2022年2月12日更新(2022年2月20日ページ移動)

──2022年2月第2週のニュース──

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2月12日(土) 新型コロナウイルスワクチン接種(3回目)を終えました。高齢の両親の、ですが...

 今日はタイトル通り、そして見たままのお話。

 もともと土曜日は家族サービスの日。学生諸君にはリアリティがないでしょうが、センセイのように一家の当主ともなれば仕事とともにこちらも欠かせない。ただし今日はいつもと様子が異なります。
 91歳と86歳の両親を新型コロナウイルスワクチン接種(3回目)の接種会場へ送り迎えする必要があるのです。

 当地の場合、高齢者については先月から予約を開始。1、2回目は旧市役所の建物を使った集団接種でしたが、今回は一般病院等での個別接種を優先し、集団接種は後回し。予約開始日時はわかっていたので、事前に実家に届いた書類を元に、受付初日にインターネットから予約。
 多少手間取りましたが、問題なく終了。

 でもインターネットを使えない高齢者は電話で申し込むしかありません。さすがに今回はそのような場合のフォローもなされたようです。

 予約の空き状況──二人揃って接種する必要がある──や、センセイの都合も考えて今日の午後、写真の病院で接種していただくように手配しました。何をするにせよ、慣れていることあるいはいつも通りの内容だったら対応は比較的簡単。
 もちろん油断は慢心はミスの原因となるので、注意が必要ですが。

 でも今日は他にもいろいろやらねばならないことがあり、終日バタバタ。午後、精神的にはあまり余裕のない状態──焦っているわけではない──で実家へ向かいます。両親はともに、準備を終えています。明らかに、ハイテンション。
 イメージ的には、遠足や修学旅行に出かける前の小学生が近いかも。

 ただし予約してある時刻にはまだ早いので、おせんべいを頂きながら近況を聴いてから出発。ふだん通らない道を走ったので、二人が話す内容は沿道の昔話ばかり。
 受付開始時刻30分前に会場へ到着しました。

 まだ所定の時刻のグループは受付を開始していなかったので両親を車に残し、受付開始を待ちます。20分ほど待った段階で、受付が始まりました。センセイは留守番。
 することがないし、この時はまだ天気も良かったので、周囲を5,000歩ほど散策しました。

 現在の接種対象は高齢者。続々と到着する自動車やタクシーから降りた老人が病院内に入っていきます。近隣の高齢者施設から車椅子に乗り、押してもらいながら訪れる方も。
 センセイ個人はこの病院を何度か訪れたことがあります。

 でもゆっくり探索するのは初めて。こんな場所だったんだ...。予想時刻5分前に両親が玄関から出てきました。二人とも、出発時以上にハイになっています。
 母親は早口でよく話すし、父親に至っては微かに口笛...。

 ま、いっかー。

 県内に住む弟が昨日実家を訪れ、母親を連れて1週間分の食材を購入しています。だからセンセイは二人を送り届ければ無罪放免。お土産(?)に母親が育てて雪の下その他で保存していた野菜をもらい、帰宅。
 ...でも、ちょっとおかしい。

 運転を始めてすぐに、違和感を二つ覚えたのです。いえ、自動車は絶好調なのでご安心を。でも雨が当たり始めました。「寒冷前線が通過するため夜遅くから雨」との予報だったのです。そして、異様に眠い。
 このまま運転を継続することに危険性を感じるほどです。

 高速道路だったら居眠り運転をしてしまったんじゃないだろうか。

 もちろん異常時は車を止めて対応するつもりですが、今回は一般道だったし、そもそも実家と自宅はそんなに離れていないので、自身および周囲に十分注意しながら自宅まで車を走らせ、バックで車庫に入れます。
 2階の書斎に入った途端、バタン、キュー。(実話)

 30分ほど完全に寝入ってしまいました。原因はよくわかりません。昨日Na+についてお伝えしましたが、これが不足する(「低ナトリウム血症」)と、昏睡や意識障害が起こることが知られています。
 でも現在のセンセイは該当しないはず。

 やはり加齢に伴い、変則的な行動に対応できる余裕がなくなっていたということなんだろうか。

 ちなみに今晩の「最高血圧」(収縮期血圧の移動平均の最低値)は115mmHg、朝は105mmHgでした。



2月11日(金:祝日) 血圧管理面からすると、甘酢あんかけは取り扱いがチト難しい...

