2024年8月24更新(2024年9月1日ページ移動)
■8月24日(土) お詫びして、認識を改めます ──夕方の柏崎駅前は、それなりに混雑していた──
昨晩は市内で、知り合いと飲み会。
お伝えしたように、自宅にいる時のセンセイはほぼまったく外食しません。夜の部にしても年に2、3回あるかないかという程度。昨晩は盛り上がったし、帰宅、入浴後に飲み直したので明らかに飲みすぎ。
今朝、反省しながら血圧を測定すると、これが予想外に低い。「上」(「収縮期血圧」)の個別最低が85mmHg、「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は94mmHgと、先週の深酒に次ぐ低い値。ここだけ切り取ったら「健康のために、毎晩飲んだくれよう」ということになりかねないほど。
もちろん、そんなことはしませんが。写真は昨夕、旧市街中心部の飲み会会場へ行く途中で撮影したもの。昨日は最高気温34.3℃と、たぶん今シーズン一番の暑さ。夕方でもまだ33℃ほどあり、しかも強い陽射しが残っていたのです。
徒歩なので気温については逃げようがないけれど、陽射しはできるだけ避けたい。そこで遠回りですが、ひとまず駅(写真中央奥)前まで出て、そこから先は旧市街地中心部のアーケードを伝って歩くことに。駅前に出た時、いつもと様子が違うことに気づきました。
それなりの人が歩いているのです。そして車も。盆や正月、そして何かの行事の日を除いたら、こんなに多くの人や車を見たことはない...というか、センセイがふだんこの辺りを歩くのは日中だけ。
その時間帯だと、行き交う車はまばらで、今は暑いこともあって人影はほとんどない。良く考えてみたら、市役所を含めて駅前にはそれなりの企業等が。当地では自動車通勤がメインですが、電車やバスを利用する通勤通学客も少なくないはず。
ごく当たり前のことなのですが、そんな大切な事実を見逃していたんですねぇ。西村センセイ、深く反省。
ちなみに今日は、姪夫婦とその娘が墓参のため実家へ。当然、センセイは準備その他に従事。楽しく、しかも有意義な時間を過ごしたのですが、運動量は少ない。しかも自動車を運転しています。
このような日の血圧は高め。でも今朝の件もあるからなぁーと思いながら、帰宅後に測定すると、ドッカーン!!
「平均」124mmHgと正常値の範囲内ではあるのですが、お盆明け後の約1週間と比べると10mmHg程度高い。「二匹目のどじょう」(/「柳の下にいつも泥鰌はいない」)というわけです。
こちらも、ごく当たり前のことを再確認しただけなのですが。
■8月23日(金) 鉄道研究部OBの方々は、どこを目指すのか?! ──糸魚川「乗り換え直し」ツアー
──
鉄道ファン的に言うと、今回の糸魚川ツアーは乗り換えの妙。後述するように、正確には「乗り直し」なのですが...。
朝、いつものように柏崎駅からJR信越本線直江津行きの各駅停車に乗車。乗客はかなり多かったのですが下車する方が多いし、人の流れも読めるので、センセイはボックスシートの良い席を確保。
乗り慣れない方はやはり、無駄な動きが多い。直江津に到着すると、えちごトキめき鉄道「日本海ひすいライン」(旧北陸本線)泊行きに乗り換えます。離れたホームへ急ぐと、おぉ、今日の列車は写真のK8編成。「編成」といっても1両だけですが。
トキ鉄の、主に「日本海ひすいライン」で運用されるET122形気動車。基本番台8両の中で、他の一般車両(K1〜K6編成)と異なり、このK8編成はK7編成とともに、イベント兼用車両を兼ねています。外装デザインも違っていて、K8編成はこの地区の花を、K7編成は沿岸の生き物がテーマ。
室内の座席はかなり相違しており、イベント兼用車両はボックスシート。しかも2枚目の写真にあるように、今回はテーブルが設置されていました。もともと準備済だったのですが、現物を見るのは初めて。
