係員が何か作業をしていました。もちろん集配作業でしょう。
 よく目にする光景なので、気にも留めずちゃんと見ていなかったというのが実態。

 ここまでは何の問題もなかったのです。

 拙宅付近は新興住宅地なので、道路は碁盤の目状。センセイが前に進むと同時に郵便車も発車したため、すぐ先の交差点で交差するような格好に。誤解なきように申し添えますが、衝突等の危険性はまったくありませんでした。
 でも、目の前を横切る郵便車を見てセンセイは、え"っ?!

 一瞬、起きている事実を受け入れ難かったほど。センセイの目の前を通り過ぎる郵便車の後部ドア(ハッチバック)が開いたままだったのです。
 交差点を通り過ぎた直後、次の目的地(?)へ到着したところで撮影したのが写真。

 ドアが開いていることに気づいていないのなら、運転資格を疑われるほどマズい事態。もし認識していながら運転したのなら、別な意味で大問題。
 大事な商品を運んでいる最中なのですから。

 いずれにせよ、いかがなものか。

 あっけに取られていると、中から男性運転手が。社会福祉事務所の車がパンクした時は「まさか」とは思いつつも、気づいていない可能性があったので、女性ドライバーに声を掛けました。
 懸念した通り、彼女はまったく気づいていませんでした。

 今回はというと、確信犯──前述したように、それはそれで非常にマズい──の可能性があったので、そのまま現場を離れました。従って、写真にある通り起きたことは事実ですが、その意図や遵法(じゅんぽう)意識の有無についてはわかりません。
 う〜ん、でも、これでいいんだろうか...。

 以下、オマケ。

 一昨日発生した拙宅テレビその他のトラブルに関して本日午後、業者の方に状況を確認していただいた──この点については、お伝えした通り──上で、屋根裏のブースターを点検していただきました。
 でもこれが、かなり大変。

 ブースターは、屋根裏に通じる点検口──位置は確認済──の近くにあるだろうと予想していたのですが、まず、点検口を開けるのに手間取りました。拙宅は高気密高断熱設計なので、2階天井の裏に断熱材が厚く配置されているためです。
 肝心のブースターはというと、どうやらそこから離れたアンテナ近くに設置されているらしい。

 状況はわかったものの、こうなると今回訪れてくださった方1名だけでは無理。というわけで、ひとまずお店に戻られました。もちろんこちらも十分納得の上でです。ところが、その後は、まったく予想外の展開。
 何と家中のテレビが、まるで何事もなかったかのように正常に。
(実話)

 原因として、接触不良その他が考えられるのですが...。ブースターの寿命が尽きつつあることは確実。ただし現時点で、今日起きたことについて十分な説明はできない状況です。

 何しろ、これが事実なので。



9月23日(月:休日) 遠すぎた「ドジャース食堂」(再) ──西村センセイ、秋の東北ツアーを断念する──

 朝、階下に降りたら「テレビが点かない」とのこと。

 リモコンのスイッチを押すと電源は入るものの、画面は真っ暗。続いてアンテナからの入力信号がないとの表示。「ついに『その日』が来たか...」というのがセンセイのホンネ。朝食後2階書斎のシステムを起動したのですが、症状は同一。
 姪夫婦宅での接触事故以降、つくづく「悪いことは重なるなあ」。

 原因はほぼ確実。表示通りにアンテナで受信した信号が各テレビ等に届いていないのでしょう。その原因としてアンテナ本体は配線の損傷も考えられなくはないのですが、地上波およびBS、CSそのすべてが映らないという現象と一致しません。
 最も疑わしいのは、アンテナ直下および書斎近くの屋根裏に設置した「ブースター」が壊れたということ。

 拙宅は1996年に建築。ブースターはその際に設置したものなので、すでに28年も使用しています。10年持ってくれたら御の字。それが設計寿命の3倍近くの天寿を全うしたのです。ここは、これまでの働きに感謝すべき。
 ただしこの事態にどう対応すべきかは、ちょっと難しい。

 ブースターをすぐに入手できれば、たぶん自分でも交換は可能。ただし西村センセイ、拙宅新築時は約70km離れた新潟市内に住んでいました。平日は仕事がありましたが、実家は割と近く。
 しかも親戚の宮大工が、丁寧に建ててくださった家。

