2024年11月16日更新(2024年11月24日ページ移動)

──2024年11月第3週のニュース──

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11月16日(土) 例年より約一か月遅れで、庭の冬囲いを始めていただきました。まだ未完成ですが...

 今日はタイトル通りのお話。

 市内の「シルバー人材センター」にお願いして、庭の木々の冬囲いをしていただきました。拙宅を新築した当初は両親が木々を囲ってくれたのですが、どんどん伸びる木々と対照的に、両親は加速度的に老化。
 他方、残念ながらセンセイは母親に似ず、この種のセンスがない。

 センセイの能力はせいぜい草取り止まりなので、ある時から「シルバーさん」にお願いしているのです。例年去年と比べて、一か月弱遅れ。
 来週前半は強い寒気が入り、地元のシンボル「
(よね)」を含めて、ある程度標高が高い場所は冠雪する見込み。

 ぎりぎりのタイミングとなりました。もちろん、いつも通りに申し込んだのです。されどこちらの依頼は、受付事務で止まっていた(!!)らしい。オイオイ。
 確認の連絡をすると、急遽お越しになることに。

 写真は今夕の様子拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))ですが、写真左奥の枝垂れ桜や右奥の松の木は裸のまま。朝からの作業がまだ完了していないのです。
 これには割と深い理由があるらしい。

 例年なら3人くらいのチームで賑やかに作業するのですが、今年は若手お一人。「シルバー」人材センターなので、ベテランは自身のご病気などで退職。
 他方、高齢者が増加しているイメージと相違して、登録する「若い」人材が多くないようなのです。

 お越しになったのは真面目な方で黙々と、しかも丁寧に作業していらっしゃいます。

 でも明らかにマンパワー不足。かといって、契約してお願いした仕事なので、こちらが手伝うわけにもいきません。当地は明日、お昼頃に深い寒冷前線が通過するため、天気はその少し前から急激に悪化するはず。
 何とか、それまでに区切りがつくといいのですが...。

 イザとなったら、こちらも少しお手伝いしますから。



11月15日(金) 絵に描いたような... ──西村センセイ、容量を偽装したSDカードを掴まされる──

 「...」に続くのはもちろん、「安物買いの銭失い」。トホホ。

 深刻な障害が発生した主力機MacBook Proですが、お伝えしたように最終的な復旧方針は、内蔵ストレージを未使用2TBのSSDに再換装した上で、Mac OS 10.11を新規インストールする...だったのです。
 実際、すでにSSDを交換してMac OSおよびWindows 10
(20H2)をひとまずインストール済。(ただし未完成)

 この方針の問題点は、外出時のストレージ容量が限られること。データをすべて抱えて...というわけにはいきません。

 そこでインストール作業と並行して、持ち出し専用の小型軽量かつ大容量(+低価格)のメディアを考えてみました。USBメモリでもいいのですが、センセイは有線マウス派なので、スロットが1つしか残りません。
 そこで目をつけたのが、別スロットのSDカード。

 しかも最近は大容量の物も増えており、何しろ相対的に低価格(年金生活者には重要なポイント)。他のメディアと比較するとSDカードの読み書き速度はイマイチですが、センセイの場合、高速性が求められるわけでもありません。
 信頼性についても同様。

 オリジナルデータは自宅で厳重に、しかも主要なものは多重で保管しています。出先では読み出しさえできればよいようなもの。調べてみると、容量も価格も実に幅広い。信頼性を重視するならもちろん、国産のキオクシア(旧東芝)とかSanDisk。
 4枚目の写真にあるように、センセイも後者をよく使っています。

 ただし今回は信頼性よりも「コスパ」。その観点からすると、いわゆる「中華SDカード」はざっとその半額程度。というわけで今回は敢えて、無名の容量1TBの製品を通信販売で購入してみました。
 ところがこれが、いきなり最初からコケてしまいました。