おそらく何かのイベントに使用する/されたのでしょう。で、混み具合はどうかなぁーと接近すると、おぉ、珍しくかなりの乗車率。センセイはすぐに乗り込んだので着席できたのですが、遅れてきた方の中には立たざるを得ない方も。
まぁ、席を譲るほどの状況ではなかったのですが。改めて車内を見渡すと、いつもと雰囲気が違います。明らかに鉄道ファンの団体客が乗車しています。トキ鉄が募集したのかと思ったのですが、ちょっと違う。
最も理解に苦しんだのが、年齢構成。年齢差が大きく、親子くらい離れている人もいらっしゃるのです。しかもメンバー間の距離感が独特。一般客に対する配慮が見事に欠如しているのは、鉄道ファンの「あるある」ですが。
不思議だなぁーと思っていたら、不意に謎が解けました。首都圏にある有名大学付属高校の鉄道研究部OBの方々だったのです。前日から1泊2日の予定で乗り鉄の旅に。手にしたスマートフォンで、これからの乗り換え計画を立てています。時刻表を「読む」なんてこと、しないのね。
彼ら──全員が男性だった──の関心は、ほぼ乗り換えのみ。日本海が見えて一般客がそちらを向いても他人事。予想外だったのが筒石駅(こちらやこちら、こちら)。さすがに鉄道ファンなら...と予想したのですが、興味を示したのは1名だけ。
それも、ごく僅か。お伝えしたように、センセイは途中の浦本駅で降りて路線バスに乗り「サンレパス」へ。帰りは炎天下を歩いて戻りました。次の泊行き(K6編成)に乗車して糸魚川駅で下車。
隣接する物産センターで土産の漬け物を購入して駅へ戻ります。約40分後に到着する下り列車に乗ればよいのですが、センセイは上り線へ。浦本駅から乗ってきた列車が、時間調整のため停車したままなのです。つまり乗り直し。
ガラガラの列車に乗り込み、西隣の青海駅へ。(親不知(おやしらず)駅や市振駅まで行くと間に合わない)ホームで数分待っていると、おぉ、やって来たのは1枚目の写真のK8編成。センセイがお昼を頂いている間に泊駅まで行って、折り返してきたのです。
つまり今日2回目の乗り直し。県境付近の利用客は少ないので、非常によい席を確保して直江津へ。信越本線の列車到着までには時間があるので、近くのスーパーで晩のツマミを購入して駅へ戻ります。特急にも間に合ったのですが、ここは各駅停車を待ちます。
長岡(柏崎)方面からやって来たのは、JR東日本のE129系A21編成。何のことはなく今朝、センセイが直江津まで乗車した列車そのもの。センセイが糸魚川付近に滞在している間に、長岡まで往復してきたのです。乗り直しはこれで3回目。もちろん、そのために今回の予定を組んだわけではないのですが...。
それにしても鉄道研究部OBの方々、結局どこまで行ったんだろう。どうやら、明確な目的地を決めずにお越しになったようなのです。ちょっと不思議ですが。
■8月22日(木) 今日は、ホントに夏休み ──「サンレパス」で「鶏の唐揚げ定食」を頂きました──
西村センセイ、少なくとも今日は本当に夏休み。
家人から、新潟県内の鉄道路線が乗り放題になる企画乗車券(本日分のみ)を譲り受けたのです。いろいろ考えたのですが結果的に、いつものように糸魚川へ向かい、「サンレパス」でお昼を頂くことに。
食欲充足と鉄分補給のためだけでなく、他の用も兼ねています。浦本駅で下車すると、駅前の坂を急いで降りて押しボタン式の歩道を渡り、反対側にあるバス停へ。今日は何本かの列車を絶妙なタイミングで乗り継ぐため、3月に続いて路線バスで「ワープ」しようというのです。
バスはすぐに到着。次の「崩山」バス停までの1区間(140円)だけの乗車。「サンレパス」脇を通過してから到着するのですが...良かった、今日はちゃんと「営業中」の看板が出ています。少し戻る格好でお店の中をチラッと覗くと、おぉ、女性の方がこちらを見ています。
この辺りは完全な車社会で、歩行者は絶無。「サンレパス」を訪れる人も皆、自動車でやって来ます。だから店の前に人影を見かけて、あれっと思われたのでしょう。広い駐車場に、関係者と思われる方以外の車はありません。