 2日続けて食べ物のお話。

 ただし今回は、センセイが気をつけなければならない血圧とも関係しています。というのは最近、血圧がちょっと気になる数値を示しているのです。

 センセイは朝晩、できるだけ条件を揃えて血圧を測定しているのですが、1月中旬までは「最高」(「収縮期血圧」)、「最低」(「弛緩期血圧」)ともに、こちらほどではありませんが、非常に低い値を維持していました。
 具体的には、高い数値が出やすい夜の「最高」
(収縮期血圧の移動平均の最低値)が110mmHg台。

 ところが1月下旬から120mmHg台、それも後半が多い。ただし正確には、その範囲外となる132mmHgおよび117mmHgをそれぞれ1日ずつ記録しています。正常値は現在130mmHg以下とされているので、問題となるほどではないのです。
 他方センセイは、先々週は学期末だったし、先週は非常に気を遣う業務に従事。

 心身ともにヘロヘロ。だから...と考えるようにしていたのですが、でもデータを客観的に読む限り、その後も数値は高止まり状態。まぁ、ストレスがなくなったからといってすぐに血圧が下がるわけではないのですが...。
 いろいろ考えた末、一つだけ思い当たることが。

 初めてご紹介しますが、センセイは毎日の血圧関係データとともに1日の行動、特に朝晩の食事内容を記録しています(お昼は自分で作らないことが多いので、パス)。先月からはほぼ毎晩、豚肉と白菜の甘酢炒め
 実際にはまったく炒めていませんが。

 調理方法についてはお伝えした通りですが、ツボの一つ、味付けには加熱した日本酒みりん、醤油と酢(現在、両者はポン酢で代用)を用います。
 どうやら、この醤油成分がくせ者らしい。

 醤油に塩分が多く含まれていることは良く知られています。でも量を増やすと感覚的には美味しさが明らかに増します。塩辛さについては少なくとも感覚的には、みりんや砂糖などでかなり打ち消すことが可能。
 注意していたつもりなのですが、いつの間にか塩分量が多くなっていたようです。

 ...だって、美味しいんだもん。

 陸上生物は上陸して以来、かつての海水中には豊富に存在していたNa+イオン──地上には極めて微量しか存在しない──をずっと欲しています。
 要するに、Na+は「美味しい」。

 白状すると同様の事例が既に発生していて、いつの間にか焼きそばで使用するソースの量が増えていました。こちらは明らかに塩気を感じたほど。今回は、調味料の量とともに割合を変更することにします。
 まず豚肉については、塩分の少ない焼肉のタレを少し多めに使用。

 その代わり、醤油成分をかなり控えます。このままだと旨みを感じにくくなるので、従来の日本酒1:みりん2:ポン酢2をすべて等量に変更。日本酒で旨みを出そうというのです。写真は混合比率変更後の調味料。
 写真ではよくわかりませんが、ポン酢にアルコールが注がれたため、沸騰したような状態になっています。

 もう一つ考慮すべき点は「あんかけ」。片栗粉を使ってとろみをつけると美味しく感じまし、食べやすくなります。でも液体成分には多くの塩分が含まれており、あんかけにすることによってその大半を摂取することになります。
 実際、一般的にラーメン類の中で最も塩分が多いのは五目あんかけの類なのです。

