2024年9月21更新(2024年9月29日ページ移動)

──2024年9月第3週のニュース──

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9月21日(土) やはり「好き」と「仕事」は、ひとまず別 ──ホイール修理にはちょっと時間が... ──

 ご存じのように北陸地方、特に能登北部は集中豪雨で深刻な状態に。年初に発生した能登半島地震以来の受難です。

 センセイの関係者には能登在住の方および多数の出身者(能登に実家がある)が。地震の後、現地の生々しい状況を聴かせていただきました。正直なところ悲惨すぎて、このページではお伝えできそうにない内容ばかり。
 そしてこれは、2007年に発生した新潟県中越沖地震などでも繰り返されたこと。

 水害についても、このページ開設前の1995年7月11日、当地を含む新潟県西部と長野県北部で「7.11水害」が発生。実家の田畑や河川、そして道路が甚大な被害を受けました。だから今回の氾濫の様子は、皮膚感覚で「痛い」。
 しかも明日、当地でも同じような水害が発生する可能性が。

 だから気持ちは能登へ向いているのですが、残念ながら、現時点でセンセイにできることはありません。というわけで、(後ろ髪を引かれながら)今日は予定していたお話を。
 写真は昨日撮影したもの。

 もちろん姪夫婦宅を訪れた際に受傷したBMWの左後部(「サイドシル」:左赤枠内)とアルミホイール(同右)です。実はこの写真、このページのために撮影したものではありません。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 修理をお願いしたお店からの依頼で撮影したもの。

 損傷は日曜日。翌日には修理の方針を決め、ホイール修理については市内のお店に目星をつけました。ただしこの日は祝日(敬老の日)。状況と依頼内容を説明したメールを送信しただけ。
 おぉ、翌朝にはさっそく最初のお返事が。

 それによると「お写真を数枚いただければおおよその見積をだすことも可能」(以下、原文のママ)とのことだったので、すぐに損傷部分全体を撮影したものを2枚送信。
 今度はちょっと間があって
──他にも仕事を抱えているのでしょうから、当然──から、お伝えしたように「修理可能かと思います」との連絡。

 「PCで画像を確認しますので、少々お時間をください^^」。もちろん了解したのですが困ったことに、その後が全然続かない。「全体の分かるお写真もあると助かります」とのことだったので、それがわからないと対応できないのかも。
 そこでホイールの損傷部分だけでなく、周囲を含めて撮影し直したという次第。

 昨日の夕方になってから改めて「修理は可能」という返事とともに、おおよその見積額が提示されました。作業代金は想定範囲内なので不満はありません。だから修理をお願いするつもりなのです。
 う〜ん、でもこれって、ビジネスの進め方としてはどうだろう...。

 改めてお店のサイトを訪れると「スタッフ・会社概要」に、社長のメッセージが。地元短大卒業後地元企業に「10年務める[原文のママ]も、1度しかない人生を何か自分でやってみたく独立」という自己紹介が。
 まず、その意気込みを高く評価すべき。

 同時に、文面から誠実さが伝わってきます。されど、これが会社のオフィシャルなサイトに掲載すべき情報かどうかは判断が分かれると思います。もちろん技量についてはそれなりなんだろうと判断しています。
 お店を立ち上げてから約15年が経過。

 技術力がなかったら、とうの昔に市場から退場を迫られていたはずですから。実際、ネット上の評判も高いのです。まだ直接お目にかかっていませんが、きっと良い方なんでしょう。ただし、それとビジネスは、別。
 ...おっと、つい最近もほとんど同じ内容をお伝えしたばかりだった。

 この点に気づいていただけば、もっと伸びるんだろうけどなぁ...。

 何しろ、好き──とても大切なこと──で熱意があって、しかも技術力に裏付けされているのですから。

 あ"、日本語(国語)に注意を払うこともお勧めします。



9月20日(金) これとそっくり、なんだろうなぁ... ──空き家の、内部から朽ちていく別棟車庫──

 昨晩発覚した、新たなトホホのお話。

 報道等でご存じの方も多いと思いますが、当地を含めた日本海側は18日(水)から荒れた天気が続いています。秋雨前線が上空に停滞しており、時々猛烈な雨が降ります。ただし今のところ、風はあまり強くありません。
 この状態は、颱風14号崩れの温暖前線が通過する22日(日)昼頃まで続く見込み。