お店に入るとやはり、センセイが今日の一番乗り。予想外だったのですが、暖かく迎えてくださったスタッフは初めてお目にかかるお方。表情や動きからして、新人のようです。もちろん「鶏の唐揚げ定食」(600円)をお願いします。
実は、今年度前半に金沢まで行き来した間の初回と5月下旬の2回、「サンレパス」でお昼を頂いています。以前はほぼ毎回だったのですが、食事の量そのものと油脂分が多いため、今年度は訪れる頻度がかなり減ってしまったのです。お腹一杯になると、どうしても眠気を覚えるし...。
ところが5月に入った際、盛りつけに変化が。残念ながらその時はデジカメを車内に残してきたため、写真を撮影しませんでした。まぁ、後から考えればiPhone SE(第二世代)を胸ポケットに収めていたのですけど。
「サンレパス」、午前のこの早い時間帯は、センセイの同じくらいの年齢の従業員の担当が多い。彼は手慣れているのですが、仕事が大雑把。そしていつも唐揚げを、焦げが目立って苦さを感じる(!!)くらいまで長時間揚げます。さて、今度の新人さんは...と思ったら、不意に電子タイマーの音が。
マニュアル通りに作業していらっしゃるんですね。そして届いたのが写真の「鶏の唐揚げ定食」。今回は特別に拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)もご用意。
従来の「鶏の唐揚げ定食」と比較すると、お店の拘りが伝わってきます。まず唐揚げのボリューム──むしろ増えているかも──と質は変わりません。届けられるたびにいつも「食べきれるかなぁー」と心配になるほど。
実際にはすべて胃袋に収めてしまい、後になってから反省したり、制酸剤のお世話になったりするのですが...。ご紹介したばかりの「ラーメンハウス アスター」の「鶏の唐揚げ定食」と対照的に、「サンレパス」のご飯はかなり少ない(大盛り可能)一方で、唐揚げのボリュームはたぶん2倍〜2.5倍くらいあります。
比較的若い方の嗜好に合っていると思います。「サンレパス」の強みは他にも。小皿の品々やみそ汁の美味しさです。
たとえば今日のみそ汁の具は何と、蟹(実話)。お伝えしたように、お店を経営する「味千汐路(あじせんしおじ)」の調理センターが隣接しており、そこで発生した端材類を有効活用しているようです。
でも、改めてよぉーく見ると、小皿料理が1品減っています。美味しい小皿が1品減ったわけですから、個人的にはチト悲しい。そしてそもそも、唐揚げとキャベツの千切りが別々の皿に分かれてしまいました。後者の味付けは、マヨネーズから胡麻醤油味のドレッシングに。
なお新たに、人参とレタスが少し添えられています。実はすでに、唐揚げに添えられていたグレープフルーツが省略されていたのです。この点を含めて考えると、種々の変更の趣旨はおそらく、コスト削減。個人的には600円という価格設定に拘らず、然るべく値上げすれば...と思う。
お客さんの大半も、納得してくれるはず。でも、どうしても価格を据え置くのなら、むしろ唐揚げの量を...と考えてはみるのですが、やはり、コアなリピーターのことを考えると難しいと判断されたのでしょう。ちなみに、今日の唐揚げはホントに美味しかった。
マニュアル通りの油温と揚げ時間だったからでしょうか。かように、いろいろ希望や要望、つまり一種の「欲望」(“desire”)は明確に認められるのです。でも改めて良く考えてみると、こうやって美味しいものを頂き、元気に過ごせる──もちろんいろいろな事情により不満足な場合もある──という事実が、その前提として存在するはず。
有り難や、有り難や。それこそが、とても貴重で大切な現実の「重さ」なんでしょうねぇ...。
■8月21日(水) 考えてみれば、ありがたいこと... ──炎天下の畑で耕起作業を行いました──
今日は朝食を済ませると、実家へ。
珍しく、水筒を車に積み込みます。お察しの通り、今日は戸外での農作業を頼まれているのです。具体的には、実家近くにある畑の耕起(あるいは「耕耘(こううん)」)。1枚目の写真は作業前の様子。