 あんかけのないものはスープを残すことができますが、あんかけは不可能ではないものの、かなり難しい...。

 以上、キンエン生活を意識して豚肉と白菜の甘酢あんかけを作ってみると...美味しい(やれやれ)。醤油成分が少なくてもお酒がコクを引き出すし、何より材料である白菜の美味しさがわかるようになりました。
 言い換えると、今までは塩分がは部分的に、素材が持つ本来の美味しさを打ち消す、あるいは隠してしまっていたでしょうねぇ。

 ...反省。

 で、今晩の血圧はというと、移動の関係で今日は約5,000歩しか歩いていないにもかかわらず、112mmHg(収縮期血圧の移動平均の最低値)

 ただし、こればかりはすぐに下がるようなものではないし、このところ変動がやや大きめなので、しばらくその変化に注意したいと思います。



2月10日(木) ドラッグストア「ゲンキー」のお弁当、どうやってこの価格を実現しているんだろう...

 きっかけは数日前の出来事。

 その日はいつもと行動パターンが違い、2時過ぎにお昼を頂くことに。大学食堂は閉まっているだろうし、ちゃんとしたお店に入るほどお腹が空いているわけでもありません。結局、他の買い物もあったので大学近くの「ゲンキー」へ。
 西村センセイ、実は「ゲンキー」でお弁当や惣菜を買うことはほとんどありません。

 最大の理由は表示されている塩分量が少なくない──他店のものより多いわけではない──から。またドラッグストアなので店内では調理しておらず、どこか遠いところにある工場でかなり前に製造。
 値段もそんなに安いわけではない。

 遅い時刻なのでお弁当売り場にはもう何も...と思ったら「のり弁当」が1個だけ残っていました。ほっかほっか亭「のり弁当」(税別334円、税込360円)より小ぶり。ラベルに記された塩分量は1.3g。ほっかほっか亭は3.1g。
 だから今日はこれでいいか、と手に取ったところ...え"っ?!

 何と、198円(税別)。我が目を疑いました。小ぶりだからかな、と自分を納得させて購入し、店内の電子レンジで加熱。研究室へ持ち帰って頂いたのですが、味は可もなく不可もなくという感じ。
 ちょっと気になった西村センセイ、昨日は早めに「ゲンキー」へ。

 まだ早い時間だったので6種類くらいのお弁当が、たくさん並んでいました。驚いたことに、すべてが198円(税別)。よく見ると冷蔵ケースには「198弁当」と書かれています。
 写真はその一つ「鳥から揚げ弁当」。

 塩分は1.7gなので、まぁ許容範囲。大盛りと書かれていますが実際、かなり大きい。ふりかけのかかったご飯と大きな唐揚げが4個、その下には油分を吸収させるためのパスタが少々あるだけ。
 完全に割り切っています。

 これが398円だったら「まぁ、こんなものかな」。348円あるいは328円ならずいぶん安いと思うだろうし、298円だと、ちょっとびっくり。でも198円ですよ。
 ちなみにお米は国産米。

 鶏肉はこの種の製品が皆そうであるように、国内産ではなくタイ産かブラジル産のはず。それにしても、どうやってこの驚きの価格を実現しているんだろう。
 肝心のお味はというとやはり、温めれば可もなく不可もなくという感じ。ただし高齢者のセンセイには量が多すぎました。

 ポイントは、もう一つ。

 安全性その他に問題がなかったとしてですが、とにかく安さだけを追求するんだったら、この社会はいったいどうなるんだろう。さし当たり消費者は良いとしても、製造者や原材料の生産者の賃金その他はコスト削減の対象。
 そのツケは回り回って、やがて消費者に。

 これが今、この国で進行しているいることです。

 今回は試しに購入してみましたが、う〜ん、手放しで喜ぶわけには...。



2月9日(水) 外観は差別化しています ──学生用賃貸マンションの足場が撤去されました──

 今日は見たままのお話。

 昼食時、いつものように大学近くの「ゲンキー」へ(これについてはたぶん、後日ご報告する事になると思います)。必要なものを仕入れてお店を出ると、おぉ。
 帰路は大学の方向を向く──当たり前──のですが、目の前には新築工事中の学生用賃貸マンション