 だから時々その様子を見に来ていたのです...が、天井裏に入ったことはありません。

 天井裏への通路──通常は蓋で覆われている──の位置はわかっており、進入を試してみたのですが業者でなければ無理。されど今日は振替休日なので、お世話になっているお店に、すぐに修理をお願いできる状況ではありません。
 状況と依頼内容のメールを書いた上で明日の朝イチ、改めて電話することに。

 今回、ブースターの手持ち在庫がないなど、完全な修理までに時間が掛かる場合は、FM放送用に購入したブースターを一時的に転用することも検討しています。周波数帯の関係でBSおよびCS放送は無理ですが、地上デジタル波(UHF帯)なら使えるはず。
 頭を切り換えて、次の「悪いこと」に対処することに。

 連日お伝えしているように、北陸地方および東北地方の日本海側は豪雨に襲われています。拙宅および実家に関しては、心配された颱風崩れの低気圧も大きな問題とはなりませんでした。
 ただし同じ新潟県内でも、北部は能登半島北部に匹敵するような酷い降り方で、被害が発生しています。

 鉄道に関しても、羽越本線村上─間島間で路床が一部流出が起きてしまいました。JR東日本新潟支社のプレスリリース(本日付)2枚目に、現場の様子が掲載されています。
 正直なところ、かなり厳しい状況。

 ここは海岸に面したちょっとした崖の上。復旧までには相当時間がかかるだろうと予想されました。現在、特急や快速、普通列車は運転不能ですが、もっと厳しいのは貨物。
 同区間を含む通称「日本海縦貫線」、実は人間以上に貨物輸送の大動脈なのです。

 JR貨物の「貨物列車輸送情報」をご覧いただくと、その大変さを感じていただけるかも。最下段にある「運休情報」運休や打ち切りの記載が多数。
 なお「24/48/72時間手配」というのは列車を、それぞれ同じ「スジ」
──ダイヤのこと──を1/2/3日遅れ(!!)で運行すること。

 実はこの件、決して他人事ではありません。開始後にお伝えしようと思っていたのですが西村センセイ、来週月曜日からJR東日本の企画乗車券を使って、当該区間を含む秋のツアーを計画していたのです。
 個人的には昨冬の北海道ツアーのやり直し、兼、改めての弔いの旅。

 同時に、この春に断念した「ドジャース食堂(お店のサイトの再挑戦という面も。あの時は乗車券企画の趣旨からして、単に「乗る」という面が強すぎたこともあって断念した部分が。でも今回は、旅の目的を練り直しました。(後日、ご紹介する機会があるかも)
 加えて、行程的にもエクセレンスかつエレガント。

 昨晩、最初の報道に接してセンセイが予測したのは、仮復旧までに約1ヶ月。報道されていませんが実は、当該区間は複線。被害にあったのは下り線で、上り線は少し離れた場所を長いトンネルで抜けています。
 たぶん、こちらは無傷。

 2004年10月23日に発生した新潟県中越地震の際、関東と日本海側を結ぶ上越線が被災。現在の長岡市内で親子3人が乗った乗用車が崖崩れに巻き込まれ、男児のみが奇跡的に救出された場所と、状況が似ています。
 実は、崖崩れが起きたのは上越線下り線のトンネルの外側。

 当然、トンネルも相当な被害を受けました。他方、少し離れた部分を走っている上り線トンネルの被害は相対的に軽微。そこで、上りトンネルを利用して地震から約2ヶ月後に単線運転に漕ぎ着けています。
 道路工事現場で良く出くわす「片側交互通行」のイメージ。
(なお、被災6ヶ月後、ほぼ元の姿に)

 今回の被災状況が深刻なら、この時のように単線運転するかも...と考えたのです。ただし少なくとも信号機や保安設備(ATS-P/Ps/SN)が対応していないはず。その工事を考えると運転再開までに、やはり1ヶ月くらい...。
 いずれにせよ、被災区間を行き来する今回のツアーは無理。

