2021年3月13日更新(2021年3月21日ページ移動)

──2021年3月第2週のニュース──

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3月13日(土) 開花は、来週末あたりかなぁ... ──キャンパス内の枝垂れ桜の蕾が膨らんでいます──

 昨日から今日にかけて、全国的にかなりの雨。

 太平洋側が中心ですが、金沢も昨晩はかなり降りました。その前に...と思い、昨日のお昼、曇り空の下で撮影したのが写真。歩いていて、その色に惹かれたのです。
 お察しの通り、金沢工大扇が丘キャンパスで最も早く咲く枝垂れ桜の様子です。

 ご覧のように蕾がかなり膨らんでいます。これなら、この枝垂れ桜の開花は来週末あたりではないかと思うのですが、どうでしょう。

 金沢工大では今日、学位授与式が行われました。例年なら門出を祝う特別な空間になるのですが残念ながら、昨年はコロナ禍で急遽、中止に。
 今年はクラス毎に分かれて遠隔で実施されます。

 所用で開始時刻1時間位前に研究室のある校舎を出ると、ポツポツとスーツを着た男子学生の姿が。戻る時には袴姿の女子学生も。
 ただし例年と異なり、卒業式の看板前で写真を撮影する姿は見られませんでした。保護者の姿も非常に少ない。

 前者に関しては、ごく細い雨──傘を差すか差さないかというレベル──の雨が降っていたからかもしれません。

 10:30、卒業式が始まりました。センセイは平社員なので、研究室から式典の様子を見守ります。専門家が撮影した遠隔放送なので、状況によってカメラが切り替わるし、主要な登場人物についてはテロップも入ります。
 このあたりはさすが、工科系大学。

 残念なのは、卒業生の様子を見ることができないこと。というか通常、壇上のセンセイらからはそれしか見えないのですが。先ほどのスーツや袴姿を思い出し、「きっと教室ではこんな感じなんだろうなぁ...」とイメージします。「妄想を逞しくする」という方が適切かも。
 11:32卒業式終了。

 卒業生はそれぞれの教室で卒業証書その他を受け取ります。現場を見ていないのですが、もしかしたらお世話になった先生方とのやり取りがあったのかもしれません。でもセンセイはゼミを持っていないので、今日の業務はこれで終了。
 帰り支度を整え、廊下へ。

 教職課程の先生お二人と出くわしました。ラフな格好のセンセイとは対照的に、彼らはスーツ姿。厳しい教職課程を乗り切った卒業生とこれから会うとのこと。ここから先は、各自の才覚。

 学生諸君にはぜひ、自らに相応しい場所と、為すべきことを見つけてもらいたいものです。



3月12日(金) これもまた、コロナのせい?! ──「まいどおおきに 金沢久安食堂」が閉店──

 原稿執筆が遅々として進まない反動で、このところ長いネタが続いてしまっています。まぁ、昨日は特別ですが。

 というわけで今日はタイトル通り、そして見たままのお話。写真は数日前に撮影したもの。

 例によってお昼にスーパーへ向かったのですが、ご覧のように天気が良かったので、久しぶりにもう少し先にあるお店を目指すことにしました。最寄りのお店を除けば、他店は同じような距離にあるのです。つまり五十歩百歩。
 ただし100歩では着きませんが。

 交差点から先は、通勤経路から完全に外れるため、なかなか通る機会がありません。この地域は旧道とその後整備された新道が混在しています。
 旧道との交差点を渡ろうとして...あ"。

 お店の解体工事をしています。ここは「フジオフード」による「まいどおおきに食堂」ブランドの「金沢久安食堂」だった場所。15年くらい前に新築したはず。
 和食を中心としたカフェテリア方式のお店です。

 キンエン生活中のセンセイですから、本来ならばこのようなお店を利用すべきなのです。でもたぶん、ここは1回も入ったことがないと思う(1回だけあるかも)。
 実はここに続くような格好で、新潟の自宅のすぐ近くに同じお店がオープン。家族で1回入ったことがあります。

 肝心の味は特に印象がありません。少なくともその当時は塩分が多いとは感じませんでした。現在は薄味に慣れたので、評価はもっと辛くなるかもしれませんが。
 でも、惣菜を数点選択すると、決して手頃とは言えない価格に。正直なところ、割高。