 まずフォーマットの段階で異常に時間がかかるだけでなく、場合によっては失敗する(!!)場合も。それでも何とか初期化できたので、試しに大きいデータを書き込んでみました。
 すると、書き込みできなくはないけれど、異常に遅い。

 1枚目の写真は、その時のSDカード──写真を取り損ねた──ではなく、その後購入し直したSDカードの様子。

 買い直したカード、ご覧のように少なくとも最初のうち(後述)は、読み書きともに数十MB/sの速度を出していたのです。時には60MB/sなどという場面も。
 対照的に、最初に購入したSDカードは速度に極端なムラがあり、時には0〜数百KB/sにまで低下。

 もちろん、まったく実使用に耐えません。そこで、自宅滞在わずか2時間程度で返金手続を取り、近くの郵便局から販売元へ返送しました。今から考えると、この1枚目も容量を偽装されていたのかも。
 さて、この事態をどう評価して対応するか。

 正直なところ判断が分かれると思います。そもそもメインのメディアとして使うなら、決して安物を選択することはない。他方、今回重視すべき点は別。
 しかもすでに、返金手続済です。

 そこで、もう1枚だけ「中華SDカード」を購入してみることにしました。2枚目(左右合わせて)は、改めて購入した製品のパッケージ表/裏面。(開封後)
 お気づきでしょうか?

 どこにもメーカー名や連絡先の情報などが記されていません。これだけでも十分アヤシイのですが、ひとまず本体を取り出して初期化。この時もやはり、通常とは違った反応が。
 ただし表示される容量は看板通り、2TB。

 一方で未使用領域は、なぜか2.14TB。フォーマット後は、例えば1.96TBなどになるはずなので、両者の情報は矛盾しています。その上で、実際に読み書きさせ始めた場面が、1枚目。
 繰り返しになりますが、十分な速度が出ています...が、30GBくらいを書き込んだところで、徐々に速度が低下。

 しかも何と、書き込み後のファイルが破損するように。

 フォーマット時における問題の可能性は残っているので、再度初期化およびコピーを繰り返したのですが、完全に同じ状況を繰り返します。容量偽装SD確定です。
 たぶん本当の容量は32GBか64GB。
(本体裏面に後者を匂わせる記載があった)

 それを、人間だけでなくPCその他にも偽って、大容量を見せかけているのです。今回の製品がどうかはわかりませんが、偽装品によっては本当の上限を越えても「書き込み」できるものがあるとのこと。
 何のことはなく、最初に戻って正常なデータの上に書き込みを続けるからです。

 つまり書き込みはできるものの、実は古いデータを片っ端から破壊。

 こうなると偽装品を掴まされたユーザーは、最初のうちは正常に記録されているので正常な記録を信じて疑わず、しばらく偽装品を使い続けるはず。
 ところがあるタイミングで、何故かデータを再生できない事態に。素人だったら原因もわからない...。

 3枚目の写真は、今回購入した偽装品の表面。

 4枚目ののSanDisk製品(自己所有純正品)と比較すると、メーカー名が記載されていないだけでなく、印刷も雑であることがわかります。
 アダプターの印刷
(2枚目左)も同様で、ほぼ何も書かれていないようなもの。

 もちろん2枚目も速攻で返金手続を取ったので、その意味でセンセイに直接的な損害は発生していないのです。広い意味での人件費その他を考えると話は別ですが、センセイは年金生活者なので。
 なおこの問題、Windowsユーザーだと気づきにくいようです。

 つまり偽装する側はWindowsマシンしか想定していない。

 そしてもう一つ。そもそも果たして偽装する側の採算は取れているんだろうか。メモリに偽情報を書き込み、パッケージ化して販売網に製品を供給する。
 しかも遅かれ早かれ、偽装品だと発覚するはず。

 利益を挙げつつ、返品やクレームが殺到するまでに撤収できるものなんだろうか...。ちなみに1枚目の1TBは、センセイが購入した翌々日にはラインナップから消えていました。
 また写真の2枚目も翌々日に突然、2,000円引きに。