 その工事用仮設足場の大半とすべてのシートが撤去され、全貌がほぼ明らかになりました。センセイのことですから、もちろん入口側へ。
 マンションの名称は、「ル・シェル・クレール」。

 「澄んだ空」を意味するフランス語の“Le ciel clair”をカタカナ読みしたもの。「シェル」(「空」)ではなく、「シール」の方が近いんだけど...ま、いっかー。
 気づいた点が一つ。

 以前ここに存在した「朋友荘」と「中山寮」は(たぶん内部構造を含めて)同一設計だったのです。でもタイトルに記した通り、新棟は右側の社会人向けのものと構造だけでなく外観デザインが異なります。
 明らかに、意識して形状や色使いを含めて差別化。

 建設工事が始まった時は、同じ設計にして建設コストを下げるのかなぁ...と思ったのです。でも良く考えてみると入居する方の客層が異なるのですから、構造とともに外観を相違させなければどちらからも不満が出てしまう可能性が。
 設計者はそこまで思いを馳せているんでしょうねぇ。

 ...餅は餅屋だ。



2月8日(火) 過去の苦い経験を踏まえて、金沢市は生活道路の除雪態勢を整備した...?!

 写真は昨晩、スーパーで食材を購入して帰宅する際に撮影したもの。いつも利用する生活道路です。

 この週末、北陸地方はかなりの大雪となりました。札幌付近のJRが2日間完全に麻痺した北海道程ではありませんが、石川県や富山県はかなりの積雪。しかし移籍してから知ったのですが、金沢の除雪態勢は脆弱(ぜいじゃく)
 特に2018年2月の大雪では、幹線道路すら除雪が間に合いませんでした。

 最も驚かされたのが生活道路。自宅のある新潟県柏崎市の場合、国道を除く公道は市があらかじめ予算を確保し、その責任で除雪しています(のはず)。
 ところが金沢市の場合、生活道路は町内会が除雪するようなのです。

 そうなると当然、予算の有無やいざという時の業者への依頼などの問題が起きます。雪が少ない時は何とかなっても、2018年や昨年のような大雪では除雪が間に合わず、生活に大きな支障が発生します。
 なお金沢市中心部ではこれとは別に、雪捨て場の問題が存在します。

 だから今週金沢に来た時は、降雪量よりも生活道路の除雪が心配だったのです。特に幹線道路から右折する場所とアパートの近辺が難関
 さて...と思ったら、いずれもほぼ完全に除雪されていました。個人が為せることではありません。

 過去の苦い経験からさすがに、市も町内会が除雪を業者に依頼した場合、費用のかなりを補助する制度を開始すると報道していたはず。そのおかげかしら...。
 なお後から調べたところ実際にはすでに、制度の運用が開始されていました。

 やれやれ...と思って徒歩で出勤したのですが、角を曲がると様子がおかしい。ほとんど除雪されていない道路もあるのです。幸いなことにこの時点での積雪は20cm前後。自動車の走行には大きな支障とならないレベル。
 でも歩行者、特に高齢者は本当に大変。

 写真の道路はその一つ。日が暮れて気温が急速に低下してきたので、道路の雪がバキバキに凍り始めていました。

 以前もご紹介しましたがこの問題、かなり根が深いと思う。



2月7日(月) この515号機に牽引されていたのかも... ──新・特急銀座──

 先日、新潟の自宅にいた時のこと。

 正午過ぎから実家へ行くため、その前に最寄りのスーパーへ。強い向かい風の中を歩いていると踏切の警報音が聞こえてきました。程なく柏崎駅を出発し、長岡駅を目指す2両編成のE129系が雪煙を上げながら近くを通過。
 JR信越本線の踏切を渡っていた時、柏崎駅の待避側線に赤色のEF510型機関車が停車していることに気づきました。