 それ以降、新潟のお店は利用していません。客観的には両店とも、サラリーマンや作業服姿の人を中心に、それなりにお客さんが入っていました。女性客も割と見かけました。残念ながら「繁盛」というほどではありませんでしたが。
 この間、センセイはキンエン生活へ。

 大学からはすぐなので機会があったら、と思っていたのですが...。

 背中を最後に押したのはやはり、新型コロナウイルスだったんでしょうか。



3月11日(木) 翌日、「はやぶさ」は走らず、九州新幹線は予定通り全線開業した

 今週土曜日にJRなど各鉄道会社のダイヤ改正が行われます。

 1年で最も大きな改正なので、センセイは毎年この時期、必ず購入しています。他は夏休み期間に臨時列車に乗る時や、運賃が改定された場合に買い求めることも。ただしこの1年間は、ほとんど鉄道を利用していないこともあって、何だか乗りたいという気分すら薄れ気味。
 3月改正時のバックナンバーはかなり書斎に残しておいたのですが先日、特別なものを除き、廃棄してしまいました。

 白状すると今回は、購入を失念していたのです(実話)。家人に購入を尋ねられて買い求めたのが右の時刻表。

 遠方に出向く時などを除けばセンセイの行動パターンは決まっているので、必要な部分だけ拡大コピーして研究室とアパートに置き、原本は書斎に。
 料金や列車編成などを調べることもあるので、研究室には去年のものだけ残し、それ以前のものは捨てます。

 アパートではたいした作業はしないので、オリジナルを残す必要はないのですが、あちこち擦り切れながらも1冊だけ捨てられずにいるものが。それが左側の時刻表。
 2011年3月12日、つまり東日本大震災翌日の改正の際に購入したものです。

 表紙をご覧いただくと、中央に赤字で「九州新幹線 全線開業」とあります。震災のショックで多くの方から忘れ去られていますが、九州新幹線は実際、翌日に開業しています。
 その下には、やや小さく「東北新幹線『はやぶさ』デビュー」。

 一部他列車として先行投入されていたE5系が、この日から「はやぶさ」として走行するはずだったのです。でも震災でそれどころではなくなりました。翌12日の午後には上越新幹線などが運転を再開。
 しかし東北新幹線については損害が甚大で、復旧には時間を要しました。

 あれから今日で10年。

 4年後、センセイはJR東日本山田線(当時)、田老など復旧した三陸鉄道北リアス線(当時)、そしてJR東日本八戸線に乗車し、現地の様子をこの目で見ています。でも2010年に訪れた南東北については再訪する機会に恵まれていません。
 今でも良く覚えている女川
(おながわ)などは、震災で壊滅状態。また一部区間はそのままでの復旧を断念し、BRT化。

 退職などにより少し時間ができたら、復旧した常磐線と合わせて乗ってみたいと思っています。

※山田線宮古駅─釜石駅間はJR東日本から三陸鉄道に移管され、現在は旧南リアス線と合わせて同社三陸鉄道リアス線として運行。((C) JTB パブリッシング)



3月10日(水) 確かに、絵に描いたような不審者だ ──西村センセイ、学生アパートの大家さんと話す──

 写真は一昨日のお昼に撮影したもの。

 高血圧対策の一つとしてキンエン生活を実践しているセンセイ、その甲斐あって、朝夕ともにまったく問題ない状態を維持できています。でもその代わり、大学食堂の定食や「ほっかほっか亭」のお弁当ですら、味が濃すぎると感じるように。
 要するに、お昼に食べられるものが(あまり)ない

 というわけで最近は、近隣のスーパーまで歩いて「高タンパク+低塩分(+低脂肪)」の惣菜を買って戻るというパターン。塩分(NaCl)は1食あたり換算で2g以下。どうしても運動不足になりがちなので、身体を動かすという面もあります。
 で、月曜日は「ニュー三久」へ。

 ちょっと離れているのですが、数年前にお世話になった金沢赤十字病院(写真左奥)裏の道を使うと案外近いことがわかりました。

 それにこの日は寒く、しかもちょっと風が吹いていました。幹線道路は風が吹き抜けます。でも生活道路は建物の陰になり、風が弱まるので歩きやすい。
 食べ物を手に戻る途中、写真のアパートに目が止まりました。