 気象業務業界では「腐ってもタイ(颱風)」という言葉が知られています。颱風崩れの低気圧が通過する22日は、強い雨が降るだけでなく気圧勾配が急になるため、低気圧に近い地域では強風が予想されます。
 西村センセイ、秋の彼岸の仕事
(代理)が入っているのですが...。

 それはともかく、時計の針を昨日の昼に戻します。昨日は不安定な天気だったのですが、センセイはまず手負いの“Mac mini”(HDD)を発送すべく、宅配便の営業所へ。そしてお昼には郵便局その他の用で外出。
 健康を考えて、いずれも徒歩です。

 スーパーの用を済ませて郵便局へ向かおうとしたところ、お客さんが「これじゃ、出られないわねぇ...」などと話しながら出入り口で留まっています。足止めの原因は、急に降り始めた強い雨。
 彼女たちは車を駐車場に残し、傘を持たずに入店したのです。

 でもセンセイは大きな傘を持ってきたし、目的地はすぐ目の前。というわけで歩き始めたのですが、これが見事に判断ミス。傘はほとんど役に立たず、下半身を中心に靴までずぶ濡れ状態。後から調べたところ、この時の雨量は30mm/h。
 1時間の平均ですから、その時はもっと激しかったはず。

 帰宅後、濡れたスラックスを乾かそうとエアコンを起動し、ふだんあまり使わない「除湿」モードに切り替えました。温度設定はできなかったのですが、約1時間の作動で室温が2℃くらい低下。
 それはかまわないのですが、肝心の湿度がなかなか下がらない。

 書斎にある2台の湿度計によると、1時間で5%程度しか下がっていません。慣れていないこともあり、まぁ、こんなものかなぁーと思っていたのですが、就寝する段になって愕然とする事実が判明。
 何と、窓が少し開いたままだったのです。

 気温はもちろん、湿度も下がるはずがない。二重カーテンの陰で見えませんでした。(確認していないことの方が問題)

 先週のお通夜の席で何人かの方と久しぶりに少しお話を。その中のお一人が「西村先生は、本当にお変わりないですねぇ...」。もちろん外交儀礼込み。
 ただし相手の変貌ぶりを踏まえると、ある程度はホンネだったはず。

 だからその時は「センセイもまだまだ頑張らねば...」と考えたのです。写真は今日、雨が弱い時間を見計らって外出した際に撮影した近所の空き家。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 以前、金沢工業大学近辺の空き家いくつかご紹介しましたが、当地とて事情は同じ。利便性の高い市街地であっても空き家率は全国平均(約15%)と同程度と推測されます。郡部はもっと多いはず。
 で、このお宅。

 敷地も母屋も立派で、広い。手前に見えているのは別棟で、車庫──もしかしたら作業所を兼ねていたかも──と推測されます。注目していただきたいのは車庫内。光が入り込んでいないので、反対側にはシャッターなどが存在するものと推測されます。
 床面はコンクリート張りだろうと思いますが、右の窓を見ると、内部は地面から生えてきた植物に占領されています。

 建物の外部を植物に覆われた空き家(1枚目の写真)は時々目にします。でも実は、建物──といっても、ここでは車庫──内を植物に乗っ取られてしまうお宅(2枚目)も。

 たぶん、冷静に考えるとセンセイの現状も同じような存在なのでしょう。100歩譲って、仮に見かけは同年代の方より少し若く見えたとしても、それが内部、つまり「脳みそ」の若さを意味するものではありません。

 というわけで姪夫婦宅での以降、すっかり自信喪失気味のセンセイなのです。

 トホホ...。(でしょ?)