 自宅にいる時は同じような時刻にここを通るのですが、待避側線で見るのは初めて。ちょっと気になったので少しだけ駅に近づいてみました。すると再び警報音。あぁ、さっきの貨物列車が出発するんだ。
 ところが意外にも、逆方向から上りの青いEF510がセンセイの目の前を轟音を立てて通過。

 もちろんコンテナを牽引しているのですが、通常の15両ではなく、なぜか3両くらいの短い編成。ナシテ?!

 用件を済ませて踏み切り付近に戻ると警報音。線路に近づいて確認すると赤色、つまりのEF510型基本番台はまだ停車中。今度こそ出発するんだろうな、と思ったら、駅を出発して迫ってきたのは機関車ではなく下りの特急「しらゆき3号」。
 ちなみに乗客は自由席に2人。指定席は0人。

 まぁ、いいや、と諦めて踏切を渡ると、またまた警報音。どうやら今日は当たりの日らしい。さすがに今回は...と思ってカメラを構えたら、貨物を牽引してきたのは青色の500番台。拡大写真(1,280×960、135kB))
 つまり最初にご紹介した赤色はまだ停車したまま。

 「特急銀座」だ...。

 「特急銀座」というのは鉄道ファン、特に「撮り鉄」と呼ばれる人たちが用いる用語です。詳細はリンク先をお読みいただきたいのですが、現在はほぼ死語。
 最後、つまり2015年の北陸新幹線開業前は、金沢─富山間を指していました。

 この区間は大阪や名古屋・米原から特急「サンダーバード」と「しらさぎ」が、そして新潟方面から「はくたか」と「北越」がやってきます。
 そして別格の夜行寝台特急「トワイライトエクスプレス」も走行。沿線は撮り鉄だらけ。

 でも実は、昨日ご紹介した日本海縦貫線にはもう一つの「特急」が走っているのです。それが貨物列車。北海道および東北と関西を結ぶメインルートは東北本線経由。
 されど日本海縦貫線を走行する貨物列車も多いのです。

 センセイは『貨物時刻表』を購入していないので詳細はわかりませんが、かつての「北越」および「はくたか」と同じくらいの本数を運行しているはず。
 この区間は交流60Hz/直流/交流50Hzと電源が切り替わるので、それに対応した機関車が必要。

 かつてはEF81型機関車が担当していましたが老朽化が進んだため、現在はJR貨物のEF510型機関車に交替しています。赤色の基本番台はJR貨物が製造したもの。でも写真の青色(500番台)も存在するのです。
 こちらは客車および当時受託していた貨物牽引用にJR東日本が製造。

 ご存じのようにセンセイは2001年、娘と一緒に「トワイライトエクスプレス」に乗車するなど、夜行寝台特急に50回以上乗車しています。同列車および「北斗星」はそれぞれ8回(いずれもSA1寝台に5回、B1寝台に3回)利用しています。
 後者は2010年夏以降、青色のEF510が牽引。

 目の前を走る機関車は515号機でしたが、もしかするとセンセイはこの機関車が牽引する「北斗星」に乗車していたのかも。上り列車は夜間に機関車を付け替えるし、「頭端式」の上野駅の場合、後進して入線(「推進運転」)。
 だから機関車はなかなか確かめられないのです。

 思うに、JR東日本がEF510を製造した時点では、まだ夜行寝台特急廃止という結論は出ていなかったんじゃないかと思います。でもその後、方針を転換したようで機関車の用途の一つである事業用には専用車両を導入。
 つまり高価なEF510は不要に。

 で、交直両用EF510系500番台の運命はというと、あっさりとJR貨物に売却。その結果、富山の車両基地を母港として、赤、青、そして2両の銀色(JR東日本の「カシオペア」塗装)が青森から関西まで行ったり来たり。
 しかもコンテナ貨物そのものは、北は札幌貨物ターミナルから、西は吹田・大阪貨物ターミナルはおろか福岡貨物ターミナルまで運行。