こちらの写真の場所を、ほぼ逆の位置から見ています。もともとここには親戚宅があったのですが、最後まで住んでいたお爺さんの死去に伴い、建物を解体、撤去。数年前に跡地を譲り受けて、それを母親が畑に転用したのです。すぐ近くにこの倍くらいの畑がある(こちらやこちら)のですが、そこも知り合いの家があった場所。
母親がへそくりで購入して、畑にしました。老人の、無謀な戦線拡大のように思われるかもしれませんが、実情は真逆。
本来の田畑が別な場所にあるのですが、高さと距離があるため、母親が耕作に出向くことが難しくなったのです。田圃を完全に断念する代わり、実家近くに新たな畑を...という彼女なりの事情が。
母親の農作業にかける熱意と高い能力には感嘆させられます。(センセイのマザコン度はかなり低い)写真に戻ると、中央から左側が異様に白くなっています。これは土壌の酸性度を調整するために石灰を散布したことによるもの。
雨水でどうしても酸性化するので、それを少しだけアルカリ化しようというのです。今月上旬の写真と比較するとわかりますが、ここでは50個くらいのカボチャが育てられていました。それをすべて収穫の上で「倒して」──彼女の表現──次の作物を植えようというのです。
母親のことだから、石灰や肥料の散布などのタイミングを綿密に練り、かつ実行しているはず。センセイにはまったく理解できませんが。その上で、写真左側の小型耕耘機(こちら)を使って耕して欲しいというのが母親の依頼。
今までは母親自身が行っていた作業ですが、体力的に難しくなったとのこと。実は別な、倍くらい広い区画の耕起も頼まれており、作業予定も組んであったのですが、こちらはすぐ下の弟がお盆前に担当してくれました。というわけで、センセイとしてはこの春以来の耕起作業。
現場に到着すると、母親と、別な理由で父親が待機していました。後者は「申請書が却下されたが、問題点がわからない」とのこと。状況はすぐに理解できた──あんな書類で申請された柏崎市も、困っただろうなぁ... ──ので、「はいはい」と言って書類一式を受け取り、こちらで再申請することに。
着替ると、畑へ。うまく起動するかなぁーと心配しながらエンジンを掛けたのですが、ほぼ問題なく──残念ながら、一発ではなかった──始動。ただし、実際の作業は本当に大変。
お伝えしたように、実家の耕耘機は女性用の小型軽量タイプ。前進と耕耘の機能が分離されていないのでバランスを取りながら、全身を使って作業する必要があります。
しかも軽量さ故に、鋤(すき)に相当する刃がなかなか地面に食い込まない。気温と湿度が高いので、信じられないほどの量の汗が噴き出てきます。チラッと横を見ると、母親は時々、右奥の柿の木の下で休憩して、水分を補給。(批判しているわけではない)
でもこちらは機械を動かしていることもあって、区切りがつくまで休むわけにはいきません。慣れない農作業なので、休憩のタイミングを掴めないのです。
ひとまず作業を終えたのですが、母親は「できれば、もうちょっと...」という表情。実際、その通りの出来映えだったので、今度は縦横を入れ替えて、つまり格子状に耕起。
予想していた作業時間は30分でしたが、実際には1時間弱かけて作業終了。(2枚目の写真)実家に戻って着替え、少しだけ休憩すると、母親を乗せて近くのホームセンターへ。石灰と肥料──今回は鶏糞──を計6袋購入するためです。母親の頭の中には明らかに、この2カ所の畑のすべてを活用した、完璧な「野菜類補完計画」が存在するはず。
稲作を断念した時のような、戦線縮小という概念は存在しない。最近の体調もあって、息子としては「少し...」と助言しようかと思っていたのですが、少なくとも今回は断念します。ヘロヘロになりながら、お昼前にご帰宅。体重は再び減少していました。
本人自身はほぼ何の悩みも感じないまま100歳を目指そうかという父親と、90歳に迫ろうとする年齢にもかかわらず、最後の最後まで自分が育てた野菜──確かに美味しい──を一族の皆に届けようとする母親。