 つまり基本的なスタンスは、売れるだけ売って後はトンズラ...というわけなのでしょう。

 誤解なきよう申し添えますが、某国製の製品がすべてこうだと述べているのではありません。

 先日ご紹介したように、まだ造り込みは不十分ながらも、きちんとした製品を開発、販売しているケースの方が多いのです。しかもご紹介したような低価格商品だけでなく、かつて日本製の牙城だった商品群を置き換えるような、素晴らしいマシンこちらこちらこちらも。
 今回は、その闇の部分に出くわした、という感じ。

 さて、そもそもの原因であるMacBook Proの件ですが、Mac OS 10.11のSSDに置換した上でWindows 10をインストール。されど最後の難関である旧Mac OSからWindowsネットワークへの接続ができていません。(本当に、謎)
 他方、4TBのSSDだと確実に接続可能。
(今日もこの状態でこのサイトを更新)

 というわけで復旧方針を再度変更して、このままMac OS 10.12.6システムを継続することになりそうです。課題のメンテナンスについては至急、外部起動用のUSBメモリを作成することにします。
 同時に、Mac OS 10.11とOS 10.12の差異は比較的少ないことを確認済。

 そのため、もしかすると関係するMac全体──MacBook Proを含めて計3台──をOS 10.12に更新するかもしれません。

 いずれにせよ、これで「中華SDカード」から足を洗うことができそうです。



11月14日(木) 去る者あれば、生まれてくる者あり。そしてかなり勘違い気味のまま苦闘する若者も...

 予定を変更してお伝えします。

 当地の明日から雨がちとの予報。しかも来週になると今シーズン一番の寒気が入り込み、12月中旬の気温まで低下するとのこと。まぁ、11月半ばですから当然なのですが。年によっては今ごろ、霙(みぞれ)が降ったりするので。
 このところ自動車を使わざるを得ない場面が多いため、今日のセンセイは意識して徒歩で外出。

 といっても、所用を考えればコースは自ずと決まってきます。それでも昨日同様、いつもより「ちょっとだけ」遠回りのコースを選択。
 紅葉
──残念ながら低地なので、濁っている──に気づいて、市街地東部の「よしやぶ」川(写真左)沿いを歩いてみました。

 川沿いに、地域の方々が手入れをしている桜が植えられているのですが...あれっ?!

 遠くに花弁(はなびら/かべん)が見えたような。駆け寄ってみると、やはり桜の花です。しかもそれなりの数。周囲の大きく育ったった桜の木は、葉を落とすところ。
 その間にある1.5mくらいの低木が、確かに花を咲かせています。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 地域の方が植樹した桜の木から、自然に発生した子孫なのでしょう。実はこの桜の幼木、これまでも何回かお伝えしています。こちらこちらこちら
 何しろ、雪が積もっている中で花を咲かせたので。

 実家へ向かう途中の隣村にも、秋に花を咲かせた桜があります。ただし秋に見たのは1回限り。でもこの桜の木は冬に2回、そして秋にもですよ。白状すると、肝心の桜の季節にこの木がどうだったのかは未確認。
 他の桜の木に関心を奪われていたのです。

 去りつつある命があるかと思えば、この世に生を受け、今ではワシワシと掴まり立ちをする祖父(センセイではない)似の男の子も。彼はもうすぐ、満1歳だ...。

 たぶん植物も同様。

 放っておくと、伸び過ぎて手に負えなくなるバオバブ──『星の王子さま』に登場。ただしセンセイは実物を見たことがない──や雑草がある一方で、なかなか育たず、場合によっては病気で枯れてしまう木も。
 この桜の木はたぶん、その斜め上。

 動物界の状況を過度に投影しているのかもしれませんが、若くてエネルギーに満ち溢れているため、季節をかなり勘違いしたまま花を何度も咲かせる。客観的には季節外れの開花なので媒介となる虫も、受粉の相手もほぼ存在しないのですが。
 まるで、若い頃のセンセイのようだ...。