 これってかつての「トワイライトエクスプレス」そのもの、あるいはそれ以上です。というか、当時のモータリゼーションを背景として、国鉄分割民営化の際に夜行寝台列車の取り扱いは十分考慮されることがなかったようです。
 長距離を走行し、JR各社に関係する夜行寝台特急は結果的に、電車特急「サンライズ瀬戸・出雲」以外は全廃。

 当たり前と思われるかもしれませんが国際的な潮流、特にヨーロッパでの動向は真逆。

 夜行寝台特急は、写真のコンテナの位置に客車が存在しているようなもの。だから本来は「JR貨物・長距離夜行列車」(仮称)とすべきだったのかも。もちろんシステムが廃棄された現在、その復興は夢のまた夢でしかないのですが。
 そう思うと、せめて気持ちだけは札幌から大阪はおろか福岡へ、さらにはその先へと羽ばたくのです。

 ...センセイが乗車することは二度とありませんが。



2月6日(日) 中型トラックがセンターラインを大幅に越えて、真正面から迫ってきたぁーっ!!

 ...倖い、衝突や接触はすんでの所で回避されましたが。

 2日続けてドライブレコーダーの映像となります。手を抜いているわけではなく、先日、富山県砺波市内で非常に危険な状態に遭遇したのです。写真左奥にはJR城端線東野尻駅脇の踏切があります。
 センセイは手前約150m離れた交差点で信号により停止後、踏切に向かって走行を開始しました。

 中型トラックが踏切を越えて向かってきたことはわかっていたのです。お互い停止状態から走り始めているので、それぞれの速度はせいぜい40km/h程度。間もなく、トラックが先方から見て右側に逸れ始め、センターラインに迫っていることに気づきました。
 ナシテ?!

 それでも、ごくごく一時的なものだろうと思っていたら何と、ラインをどんどん越え始めました。映像を見るとわかりますが、すでに車体の半分以上が対向車線に入っています。
 車の向きは、車体の右側(写真左側)がかろうじて見える状態。

 ドライブレコーダーは助手席側に設置されているのでセンセイからすると、まさに真正面から迫ってきます。もはやクラクションを鳴らす時間的余裕はありません。
 急ブレーキをかけ、車体をできるだけ左側に寄せます。(車体はすでに道路脇に限界近くまで接近している)

 この直後、運転手はセンセイの車に気づき急ハンドルを切って本来の車線に戻りました。苦笑いあるいは苦虫を噛み潰したような表情。
 ただし実際には、笑っていたのではなく、謝る余裕すらなかったんだろうと思います。

 脇見運転ではありませんでした。ごく短時間居眠りするなど注意散漫になっていたのか、スマートフォンか何かに気を取られていたのか...。

 自動車での長距離移動は本当に大変。昨日や1年前のような大雪では長時間に渡って神経をすり減らしますし、先日は氷上で約100mものスリップ、昨秋は煽り運転──正確には「煽られ運転」──にも遭遇。
 後二者および今回が大事に至らなかったのは、僥倖
(ぎょうこう)

 こんな状態が続くとあまり遠くない将来、自分が起こすか巻き込まれるかはともかく、大きな事故に至る可能性が高い。かといって、旧北陸本線がズタズタにされ、特急電車が廃止された現在、「それならば電車での移動に」というわけにもいきません。
 そもそも加齢に伴い、センセイの知力および認知能力を含む体力は明らかに低下傾向。

 このところ何度かお伝えしていますが、出処進退を考えなければならない時期が迫っているようです。

 ところで、日本海縦貫線(旧北陸本線+信越本線+羽越本線+奥羽線)の「特急」って、考えようによっては...。(たぶん、続く)

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