 ここは2階廊下の左に青色の看板が見えますが、これはおばちゃん達が経営する金沢工大生向けのアパートであることを示しています。ただし居住者の気配をあまり感じません。
 年度替わり、そして春休みだということを考えても、ちょっと気になります。

 公道上、後ろから来た小型車を避けながらパチリ。車は道路の反対側の駐車場に入ります。写真右奥の大学に向けて歩き始めた時、その車から降りてきた中年女性に声を掛けられました。
 まぁ確かに、センセイは画に描いたような不審人物ではある。

 話を聞くと、おぉ、彼女は何と3棟ある(はず)の、このアパートの大家さん。「古いアパートを撮っているので...」とのこと。訝(いぶか)しんだというより、不思議に思ったということでしょうね。
 身分を明かして、この種の業務を担当する学生部の仕事にも従事していたことを伝えます。

 そのついでに、彼女にお尋ねしたことが。この建物は「第三」で、道路を挟んで「第一」があります。どうやら大家さんはそこにお住まいらしい。で、近くを見渡しても「第二」が見当たらないのです。
 すると大家さんは「第一」の裏、別な名前の新しいアパートを指しました。

 こちらは工大生用ではなく、社会人向けの各戸2階建ての広い造り。

 住宅を兼ねている「第一」は別として、古いものから建て替えているそうで、「どうしようか迷ったんですが...」第二はターゲットを変更したとのこと。大家さんはやはり、客層や、学生の気風の変化をひしひしと感じているようです。
 一昨日、昨日とお伝えした新しいタイプのアパートのお話をします。

 今後についてもいろいろな可能性をお考えのようで、彼女はポロッと、「跡継ぎがいないので..」。ご夫婦で経営していらっしゃるのかお一人かはわかりませんが、お子さんがいらっしゃったとしたら、皆がもう独立されたようです。
 お礼を言って別れます。

 今回の件に関連して、お詫びと訂正が一つ。以前ご紹介した建て替えられたアパートはその後、学生向けではなく、社会人用であることが判明しました(もう一棟は引き続き、本学学生用)。
 それなら供用開始時期が春でないことも理解できます。

 大学近辺ではやはり、静かながらも大きな変化が起きています。



3月9日(火) こちらは、オン・スケジュール ──新築食事付アパートに家具が搬入されました──

 昨日の続き。ただし女性はまだ登場しません。

 写真は先週、スーパーでお昼を買って戻る途中に撮影したもの。大学の西側で建設が進められてきたアパート、正確には「(仮称)学生会館 Uni E'meal 金沢工大前III】」。
 どうやら工事そのものは終わったようです。

 何をしているんだろうと思ったら、作業員が右のトラックから大な箱を降ろし、数人がかりで館内に搬入していました。箱には「デスク・チェアセット」。
 伝えしたように、このアパートは家具・食事付。

 建設作業の最終段階として備品を整備しているところだったんですね。もちろんベッドその他も同様のはず。受け入れ態勢は万全というわけです。
 ここは同名のアパート(1棟目2棟目)に続く3棟目。

 関係者によると、来年度もう1棟建設するだろうとのこと。何故なら大学生の多くは4年間で入れ替わるから。その後は4棟をグルグルと回していくんだそうです。
 なるほど。

 なお、後から調べてみると、少なくともこのアパートについては、一部の部屋は家具を備え付けておらず、食事についても選択できるようになっているそうです。有無を混在させる理由はよくわかりませんが。

 で、昨日ご紹介した地元不動産屋のアパートはというと、今日、帰宅時に確認した限りではまだエアコンとガス給湯器の工事に着手していませんでした。もちろん室内には電灯が灯っていましたが。

 ホントに、大丈夫かなぁ...。(もう1日だけ続く)



3月8日(月) 間に合うんだろうか、引っ越しに... ──大学裏の新築アパートはレトロモダン──

 写真は昨日撮影したもの。

 大学裏で建設が進む学生用アパートの様子です。大学教職員用の駐車場から見ているのですが、左奥の空がちょっと赤みを帯びています。これは夕焼けの影響。実際には相当暗いので、明度を少し補正しています。
 ご覧のように、工事は最終段階に入っています。

 前回以降、地元紙でこのアパートが学生の写真入り記事として報道された(現在は削除)こともあり、2棟のアパートの全貌が、徐々にわかってきました。
 まずこの建物は地元不動産業者が建設したもの。この点は早くからわかっていました。