 でも、ま、それも若気(わかげ)の至り。言い換えれば、“C'est la vie”(「セ・ラ・ヴィ」)

 あ"、これも過度な投影か...。



11月13日(水) 前の1シリーズで惚れ込んじゃったんだろうなぁ...。ま、センセイも同類ですが

 写真は先週末撮影したもの。

 今月下旬、西村家の割と大きなイベントが予定されています。まぁ、センセイは単なる運転手のようなものですが。今年度の後半は、年度末の集中講義を除いて非常勤の仕事が入っていないので、その前にちょっと東北へ...と考えていたのです。
 貴重な短い秋だし。

 ところがお伝えしたような事情で、いつ呼び出しがかかるかわからない状況に。今日は11人が参加してカンファレンスが開かれたのですが、帰宅するとその中のお一人から電話が。ここしばらく、ずっとこんな感じ。
 次期ご当主様
(予定)は辛いぜ。

 それはともかく、ここでセンセイが倒れたり病気になったりするわけにはいかないので、十分に睡眠を取った上で体調管理に気をつけています。もちろん食事も。
 特に、高齢者にとってタンパク質摂取
(+低塩分)は重要。

 そのためお昼は体調管理を兼ねて、必ず徒歩で外出します。まぁ、仕事のようなものです。でも毎日同じようなルートばかりになるので、この日はある区間だけ、1本隣の道を歩いてみました。
 あ"っ...。

 新興住宅地の一角に、築15年くらいのお宅があるのですが、その車庫に収まっていたのが写真のBMW。かなり珍しいクーペの、しかも特別モデルです。
 後から調べたところ、この車はたぶん一昨年から昨年にかけて販売された“M240i xDrive”。
紹介記事例

 別なお宅の BMW M240i Coupe(2枚目の写真)の、事実上の後継モデルです。

 MTかATか確かめたかった──実際には、AT車のみの設定だった──のですが、無断でよそ様の土地に入るわけにはいかないので、公道上から撮影させていただいただけで、その場から立ち去りました。
 帰宅後に調べてみると、実に興味深いことが。

 前述した“M240i xDrive”に関する情報もそうなのですが、センセイがもっとも驚かされたのは、この車のオーナーの自動車遍歴。

 Googleマップによると、このお宅を新築されてから10年前後はずっと、良く知られた国産車に乗っていらっしゃったのです(「国産だから...」云々とはまったく無関係)。でも、遅くとも昨秋までの段階でBMWのエントリーモデル「1シリーズ」に。
 それから程なくして、この“M240i xDrive”に乗り換えたはず。

 察するに、1シリーズ──ただし現行モデルはFF──でBMWに目覚めて、販売終了間際だった“M240i xDrive”を購入した...のかも。何のことはなくセンセイも“318i(E46後期型。ノーマルモデル)で同じような経験をしているので。
 ただし、この車のオーナーとセンセイとの間には決定的な相違点が。

 センセイは前のE46に11年以上乗ってから、現在のF30(320i M Sport後期型)に乗り換えています。E46がお気に入りだったからというのが最大の理由ですが、資金面から、そう簡単に買い替えることができなかったとこともまた事実。
 とてもこの“M240i xDrive”オーナーのように振る舞うことはできません。

 やはりオーナー、惚れ込んじゃったんでしょうねぇ。



11月12日(火) こちらも「冬への備え」だけれど... ──乗用型歩道用「小形」除雪車? ──

 冬への備えという意味では昨日の続きですが、実質的には別なお話。

 写真は先日、自宅近くを歩いている時に撮影したもの。拙宅のすぐ近くには新潟県中越地区で路線および観光バスを運行する「越後交通」の営業所があります。付近には関連する自動車販売店も。
 以前はガソリンスタンドも経営していたのですが、10年くらい前に閉店。