でも、まぁ、考えてみれば、これはありがたいこと。その代わり冗談抜きで、こちらの方が先に逝かないことを願い、そしてそのように行動するしかありません。
こちらの身が持つかどうかは別にして、今日はある意味、充実した「夏休み」の1コマだったのかも。
■8月20日(火) せめて、気分だけは夏休み ──西村センセイ、退職後初めて柏崎市内で外食する──
退職後、初めて外食したというのは本当の話。(ただし年数回の飲み会を除く)
もともと自宅にいる時のセンセイは、ずっと外食派。家人の負担を考えてと、彼女がほぼ菜食主義者だからです。そのため「キンエン生活」開始前は、よく娘を連れてラーメン店を訪れていました。
う〜ん、高血圧の原因である塩分の味を娘に覚えさせてしまったのはセンセイ...。トホホ。されどここ数年は麺類、特にラーメンをまったく食べていません。そして現在、もう一つ考慮しなければならないのがタンパク質。実は10年くらい前から皮膚や骨(脊椎)に問題が発生するようになりました。
最初は個別の問題だろうと考えて、それぞれの医院に通院していたのです。でも根本的な原因は何と、タンパク質不足(!!)。
この事実に気づいた時は、愕然(がくぜん)としました。野菜そのものに問題はなくても、そればかり食べるようになった──高齢者に多く見られる傾向──ため結果的に、タンパク質不足に陥ってしまったのです。
実際、意識してタンパク質を摂取するようになってから、問題はほぼ完全に解消。(実話)というわけで退職前から、当地での高タンパク+低塩分(+納得価格)のお店を探していたのですが、これが本当に難しい。これなら...と思ったお店も、何と、まるでセンセイの退職に合わせるかのように閉店。
困った...。冗談抜きで、自分で材料を買ってきてお昼を作ろうかと思ったほどですが、これだと家人の立場がありません。というわけで退職してからの約1年半、センセイは徒歩行動圏のどこかで、高タンパク+低塩分(+食物繊維)の何かを食べているというのが実態。
まぁ、コスト的にはこの方がはるかに安上がりなのです。でもさすがに毎日となると、チト悲しいものが...。短いながらもやっと「夏休み」に入ったセンセイですが、公の残務もあれば実家を中心とした私用も。それに加えてあちこちから連絡が入ります。
...ふぅ。そこでいろいろ考えた末、今日は特別に、先日ご紹介(2枚目の写真)した市内の「ラーメンハウス アスター」を訪れることにしました。ラーメンは不可ですが、定食があります。
しかもオープン後の評判は良く、お客さんがかなり入っているようなのです。あちこちにメールを送ってから自宅を発ち、開店時刻を僅かに過ぎた時刻に入店。でも店内にはすでに、お客さんが何組も。地元の割と高齢のお客さんたちと、仕事で当地を訪れたガテン系のお二人。
センセイ同様、鞄から小型デジカメを取り出す高齢者──実際の年齢はセンセイと同じくらい──も。お店を切り盛りしているのは、センセイより数歳上のご夫婦のみ。開店直後にもかかわらずお客さんがドッと入ったので、かなり混乱していらっしゃいます。
元コック──数年間、それで生計を立てていた──のセンセイ、思わず「お手伝いしましょうか」と声が出かけたほど。センセイの順番が回ってきたのでお願いしたのは「鶏の唐揚げ定食」(700円)。即座に奥様から尋ねられたのが、「唐揚げにソースを掛けますか?」というお言葉。
どうやらソースを掛ける方がデフォルトらしい。実際、他の方は皆、ソースを希望していたのですが、今回の目的の一つは「キンエン」。唐揚げそのものの味も確かめたかったので、不要である旨を鄭重にお伝えします。かなり待ってから届けていただいたのが、写真。
第一印象は、ご飯とみそ汁が大盛り。他方、「サンレパス ルート8」の「鶏の唐揚げ定食」(現在も600円!!)とは対照的に、唐揚げは小ぶり。(嫌味ではありません)
最初に、みそ汁を一口。しっかりとした、そして丁寧な味ですがその分、塩分は多め。続いて、ご飯を頂きます。こちらはもちろん無塩で、しかも美味しい。丁寧な炊きあげ方です。キャベツの千切りを少し頂いてから、いよいよ唐揚げへ。