 というわけで午前中に柏崎駅を訪れ、写真の乗車券類をすべてキャンセルしました。駅員さんも事情は良くわかってくださったのですが、ここで手続上の問題が。自己都合でのキャンセルするか、「事故」──このような表現をする──扱いとするか。
 前者は手数料が掛かりますが、後者は無料。

 その判断の基準となる通知が、まだ届いていないというのです。

 誤解なきように申しますが、お互い、手数料の多寡(たか)を問題にしているわけではありません。事情は十分理解できるので出直しても良い旨を申し出たのですが、最終的には駅員さんの判断で事故扱いのキャンセルに。(深謝、深謝)
 夕方、情報を再確認したところ、約3週間でひとまず復旧させる見込みとの報道が。

 センセイの予想より早い。個人的には「大動脈を...」という鉄道マンの意気込みと努力を感じます。ただし計画していた緻密なツアーは実現不能。完全な天災なので今回、変な拘りは一切ありません。
 「秋の東北ツアー」はおそらく、プランの骨子を維持したまま次の機会へ。

 その代わり、もしかするとこの秋、2、3日、どこかへ鉄道で出かけるかも。(ただし未定)

 お察しの通り、この程度の問題なんて能登で困っている方々の現状と比較することすら無意味。

 忸怩(じくじ)たる想いが逆に、このページをくどく、そして無用に長くしているのかも。 



9月22日(日:祝日) この雨でこうなら、能登は... ──颱風由来の豪雨の中、彼岸会に参加しました──

 能登地域の被災状況が徐々に明らかになってきました。

 全貌はまだ明らかではありませんが懸念されていたように、やはり被害は甚大。能登半島地震でダメージを受けた上にこの豪雨。インフラや家屋等に加えて、残念ながら人身被害も既に発生しています。
 加えて、行方不明者や安否確認ができない方も。

 ただし被災直後の現時点で当地からできることは限られています...と言うより、ほとんどない。というわけで今日、つまり秋分の日は予定通りに行動。
 秋の「彼岸会
(ひがんえ)」が催された菩提寺「東福院」を訪れたのです。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 さすがの猛暑も「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、朝晩はかなり過ごしやすくなりました。ただし晴れた日の日中はたいてい30℃前後になるのですが。
 そこで天気さえ良ければ、頑張って自転車で訪れようと考えていたのです。

 されどこの天気なので自転車はあっさりと断念。車で行くしかないのですが、10時頃に颱風崩れの低気圧が当地を通過し、風雨が猛烈に強くなるはず。
 そこで、そのタイミングを外すように早めに移動。

 写真は車を止めてから撮影し菩提寺の山門。拡大写真だともう少しわかりやすくなりますが、ピーク前とはいえ猛烈な雨が降っています。
 雨で霞み気味ですが、右奥に本堂の屋根が少し見えています。

 センセイが今年、古刹(こさつ)東福院を訪れるのは年始──戻ったら能登半島地震に遭遇した──と春のお彼岸。そしてこのページではお伝えしていませんが、早世した甥の分骨を実家の墓に納骨して以来。
 つまり今年4回目。

 もちろん退職したからこそ彼岸会への参加が可能に。でも同時にセンセイとしては、やがて否応なしに訪れる「その日」に備えてを意識してです。まぁ、先日のお通夜がそうであったように、「逆さ仏」の可能性もあるのですが。
 方丈さん
──禅宗での住職の丁寧な呼び方──へご挨拶の後、本堂へ。

 開始30分以上前にもかかわらず既に、関係者の半分以上が着座。たまたま同級生の姿を見つけました。母親と、やはり早世した兄の年忌供養のため訪れたとのこと。予想通り、この頃から猛烈な雨に。
 されど、まさに彼岸会の開始に合わせるかのように突然、小降りに。

 法要は約40分で終了。

 コロナ禍以降、お斉(とき:法要などの後に振る舞われる食事)はなし。この辺は都会での仏事に似て、ずいぶん簡素化されてきたという印象を持っています。小降りになったとはいえ、天気はまだ不安定で、視界も悪い。
 やはり「腐ってもタイ」。

 帰宅後に血圧を測定したところ、「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は107mmHg。特別に低いというわけではありませんが、安定しています。

 「生き残った人間は焦らずに、為すべきことを為せ」ということなのでしょう。やはり。

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