 バス営業所内にもバス会社の社名を冠した整備会社があるようで、一般の車検(「自動車検査登録制度」)なども受け付けています。センセイは利用していませんが。

 それはともかく先日ご紹介したように、柏崎市の大型除雪車はそこで整備されていました(全車両がそうなのかは不明)。実は、営業所から少し離れたこの場所にも、その自動車整備会社のヤードと事務所(写真左奥)があるのです。
 その敷地の隅に止められていたのが写真の、新潟県の除雪車。

 手前は乗用型の、歩道を除雪するための除雪車です。後部肩に記されていますが、この車両は「新潟トランシス(旧「新潟鐵工所」)の「小形(!!)ロータリ除雪車」“NR40”らしい。
 現在はカタログ落ちしているようです。

 ヤードには小型車を中心に、20台くらいの除雪車が止められていました。もちろんここで整備を終えて、出動に備えているのでしょう、お役目ご苦労様...。
 通り過ぎようとしたその時、ふと違和感を感じました。

 「小形」除雪車?!

 この場合、普通なら「大型/小型」じゃないだろうか...。でも、改めて考えてみると確かに、「大型/大形」あるいは「体型/体形」の区別は難しい。
 その上で使い分け例とその根拠を見る限り、やはり「小型」の方が適切であるように思えるのですが...。

 ま、いいんですけど。

 ちなみに、大雪の際には自動車の通行確保が最優先。歩行者はどうしても後回しになります。

 続いて、やっとこの「小形」除雪車の出番となるわけですが、歩道が除雪されていないと、歩行者はすぐ脇を高速で走行する自動車に怯えながら車道を歩くか、車道の除雪で発生した道路脇の高い雪の山の上(!!)を歩くしかありません。(実話)
 だからなかなか注目されませんが実は、雪国で暮らす社会的弱者にとって頼りになる存在なのです。

 ホントに。



11月11日(月) 雪の季節への備え ──自転車で往復して、1人で実家の冬囲いを設置しました──

 今日は見たまま、そしてタイトル通りのお話。実は、今日も実家へ行ったのです。

 ただし今回は両親の通院のためなので当然、自動車。なんやかやで半日を要したため冬囲いをする、時間はありませんでした。もちろん事前に予想できたことなので、風が弱かった昨日の朝、自転車で実家へ移動。
 冬囲いは、雪の季節を迎えるための大切な準備なのです。

 子供の頃は家族総出で冬囲いを組み立てていたのですが、その後、センセイは実家を離れます。その頃はまだ両親も若かったので、二人で何とかしていたのでしょう。センセイが金沢工大に移籍してからの20年くらいは主に、すぐ下のが担当していました。
 当たり前のことですが、この冬囲いはファミリーの仕事。

 弟に任せておけば良いというものではないので、3年前からはセンセイも参加。どうやら去年は従事していないようなのですが、去年はセンセイと母親が作業。
 つまりセンセイにとって、
(近年では)3回目。

 昔取った杵柄なので、要領のかなりの部分を思い出しました。でも残念ながら完全ではありません。実家を新築してから、それに合わせて宮大工の親戚が作ってくれた冬囲い。
 大きい柱などはともかく、最後に建物との間隔を調整する細かい部品になると「あれっ、これって、どこの?」という場面も。

 それにそもそも、4寸柱相当の木材など非常に重い物を扱います。ふだん収納してあるの雁木(がんぎ)から何往復もして柱や板を運びました。
 父親は最後にやってきて指図をするだけだし、母親は庭木の冬囲いの作業中。
(そもそも、助力をまったく期待していない)

 というわけで今回初めて、1人ですべてを組み立てました。写真は作業終了時の様子。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 囲いの板はもっと用意されているのですが、すべてを嵌めると室内が暗くなります。そこで現在は、玄関を除いて最低限の枚数に抑えています。このまま板を挟まない状態でも、たぶん問題はないのです。
 でも少ないながらも板を挟むことで、冬囲い全体を安定化させることができます。