9月19日(木) ここまで酷い状況を目にするのは初めてだ ──ライセンスの救出に成功しました──

 まぁ、もっと深刻な状況の場合は何ら警告を発することなく、全記録データが消失。

 それに比べれば、重要なデータを救出できただけでも幸いなのですが。というわけで昨日の続き、つまり“Mac mini”(HDD)に発生した深刻な不具合について、その後のご報告を。今朝は5時頃、激しく打ちつける雨の音で目覚めました。
 やがて、頻繁に雷の光と音が。

 秋雨前線の接近に伴い、当地では昨日から断続的に強い雨が降っています。特に、当地を含めた新潟県西部は雨量が多く、「土砂災害警戒情報」が発令されたまま。市内では急遽、避難所が開設されました。(午後に閉鎖)
 またJR各線は安全確認のため、お昼頃まで運転を見合わせたほど。

 音と光(+振動)で眠ることができず、センセイは睡眠不足のまま起床。いくら脳みその働きがイマイチであっても、瀕死の“Mac mini”(HDD)から可能な限りの「データ」を救出する必要があります。
 ただしセンセイは万一のことを考えて仕事や写真、音楽、動画などのファイルは多重で保管しています。

 つまり普通の「データ」を救出する必要はありません(実際、見捨てた)。優先すべきは、何らかの事情でこの“Mac mini”(HDD)にしか存在しないファイル──主に、作業中のファイル──と、アプリケーションを中心としたライセンスなのです。
 後者については補足を。

 かつてアプリケーションをメディアで購入していた時代は、パッケージに記されたシリアル番号類を入力することで違法コピー等の不正使用を防いでいました。ただしこの場合、メディア(/のコピー)とシリアル番号さえあれば、いくらでもインストールが可能。
 その対策として、クォークなど高価なソフトでは「ドングル」などが利用されたこともありましたが、それも昔の話。

 インターネット環境が普及した現在では、ネット上での認証が主流に。つまりOSを含めて、ネット上のやり取りで正当性を確認する方法。

 ただしこの方法だと、この春発生した“Mac mini”(SSD)上の“Windows 10”頓死などのケースでは、正規品を正当に所有しているにもかかわらず、そのライセンスが失われます。
 あの時は、本当に辛かった...。

 今回は、“BootCamp”機能をつかって、“Mac mini”(HDD)にWindows 10および“Office 2019”、そして特殊かつ高価なユーティリティソフトをインストールしたばかり。
 “Office 2019”以外は、辛うじてライセンス認証を解除したはず。
(ただし自信はない)

 “Office 2019”については解除方法がわからなかったのですが、1ライセンスあたり(廃棄される1台とともに)もう1台使用できる契約(のはず)
 この点はどうなるのか、ちょっとやってみなければわかりません。

 1枚目の写真は、作業の途中でディスクを管理する純正ソフトを立ち上げ、モニタ画面を直接撮影したもの。白黒の波のようなものはモアレです。
 左上に物理的なHDDが表示されていますが、赤字。初めて目にしました。

 そして右下にある、ストレージの自己診断結果を示す「S.M.A.R.TSelf-Monitoring Analysis and Reporting Technology)状況」は、赤字で「エラー」。

 イメージ的には酩酊して車道上で倒れ、そのまま寝込んでしまった人間のようなもの。自分がどこにいて、どのような状態なのかすらわからない...。
 Mac/Windowsともども、よくまぁこれで起動したなぁ、というのがセンセイの感想。

 アドヴァイスも凄く、右の写真にあるように「修復できないハードウェア(=HDD)の問題」があるので、「データをできるだけ多くバックアップしてからディスクを交換...」とのこと。
 御意
(ぎょい)

 仰る通り必要なファイルを救出を終えたので、“Mac mini”を購入時の箱に収めて、昨日もご紹介した「ウッドペッカー」社へ発送すべく宅急便の営業所へ。SSD換装後のマシンは、来週半ばにお店で受領する予定です。

 さて、どうなる。



9月18日(水) 「西村センセイの部屋へ」も、終わりが近いのかも ──悪いことは重なるなぁ... ──

 姪夫婦の新居のブロックを少し壊して以来、センセイはリズムを崩しがち。

 身体的には膝が少し疼(うず)く程度で、ほぼ何の問題もないのです。ただし前任校での集中講義の謝礼が振り込まれないため問い合わせたところ何と、今年の初めに、センセイ自身(!!)が、別な口座を指定していたとのこと。
 つまり、完全にセンセイのミス。
(余計な仕事を増やしてしまい、すみません)

 白状すると、口座を変更した記憶がほとんどない──手書きの書面を提出したことは覚えている──し、なぜ慣れ親しんだ従来の口座にしなかったのかも不明。お気づきかと思いますが、ポイントは「覚えていない」という点。
 つまり、それほどまでに歳を取ったということなのでしょう。

 タイヤを擦った時以上に、愕然(がくぜん)としました。

 「悪いことは重なるなあ」というのは、星野源氏の「くせのうた」の一節。2、3ヶ月前から3台の“Mac mini”の中の1台(HDD)の調子がイマイチだったのです。とりわけ数日前からは絶不調。最初はCPU側の問題を疑いました。
 でもどうやら、HDDの寿命が尽きつつあるらしい。
(同時に購入したSSD機がバリバリの現役なのに...)