見かけだけでなく、口にした時の感覚も「サンレパス」と大きく違います。こちらはスーパーなどで総菜として販売しているものに似た、柔らかい感じ。誤解なきように申し添えますが、決して「スーパーの味」だと言っているのではありません。ちゃんと丁寧に調理されています。
ただし同時に、醤油を中心とした塩分をしっかり感じます。とても美味しかったのですが、みそ汁はほとんど手つかずのまま残さざるを得ませんでした。(すみません)
お店を出てから、いろいろ考えていたのですが、このような「食事」の仕方、どこかで経験したことがあるような...って、何のことはなく実家じゃないですか。実家で唐揚げを頂いたことはたぶんないと思います。
問題は、そこにはありません。割と濃い味付けのみそ汁や総菜で主食、つまりエネルギー源となるご飯をしっかり頂く。栄養分が不足気味になる田舎で、かつて主流だった食事のあり方です。場合によっては最初に、しょっぱい梅干しだけでご飯を数杯頂くほど。
若い方には想像もできないと思いますが、確かに昭和30年代の田舎の食事はこうだった。そう考えると会津若松から転入されたオーナーご夫妻や、開店と同時にお越しになった方々の顔ぶれに、妙に納得がいくのです。センセイもかつて、その一員だったので。確かに美味しい──ホントに──のです。
でも現在のセンセイ個人としては「ラーメンハウス アスター」、今回限りのご縁かなぁ...。お店の繁盛とご夫妻のご多幸、ご健康、そしてご長寿をお祈りしております。
というわけで、センセイの「昼食放浪記」(?!)は密かに続きます。(続編は未定)
■8月19日(月) それでも謎は残る ──「夏休み」初日に、近所の立派なお宅の前で考えたこと──
「夏休み」初日。
されどお察しの通り、朝はメールを3通送信。もちろん仕事です。本当は関係者向けのメールをもう1通出すつもりだったのですが、後述する所用で時間が不足したため後回しに。う〜ん、初日からこの調子。
センセイの「夏休み」は、大丈夫か。続いて午前中は、高齢の両親の通院のお付き合い(というより、お抱え運転手)。状況が微妙なので、今後は実家通いと通院のための「アッシー君」──死語。知らない人は調べてね──業務が増えそう。
二人を実家まで送り届けて、ひとまず任務完了。お昼過ぎに自宅に戻り、改めて徒歩で外出。その際、このところ気になっている写真のお宅の前を意識して通ってみました。広く、立派なお宅...ですが、玄関(写真中央)前を含めて、雑草は伸び放題。
人が立ち入った気配はありません。改めて良く見ると、愛情を込めて育てていらっしゃったはずの庭木も荒れています。まぁ、拙宅も同じようなものだと言われればそれまでなのですが。
家の中に大きな変化はないようですが、手入れされている様子も感じられない。どうやら金沢工大近辺の状況について何度かお伝えしたような、空き家らしい。
当地は全地域で空き家が増加しているのですが、相対的には郡部と旧市街地、そしてちょっと前に開発された(当時の)新興住宅街で目立ちます。でもこのお宅が位置するのは拙宅のすぐ近く。
世代的にはセンセイとそんなに違わない──たぶん15年くらいの差──ので、不意を突かれました。ただし一つだけわからない点が。並んだ車庫の左側には、ショベルなどがずっと同じ位置に置かれているのです。つまり誰も立ち入らず、触っていない。ところが右側の車庫のシャッターは、時々降りていることが。
いろいろな可能性が考えられますが、要するにわからない。両親の様子やこの空き家の具合などを見ると、やはりいろいろ考えさせられます。帰宅後に血圧を測定してみると、病院での対応にストレスを感じたためか、「上」(「収縮期血圧」)がちょっと高め。
「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は122mmgでした。う〜ん、センセイの「夏休み」は、ホントに来るのか?