 なお、写真中央の玄関の板の枚数が左右で違っているのは、ミスではありません。父親が右側の板を利用して、ここに冬期の郵便受を設置するためです。写真は、ほぼ東から実家を見ているのですが、この他にも西側および北側にも囲いを設置。
 弟が言っていた通り、「1人でやると2時間」。

 今春の囲い解体──センセイが担当した──時、組織的に収納していたことで、板を中心とした各部材の配置を効率的に進めることができました。この点は正当に評価すべきだし当然、今後も意識して継続すべき事項。
 自転車での移動ということもあって身体的には疲れましたが、ストレスは皆無。

 おかげで、昨晩はぐっすり眠ることができました。



11月10日(日) MacBook Proが、なぜ2台?  ──OS新規インストールは、「なかったこと」に──

 残念ながら、「(今回の)MacBook Proへの新規インストールは断念するしかない」というのが、現時点での結論です。

 ここまで山あり谷あり──ただし個人的な印象は「谷ばかり」──でしたが、それでも何とか4TBのSSDにmacOS 10.12.6をインストールした上で、Windows用にボリュームを切り、Windows 10のインストールに漕ぎ着けました。
 鬼門のWindow側からMacボリュームへアクセスするソフトも、問題なく組み込むことができたし。

 後述するように、Windows側にはまだ問題が残っています。それでも昨日お伝えしたように、ここまで来れば残るは旧Mac OSからファイル共有だけ...のはずだったのです。もちろんネットワークはWindowsネットワーク。
 この問題、実は現在でも未解決のまま。

 あちこちにファイル共有の方法が解説されています。そして実際、センセイのシステムでもWindowsマシン(実機)相互間ではほぼ問題なく接続できるのです。でもなぜか、旧Mac OSからは不可。

 例えば、アクセスする際のクライアント名がWindowsのバージョンによって異なることに代表されるように、Windows側の仕様が変更されており、敷居はどんどん高くなっています。
 でも本質的な問題はたぶん、Mac側の接続ソフトが古くなったため。

 昨日もお伝えしましたが、センセイが使用している接続ソフトは、約25年前までの旧Mac OS用のソフトなので。それでも辛(かろ)うじて希望が。
 これまで接続ができていた時の「エイリアス
」──Windowsの「ショートカット」に相当──が残っているのです。

 それが1枚目の写真の右側。最上部のメニューバー下に見えるアイコンは、起動ボリュームの“(PowerMacintosh)G4 Cube)。OS はMac OS 9.2.2。
 別な場所にあるエイリアスをクリックすると、ご覧のように、ちゃんとMacBook Pro
(のWindowsボリューム)がマウントされます。もちろん読み書きは自由自在。

 ただし今回のトラブル後は、すぐには繋がらなかったためソフトを再設定し、Windows側のセキュリティレベルを下げて、やっと接続しています。

 それでも昨日まで、まぁ、接続できたのだからこのまま...と、考えていたのです。でもそれならそれで、ここで腹を括らなければなりません。具体的には、バックアップシステムと非常時用の修復態勢を構築する必要が。
 4年前そして今回同様、今後もWindowsおよびMac側の深刻なトラブルが予想されるためです。

 今日は実家での用を終えてから、その作業を始めたのですが、これが予想外の展開に。そもそもインストールしたWindows 10にも問題が残ったまま。例えばOSは20H2のままで、まだ最終版の22H2にアップデートできていません。
 他にも複数の問題が確認されています。

 このような状況下で、「それでも、まぁ...」と考えるのなら、この際、いろいろ補強すべき事項があります。

 例えば、トラブル発生前のシステムは日々の作業をWindows側に依存しすぎていました。(エミュレータ“SheepShaver”を利用した)写真の加工やこのページの作成、そしてデータのFTP転送は、すべてWindows側。
 要するに、楽だったので。