 この件については後日ご報告すると思いますが、今日丸一日かかって対処した──本当に大変だった──ものの、完全に復活させることができなかったどころか、状況はさらに悪化。
 残念ながら、ストレージの換装をお願いすることになりそうです。

 1枚目の写真は昨晩、このサイトを更新した直後に撮影したもの。当然ですが、更新前にはページの内容を何度か確認しています。
 ただし酔っぱらいながら、ですが...。

 見落としもあるのでデータをアップロード後、改めてサイト上の内容を確認しようとして...あれっ?!

 ご覧のように「nishimura-sensei.netへの接続は安全ではありません」との表示(閲覧環境に依存する)。画面左上にも同様の表示が。拡大写真(別ウィンドウ、1280×763))
 実は、ある意味その通り。

 2枚目の写真は、センセイがこのサイトを管理している画面の一部。センセイは現在、「さくらインターネット」と契約してこのサイトを運営しているのですが、ご覧のように「推奨設定」の通知が。
 特に7件は、「重要な設定」です。

 要するに、センセイのサイトのセキュリティ設定が甘いので、より安全なものに変更してください、というお願い。その象徴が1枚目の写真で指摘された「HTTPS転送の使用」。
 最後の“s”は「セキュア
(安全)」という意味。

 されどセンセイは、現在も“http”転送。理由は簡単明白で、センセイのシステムが「HTTPS転送」に非対応だから。対応するためにはコストも手間もかかります。
 ページの一部は現在も、約30年前に購入した“Power Macintosh 8500”附属無料ソフトで制作しているほど。

 それにそもそも、このページは受講生とのコミュニケーションを改善するために開設されたもの。誰かに頼まれたものでもなければ、資金援助を受けているわけでもありません。
 まぁ、教育効果に関する研究については、国の科学研究費補助金を2回獲得しましたが。

 なお、センセイのポケットに補助金──原資は血税──が入ったわけではありませんので、決して誤解なきよう。

 ところで以上の内容と、このサイトの安全性はまったく別。お世話になっている旧Mac専門店──センセイと同じ条件で警告画面が表示される──のサイト(最上段)にあるように、何も加工していないので、実は極めて安全。
 ただし、その安全性と、閲覧者が覚えるかもしれない不安感は別。

 諸般の事情を考えるとやはり、“https” への対応は無理そう。どうやらお盆にお伝えしたように、この「西村センセイの部屋へ」も、そろそろ潮時なのかも...。

 最後に、少しは救いになるかもしれない話題を。

 姪夫婦宅を訪れた際、「突発事項」が発生したとお伝えしました。実は、新居の庭を献身的に整備してくれた兄(=センセイの甥)が新型コロナウイルスに感染してしまったのです。しかも彼の母親(=義妹)も感染。
 ここまではしかたない。

 困ったことにこの状況下で、彼および彼女と同居する実弟がセンセイの実家を訪れるというのです。主たる目的は還暦を記念する同級会に参加するため。それはそれで良くわかるのですが、実家にウイルスを持ち込む可能性が大きい。
 ただし弟はもちろん両親も、その危険性を認識していません。

 本当はセンセイも実家に泊まる予定だったのですが、お伝えしたように急遽帰宅。「親兄弟に冷たい」のではなく、万一彼らとともにセンセイが感染、発病した場合、食料の供給など面倒を看る人がいなくなるためです。
 要するにリスクの認識と、そのマネージメント。

 甥は39.5℃まで発熱し、義妹も38℃台と、本当に大変な状況だったらしい。この状況で実家の高齢者が感染した場合のことを考えると、ぞっとします。(実の両親の感染は許されないが、義妹一家の感染は許されるという意味ではありませんので、決して誤解なきよう)
 現時点で新規の感染者は確認されていません。