■8月18日(日) さて、お客の入りはどうだろう... ──これからの束の間、センセイは短い夏休み──
「ふぅ...」というのが、正直な感想。
もちろん、これだけでは何のことかわかりません。実は昨日および今日と、センセイにしては珍しく(?)頑張って、今学期の成績報告を終えたのです。受講者はのべ200名ちょっとなので、それなりに大変でした。
これには理由が。何のことはなく、成績報告期限が迫っていたのです。当然、「なぜもっと早く報告しないのか」という疑問およびお叱りの言葉を頂きそう。それは良くわかるのですが、大半の大学は7月末か8月上旬まで講義。
その後は補講や、今回のような集中講義が入ります。翌週はお盆なので、次期ご当主様としては──その関与度は措くとして──事前準備から後片づけまでお付き合いする必要があります。そしてセンセイを含めた高齢の先生方には、その前後に物理的な休息が必要。
ちなみに若い職員は、ここでまとまった休暇を取って海外に出かけたりします。以上を勘案(かんあん)すると、どうしてもお盆明けに成績を提出することになるのです。大学側から見ても本質的な状況は同じなので、先生方を「生かさず、殺さず」のタイミングで成績提出期限を設定。
センセイの場合、前任校での集中講義は今日が締め切り。こちらは人数も少なかったしテストだけで評価を決めるので、数日前に成績を提出しました。ただし金沢工大大学院は学生の数も、課題数も桁が違います。期限は水曜日のお昼。それまでにデータを送信すればよいのです。
されど受講生のことを考えるとやはり、万一の事態を考える必要があります。特に今年は、両親が明日通院することになっています。その世話は当然として展開によっては、その後の予定が大きく変わる可能性が。そのため、今日の夕方までに成績報告を終えたという次第。
(冒頭に戻り)ふぅ...。今週はセンセイ自身の通院とちょっとした外出、そして飲み会が予定されています。週末は、姪夫婦が墓参のために実家を訪れることになっています。
それ以外にも調整が必要な家族サービスが。それでもこれから数日は──事態が急変しない限り──センセイの短い「夏休み」。
採点に目処がついたので、お昼前に徒歩で外出。ちょっと気になっていたことがあったので、以前ご紹介した旧市街地中心部の「フォンジェ」へ。
外観に変化はなかったのですが、館内に入り、地下に降りてみると、やっぱり...。贔屓(ひいき)にしていたスーパーが撤退した後のスペースを使って、「えんま市」の時(ほぼ真逆の位置関係)と同様、「フォンジェマルシェ」なるものを今日から開催するというのです。
今の時季ですから、実態はビアホール。チラシにも「サマービアフェスタ!」と記されています。詳細を知らずに訪れたのですが、チラシによるとイベントは正午からの開催とのこと。何と、昼間からやるんですねぇ。入館したのは11時頃なので、開会まで1時間くらいしかないのですが...会場は、静まりかえっています。
各ブースには、担当者が1人いるかいないかという状況。ご馳走の匂いや気配は皆無。準備が進んでいるとはとても思えません。だから「大丈夫かなぁ...」というのがセンセイのホンネ。イベントは今日から4日間とのことですが、そもそもこの設定が良くわからない。
田舎の人間の感覚だと、お盆13日は絶対に外出不可。集まった皆で大事な時間を共有する必要があるからです。どんなに早くても翌14日から、そして15日になればこの種のイベントも問題ないよね、というイメージ。でもそれから数日が経過しています。
しかも官公庁や一般企業は平常業務に戻っているし...。というわけで、(再び)「大丈夫かなぁ...」。
要するにビアホールなので、夕方以降はそれなりにお客さんを迎えることができるんじゃないかと思います。ただしセンセイがその様子を確認することは難しいだろうと予想されますので、悪しからず。
果たして明日以降、センセイは本当に休めるのか?!