 でも今後はイザという時に備えて、ある程度Mac側でも対応しておく必要があります。

 そこで手始めにAdobeの“PhotoShop”や“GoLive”をインストールしたのですが、アプリケーションのアイコンの上に「×」マーク。もちろん動作しないという意味です。OS 10.11では問題なくインストールできたのに...。
 ここでやっと、インストールしたOSのバージョン10.12が不適切であったことを悟りました。

 もちろん事前に旧OS10.11と新OS10.12の違いをある程度調べていたのです。ただしアプリケーションの対応までは十分に確認できませんでした。しかも、問題はもっと奥が深い。
 2枚目の写真は電源投入直後に、起動ボリュームを選択しているところ。

 右側の“Windows (10)”が選択されているのは、デフォルトでそのように設定しているため。問題は、その左側。“MacBook Pro”アイコンがあるのは当然として、なぜか2台。
 ナシテ?!

 数日前に気づいたのですが、原因は不明。そのうち直るのだろうと考えていました。でも今日、非常時用の態勢を構築するため別のMacから起動したところ、唖然。
 “MacBook Pro”がOS10.11マシンから認識されないのです。

 この時も希望的観測で「一時的なものだろう」と考えることにしたのですが、これが実に甘かった。念のため、Apple純正の「ディスクユーティリティ」を起動。その際の写真が3枚目。
 上部の“FireWire Target”というのはFireWire Target接続で外付SSDとして認識させているため。

 問題はその下の棒グラフ。中央部の赤い部分はWindows 10ボリュームで、ちゃんと認識されています。でも左右の空色およびオレンジ色の領域は、「フォーマットされていません」。つまりOS10.11のMacから認識できないフォーマット。
 だからマウントされなかったのです。

 別な観点からすると、確かに“MacBook Pro”の領域が二つ(このような事態は初めて)。だから“MacBook Pro”のアイコンは二つ。ちなみに、どちらを選択してもmacOS10.12が起動するので、実害はないのです。
 でも、困った。

 冗談抜きで、困った...。

 センセイの現行システムはMac OS 10.11.6で統一されており、非常時はお互いのマシンを外から起動して修復できるようにしています。されどこの写真は、そのようなシステム運用が不可能であることを意味しています。
 まぁ、緊急時用の外部起動用USBメモリは作成できるでしょうが...。

 この件、事前には情報を得られていませんでしたが、たぶん、インストールしたSSDの容量が4TBであることと関係しているはず。内部的には2TBが上限で、2TB二つを見かけ上一つのボリュームと見なしているようなのです。
 だから二つの“MacBook Pro”アイコン。なるほど。

 センセイにとって体裁などどうでもいいのです。問題は、これまでのようにシームレスにMacとWindows 10、そしてちょっと手間がかかるけど、旧Mac OSを使えるかどうか。
 至った結論は冒頭に記した通り、「実用に耐えない」。

 近日中に、古い2TBのSSDに再換装するつもりです。

 ただし古いSSDに寿命が迫っているかもしれないということも、また、事実。そこで、今度こそデータの継続性を重視しつつ今回の苦い経験を生かして、未使用のSSD(2TB)にMac OS──もちろんVer.10.11──をインストール。
 その上で、改めてWindows 10を組み込む予定です。

 なお、今後は基本的に、これまでの繰り返しになるはず。特筆事項がない限り、このページでのご紹介を控えるつもりです。

 長くなりましたが最後に、皆様にお役に立つかもしれない情報を。

 今回のトラブルから仮に復旧する際、MS-DOSフォーマットディスクを用いた不適切なバックアップによって、貴重な情報が失われたことをご報告しました。それそのものは事実なので、もうどうしようもありません。
 ただし2019年度以前のファイルについては、先代のMacBook Pro内のWindowsボリュームに完全なデータが保存されていました。

 2020年度以降のデータの大半は旧Macフォーマットではないので、トラブルそのものは本当に大変でしたが、データ面から客観的に考えると被害は最小限度で抑えられたと判断すべきと考えます。

 備えるべきはやはり、非常時の態勢とバックアップ、というわけです。

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