 結果的にウイルスが持ち込まれなかったか、持ち込まれても感染していない、あるいは実は感染していても免疫機能で防御されたのか判断はつきかねますが。ただし実家のあちこちにウイルスが残存している可能性は否定できません。
 だから今週末は、気をつけて実家を訪問するつもり。

 さてこれで、センセイの天中殺──死語かも──状況は、どう変わるのか...。



9月17日(火) 痛々しいと見るか、これくらいなら...と取るか ──損傷したホイールは修理へ──

 写真は今日撮影したもの。

 もちろん、コンクリートブロックと摺れて一部が損傷した左後輪のホイール。その色が昨日と違って見えるのは、今日は日陰で撮影したため。どちらもホントにそのように見えます。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 それはともかく、皆さんの印象はいかがでしょうか。

 「痛々しい...」と、皮膚感覚の痛みを覚えるか、冷静に「でもまぁ、これなら不幸中の幸い。大事にならずに...」と取るか。実際、傷は概ね表面だけに留まっています。最悪の場合、ホイールが変形したり、ひび割れが入ったりします。
 その場合は、絶対に使用不可。

 ただし今回、その心配はなさそう。やれやれ。

 されどお伝えしたように、傷をこのまま放置すると黒ずんだり白変したりする可能性があります。「アルミ」ホイールですが表層はアルマイトではなく、塗装しているはず。従って、完全な修理は無理。
 それでも傷を目立たなくして、表面をできるだけ長持ちさせる方法を調べてみました。

 コストを重視して自動車用品店で必要な資材を購入すれば、DIYもできそう(個人的には興味がある)。ただし明らかに、表面塗装の補修は無理。
 そこで修理していただけそうなお店を調べてみました。

 ディーラーやお世話になっている自動車販売店も考えたのですが、前者だと「新品のホイール(+タイヤ)に交換するしかありません! 」とか言われそう。(ディーラーは一般に、修理で大きな利益を得ている)
 そこで今回は、この種の整備に特化した地元のお店を検討しました。

 その結果、市内の小さなお店が候補に。国道沿いにあり、実家と行き来するたび目にしていたのですが、このような作業を取り扱っているとは知りませんでした。
 連絡してみると、損傷部分の写真を送付してもらえないか、とのこと。

 実はこの写真、そのために撮影したものなのです。自動車の整備や修理というと、少なくとも個人的には、お店に車を持ち込むイメージが強い。
 ただし今回のような作業の場合は現場、つまりそのお宅や事業所で作業することが多いらしい。

 そのためオーナーはずっと、お出かけ中。詳細についてはまだ調整できていませんが、「たぶん修理は可能」とのこと。

 この件についてはたぶん、近日中に続報をお伝えできると思います。

 P.S. 今晩は中秋の名月ですが、当地は少なくともこれまでのところ雲に覆われて、微かにしか月を愛でることができない状態。でも、まぁ、虫の音の中、それはそれで風情があります。



9月16日(月:祝日) 西村センセイ、車体とともに凹む ──姪夫婦の新居を訪れたのですが... ──

 お察しの通り、文字通りの凹み。

 昨日はまず、朝から実家へ。両親の食料を調達する時はお昼過ぎに向かうので、目的が違います。この日は両親を後部座席に乗せて新潟市内へ移動。姪夫婦がこの夏、市内に自宅を新築したのです。
 その見学。

 つまりセンセイはお抱え運転手。センセイの両親はどちらもマイペース。しかも加齢に伴い、それがいっそう加速しているように思われます。道路だけでなく後部座席にも気を使いながらの運転。
 途中、母親の意向でスーパーへ。

 姪夫婦の娘を含めた皆でお昼を頂くのですが、食べ物と飲み物くらいはこちらが用意しようというのです。客観的には高齢者よりも、若年層の経済状況の方がはるかに厳しい。ホントに。
 そこで、せめてものとの配慮です。

 新居があるのは、センセイが割と知っている地域内。ただしその場所を訪れるのは初めてで、正確な住所等の情報はもらっていません。でも、ここを曲がれば...という場所で、ドン、ピシャリ。
 こぢんまりとした、都会風のセンスのお宅です。