 同社は創業50周年だそうで、その記念として本学建築学科の学生2名とともに「『集学館』プロジェクト」を立ち上げ、その意見を反映させたんとのこと。
 レトロモダンな外観もその一つ。

 さらに重要なのは、単に個別の居室を提供するだけでなく、学生が相互に学び、教え合うことができるような仕組みを工夫したこと。コンセプトは「もう一つの学び舎(や)
 それを具体化したのが、中央部に建設中の「集学室」。

 学習スペースのみならず、キッチンも備えるそうです。さらにその手前(駐車場側)にはテラスも造るとのこと。居住者なら誰でも利用できます。
 でも。住んでいない学生が入ろうとしたら、どうなるんだろう...。

 ともすると、コストや使い勝手だけで語られがちのアパート経営。その意味で、この意気込みは高く評価すべきだと思います。防災のための高価な土盛りの必要性は...ですが。ただし心配なことと、考えなければならないことが。
 センセイが一番心配なのは、時間。

 金沢工大では今週末に遠隔で卒業式が行われます。卒業生の大半はアパートを既に引き払っていると思いますが、その後にクリーニング。そして新入生を受け入れることになります。でも、まだ居住スペースでも作業中。
 新入生の入居に間に合うんだろうか。

 別な観点から考えなければならないのは、このような従来にない不動産屋さんの動きや、次々と建設される新しいタイプの家具・食事付アパート。コロナ禍もあり全国的には、後者の人気が高まっていると伝えられています。
 このような新しく、大きな動きに対して、従来式のアパートを経営する近所のおばちゃん達は、どう対抗するんだろうか。

 お昼を手にスーパーから戻る途中、そんなことを考えながら歩いていたら、中年の女性に声を掛けられました(実話)。(続く) 



3月7日(日) ローソン魚津青柳店、今週末オープン!! ──ポプラは富山、石川両県から全面撤退──

 いつも通り、金沢へ移動しました。

 新潟県内は、雲こそかかっていたものの基本的には良い天気。湿度も低かったので先週に引き続きエアコンを切って走行。ところが富山県との県境を越えると雲行きが怪しくなってきました。県東部では細いながらもポツポツと雨。
 BMWはヨーロッパ基準なので、低緯度地域の湿度には弱い。エアコンを入れます。

 魚津市に入り、天神山トンネルを抜けると交差点。一時停止します。その際に撮影したのが写真。ご覧のように今週末、ローソンがオープンします。

 タイトルだけだとローソンとポプラの関係が良くわかりません。もちろん両社ともコンビニエンスストア。実はこの「ローソン魚津青柳店」、つい先日まで「ポプラ魚津青柳店」だったのです。
 移動経路なので、センセイも一度利用したことがあります。店内で調理したものを、美味しく頂きました。

 1ヶ月くらい前にそのポプラが突然、閉店。周辺にはこのお店しかなく、次は市街地まで車を走らせるしかありません。ここは魚津市青柳。
 市中心部から山側に、ちょっと入ったところです。

 すぐ近くに旧パナソニックの立派な半導体工場や民家があり、かなり人が行き交う──ただし昨秋、ここおよび隣の地区に熊が出没した──場所。
 それなのに、閉店。

 どうするんだろうと思っていたら、しばらく放置された後に工事が始まりました。先週末にはローソンの看板が。業界紙によるとこれは、広島県に拠点を置くポプラ(業界8位)の業務見直しの一環らしい。
 もちろん基本的には採算面で問題を抱える店舗の見直し。

 その上で、業界3位のローソンと提携して生き残りを図ろうとしているとのこと。ただし北陸地区(富山、石川県)についてはポプラの、いわば「飛び地」になるため、地元紙が伝えるように、完全撤退。
 「ローソン魚津青柳店」はローソン直営店になるようです。

 正確に言うと両紙の記述には若干の相違があります──おそらく『北日本新聞』の記事は不正確──が、起きていること全体はその通りらしい。セブンイレブン 富山安養寺店建設の際にお伝えしたように、ポプラの通常店舗閉店は知っていました。
 でも正直なところ、大きな動きの一部だと考えていなかったことも事実。

 もう、あの手作りを手にすることはないんだぁ...。

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