 外回り、特に立派な庭──拙宅の、母親が設計した古風なとは全然違う──は、甥つまり姪の兄が2週間くらい通って造園したもの。甥は土木関係の仕事に従事しているのです。
 この頃から急に雨が強くなり、雷の音も。

 昨日は秋雨前線が新潟県内をゆっくりと南下し、一時的には拙宅付近に「土砂災害警戒情報」が出されたほどだ。ただしその当時、センセイらがいたのは姪夫婦宅でしたが。
 楽しく有意義な2時間を過ごし、帰宅することに。

 ところがこの頃から再び雨が強くなりました。そもそも往路でかなり気を使った上に、よそ様の家の訪問なので、センセイはかなりお疲れ気味です。またお昼を頂いて、脳みそがちょっと酸欠気味だったのかも。
 両親を乗せ、姪一家にお別れをして車を出した直後、左後輪に明らかな異変が。

 何かに乗り上げたような感触がしたのです。金属対硬いものではなく、樹脂対何か硬いもの。姪夫婦も何か声を上げています。ハザードランプを点灯させて道路脇に停車。強い雨の中を駆け寄ってきた姪が、「伯父さん、車が...」。
 車体左側面後部をイメージとしては縁石、正確には隣家敷地との境界を示すコンクリートブロックに接触させてしまったのです。

 実家前で脱輪させて以来の大失態。ブロックの存在には、まったく気づきませんでした。(認識していたら、普通の人はぶつけることができない)

 雨中でざっと見たところ、車体側面の「サイドシル」と呼ばれる一番下の部分がブロックと接触し、少し損傷しています。また写真ではわかりませんが、左後輪(タイヤ)の一部がブロックと摺れ、アルミホイールも最外周部を中心に接触、擦り傷が。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 ただし車体本体など金属製の部分については問題ないような印象。

 姪は車の損傷を気にしてくれている──それはそれで、ありがたい──のですが、これだけの接触となると相手のコンクリートブロックも心配。現場に近寄ると、最も道路側のブロック1個が外側にズレています。
 ただしコンクリートで固められているので、この場では対処不能。

 姪とご主人にお詫びをして、ひとまず帰路へ。雨はますます強くなり、前照灯を点けての運転。センセイは気を使いますが、後部座席は──「二人の世界」ではなく──それぞれの世界へ。もしかすると接触事故も良くわかっていないんじゃないだろうか。
 倖いにも、調整を取ったばかりのホイールバランスに大きな問題はなさそう。

 とにかくひたすら注意して実家へ無事到着しました。実はこの間、突発事項が発生したのですが、その件に関する続報があるかは今後の展開次第。本当は実家で一泊する予定だったのですが、予定を変更して自宅へ戻りました。
 その後姪と連絡を取ったところ、損傷したコンクリートブロックについては、庭を整備した甥が近日中に修理してくれるとのこと。ありがたや、ありがたや。
(お金の問題ではない)

 車体の損傷部分について再度確認しましたが、傷は痛々しいものの、今のところ当初の認識と大きな違いはありません。樹脂のサイドシルについては、以前ご紹介した「タッチアップ」という専用塗料で対応できるのではないかと見込んでいます。
 ただしホイールについては傷は浅いものの、このままでは黒ずんだり、逆に白変したりするかも。

 アルミホイールの修理についてはおそらく、後日お伝えすることになると思います。

 最後に、本当の反省点を。

 前述した「原因」はその通りなのです。特にいろいろあって、その瞬間の注意力が散漫になっていたことは確実。ただしこれらの背景に存在するのはおそらく、センセイの加齢が進行しているということ。
 親がどうのこうの...などと、偉そうなことを言えた状況ではありません。

 さすがに免許返納はまだ先でしょうが、冗談抜きで自動車の運転については、細心の注意を払う必要に迫られているのは確実です。



9月15日(日) 足回りが見事なまでに引き締まった、という印象。ただし... ──整備の結果は... ──

 再び整備に出していたBMW 320i M Sport(F30、MT)の、その後。

 まず一部重複を含めて、状況確認から。2015年の北陸新幹線開業に伴い、電車での金沢往復が著しく不便になった西村センセイ。移動手段をほぼ全面的に自動車に、それも一般道を利用しての移動に切り替えました。
 往復約500kmですから、年間約24,000kmもの走行になります。

 昨春の退職後は半年だけの往復になりましたが、それでも相当な距離。近所だけで、いわば「下駄」として車を利用しているのなら軽自動車でも問題ないんだろうと思います。ちなみにセンセイは、市街地なら必ず徒歩で用を済ませますが。
 ただし両親の面倒を看たり、娘や親戚の所へ行くとなるとやはり、ある程度大きな車が必要。

 というわけで退職後も、引き続きBMWに乗っています。その最大の理由は「良い」車だから。そしてこの車に続くようなMT車が存在しないため。まぁ、一番近いのは「スイフト」ことスズキのスイフトスポーツでしょう。
 ただし「スイスポ」の次期モデルは未発表ですが。

 現在の走行距離は約190,000km。さすがにこれだけの距離になると当然ながら、消耗品であるゴム製品を中心に、部品の劣化が進みます。

 足回り、つまりサスペンション関係については2年前、金沢のディーラーで「すべて交換」──スプリングを除く──とお願いして作業していただきました。
 前の
BMW 318i (E46、MT)についても、車を購入した新潟県内のディーラーで交換──この時は、本当にすべて交換──していただきました。(なお後日、重大な整備ミスが発覚)

 両者の間に8年くらいの差があるのに、総整備費用は同じような金額。この間の物価上昇や為替レートの変動を考えると、ちょっと変だなぁーと思っていたのです。
 ただし、これとは別に100,000km頃を越えた頃から発車、停止時などに妙な音と振動が発生するように。

 その後、お伝えしたように金沢でサスペンションを交換。こちらは「足回りをすべて交換」とお願いしたので、さすがにこれで不具合も収まるかと思ったのです。
 実際、頻度も低下したのですが再び、少しずつ発生するようになりました。

 そこで最近利用している自動車販売店に相談したという次第。センセイは未交換──と思い込んでいた。反省──の「アッパーマウント」という部品が原因かと思ったのです。されど、お店のご主人が調べてくださったところ、交換済と判明。
 その代わり...というわけではないのですが、それ以外の部品が未交換で、しかも劣化が進んでいるとのこと。

 これはもう。部品を交換、整備していただくしかない。

 なお、これらとは別にエンジンおよびトランスミッションを支える「マウント」というゴム製の部品、そしてMT車での消耗品「クラッチ」を交換していただいています。念のため申し添えますが、これは今回の整備と無関係です。
 さて肝心の、今回の整備。

 いつもそうなのですが、BMWは走り出した瞬間に違いを見せつけられます。今回も同様で、足回りが見事なまでに引き締まった感じ。言い換えると加齢で人の体形が緩くなるように、ゴムその他の素材を使用した自動車のサスペンションも劣化するんですねぇ。
 そして人間も車も、変化が緩慢なので、なかなか気づくことができない...。

 ただし乗り心地の劇的な改善と問題となっている事象は、関連している可能性は高いものの、ひとまず区別して考える必要が。幸か不幸か、今日走行した間の最高気温は33.5℃(車外気温計による)と、かなり高い。
 これまでの経験から気温約30℃を越え、走行距離約30kmを過ぎた頃から発生しやすいことがわかっています。

 今日はお店から自宅までと、実家往復+買い出しで約70km走行。

 結論から申しますと、問題となっている事象の頻度は劇的に低下しています。ただし残念ながら、皆無ではありませんでした。走行距離約50kmくらいから停止、発進時に際して、独特の振動が発生することがあります。
 一部繰り返しになりますが、その頻度は激減していますし高速走行中、微
(かす)かに感じていた違和感も解消しています。

 誤解されると困るのですが、お店の整備内容に問題があったとクレームを付けたいのではありません。自動車は工業製品ですが、それでも個体差があります。それによる、いわば「持病」や「古傷」のようなものなんだろうと思います。
 ポイントは、この「持病」を以て、買い替える等の行動に出るか、否か。

 現時点での結論は皆様お察しの通り、この車に乗り続けるつもり。

 考えてみれば誰だって多かれ少なかれ、脛(すね)に傷を持つ身。センセイなんて、叩けば埃だらけの人間──自信がある──です。その程度のセンセイでも、「いないよりは、いた方が役に立つ」らしい...。(と認識したい)
 そんなセンセイに比べれば、この車ははるかに優等生。

 いかがでしょう。

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